こんにちは、としです。
- 会社や学校に行くのが辛い
- 生きるのが辛い
- 毎日が苦しい
なんて思った時には、逃げるのが一番です。
この記事も読まないでいいくらいです。まずは逃げましょう。
大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』というのもありました。苦しんでる本人よりも、はたから見てると「なんで逃げ出さないんだろう?」って思うことがよくあります。
とはいえ、わたしも10代、20代、30代のころは「あー、どうにもならない・・・」「すべて、やめたい・・・・」「逃げ出したい!」って思いながら毎日、同じ生活をしていました。今から思うと、もっと早く決断してにげだしていれば・・・とよく思いかえします。
そこで、毎日が辛いと思ってるあなたのために、逃げ出すための方法を紹介します。
毎日が辛いときでも逃げ出せないのはあなたの妄想
どんどん逃げて諦めずに生きよう!
「会社や学校に行くのに、毎日が辛い」と思ったら逃げ出せばいいとお話ししましたが、ほとんどの方は逃げません。
わたしも経験がありますからよくわかるのですが、「逃げ出せない」と思っていたり、逃げること自体考えられないんです。
その理由は、あなた自身であなたを縛ってるだけなんです。
というのは、毎日がツライとか苦しいと思ってしまう人の多くは、自己肯定感が低い人なんです。
自己肯定感というのは、ウィキペディアによると、
自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。(引用:ウィキペディア)
ということです。
もっと簡単に言うと、自分のことが好きだとか自分のことを大切にする気持ちです。
それが異常に高いとナルシストみたいな感じになり、異常に低いと「自分はダメ人間だ」と思いこむ超ネガティブ人間になります。
自己肯定感が低いと、起きたことすべてを自分の責任にしてしまいます。
そのため、何か起きると自分の責任を感じてしまい、普通に話してる言葉もあたかも自分自身を責められてるように感じてしまいます。その結果、どんどんつらくなっていくんです。
ただ、そのつらくなった責任はすべて自分自身にあると思ってしまい、責任感が強い人ほど、すべてをチャラにして逃げ出すことができないんです。
つまり、毎日が辛いのは自分のせいだから、逃げ出すことはできないと思いこんでしまうんです。
その結果、マイナスのスパイラルにどんどん陥ってしまって、逃げ出したいのに逃げ出すことを自分で制限してるような状態に陥ってしまいます。
そうなると、アリジゴクのようにそこから這い出すことは難しく、心がどんどん疲れて行ってしまうわけです。
なので、毎日がツライとか苦しいと思った時には、すぐに逃げ出すことが大切です。
毎日が辛いときはまず逃げること。今すぐ逃げ出すには?
とはいえ、「そう言われても、逃げ出すなんてできない!」っていう人がほとんどです。
世間体を気にしたり、そばにいる人達のことを考えてしまうと、もっと自分を追い込んでしまうからです。
でも、今回だけでもいいです。人に迷惑をかけてもいいから、今いるところから逃げ出しましょう。
そこで、逃げ出す手順を説明します。逃げ出すと言っても、2通りあります
- 物理的に逃げ出す
- 精神的に逃げ出す
物理的に逃げ出す方法
物理的に逃げ出す方法とは、すべてを捨てて逃げることです。
- 学校や会社を休む
- 引越しをする
- 人間関係を断つ
などです。すべてを捨てて旅行に行くという感じです。
その前に、ひとつだけやってください。それは、
すべてを捨てる決断をする
ということです。中途半端ではなくて、逃げ出したいものから、そのものすべてをあなたの人生から切り離すんだ!という決心することです。
今着てる服だけで大丈夫です。後はお金だけ持っていればどうとでもなります。お風呂に一週間はいらなくても、おしゃれな服じゃなくても、毎日ごちそうじゃなくても、生きていけます。
しっかりと決断しておかないと、明日とか明後日に、再び悩み始めます。毎日つらい思いをしたり、苦しい思いをしてるものを、あなたの人生からきれいさっぱりとなくすという決断をします。
とはいえ、すぐにすべてを捨て去って逃げ去るためには、あらかじめの計画や予定を立てておいた方がいいです。
具体的なやり方を説明します。
まず、紙とペンを用意します。あなたが毎日ツラかったり、苦しんでるものをすべて書き出します。
