みをつくし料理帖

NHKドラマ「みをつくし料理帖」最終回「寒鰆(かんざわら)の昆布締め」のあらすじと感想!

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NHKドラマ「みをつくし料理帖」最終回「寒鰆(かんざわら)の昆布締め」のあらすじや感想です。小松原が御膳奉行の小野寺だとわかった澪は、身分の違いに悲しみに暮れてしまいます。

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最終回の再放送は、7/10(月)01:00です。日曜の深夜に放送されます。通常と違います。

最終回以外のあらすじ

ドラマ「みをつくし料理帖」のキャスト

  • 澪(みお) 黒木華
  • 小松原 森山未來、つる家の常連客のお侍
  • 永田源斉 永山絢斗、近所の医者
  • 芳(よし) 安田成美、「天満一兆庵」の元女将さん
  • 嘉兵衛 国広富之、「天満一兆庵」の主人
  • 佐兵衛 柳下大、嘉兵衛の息子、「天満一兆庵」江戸店の主人
  • 種市 小日向文世、「つる家」の主人
  • おりょう 麻生祐未、澪の隣人
  • 伊佐三 小林正寛、おりょうの亭主
  • ふき 蒔田彩珠、「つる家」の奉公人
  • あさひ太夫 成海璃子、吉原・翁屋の花魁
  • 又次 萩原聖人、吉原・翁屋の料理番
  • 伝右衛門 伊武雅刀、吉原・翁屋の主人
  • 菊乃 柳生みゆ、吉原・翁屋の新造
  • 清右衛門 木村祐一、人気の戯作者
  • 坂村堂嘉久 村杉蝉之介、版元、今でいう編集者
  • 富三  大倉孝二、坂村堂の料理番
  • 早帆 佐藤めぐみ、小松原の妹
  • 駒澤弥三郎 波岡一喜、早帆の旦那で小松原の竹馬の友
  • 采女宗馬 松尾スズキ、江戸の名門料理屋登龍楼の楼主

ドラマ「みをつくし料理帖」のストーリー

澪(黒木華)は、丸顔で、眉は下がり気味、鈴のような眼、小さな丸い鼻は上向き。緊迫感のない顔をしてるのですが、料理のこととなると感情を抑えられずひたむきに突き進んでしまう女性です。

澪は、大阪の超一流と言われている名料理屋「天満一兆庵」に料理人として勤めていましたが、ある日、隣家からの出火でお店は全焼してしまいます。そこで、主人の嘉兵衛(国広富之)と女将さんの芳(よし、安田成美)の3人で、「天満一兆庵」の江戸店を任せていた佐兵衛(柳下大)の元を訪ねて江戸までやってきました。

佐兵衛の住んでる長屋につきますが、本人はおらず、佐兵衛の得意な飾り細工だけおいてありました。しかたなく、江戸で暮らし始めますが、長旅と度重なる心労によって、嘉兵衛は「天満一兆庵」の再興を澪と芳に託して亡くなってしまいました。

働き始めた澪は、いつも通る化け物稲荷と呼ばれている荒れ果てたお稲荷様を気に病んでいました。近所の番屋に声をかけますが、誰が管理してるのかもわからない始末だったので、自ら草を引っこ抜いたり、お社を直したりして参道を整備していました。

その様子を見ていたのが、蕎麦屋「つる家」の亭主、種市(小日向文世)でした。種市はおにぎりと水を持ってきてくれるようになって、本当の理由は話さずに、腰が悪くなったという理由で澪を自分の家で働かないかと誘ってくれました。

晴れて、「つる家」の料理人となった澪は、大阪でならった料理を出し始めましたが、お客には不人気でした。ある日、江戸っ子が食べない戻りガツオの時雨煮が入ったおにぎりを、医者の源斉(永山絢斗)に食べてもらったことがきっかけで、「はてなの飯」を思いつきます。「はてなの飯」は大評判で毎日売り切れてしまうほど、売れまくりました。

