ドラマ「セシルのもくろみ」3話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。奈央は負けん気を発揮して必ずのし上がると宣言します。そして、ハマユカのすべてを盗もうと思って、撮影とか見学に行きます。ある日、家に行くと、酔っ払ったハマユカの夫が玄関出寝てるところに出くわしました。
ドラマ「セシルのもくろみ」3話のあらすじ
奈央(真木よう子)と江里(伊藤歩)が打ち合わせをしてると、スタイリストと黒沢洵子(板谷由夏)がやってきて、この間のけんかしたモデルがクビになったと話をしていました。黒沢は、江里に「チャンスだよ」と耳打ちしました。
さらに、編集長がやってきてハマユカがものもらいができたので撮影は1週間中止と言いました。奈央は、それを聞くと編集室を飛び出していきました。代案を考える会議が開かれました。会議では、黒沢が読者モデルに任せてくれと提案しました。現行の15名と街頭スカウトの15名でなんとかカバーできると編集長を説得してOKがでました。
奈央は、走ってハマユカの家までやってきました。眼帯をしたハマユカに家の中に入れてもらうと、いきなりハマユカの眼帯をとりました。すると、なぐられたあざができていました。それを見た奈央は警察に行こうとします。ハマユカはそれを止めて、ぶつかっただけだと話しますが、奈央はハマユカの手を取って歩き出そうとします
「警察に行きましょう」
「やめて、必要ない」
「本当に?」
「本当に」
そう言った奈央は、「じゃあ」と言って、夕食の買い物をしに外へ走り出て行きました。
ヴァニティでは、黒沢がライターを集めて、ハマユカの6pが空いたと言います。それを聞いたライターは、チャンスと思ってそれぞれ読者モデルに連絡して戦闘状態にはいりました。江里は奈央に連絡をとろうとしましたが、まったく電話には出ませんでした。
そのころ奈央は、ハマユカの家で夕食のハンバーグを作っていました。そのままハマユカの家に泊まり、夜は二人で花火をしながら昔話などをして打ち解けました。
翌朝、奈央がヴァニティにやって来ると、江里が待っていました。チャンスだと江里がいいましたが、
「わたしゃ、そんなことで多く載りたいとは思わないね」
「じゃ、穴をあけてもいいてこと?そうなって一番困るのはハマユカじゃないの?エースが故障したら、カバーするのがチームでしょ。うちらはヴァニティと言うチームの一員なんだよ。あんたがやらなきゃ、ほかの人が乗るだけ」
「だったら1ミリでもおおく載ったろうじゃねえか」
そして、家に行って自分の持ってる服を、江里の指示でコーディネートして写真でとりました。
翌朝、江里が編集室で仕事をしていると、カメラマンの山上航平(金子ノブアキ)がやってきてデートに誘いました。1回泊まったじゃんと航平が言うと、
「あれはさ、なかったことにしよ」
「なかったことにしたいの?」
「うん、じゃあ、そういうことで」
江里は急いで出ていきました。
江里はほかのライターたちと、黒沢に成果を報告していました。奈央の服は問題外でしたが、コンセプトは良いとほめられます。コンセプトは日常とエクササイズの垣根を低くすることでした。黒沢は、すぐにブランド名を指定してそのコンセプトを取り上げることに決定しました。そして、江里に1ページあげるから、街頭モデルを後5人集めて何とかしろと指示しました。
翌日、江里が指示されたブランドの服を奈央に渡してると、スカウトした街頭モデルの一人がキャンセルしてきました。それを聞いた奈央は、江里が出ることを提案して、江里をモデルとして撮影しました。奈央の撮影のときは、航平はスタジオにノリノリの曲を流して撮影をはじめました。
二人が編集室に帰ってくると、みんなが集まっていました。ハマユカの夫はアル中だというスクープ記事でした。みんなが、もう駄目だとか、代わりの人を探さないと言ってると、奈央は、
「お前ら何いってんだよ。代わりのある人間なんてどこにいるってんだよ」
と怒ってでていきました。
雑誌発売日、ハマユカの記事は出ませんでした。上層部が動いたのですが、奈央は記事になって離婚したほうが良かったと言ってると、ハマユカと会いました。屋上に行って二人ではなすと、
「大丈夫ですか?我慢してるんじゃないですか、本当は別れたいのに、ヴァニティのために別れられないとか。もしそうなら」
「別れるつもりなんてないわよ」
「みんなの憧れのハマユカっていうブランドを守るためですか」
「もちろんそれもある。ハマユカはイコールヴァニティなの」
「それ、本気で言ってます。ユカさんは、ハマユカである前に、浜口由華子さんですよね。モデルである前に、一人の人間として浜口由華子の人生はあるんじゃないですか?」
「ハマユカなしに、浜口由華子はないの、家庭もヴァニティも何も手放すつもりはない」
「嘘ばっかの世界ですね」
「宮地さんにはわからないでしょうね。私がこの人生を選んだ。真実がどうあれ、幸せで完璧な女性としてあこがれられる存在であることが私が選んだ道なの」
そういうと、ハマユカは奈央の前から去っていきました。
奈央は、安原トモ(徳井義実)のところに行きました。
「他人に幸せに見られることのほうが、自分が幸せでいることより大事だって。ユカさん。本気でそう思ってるのかな?」
「簡単なことだと思う?それが、プロのモデルを続けてきたハマユカの覚悟なんじゃないかな。一流の人間って、孤独だよ。トップに立つ人間には、孤独の上に立つ覚悟があるんじゃないかな。それが透けて見えるから強くて美しいんだと思う。宮地がそこを目指すかどうかはわからないけど」
江里は航平とバーで飲んでいました。ハマユカとは違うけども、奈央でトップに上り詰めようと言う話になりました。ハマユカの夫は断酒のプログラムを受けるために病院に入院しました。
