ドラマ『明日の約束』の5話のあらすじ(ネタバレ)と感想と動画の紹介です。真紀子は弁護士の力を借りて記者会見を開いて問題を世間に訴えることを決め、事態は収まるどころか、さらなる波紋をよんでいきます。そして学校では、長谷部の暴行疑惑を伝える動画を流出させた犯人探しが始まりました。
『明日の約束』の5話のあらすじ
バスケ部のキャプテン長谷部は、圭吾に
「たばこのこと、先生にばらします」
と脅されました。
長谷部は、圭吾の前ではなんかいも吸ったことがあると日向にいいました。そして、圭吾は証拠として、部屋で吸ったときの長谷部の音声が録音してあると言ったといいます。それから圭吾を避け始めて、ほかの部員もおなじように避け始めたと言います。結局、夏休みの練習も来なくなったようです。
そして、メッセージで何度かやり取りしていて、最期のなくなったときの朝にもらったメッセージをみせてくれました。
日向は校長とか霧島たちにその話をすると、長谷部は自宅待機にしたほうがいいということになりました。脅したのが圭吾だし、バスケ部だけでなくクラスでも浮いていたので、それが直接の原因ではないんじゃないかと霧島が言うと、日向は、「親にそうするようにいわれたかもしれない」と言います。それを聞いた校長は、それ以上言うなと日向をとめました。
仕事が終わって帰ろうとすると、本庄から「大事な話がしたいので電話をください」とメッセージが入っていました。
その頃、本庄は、父親と母親に始めて日向のことを話して、日向と結婚したいと言いました。本庄の兄が11年前に亡くなってたので、両親はすぐに許してくれました。
日向が本庄の部屋に行って話しを聞くと、日向の母親の話をしたあとに、
「僕と結婚してほしい。僕は日向の見方だから、味方だし支えたいと思ってるし、今はそういうタイミングじゃないと思ってるけど・・・やっぱり、いまのなし、どっか夜景の見えるレストラン予約して、指輪も用意してもう一回ちゃんと」
「できないでしょ」
「できないって、ノーってこと?」
「じゃなくて、なしにはできないでしょ、プロポーズ」
「やっぱり、お母さんが心配?」
「いいよ、結婚しよ。でも、学校のことが落ち着いてからね」
本庄はやさしく日向をだきしめました。
圭吾の母親の真紀子(仲間由紀恵)が「いじめの被害者の会」で体験を話していました。
学校では、バスケ部のキャプテンがけんかをしてる動画をネットで流した犯人探しが生徒達の間ではじまっていました。
日向と霧島は、クラスメートの田所を呼んで圭吾が中学のときもクラスから浮いていたことを聞きました。田所は違うクラスだったので、うわさだったけど、学校で飼っていたウサギをどこかに連れて行ってしまって浮いていたといいました。圭吾と仲良しだった沢井を呼んで話を聞くと、圭吾が嫌われていたのは圭吾の母親のせいだといいました。クラスがえのときや成績が悪いから先生を変えるとか、いろいろ口を出してきたということでした。たばこのことも、母親から無理やりやらされてるんじゃないかと思ったけど、圭吾に聞いたら違うといってたといいました。
日向は相談室で霧島と話していました。霧島は母親は関係ないと言いますが、日向は納得がいきませんでした。
その日の夜、日向が家に帰ると母親の尚子(手塚理美)がソファに寝ていました。熱が出ていましたが、そこに寝たいとわがままを言いました。日向は、そんな母親を放っては置けませんでした。子供のころ、日向に熱がでたときはやさしく看病をしてくれたからです。日向はりんごをすって食べさせました。
翌日、理事会の幹部達がやってきて、長谷部を退学にしろと言ってきました。
北見先生(白洲迅)は長谷部のところに家庭訪問をしにいきました。翌日、理事会も来て聞き取りがあるので自分の気持ちをしっかり伝えれば言いというと、「強制退学でも委員ですけど。それが罰って言うもんでしょ」といわれました。
