長寿ホルモンと呼ばれてるものにアディポネクチンというものがあります。アディポネクチンを増やす食品や、インスリン抵抗性に作用して糖尿病や動脈硬化を予防する働きを紹介します。
アディポネクチンを増やす食品は?
いま、アディポネクチンというホルモンが話題になっています。アディポネクチンは、動脈硬化、糖尿病、メタボリックシンドロームなどを予防したり、改善する働きがあると大注目を浴びています。「たけしの家庭の医学」をはじめ多くの番組で取り上げられいるものです。
そのアディポネクチンを増やす方法も研究されています。アディポネクチンを増やすとされてる食品は、
- 大豆製品
- 緑黄色野菜などの食物繊維
- 杜仲茶
- マグネシウム
- DHA
- シークワ―サー
- コーヒー
などです。ひとつずつかんたんに紹介します。
大豆製品
大豆食品の中には、ベータコングリシニンというものが含まれていて、これを食べることによってアディポネクチンが増えるといわれています。木綿豆腐、納豆、高野豆腐、味噌、湯葉など大豆がつかわれてるものには含まれています。特に、木綿豆腐と納豆が良いということです。
緑黄色野菜などの食物繊維
小松菜、ニンジン、トマト、ブロッコリー、ピーマン、ホウレンソウなどの食物繊維をとることで、アディポネクチンが増えるということです。
杜仲茶
杜仲茶の中の成分がアディポネクチンを増やしたという研究が、日本薬学会で発表されました。
マグネシウム
マグネシウムをとることによって、アディポネクチンがふえます。マグネシウムは海藻類におおくふくまれていて、アオサやわかめ、コンブなどを多く食べると良いということです。マグネシウムは、豆腐のにがりなどにもおおくふくまれていますので、そういう意味では、木綿豆腐はアディポネクチンをとるには良い食品だといえます。
DHA、EPA
青魚(アジ、イワシ、サバなど)にふくまれるDHAやEPAが。アディポネクチンを増やすといわれています。亜麻仁油、エゴマ油にもEPAがふくまれますので、サラダにかけて食べたり、何かにかけて食べてみてください。ただ、熱には弱いので、加熱は厳禁です。
シークワ―サー
シークワ―サーにふくまえれる、レビレチンという成分がアディポネクチンの分泌をうながします。みかんやグレープフルーツにも含まれますが、シークワ―サーが断トツで含有量が多いです。
コーヒー
1日に4杯以上コーヒーを飲む人のアディポネクチン濃度が、他の人に比べて1.2倍ほど多いという研究が発表されています。これは、太った人にも有効の様です。カフェインレスのコーヒーでも同様の効果が上がっていて、ある医療機関の調査では、コーヒーだけがアディポネクチンの濃度に影響を与えたと発表されています。
その他
アディポネクチンに似た物質で、オスモチンという物質があります。オスモチンも筋肉で同じような働きをしてることが報告されています。オスモチンは、じゃがいも、トマト、ピーマン、キウイなどに含まれていて、アディポネクチン不足を補えるとされています。
アディポネクチンとは?
アディポネクチンとは、脂肪細胞から分泌されるホルモンです。アディポネクチンが分泌されると、アディポネクチン受容体に結びついて、
- 動脈硬化を防ぐ
- 糖尿病をふせぐ
- 高血圧を防ぐ
- がんを防ぐ
- 脂肪を減らす
などをしてくれて、健康寿命を延ばしてくれる働きをします。
「アディポ」は脂肪、「ネクチン」は接着、くっつくといった意味で、脂肪細胞から分泌されるホルモンです。別名、長寿ホルモン、超善玉ホルモン、などと呼ばれています。
1996年に大阪大学医学部の松澤佑次教授の研究グループにより発見されたもので、世界的に注目を浴びてるものです。慶應義塾大学医学部の調査によると、100歳以上の女性のアディポネクチンの量は、若い女性のその値よりも2倍以上高かったという研究データがあります。おそらく、アディポネクチンの働きによって、病気になるのを防いでくれたおかげで長寿になったのではないかと思います。
アディポネクチンの働きは?