その夜、「つる家」の常連客で、澪のことをいろいろ心配してくれてる小松原というお侍に、枝豆とお吸い物をだすと、「料理の基本が、なっていない。根本からまちがえてることに、気が付いていないのだ」と言われてしまいます。悩んでる澪に、嘉兵衛の話をすると、嘉兵衛に言われた「料理の基本は出汁」という言葉を思い出します。早速、鰹節の出汁をつくって伊佐三に飲んでもらうと、合わせ出汁のヒントをもらいました。何度も繰り返し試して、だれにもまねできない出汁を引くことができるようになります。そのだしを使った「とろとろ茶碗蒸し」は、大評判になりました。

つる家に、ふきという女の子が奉公人として口入屋から紹介されて入ってきました。料理に興味があって、働き者の女の子で、みんな大喜びでした。

ある日、大人気のとろとろ茶碗蒸しが登龍楼にマネされて、客足が減ってしまいました。さらに、三つ葉尽くしを出そうとすると、前日から登龍楼が出していると聞いて、澪はびっくりしてしまいました。つる家の料理をスパイしていたのは、ふきでした。父親の借金や弟を人質にとられて、登龍楼の料理人の末松に言われてやっていたんです。澪が乗り込んで采女宗馬に文句を言うと、表面上は末松を殴って解雇しました。

数日後、つる家は付け火にあって全焼してしまいます。種市は伊佐三の家に行き、澪は料理をやめようと思います。そこに、又次がやってきて弁当をつくってくれと言います、澪が作り始めると、弁当箱の中から十両と「雲外蒼天」と書かれた文が出てきました。澪は、又次が尽くしている花魁が野江だと気が付きました。

野江から借りた十両で、新しい場所でつる家をできることになりました。そこに、天満一兆庵江戸店に佐兵衛と一緒にやってきた富三という料理人がやってきます。芳と目が合って、いったんは逃げますが、坂村堂に連れられてやってきます。佐兵衛のことを聞くと、吉原に入れ込んで、店の金を使うようになり、最後には太夫を手にかけて行方不明になってしまったと言います。富三は、調子を崩した芳に代わって、つる家を手伝うことになりましたが、又次のおかげで全ては富三の仕組んだことで、佐兵衛は無実の罪を着せられたと判りました。富三は捨て台詞をはいて逃げ出しました。

翁屋で、はもが入荷して澪が料理することになりました。翁屋の伝右衛門は澪の腕に驚愕しました。その帰り道、小松原が御膳奉行の小野寺だと源斉から告げられて澪は固まりました。

ドラマ「みをつくし料理帖」最終回のあらすじ

ここから先はネタバレが含まれます。読みたくない人は、次をクリックしてください。⇒ 感想までジャンプ!

 

最終回「寒鰆(かんざわら)の昆布締め」

源斉(永山絢斗)から、小松原(森山未來)の正体が御膳奉行の小野寺様だと聞いた澪(黒木華)は、驚きのあまり、二の句が告げませんでした。

そのころ、江戸城では、公方様だけにだされるある料理を市中の商人に横流しして大金を得ているという疑惑が持ち上がり、御膳奉行すべてに日ごろの行いを自粛しろというお達しが来ました。

半年後の師走。つる家では、お客さんが大勢押し寄せてにぎわっていました。そんなところに、年末恒例の料理番付を発行している版元がやってきました。つる家と登龍楼が同点で、このままではどちらが大関なのか決着がつかないので、直接対決をしてもらいたいといってきたんです。やり方は、同じ材料を用いた料理を、12月24日から26日まで店に出します。その間、行司役たちがひそかに2軒を回って味を確かめて優劣を定めるということでした。