日向は、圭吾の幼馴染の白井香澄(佐久間由衣)に会いに行きました。二年B組だったけど、1年のときから無視とかお金取ったとかいろいろあって2年の6月でやめたと言います。そのときに手首を切ったと香澄がいうと、日向は同情しました。いまは優しい言葉はつらいといって、「今度はこっちの番だから」と日向に聞こえないようにつぶやいてあるいていきました。
翌日、鎌倉からいじめを根絶する会から、記者会見をするというファックスが学校に届きました。校長は早めに状況を知りたいといって、霧島と日向が聞きに行くことになりました。記者会見では、真紀子がいじめの証拠があるといって長谷部がタバコを吸った時の音声を流しました。
帰ろうとすると、真紀子がでてきて校長が来なかったのは不誠実な対応だとなじり始めました。日向は、
「精神的な苦痛は、本当にバスケ部から受けたものだけなんでしょうか。部員からの聞き取りでもともとの関係は良好だったと聞いています。険悪になった理由は」
「喫煙のことを脅されたから、そういったんでしょ。正義感の強い圭吾は、勇気を出してたばこをやめてほしい不真面目な姿勢で続けるなら部をやめてほしいと伝えたんです。それは、間違った行為ですか?」
「私が聞いたのは違ったないようでした。吉岡君は」
日向が話し出そうとするところを霧島に止められました。真紀子も弁護士に連れられて中に入ろうとすると、日向は
「吉岡さん、その録音は、本当に圭吾君の意思でしたものですか?」
「あたりまえでしょ」
そういい捨てて中に入っていきました。
日向と霧島が帰る途中、真紀子をたきつけた記者の小嶋(青柳翔)が「コメントお願いします」と声をかけました。忙しいのでといこうとすると、
「さっき藍沢先生がいっていたこと、あながち間違いじゃないと思いますよ、あの母親、ちょっと変ですから。っていうか、壊れてるっぽいんで、あの家族」
「どういう意味ですか?」
「取材受けてくれる気になりました?無理強いはしませんよ。部屋を黒く染め、深夜に命を絶った、襲撃されたバスケ部顧問、この先の展開もまだまだ楽しめそうなんで」
それを聞いた日向は、
「ちょっとまってください。今なんて言いました?吉岡君が亡くなった時間です。今、深夜って」
「ああ、ニュースでは未明としかかかれてないんでしたっけ」
「正確な時間、わかりますか?」
小嶋は夜中の2時から5時だと教えてくれました。日向は、長谷部から聞いた、圭吾からの最期のメッセージが朝の登校の時間だったことを思い出しました。
日向がいそいで学校にもどって、理事会に連れて行かれる長谷部を呼び止めて、圭吾の最期のメッセージを見せてもらいました。そして、長谷部に、亡くなった時間はこれよりも前だから、これを送ったのは圭吾じゃないと言います。どうして命を絶ったのかわからないけど、この言葉は圭吾のものじゃないとやさしく繰り返しました。圭吾はその場でスマホを握り締めて崩れ落ちて泣き出しました。
そこに、マネージャーの希美香(山口まゆ)が動画流出の犯人がわかったと言いに来ます。霧島と日向が屋上に行くと、1年の同じクラスの渡辺がみんなに取り囲まれていました。渡辺は動画をとったことは認めますが、さらしていないといいます。渡辺は、動画を取った日の次の日の体育のときにデータを盗まれたと言います。渡辺は、圭吾が亡くなったのが自分のせいじゃないと思いたくて、撮ったと言います。
バスケ部のみんなは絶対に渡辺を許さないと言いますが、日向は、間違ったことをしたからいじめて言い問う理屈はないといいます。そこに長谷部がやってきました。渡辺は「ごめんなさい」と言って謝りました。長谷部は「わかった、信用する」といいます。バスケ部のみんなは「いいのか」と言いますが、こういうのはきりがないからと言って、必ず戻ってくるから問題を起こすなと言いました。
それを聞いて霧島先生は、苦虫を噛み潰した表情になって、そこからたちさりました。
