株式会社京都紋付の荒川徹社長が、8月9日の『ガイアの夜明け』に出演します。
京都紋付は、その名の通り、紋付(家紋の入った着物)の会社。4代目の荒川徹社長は、その技術を応用して、KUROデニムなどの洋装、染め替えなどに事業を広めています。京都紋付、荒川徹の経歴や、黒いデニムと黒への染め替えの価格や購入方法をまとめてみました。
京都紋付の沿革
株式会社京都紋付は、1915年(大正4年)に、初代荒川金之助氏によって、荒川染工場として創業されました。
社名に入っている紋付とは、家紋の入った着物の事です。
最近では着る人が少なくなってきた着物で、結婚式とか、歌舞伎役者が着たりするものです。
家紋の入った黒い着物を着て、同じように黒で家紋の入った羽織をはおって、袴をはいてる姿は、よく見ますよね。
その黒い家紋の入った着物を作っているのが、京都紋付なんです。
1969年(昭和44年)に、二代目荒川忠夫氏によって、現在の「株式会社京都紋付」になりました。
1978年に、今までにない濃色染め「純黒」を発表します。
1981年には、「深泥黒」を発表して、大ヒットになりました。
黒を染めるのは、非常に難しく、何度も下染めを繰り返さないと、良い色は出ないと言われていたのです。
が、この「純黒」「深泥黒」と言う画期的な手法で、今までにないきれいな黒を発色させることができたんです。
そのおかげで、国内シェアが、60%にまでなりました。
ちなみに、「深泥黒」は、荒川忠夫氏が、黒い生地の上に、生卵の白身をうっかりして落としてしまったのが、きっかけだと言われています。
その落とした後が、今までにないきれいな発色をしてたので、それを応用したそうです。
1989年(昭和64年)には、昭和天皇大嘗際における装束「小忌染」製作の御下命を賜り、再現製作されました。
つまり、日本で一番、キレイな黒を染めることができる技術だと、日本の政府からお墨付きをもらったわけです。
その技術が、「深黒加工(しんくろかこう)」です。
ただ、紋付を着る人も少なくなってきたり、家紋って何?って言う人が増えてきました。
さらには、着物自体着る人も少なくなってきて、着物の市場は、最盛期の10分の1、紋付の市場は100分の1にまで落ち込んでしまいました。
そんな時代の、1996年(平成8年)に、現社長の荒川徹氏が4代目の社長になりました。
荒川徹社長の経歴
荒川徹社長は、
- 1958年10月10日生まれの57歳
- 京都府京都市伏見区出身
- 甲南大学卒業
荒川徹社長は、大学を卒業した後、実家を継ぐ気持ちもなく、ある電子部品のプリント基板メーカーに就職されたそうです。
やはり、着物や紋付の需要は無くなると思われていたのかもしれません。
それが、一変したのは、その会社の社長がパーティの時にもらってきた名刺だったんです。
そこには、
「二代目御黒染司(おんくろぞめつかさ)」
と書かれていました。
荒川徹社長の父親の名刺だったんです。
その名刺を見たことで、実家の染色業を菅が治すきっかけになったと話されています。
荒川徹社長の戦略
荒川徹社長の考えられた戦略は二つあります。
- 黒染め技術を生かしたアパレル「BL-WHY」
- 黒への染め替え「PANDA BLACK」
BL-WHY (御黒染司)
黒染めの技術を生かして、アパレルへ進出しました。
伝統的な技術を応用して、新たなデザインの洋服を作り上げたんです。
アイテムは。サッカーの本田圭佑選手も愛用してる真黒なデニムとか、Tシャツ、ジャケット、バッグなど、多岐にわたっています。
購入サイトはこちらです。かなりカッコいいですので、一着は欲しいですよね。
このデニムは、色落ちしないそうです。
しかも、普通のブラックデニムと違って、キレイで深い黒なので、一度買うとハマってしまうそうです。
価格は、デニムでしたら、1~3万円くらい。
トップスは、6000円~3万円位です。
この価格で、手に入るっていうのは、コスパが高すぎると思います。
在庫切れしているものもありますので、お早目に。
ちなみに、ブランドメーカー「KURO」の中で、京都紋付さんがつくっているものは、こちらです。
⇒「Birdseye」
PANDA BLACK
「PANDA BLACK」とは、黒への染め替えです。
今まで来ていた洋服が、シミとか、色落ちなどしていて、もう着れないという時がありますよね。
捨てるしかないのですが、そういう時に、黒色に再び染め変えることで、再び着ることができるようになります。
WWFと連携をしていて、衣服の再利用を進めているんです。
具体的に、染め変えるとどうなるのかはこちらのWWFのサイトを見てください。
実際に、染め替えを依頼するサイトはこちらです。こちらにも、染め替えの結果が載っています。