すべて書き終えたら、その紙を見ながら、「この瞬間から、これらのものを捨てる。絶対捨てる!」と何回も心の中で叫びます。
本当は大声で叫んだほうがいいのですが、近所迷惑なので、心の中で思いっきり叫びましょう。
何回も心の中で叫ぶことで、捨てる決心がつくはずです。
あとはかんたんです。どうやったら、それらのものと縁を切れるかを考えていけばいいだけです。
例えば、
学校や会社だったら、行ったり休んだりと中途半端に休むのではなくてと完ぺきにに退学、退社します。
最低限必要なものだけをもって、引っ越します。
もう連絡しないことを告げてから、携帯の連絡先を消去したりブロックします。
何を言ってきても、絶対に会話をしないようにします。
一番いいのはベタですが、会社や学校をやめて、置手紙やメールなどを残して引越しすることです。映画のように、今までとは違う全く新しい生活を今からはじめられます。
精神的に逃げ出す方法
学校や会社を辞めれない、引っ越しもできない、物も捨てられないなど、物理的には逃げ出すことができない・・・ってこともあると思います。
そんな時には、精神的に逃げ出すことです。
すこし厳しい言い方をしますが、じつは、あなたが「毎日が辛い」と感じてるのは、あなたが勝手に思ってるだけです。あなたが無意識に辛いと心の中で思ってるだけなんです。
あなたの感情とそうおもってる対象とは全く関係はありません。
あなたが辛いと感じてる
- 人間関係
- 仕事
- 出来事
などは、あなたの感情とは全く別物です。
たとえば、毎日上司に怒鳴られたり、同僚に白い目で見られたり、何かの嫌がらせをされるのは、ただの行動、現象です。その現象に対して、あなたが辛いと思ってるだけです。
あなたが辛いとか苦しいとか、楽しいとかハッピーだとか思っても、その出来事には変わりはないです。
怒鳴り散らかされるのをあなたが楽しいと思っても、相手は怒鳴り散らすのを辞めません。あなたは相手の行動をコントロールできないんです。これは誰でも一緒です。
つまり、「相手の行動⇒あなたの感情」です。その行動に対して、何も感じなければ、「相手の行動⇒ 」となって、あなたは辛いともなんとも思わないわけです。
逆にいじめられるのが好きな人は、「もっと言って!」「もっと叱って!」っていうはずです。
もっと具体的に説明します。あなたセロリは好きですか?
好きだとしたら、あなたはセロリに対して好意を持っています。嫌いだとしたら、嫌悪感しかないはずです。
セロリからしたらいい迷惑です・・・。セロリの身になって考えてみてください。あなたがどう思おうとセロリにとってはまったく関係ないんです。
「セロリを見る」という同じ行動、動作でも、ある人にとっては好意という感情、ある人にとっては嫌悪感という感情、ある人にとっては何も感じないという感情を持つわけです。
同じ行動でも人によって感情は違ってきます。
これを利用します。
つまりあなたがつらい、苦しいと思う行動や動作、言葉などに対して、別な感情を持つようにすれば、苦しみから逃れることができます。
例えば、怒鳴られたり、白い目で見られるのがいやだったら、相手の心の中を想像してみましょう。
いろいろなことが考えられます。
相手も誰かに怒鳴られていたり、白い目で見られてるかもしれません。単純に人間としてあなたより下等な場合もよくあります。誰からも相手にされないので、どなるしかないのかもしれません。
- あー、また今日も奥さんに・・
- 仕事ができないくせに怒るのはうまい
- あ、鼻毛が・・・
怒鳴られてる間、そう考えていたらどうでしょう?わたしだったら、笑いがこみ上げてきます。
ものごとには表があれば必ず裏があります。出来事にもいろいろな見方があります。
「毎日つらい」「毎日苦しい」と思ってるあなたは、一方向からしかそのことを見ていないだけです。ほかの角度から見ることで、そのことから精神的に逃げ出すことができます。
具体的には、物理的に逃げ出す方法と同じです。紙とペンを用意して、逃げ出したいものをすべて書き出します。行動と感情を切り離しながら書くことです。
- 怒鳴られる⇒いやな気持
- 白い目で見られる⇒苦しい
- いじわるされる⇒ツライ
などです。
そして、その相手はなぜそんなことをするのかを、思いっきりおかしく書き出しましょう。例えば、
- 怒鳴られる⇒発声練習、奥さんに怒られた、脳梗塞一歩手前
- 白い目で見られる⇒目が悪い、よく見えてない、ほかの人を見てる
- いじわるされる⇒あたまがおかしい、わたしを好き?宇宙人?