長谷部は、理事会の人の前で、バスケ部を続けたいからやめたくないといいます。日向も、一人の生徒に責任を押し付けるのは納得がいかないといって、北見先生も頭を下げました。校長先生も藍沢先生に賛成すると反論しました。
その日の夜、長谷部がマネージャーの希美香と二人で公園でバスケをしてました。長谷部がトイレに行くと、何ものかにスタンガンで気絶させられました。
遅くなった長谷部をトイレに探しに行くと、長谷部は頭から血を流してたおれていました。
日向が学校を出ようとすると、圭吾の母親の真紀子がやってきました。
「こんばんは。一度、二人きりで話がしたくて」
(⇒6話のあらすじ)
ドラマ「明日の約束」はフジテレビの動画配信サービス「FOD」で配信中です。⇒FODプレミアム公式サイト
『明日の約束』5話の感想
おもしろかったですね。なぞが少しずつ分かりつつあるのですが、さらに事件や謎が増えてきていてしまいました。長谷部を襲った人はおそらくバスケ部の顧問を襲った人と同じでしょうし、圭吾の妹がパパ活のようなことをしてるし、ドンドン暗い方に流れています。日向の恋人の本庄も、兄がなくなったことで、おそらく両親のすべての愛情が降り注いできているような気がします。結婚しても、どちらの親からも離れないと良い夫婦生活は遅れないような気がします。
良かったのは、圭吾の最後のメッセージが本人が書いたものではなかったことでした。あの瞬間に長谷部を縛ってたなにかがきれて泣き崩れたんだと思います。すべてのものが自分のせいだと思っていた所から少し解き放されたと感じました。
今回のドラマでは、おそらく仲間由紀恵さん演じる圭吾の母親が悪いということになると思いますが、そうなったときに、今回に出てきたいじめの会で聞いていた母親たちはどう思うのか、ちょっと不安になりました。ドラマの中だけでなく、現実にお子さんをなくされた母親の方たちは沢山います。その人たちが見ていたとしたら、その人たちがどう思うのか考えてしまいます。逆にいじめていた人たちはどう思うのか、とても危険なドラマなのではないでしょうか。
自らの命を絶った人たちの本当の理由は、分からないと思います。
ですが、大事なことはコトバだと思います。暴力を振るわれていたり、身の回りのものに何かをされていたり、いろいろあると思いますが、最後はコトバによって、絶望したり、希望をもったりするのではないかと思います。コトバの力はとても強いものです。日向の母親の尚子も、言葉で日向を攻めたてています。圭吾の母親もそうです。親は普通だと思ってるコトバが、実は子どもにとってはとても重いものになってるということもあります。
例えば、毎日、会うたびに勉強しろと繰り返し言われてたら家出してしまうかもしれません。逆に、良い子だと言い過ぎても足かせになってしまいます。あなたも自分のことや親のこと、子供のことを考えてみれば思い当たる節があるかもしれません。
それだけコトバは強いものですから、感情で話す前に、一呼吸おいて話してみることをおすすめします。そして、相手の頭の中を想像して何を考えてるのかをおもいえがいてください。その上で、きつい言葉を優しい言葉に変えるなどをして、話をしてみる方が良いと思います。
『明日の約束』のストーリー
藍沢日向(井上真央)は、親や教師とは違う立場から、悩みを抱える生徒の心のケアに力を尽くす、高校のスクールカウンセラーです。付き合って3年になるブライダル会社勤務の恋人・本庄和彦(工藤阿須加)からは家にあいさつに行きたいと言われていますが、実は、母の尚子(手塚理美)はいわゆる“毒親”で、日向は幼い頃から過干渉な尚子とのいびつな関係に悩んでいた。
ある日、不登校が続く1年生の吉岡圭吾(遠藤健慎)のことが気になる日向は、クラス担任の霧島直樹(及川光博)と家庭訪問をすることに。母・真紀子(仲間由紀恵)とともに2人を出迎えた圭吾は一見元気そうだったが、日向には自分たちの前で決して笑顔をくずさない圭吾の様子が気にかかる。やがて真紀子は一枚の診断書を取り出し、イジメが原因で圭吾が“軽いうつ”を患っていると、イジメに気付かなかった学校側の対応を非難。しかし日向は、原因は学校だけでなく、真紀子にもあるのではないかと疑う。