価格は、重さによって変わってきます。
一番安いのは、2900円からです。
納期は、25日くらいで、約1ヵ月ですね。
思い出がある衣服を染め直して、再び着てあげるっていうのは、衣服にとっても良いことだと思います。
御黒染司さんのサイトにも、染め替え結果が載せられていますが、はっきり言って、驚きます。
まるで、新品になってしまうような感覚です。
一度、ご覧になってください。
まとめます。
8月9日の「ガイアの夜明け」に、京都紋付の荒川徹社長が出演されます。
昔ながらの素晴らしい技術を、現代にアレンジして革新を起こしていくと言うのがテーマだと思いますが、まさしく、革新を起こしていると思います。
荒川徹社長が行っている、黒への染め替えが、実は昔の技術の染め替えなんじゃないかなって思いました。
素晴らしい技術を持っているんですが、その場所に固執していて、周りを見なかったおかげですたれていってしまったものが多くあります。
その中で生き残れるのは、素晴らしい技術と、新しい時代のコラボなんじゃないでしょうか。
そこに気づいたのが、荒川徹社長で、素晴らしいひらめきと先見性を持たれた方だと思います。
荒川徹社長の今後の戦略は、まずは、国内を制覇して、その後外国に出て行かれるようです。
ただ、国内の制覇といっても、原点回帰も含まれています。
着物の良さを見直してもらい、再び着物を手軽に切れるようにしたいと話されています。
実際、この黒は、ヤバいです。実は、私もデニムを持っているのですが、本当に素晴らしいものです。
一度買ったら、病み付きになります。^^
さいたま市のゲオのリユースショップ「2nd STREET(セカンドストリート)」に御黒染司のコーナーができているそうです!
お近くの方は、ぜひ、見に行ってみてください!
最後に、もう一度、リンクを載せておきます。(アフィリリンクではないので、ご安心を。^^)
以上、『ガイアの夜明け』で紹介される荒川徹社長(京都紋付)の記事でした。
他にも、アパレル関連の記事がありますので、ご覧ください。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
すこしでも参考になったと思われましたら、ポチッといいねマークを押してもらえると嬉しいです。
ブログの始め方を基礎から知りたい方へ
ブログの始め方を基礎から知りたい方へ、無料メルマガ講座のご案内です。
40歳から60歳までの20年間が、人生の中で一番楽しくておもしろい時間です。それを知らずに過ごしてる人がたくさんいます。
当サイトはそんな損をしてる中高年の方に向けて、今日からの人生をおもしろ楽しく過ごすためのノウハウをまとめています。
でも、面白おかしく生きていくためには、なにはともあれお金が必要になってきます。
そのために、殆どの方が副業をしたいと考えています。でも、どうやっていいのかわからない・・・。
副業の第一歩は、ブログです。リスクゼロで始められて、うまく行けば6桁のお金が毎月手に入ります。
こう言うと「嘘くさいな~」と言われそうですが、多くの人が失敗してるのは基礎を知らないからです。何をすれば良いのか誰も教えてくれないからです。
基礎さえしっかりしていれば、あとは応用していくだけです。
そこで、誰にでもできて、何も知らない人にもわかりやすい無料のメルマガ講座~基礎編~を作りました。
7回の無料基礎講座の後には、不定期でブログに関する知識や毎日の暮らしを楽しむ豆知識などを紹介しています。
今すぐ無料で読めますので、こちらをクリックして登録してください。
企業・社長・人物に関する記事
成功するための秘訣の一つにモデリングがあります。物まね、パクリ、守破離の守ともいわれますが、スポーツ、勉強、仕事、すべての場面で一番初めにすることが、成功した人と同じことをすることです。
野球ならキャッチボール、サッカーならパス、勉強なら九九、仕事なら研修、マニュアルは誰もが普通のことだと思うはずです。
ただ、お金儲け、起業、生き方などは、それぞれの人が自分で思った通りに勝手にやってます。それが、挫折したり、失敗する原因の一つです。
成功するための近道はモデリングです。そのために参考になるのは、「カンブリア宮殿」「プロフェッショナル」「ガイアの夜明け」「アナザースカイ」「世界一受けたい授業」などです。
そこで取り上げられるのは、成功した人たちばかりです。生の声がタダで聞けたり、挫折したこと、成功のコツなどがありのまま聞けますのでとても参考になります。
当サイトでは放送されたそれらの番組の気になったところを抜粋して記事にしています。気になったタイトルをクリックしてお読みください。
コメント