登龍楼の采女宗馬(松尾スズキ)は、この仕掛けをたいそう面白がって受けたようです。つる家に来て説明してくれた坂村堂(村杉蝉之介)と晴右衛門(木村祐一)は、この勝負を受けろとたきつけました。材料は寒鰆(かんざわら)でした。上方では春の魚で、油の乗った冬の鰆は味噌漬けか塩漬けで焼くことしか知れないと思って受けたと話しました。それを聞いた芳は、涙ぐみました。

その日から、寒鰆の料理方法を考え始めましたが、なかなかうまくいきませんでした。そこに源斉がやってきて、料理と小松原のことを心配をしましたが、この半年間来ていませんでした。たぶん忙しいんだろうと慰め手もらいました。そこに、おりょうが読売を持ってきました。そこには、御膳奉行が詰め腹を切らされたと乗っていました。小松原のことではないかと心配になる澪でした。

その日の昼、清右衛門たちがやってきて御膳奉行の話題でもちきりでした。清右衛門の話によると、御膳奉行が横流しをしていたのは、「酪(らく)」というものだということでした。さらに、髪の毛が1本入っていただけで首をはねられたという話を、大声でしていると、料理の支度をしながら気が気でない澪は手元を誤って指を切ってしまいました。そのまま意識を失って倒れてしまいました。

傷は骨まで届いていて、源斉が縫ってくれて何とかつながっていはいました。目が覚めると、種市たちが心配そうにしていて、おりょうや坂村堂たちがお謝っていたと聞きます。しかし、芳から、悪いのは澪で、料理人だったらしっかりしないといけないと諭されました。種市は、登龍楼との対決はあきらめて、次の日に版元に詫びを入れてくると言っていました。

その日の夜、化け物稲荷で泣きながらおまいりしていると、ひょっこりと小松原がやってきました。泣いてる澪に気づかずに、キスとしょうがの悪夢の話を面白おかしく話します。そして、登龍楼との決着の料理はどうだ?と聞くと、

「それが、久しぶりに会って言うことですか?」

と泣きながら訴えました。この半年、音沙汰が無かったと言うと忙しかったからだと答えました。

「土圭の間のお勤めがですか?土圭の間の小野寺様なのでしょう?」

「なぜ、それを」

「どちらでもいいんです。お侍様なのですから、わたしにとっては。そやのに、読売の話を聞いて、勝手に小松原様のお身を案じて、そのあげくこないなことになって・・こんなあほなわたしが、登龍楼と比べだなんて、江戸一番の料理人になろう打なんて、そないだいそれたこと。夢みたいなこと・・」

そういって泣いている澪に、

「澪、みをつくしの澪。それがお前の名だろ。それは、船路の道しるべになるものだ。それを頼りに人は海を進んでいく。おまえの澪つくしはなんだ?いいか、道はひとつだ」

そういうと、人差し指で澪のおでこを押しました。

翌日、源斉が往診に来てくれました。澪は、種市や芳の前に座って、「腕比べをどうしてもやりたいんです。やらせてください」と手をついてお願いしました。

「気持ちはわかるけど、この指じゃ」

と、種市が行ってると、又次がやってきました。翁屋の楼主からの贈り物で、しばらくの間つる家を手伝ってくれるということでした。はもの礼でした。又次はおぼろ昆布を持ってきてくれました。あさひ太夫からでした。又次の助けを得て「さわら尽くし」の料理の研究を始めることができました。

又字が帰ったあと、さわらをおぼろ昆布でくるんでると、源斉がやってきて指の具合を見てくれました。見終わった後、源斉はうつむきながらぽつぽつと話しだしました。

「澪さんがけがをしたのは、わたしのせいなんです。しっていたんです。わたしは、あの読売が出る前に、父から聞いていて。御膳奉行の周りで何かが起きてると。そのために、小松原がつる家にこれなかったことや不正には関係してないって事もわかっていました。そのこと、澪さんに伝えていさえすれば、怪我をしなくてすんだんです。わたしは、卑怯者です」