では、具体的にはどういう働きをするのでしょうか。
- 血管の修復
- 血管を拡張
- ガンの抑制
- 脂肪の燃焼
- インスリンの抵抗性を低下
などです。ひとつずつかんたんに紹介します。
血管の修復
アディポネクチンは、血管が破れたり、弱くなった部分を修復してくれます。また、血管の途中にこぶができることがありますが、それが破裂するのを防いでくれたり、血管の中に、悪玉コレステロールを吸収したマクロファージをくっつかないように流してくれます。そのことによって、動脈硬化を防いでくれるといわれています。
血管を拡張
血管を拡張することで、高血圧を予防してくれます。柔らかい血管にしてくれるということです。
ガンの抑制
がんの増殖が抑制されるといわれています。ガンを発症させたマウスに注射することで、最大90%の大きさが減ったと発表されています。
脂肪の燃焼
肝臓や、骨格筋を活性化して、脂肪燃焼を高めることで、血管中の脂肪の量を減らしてくれます。そうすることで、たまっている余分な脂肪を少なくしていってくれます。
インスリンの抵抗性を低下
インスリンを抵抗性を低下させることで、血糖を細胞内に取り込むことを促進させて、血糖値を下げることを助けます。つまり、高血糖をはやく低下させるのと同時にインスリンの補助をすることで膵臓への負担を軽減します。
これらの働きによって、生活習慣病を予防してくれています。
ただ、アディポネクチンは、誰にでも同じように出てる野ではありません。アディポネクチンが脂肪細胞から出ているといって、太ればいいのかというと、実は、全くの逆です。脂肪細胞が大量にあると、分泌量が減ってしまうんです。普通の内臓脂肪の量だと普通に出るのですが、多くなるにつれて分泌される量が減ってきます。
なので、適度な内臓脂肪の量を保つことがたいせつになってきます。内臓脂肪が何もないと、同じように出るのは少なくなりますので、メタボにならない程度にキープするのが一番良いのではないかと思います。
そのためには、上に書いた食品をとるとともに、有酸素運動で余分な内臓脂肪を燃やしていくことがとても大切になってきます。長寿ホルモンといわれるアディポネクチンを効果的に出していくには、食品と適切な運動の二つが必要になってきます。
まとめます。
長寿ホルモン、超善玉ホルモンホルモンと呼ばれてるアディポネクチンについて紹介しました。見つかってから、まだ20年ほどしかたっていませんので、世界中で研究されてるホルモンのひとつです。
アディポネクチンを効果的にはたらかせることによって、生活習慣病とは無縁な健康的な毎日を送ることができるかもしれません。
そのためには、アディポネクチンを増やす食品を効果的にとることと、適切な有酸素運動をしっかり行っていくことです。単純に、増やすモノばかりを食べていても、適切な内臓脂肪の量をキープしないと、アディポネクチンを必要な量だけ出すことができないからです。
ただ、有酸素運動といっても、ウォーキングとかジョギングのような物で良いとわたしは思います。毎日ではなくて、週に3,4回、30分くらいの運動をすることで十分に内臓脂肪をとることが可能だと思います。効果的な有酸素運動の代表としては、信州大学の教授が開発されたインターバル速歩というものがあります。
⇒ インターバル速歩
このやり方でしたら、年代を問わず、男女も問わずに簡単に続けることができますので、とてもお勧めです。わたしもこのやり方で、何とか運動を続けることができています。
今回、書かせて頂いたことは、本当に表面的なことです。もっと詳しいお話は、たくさんの本になって出ていますので、読まれてみてください。
また、食品ではなく、サプリなどでもアディポネクチンを簡単に取れるように開発されていますので、そちらの方も選択肢の一つとしてご覧になってみてください。
それぞれに良い部分がありますが、一番上のDSアディポという商品が一番売れているようです。ただ、これだけを飲むのではなくて、運動をすることがたいせつだと思いますので、それだけは忘れないようにしてください。
仕事も家庭も恋愛も、健康でなければ何もできません。ベッドに寝たきりとか、毎日薬を飲まないといけないとなったら、目標も夢も達するのがかなり難しくなってきます。健康とは病気ではないということではありません。頭も体も悪い所が何もなくて、あなたがしたいこと、やりたいことを思いついたままにできることが健康ということだとわたしは思います。とくに、家族が病気だったら、どうしても制約がかかってしまいます。あなたがそうならないためには、毎日の積み重ねが大切です。いきなり、スーパーマンのようには誰もなれません。まずは、有酸素運動とか、食事を考えるとか、サプリを飲むことなど、かんたんなことから始めていかれてはどうでしょうか。
以上、アディポネクチンを増やす食品と、アディポネクチンの働きを紹介しました。
他にも、からだに良いといわれてるものを紹介しています。
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