そんななか、2年生のバスケ部マネージャー・増田希美香(山口まゆ)が万引き騒ぎを起こした。同居する母の麗美(青山倫子)は離婚後に次々と恋人をつくり、希美香の誕生日当日も男と遊んでいたため、その邪魔をしようとしたらしい。希美香の寂しさに気付いた日向は、「思っていることを吐き出してみたら?」とアドバイスするが、その日の放課後、日向の元に「お母さん、ころしちゃった」と希美香から電話がかかってきて――。
一方、圭吾のイジメについて早速、クラスメイトや所属するバスケ部の顧問に聞き取り調査を行っていた霧島。顧問は、部活内に問題はなかったと主張するが、それでも日向は部員に話を聞きたいと食い下がる。そこへ真紀子から、圭吾が家出したと連絡が入ります。日向は、幼馴染の言葉から、高校にいる圭吾を見つけました。話を聞いてると、圭吾から付き合ってくれと告白されますが、日向は断りました。そこに、母親の紀子がやってきて足早につれて帰りました。翌朝、圭吾は、自らの命を絶ってしまいました。
始めは理由が分からなかった日向や霧島でしたが、クラスメートの田所やバスケ部のマネージャーの希美香から、圭吾はいじめられていたようだと情報を得ます。
日向は同時に自分の母親からも過干渉されてることが恋人の和彦にばれそうになってきました仮名にも言いませんでした。ところが、尚子が勝手に本庄に会って日向のことを頼んでいました。それを知った日向は、「もう二度と会わないで」と本庄に頼みました。
ワイドショーに圭吾の母親の真紀子のインタビューが流れて、マスコミは一方的に学校の責任だと騒ぎ始めました。記者も日向に直接会いにくるようになりました。バスケ部のキャプテンの長谷部と1年の沢井は、圭吾と仲良しだったのですが、いつからか圭吾から距離を置き始めたことがわかりました。そんな時、バスケ部の顧問の辻先生がかつて体罰の事件を起こしたことがマスコミに流れて辻先生は辞表を出しました。家に帰る途中、パンプキンのおめんをかぶったやつにスタンガンで襲われて、鉄パイプで何度も殴られる事件が発生しました。
バスケ部のキャプテン長谷部が大声で怒鳴ってる動画が何ものかによってネットに流れてしまいました。そのことで、圭吾の件も長谷部がやったという風潮になってネットへの書き込みで炎上しました。長谷部は耐えきれなくなって、わざと警察に逮捕されてすべては自分のせいだと言いますが、1年の沢井とマネージャーのおかげでアリバイが成立して釈放されました。
学校に戻ってきた長谷部は、圭吾にたばこのことで脅されていたと日向に告白しました。
『明日の約束』のキャスト
- 藍沢日向 井上真央、椿が丘高校のスクールカウンセラー
- 藍沢尚子 手塚理美 日向の母親
- 本庄和彦 工藤阿須賀、日向の恋人
- 吉岡真紀子 仲間由紀恵、圭吾の母親
- 吉岡圭吾 遠藤健慎、真紀子の息子、1年B組、不登校で亡くなってしまう
- 吉岡英美里 竹内愛紗、圭吾の妹
- 吉岡正孝 近江谷太朗、真紀子の夫、教育委員会勤務
- 白井香澄 佐久間由衣、圭吾の幼馴染、フリーター
- 小嶋修平 青柳翔、週刊誌記者
- 轟木博雄 羽場裕一、校長
- 霧島直樹 及川光博、1年B組担任
- 北見雄二郎 白洲迅、2年A組担任
- 大宮奈緒 新川優愛、2年副担任
- 柏木康介 中林大樹、2年学年主任
- 宮崎麻子 馬淵英里何、3年学年主任
- 田所那美 井頭愛海、1年B組学級委員長
- 上野由依 夏子、1年B組生徒
- 渡辺純也 掘家一希、1年B組生徒
- 増田希美香 山口まゆ、バスケ部マネージャー
各話のあらすじ
以上、ドラマ『明日の約束』の5話のあらすじ(ネタバレ)と感想、動画でした。
あなたにおすすめの記事
この記事へのコメントはありません。