「そんな、そんなことでごじぶんのせいなんて、それに、何でそれが卑怯者になるんですか?おかしな源斉先生」

そう笑うと、席を立って料理を作り始めました。作っていた昆布じめを一口ほおばると、目がまん丸になりました。源斉にも差し出すと、満面の笑顔になりました。

 

腕比べの日がきました。登龍楼の料理は豪華を絵に描いたような料理でした。それに比べてつる家は、寒鰆の昆布じめがメインの地味な料理でした。その日の夜、清右衛門が板場にやってきて

「あれは、なんだ」

と難しい顔で見尾に聞きました。

坂村堂は

「初めてです。料理をいただいて涙が出るなんて」

となきながら言ってくれました。清右衛門は、

「滋味滋養」

とだけ言って、笑顔で帰っていきました。

番付売り出し日になりました。注目の大関は登龍楼で、関脇はつる家でした。

その日の夜、小松原はつる家にやってきて寒鰆の昆布じめを味わいました。料理の事は何も言わずに、節分の豆をおいしそうに年の数だけ食べていました。

「指を大事にしろよ」

と言い残して、降る雪の中を帰って行きました。その後姿を見ながら澪は深々とお辞儀をしました。

 

半年後の初夏、澪と芳が歩いていると、いきなり芳が駆け出します。澪が驚いて駆け寄ると、芳が船に乗っていた人を指差して「佐兵衛が、佐兵衛が」と言っていました。澪は去っていく船に向かって大声で、

「若だんさん、若だんさん、まっておくれやす。天満一兆庵の若だんさん。元飯田町のつる家です。そこにごりょうはんも」

と叫びました。船の中に一人立ち上がってこちらをみました。紛れもなく佐兵衛でした。澪は芳のところに戻り、佐兵衛だったことを告げると、

「生きてた。生きててくれたんや」

と涙ながらにつぶやきました。澪は

「ごりょうさん。ごりょうさんがつる家にいることも伝えました。きっといつか、たずねてきてくれます。そしたら、きっと、天満一兆庵も立て直せます。その日までわたし、みをつくして、精進します」

二人は手を取り合って立ち上がって、佐兵衛が去っていった方角をみつめました。

(おわり)

ドラマ「みをつくし料理帖」最終回の感想

面白かったですね。後ほど、感想を書いていきます。

原作は髙田郁先生!

原作の髙田郁先生は、1959年生まれの小説家で、元漫画原作者です。漫画原作者時代のペンネームは、川富士立夏です。

読書好きだった父親の影響で、山本周五郎さんの作品を多く読んで、時代小説ファンになられました。1993年、34歳のとき漫画原作者としてデビューされます。40代後半で再び山本周五郎さんの作品を読んで時代小説家に転身されました。数々の賞をとられて、2008年に「出世花」で小説家デビューされました。

「みをつくし料理帖」は、2009年に第1作を発表して、2014年に刊行された第10作で完結しています。髙田郁先生の本は、

みをつくし料理帖は、1冊に4話ずつ収められています。全10冊でシリーズものなので、1冊目の「八朔の雪」から読んでいかれた方が理解されやすいと思います。そして、とんでもなく面白いです。時代劇につきものの切った張ったはほとんどないですが、その分、人情話という感じで、毎回ほろりとさせてくれて涙も出てしまいます。シリーズ累計330万部出ているだけのことはあります。時代劇好き以外の方でも、ぜんぜん大丈夫ですので、騙されていないと思って、一度手に取られることをお勧めします。一番下の「銀二貫」は、2014年に林遣都さん主演で、NHKでドラマ化されています。

以上、NHKドラマ「みをつくし料理帖」7話のあらすじ、感想でした。他にも面白いドラマがあります。

⇒ ブランケットキャッツ
⇒ ウチの夫は仕事ができない

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福田 美喜夫

福田 美喜夫

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【神奈川県在住の45歳、システム工学、情報経営学を専攻後、現在はアクティブシンキングライターとして生活。休日は、サーフィンにキャンプ、遅くやってきた青春を謳歌中。】

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