ブランケットキャッツ

『ブランケットキャッツ』の最終回「さよならのブランケット・キャット」のあらすじと感想!

NHKのドラマ10『ブランケットキャッツ』の最終回「さよならのブランケット・キャット」のあらすじ(ネタバレ)と感想です。クロを借りて、最後の旅に旅立ったたえ子は幼い兄妹とめぐり合って母親に届ける約束をします。クロがいなくなったと騒ぎ出した秀亮は?


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最終回以外のあらすじは、

ドラマ『ブランケットキャッツ』のキャスト

  • 椎名秀亮 西島秀俊
  • 椎名陽子 酒井美紀、秀亮の亡くなった妻
  • 藤村美咲 吉瀬美智子、藤村動物病院の医師、秀亮の幼馴染
  • 水島楓 島崎遙香、藤村動物病院の動物看護士
  • 佐伯さくら 唐田えりか、さくら食堂の看板娘
  • 佐伯奈緒子 美穂純、さくら食堂の女将

ドラマ『ブランケットキャッツ』のストーリー

椎名秀亮(西島秀俊)は、2年前に妻の陽子(酒井美紀)を交通事故で亡くした家具職人です。自分でお店を経営しています。陽子は無類の猫好きで、7匹の猫を飼っていました。名前は、ペコ、チャイ、たま、みこ、キー、むぎ、クロ。秀亮は猫には興全く興味がなく名前も知りませんでしたが、陽子が亡くなってからは、陽子の身代わりとして、罪滅ぼしの気持ちでその7匹の世話をしていました。

そんな、秀亮を心配そうに見ているのが、幼馴染で近所に動物病院を開いている医師の藤村美咲(吉瀬美智子)でした。贖罪のように猫の世話をする秀亮を身近に見ることで、いたたたまれないような気持ちになります。そして、7匹の猫を可愛がってくれる飼い主を見つけることを提案して、チラシをつくってあちこちに貼りました。

チラシの甲斐があって、飼いたいと言う人達がやってきますが、秀亮は、陽子の忘れ形見のだいじな猫たちを可愛がってくれる人じゃないとあげることを許しませんでした。秀亮は、飼う人、飼う家、飼う環境をじっくり見て、さらにお試し期間で3日間の共同生活での相性が合うかどうかも確かめてから引き取ってもらうことにしました。

なので、中々秀亮のめがねにかなった人は現れません。そんな様子を、美咲は、口をはさみながらじれったく見守っていました。


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ドラマ『ブランケットキャッツ』最終回のあらすじ

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最終回は、6話からの続きです。ご覧になってなければこちらをどうぞ⇒ 6話のあらすじ

ここから先はネタバレが含まれます。読みたくない人は、次をクリックしてください。⇒感想までジャンプ!

 

[前回までのあらすじ]

駅前の永島文具の事務をやっているたえ子(富田靖子)は、両親は仲が悪く、早くずっと家を出たいと思っていて、高校を卒業してすぐに永島文具に就職しました。始めの結婚は25才のときで、ギャンブル好きの駄目男で3年持たずに離婚して借金もたえ子が払い続けました。2回目の結婚は、33歳のときで、DV夫で外に子供ができたので別れました。ずっとまじめで、仕事一筋でやってきましたが、昨年、胃がんの手術を受けました。とりあえず治りましたが、数か月前の検査で再発していました。

たえ子は、会社のお金を持ちだします。そして、「しぬまでにやりたい10のこと」を書き出してやり始めます。外車を借りて、高級旅館に宿泊することを決めて、長年夢だった猫を、秀亮のところから借りました。車を運転して伊豆の旅館に向かう途中、道の駅で。別れた母親に会いたいと言って家出した幼い兄妹を拾って、一緒に千葉まで送っていくことにしました。その頃、秀亮たちは、たえ子の事情がちょっとずつわかりはじめてあわててました。さて、どうなるのでしょうか。

 

最終話「さよならのブランケット・キャット」

秀亮(西島秀俊)は、たえ子が自ら命を絶つんじゃないかと思って、猫のクロのことが気がかりになってしまい、美咲(吉瀬美智子)や奈緒子(美穂純)たちと相談していました。その頃、永島文具では、会社のお金がなくなったことに気がつきました。

翌朝、たえ子たちは、朝食をとると出発しようとしますが、母親の住所が千葉県木更津市しかわからないと無理かもしれないと言うと、妹のエミ(古川凛)が泣き出してしまいます。たえ子は、昨晩書いたノートを思い出して、何とか連れて行ってあげようと決心しました。もっと詳しいことがないか聞くと、母親の名前は「ミヤケカオル」で、赤い橋の近くに住んでるといういことでした。