などです。
怒鳴られたらいやな気持になるんじゃなくて、心の中で、
「また発声練習してるよ。ばっかじゃない?きっと奥さんに今日の朝怒鳴られたんだよね。顔も真っ赤になってきて、脳梗塞一歩手前だっちゅうの。そこで倒れないでね。こっちが困るから」
くらいのことを毎回思ってれば、自然と平気になるはずです。「あっ、またか」って感じで。
上では柔らかく書きましたが、笑えるくらいにもっとひどいことを書きましょう。
ひとつひとつのことにいくつもの答えを書いたら、机の前の壁など、いつも見えるところに貼っておくことです。
写メをとっておいて、いやな気持になったら見返すのも効果的です。
人間は忘れる生き物ですが、逆に、何度も見ることで記憶は定着していきます。
毎朝、毎晩、何かにつけてそれを見たり、いやなことが起きたら追加して書き足すことで、今までいやだとかんじたことから逃げ出すことができるはずです。
そして、運動をすることも大切です。
心とからだは密接につながっていますので、両方とも同時に直していくことがとても大切です。
まとめ:毎日が辛くて逃げ出した後には瞑想やマインドフルネス
毎日がツライとか苦しいとか思ったら、まず逃げましょう。
昭和の時代なら「怒られる方が悪い」「上司は神様」なんて感じで、怒鳴り散らかしてる方が偉く言われていましたが、今は令和です。多様性の時代です。
一方的に我慢する必要はないです。思いっきり逃げまくりましょう!
今までのことで物理的にも精神的にも逃げだすことがベストな選択肢だということがわかってもらえたでしょうか。
毎日が辛いと感じてるときには、なかなか視点を切り替えてものごとを見ることは難しいです。なので、いったんは、物理的に逃げ出すことをお勧めします。
「いったんは」という意味は、すぐに退学とか退社、引っ越しとかするのではなくて、とりあえず、1週間くらい今いる場所から移動するということです。旅行するのが、一番の特効薬になります。
じつは、人間の感情ってとても面白くて、いやな記憶がある場所では嫌な感情が呼び起こされます。
いやな言葉、いやな人、いやな音、いやな行動でも同じです。いやなことをしたり見たりすると、前に感じたいやな感情をどうしても感じてしまいます。
「それ、本当?」って思われるかもしれませんが、あなたも経験してるはずです。
昔懐かしい青春のころに聞いた大好きなバンドやアイドルの曲を聴くと、一瞬でその当時の感情を思い出しませんか?
わたしがドライブ旅行するときに1発目にかけるCDは必ずサザンオールスターズです。すぐにワクワクドキドキできます。
マイナスの感情もそれと同じです。
あなたの部屋には、「辛い」「苦しい」「いやだ」という記憶が染みついています。そこにいるだけで「辛い」「苦しい」「いやだ」という気持ちになってしまうんです。
なので、辛くなったら人は無意識に知らない場所に旅行に行くんです。なんの記憶もしみついていないところに行くとすごいらくだからです。そして、心の中の感情を整理してるんです。
それを無意識じゃなくて意識的にやりましょう。
もう一度整理すると、
- その人にされたいやなこととあなたの感情を別々に書き出す
- その人がいやなことをする理由をばかばかしく考える
- あなたが笑えるくらい、何通りものばかばかしい答えを考える
- その紙を張り出しておく
です。旅行中なら、いろいろ思い出していやな気持になったら、すかさずその紙を出して読みましょう。
すぐに今までの感情とすっぱりと手を切れることはないですが、1日に何回も繰り返すことで、少しずつ「毎日が辛い」という感情は薄れていくはずです。
そのうえで、お勧めするのが瞑想とかマインドフルネスというものです。やり方はいろいろあります。ここでは『ガッテン』などで放送された方法を紹介します。
NHKの『ガッテン!』で紹介されていた瞑想法です。
- 椅子に座る
- 背筋をまっすぐ
- 足の裏を地面につける
- 舌を上あごにつける
- あごをひく
- 手は自由
- 鼻から呼吸
- 呼吸のことだけを考える
一番大事なことは呼吸です。左の鼻の穴から息を吸って、肺の中まで酸素が届いたら、右の鼻の穴から出すイメージをします。普段意識しない呼吸を意識することで、頭の中がリセットされます。
さらに、発展形として、セドナメソッドがあります。わたしもやっていますが、とても効果的です。やり方は、瞑想してる状態で、
- 心の中に黒い大きなゴム風船を思い浮かべる
- こころの中でそのゴム風船を両手で持つ
- 瞑想しながら湧き上がってきたいやな気持をそのゴム風船に入れる
- いやな気持を全部入れたら、両手を話す
- ゴム風船は、下に落ちて行って、見えなくなる
というイメージを心の中で作ります。何回かやってくとこつがつかめますのでお勧めです。こちらに、セドナメソッドの本を紹介しておきます。
いろいろ書かれていますが、やり方が書かれてるある40ページだけを読んでもらえれば大丈夫です。
瞑想やマインドフルネス、座禅の方法はいろいろなサイトでやり方が載っています。あなたがしっくりくる方法でためしてみてください。
毎日が辛いと思ったら、まずは、相手の行動とあなたの感情を切り離すことです。そのうえで、今の感情を消し去ることで、苦しみから逃れることができます。
関連:マインドフルネスのやり方