ヴァニティでは、読者も出るとライターが集まってるところで、ハマユカが復帰したので企画はなくなったと黒沢が発表しました。ですが、江里のエクササイズの企画が通って、来月号に載ることになりました。また、代わりの専属モデルとして、外部から一人、読者も出るから一人、来週に発表すると発表しました。
(4話に続く)
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ドラマ「セシルのもくろみ」3話の感想
おもしろかったですね。モデル業界とかファッション雑誌の業界が本当にこんな風になってたら、とてもおもしろいですね。ファッション雑誌も何十種類もあって、女性誌、男性誌など色々な切り口で別れていますが、それぞれにいかに個性を出すかで競ってる感じです。
今回は、ますます奈央の暴走が止まらなくなってきました。まるで子供のように自分の価値観をトップの人や自分を雇ってくれてる人に押し付け始めましたがどうなっていくのでしょうか。そもそも、奈央のどの部分が良くて、チーム奈央を組んだのかちょっとわからなくなってきましたが、もしかしたら、恋愛感情でつながってるのかもしれないと感じました。単純に、江里は他の人とと同じようなモデルだと評価されないと言うことですし、黒沢からスカウトを命じられただけでした。カメラマンの航平は、もともと江里のことが好きだったのかもしれません。その航平を好きだったのが、ヘアメイクのトモだったような気がします。なので、このドラマは江里を中心に見て行くと面白くなると思います。
実際に、見た目的にも、性格的にも江里の方がモデル向きですし、色気があるように私は感じました。
実は、原作とは似ても似つかない主役なんです。原作の奈央は元々ファッションに興味があって、友人の誘いで読者モデルに応募をして受かってしまって、そこからモデル同士のいざこざや、女同士の駆け引き、編集者との恋愛などが絡んでくる素敵な女性でした。それが、なぜかこんな風になってしまったのですが、もしかしたら、インパクトがないと判断されたのかもしれません。
今回、胸に響いたセリフは、トモが最後に行ったセリフ、
「トップに立つ人間には、孤独の上に立つ覚悟があるんじゃないかな。それが透けて見えるから強くて美しいんだと思う」
ですね。どんな会社でも、どんな業界でも、ピラミッド型になってると思います。底辺の人もいればトップの人もいます。当然数はトップに行けばいくほど少なくなります。下にいる人たちは、そのトップの人をいつも見て、這い上がろうとしています。見てるのは、そのピラミッドの一番上の人です。なので、多くの人に見られてもぼろが出ないように自分を守ってると思います。その部分が強くて美しいんだと思います。なので、トップに這い上がろうとすれば、そのトップの人の好さを何とかマネして、盗んで同じようなことをしていく必要があります。
奈央は、その部分には気付いたのですが、実は、他のピラミッドにいるので上から目線でハマユカに説教をしてしまったんです。色気がなく、ガサツで元ヤンっぽい主婦というピラミッドのトップにいるんだと思います。そこからいかに抜け出していくのか、まずはそのピラミッドを降りて、ハマユカのいるピラミッドに位置から登って行かないとダメなのですが、その覚悟があるのかどうなのかが、これから試されるのではないかと感じました。
ドラマ「セシルのもくろみ」のキャスト
- 宮地奈央 真木よう子、埼玉北春日部在住のガサツな主婦
- 沖田江里 伊藤歩、崖っぷちのファッションライター
- 安原トモ 徳井義実、カリスマヘアメイク
- 山上航平 金子ノブアキ、カメラマン
- 浜口由華子 吉瀬美智子、雑誌「ヴァニティ」の専属カバーモデル
- 安永舞子 長谷川京子、雑誌「ヴァニティ」の元ナンバー2モデル、情報番組のコメンテーター
- 坂下葵 佐藤江梨子、超絶美脚人妻の新人読者モデル
- 小田萌子 藤澤恵麻、セレブ美人ママの新人読者モデル
- 南城彰 リリー・フランキー、雑誌「ヴァニティ」の編集長
- 石田信也 眞島秀和、雑誌「ヴァニティ」の副編集長
- 黒沢洵子 板谷由夏、雑誌「ヴァニティ」の編集デスク
- 小池雅美 小野ゆり子、雑誌「ヴァニティ」の若手編集部員
- 平井早紀 石橋けい、嫌味なセレブママ、ファッションライター
- 登坂千絵 伊藤修子、チョイ迷惑系の姉御のベテランスタイリスト
- 宮地伸行 宇野祥平、奈央の夫、金型仕上げのエンジニア
- 宮地宏樹 佐藤瑠生亮、奈央の息子
- 森泰生 加藤雅人、奈央の明るい同級生、惣菜屋店主
3話以外のあらすじ
原作
ドラマ「セシルのもくろみ」は、唯川恵さんがかかれた小説が原作になっています。唯川恵(ゆいかわけい)さんは、1955年生まれの62歳の小説家です。短大を卒業されて、10年間OL生活を送られた痕、1984年に、「海色の午後」で集英社コバルト・ノベル大賞を受賞されて作家デビューされました。2001年、46歳のときに「肩ごしの恋人」で直木賞を撮られています。女性の心の奥に潜む心理を巧みに描き続けており、怖さを感じながらも、思わず共感し心揺さぶられるものばかりだと女性に大人気の作家です。ドラマ化も多くの作品がされています。代表作は、
どれも、とても面白いので読まれてみることをお勧めします。
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以上、ドラマ「セシルのもくろみ」の3話のあらすじ(ネタバレ)と感想でした。
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