木更津市について探しますが、簡単にはいきませんでした。途中、クロの具合が悪くなってきたので、ある公園に止まって秀亮に連絡を入れました。秀亮は、クロには薬が必要だからと嘘をついてたえ子たちの居場所を聞き出します。急いで車に乗って、美咲と二人で出かけていきました。

たえ子は、エミを公園のトイレに連れて行ってる間に、兄のサトルがクロをどこかにもっていってしまいました。帰ってきたサトルは、「誰か知らない人が連れてった」と嘘をつきます。たえ子が、どこにやってしまったかを聞いてると、秀亮たちが到着します。病気で薬が必要だと言うと、サトルはかけだしていって、橋の下までみんなを連れて行ってクロを探しました。

やっと見つかって、なぜクロを捨てたのかを聞くと、

「クロがいなくなったら、くろをさがさないといけなくなって、お母さんのところにいかなくてもすむと思ったから」

とサトルが答えました。たえ子がその理由を聞くと、

「お母さんには新しい家族がいて、だから会っちゃいけないんだ。でも、エミが泣くなから。ごめんなさい」

と言って、泣きだしました。たえ子「ごめんね、若ってあげられなくて」はと言いながら抱きしめました。

 

秀亮はクロの病気が嘘だとたえ子たちに話しました。クロは秀亮に会うと元気を取り戻してえさを食べ始めました。秀亮は、クロがいなくなってとっても心配したから、サトルやエミたちの父親もきっと心配しているはずだと言います。サトルは帰って父親に謝ろうとエミに言いました。

「エミね、お母さんにバイバイって言おうと思ったの。もう会えないから、もうバイバイって」

「言わなくていい。バイバイなんて。いつかきっと会えるから」

秀亮がそういうと、エミは笑顔でうなづきました。

みんなで車のところに戻ってくると、たえ子が悟たちを家まで連れて行ってくれと秀亮に頼みました。美咲はその前に病院に行こうとたえ子に言います。サトルたちも行ったほうがいいというと、たえ子は、無言で車に乗って出て行ってしまいました。

秀亮は、「こどもたちをたのむ」と美咲に言って、たえ子を追いかけました。美咲は近くの警察に子供たちを預けて後を追いました。

たえ子は、海沿いの道を走って、海の近くの公園に車を止めました。しばらくして秀亮がその場所につくと、車の中にはたえ子の姿がありませんでした。海まで降りていくと、少し離れた場所に、海の中に入っていくたえ子の姿がみえました。

秀亮は、たえ子に向かって走り出しながら、陽子(酒井美紀)のことを思い出していました。

秀亮が「行っちゃ駄目だ、たえ子さん」と叫びながらたえ子にたどり着くことができて、岸まで引っ張ってきました。たえ子は、

「どうしてしなせてくれないの。もうやだよ、耐えるだけの人生なんて。何のために生きなきゃいけないの」

「誰かのためだ。あんたが亡くなったら、ずっと後悔する。誰かのために」

 

警察では、サトルたちの父親と母親が迎えに来ました。4人は泣きながら抱き合っていました。

 

海辺の公園では、毛布に包まったたえ子がベンチに座っていました。

「わたしが亡くなっても、後悔する人なんていませんから。人は一人で生まれて一人で亡くなるんです。だから自分のために命を捨ててもいいじゃない」

「人は一人で生きてるわけじゃない。あんたがあの子達を大切に思ったように、あんたのことを大切に思ってる人がいるんだ。人は一人で生きてない。だけど、そんな当たり前のことに、後で気づいても、取り返しのつかない事だってあるんだ。だからしぬな。あんたのことを心のそこから心配してる人のために」

「いないわよ、そんな人」

そこに、永島文具の社長と奥さんが走ってやってきました。

「なんでそんなことするんだ、俺たちそんなに頼りないのか、そんなに信用ないのか。いや、頼りなかったんだよな、信用なかったんだよな、だから、一人で来るしんで」

「違うんです、申し訳ありませんでした。私は会社の金を取りました。申し訳ありませんでした」

と言って、土下座をして泣きながら謝りました。

「だったら、たえちゃん、病院行こう。元気になって、働いて、使った金返してもらおう。いやって言わせないよ。良かったよ、生きててくれて」

3人で泣いて喜びました。

 

たえ子は入院しました。永島文具の奥さんが着るものと一緒に手紙を持ってきてくれました。それは、エミからのものでした。「早く元気になってね」と言う手紙と一緒にマッサージ券のプレゼントが入っていました。たえ子はそれを胸に抱いて誰かのために生きてるということをしみじみと感じました。

たえ子は、そばにあった手帳を手に取りました。しぬまでにやりたいこと10のリストのページを開いて、10番目を書きました。10番目にやりたいことは、

「生きる」

でした。たえ子は幸せそうな笑みを浮かべて窓の外を見ました。

 

さくら食堂では、美咲と楓(島崎遙香)が夕食を食べにきました。女将の奈緒子は秀亮にお見合いの話を言うのはやめて、美咲に見合いを紹介しようとしていました。が、楓が、美咲には好きな人がいて、雨降って地固まったみたいというと、喜んでいました。

翌日、秀亮のところに、パリ行きの話を持ってきた元同僚の片岡(小市慢太郎)やってきます。もうデスクも用意してあると言う片岡に、

「俺は戻らない。前に進みたいんだ」

と言って断りました。

「この針箱、親子三代に渡って大事されてきたものだ。あちこちに傷があるだろ。それでもこうやって、まだ使えるんだ。まだ使いたっていう人がいるんだ。傷があっても、生き返ることができる。傷は傷でいいんだ。ごめんな」

「どうしてもか?」

「ああ」

片岡は笑いながら、くしゃみをしながら帰っていきました。入れ替わりに美咲が入ってきました。クロの健康診断が終わって持ってきてくれたんです。「でもどりになっちゃtったね」と美咲が言うと、たえ子が元気になって退院したら迎えに来ると秀亮がはなしました。

「ありがとな。お前のおかげだ」

「え?」

「こんど、飯いくか?」

そこに、楓が「やばいですよー」と叫びながら箱を抱えて入っていきました。箱の中には子猫が3匹入っていました。秀亮の眉間にしわが入りました。

 

(おわり)

ドラマ『ブランケットキャッツ』最終回の感想

面白かったですね。人は何のために生きるのかを改めて考えてしまいました。やりたいこと、もちたいこと、いろいろあります。お金をたくさんほしいとか、世界中を旅行したいとか、何かをしてみたいとかいろいろありましたが、いろいろ考えてみると、やはり、人に行き着くのではないかと感じました。秀亮がはなしていたように、「誰かのために生きる」というのは、心理なのかもしれません。たえ子は「一人で生まれて一人でなくなるから」と言ってましたが、良く思い出してみると、誰かの助けがないと生きてこれなかったと思います。そして、だれかのために何かをしてあげたことが、いままでの良い思いで担っていて、それが生きる力にもなっていたんじゃないかと思いました。

普段生活してると、そんなことは忘れて、もっと簡単なことや、自分の好きなことをしてしまいがちですが、その根元には、愛する人がいるんだと思って暮らしていきたいとおもいました。

ただ残念だったのは、猫がそれほどキーポイントになっていなかったことです。全話通じて、猫がただのアイテムになっていました。猫好きのためのドラマだと思ってた人には、ちょっとつらかったかもしれません。西島秀俊さんと、吉瀬美智子さんの恋愛ドラマのような感じで見る野が正解だったかもしれません。

原作は重松清さんです。ドラマ化されたり、有名なところでは

などがあげられます。

今回のドラマ化では、時代が変わっていますので、内容も少し変わっています。原作では、猫のレンタルなのですが、ドラマでは西島さんの奥さんが飼っていた猫の行先を決めるために、お試しで相手の家に行くようです。そして、原作では、レンタルした人が必ずしも猫好きというひとばかりではなかったので、そのあたりがどうなっていくのか楽しみです。

原作を読んでみると、重松清さんは、猫を単なる猫としてとらえていないのではないかなと感じました。犬でも鳥でも良くて、冷静な第三者の目を通して、人間を描きたかったんだと感じました。その部分がドラマではどうなってるのか、楽しみです。希望は、猫のおかげで立ち直るようなドラマだったら良いですね。

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以上、ドラマ「ブランケットキャッツ」の最終回のあらすじ(ネタバレ)と感想でした。

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福田 美喜夫

福田 美喜夫

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いつもお越しいただいて、ありがとうございます。
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【神奈川県在住の45歳、システム工学、情報経営学を専攻後、現在はアクティブシンキングライターとして生活。休日は、サーフィンにキャンプ、遅くやってきた青春を謳歌中。】

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