ドラマ「コード・ブルー3」の6話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。冷凍倉庫で事故が起きてしまい、さらに停電になってしまいます。フェローの二人が冷凍庫の中に取り残されてしまい、二人だけで治療をしなければならなくなりました。どうなるのでしょう?
ドラマ「コード・ブルー3」6話のあらすじ
白石恵(新垣結衣)と緋山(戸田恵梨香)が、冴島はるか(比嘉愛未)のことを話しながら医局に帰ってくると、すでにはるかは出勤していました。今日から再びヘリナースとして復帰しました。
白石がエレベーターに乗ると、新海広紀(安藤政信)がいました。藍沢耕作(山下智久)と新海で行った、天野奏(田鍋梨々花)の手術が無事に終わったことを聞くと、どうも歯切れが悪い感じでした。奏の両親は手術結果に納得していると言い残して、エレベーターを降りていきました。
一方、17歳の男子高校生が脳死判定を受けることになって、担当が緋山になりました。フェローの名取(有岡大貴)に手伝わせていましたが、あまりのドライさにびっくりしてしまいました。傍らでは、橘啓輔(椎名桔平)と循環器内科医の井上宣顕(滝藤賢一)が、橘の息子、優輔(歸山竜成)のもとに移植可能な心臓が来るかも知れないと話し合っていました。
その頃、冷凍倉庫内で荷崩れ事故が発生してドクターヘリに要請が入ります。はじめに、藍沢と藤川一男(浅利陽介)、雪村双葉(馬場ふみか)が向かいました。続いて、灰谷俊平(成田凌)と横峯あかり(新木優子)がピストンでむかいました。
灰谷とあかりは藍沢の指示の元、冷凍室内の負傷者のもとへ。すると治療を初めて間もなく電源が落ちてしまいました。暗闇の冷凍室内に、灰谷と横峯は負傷した作業員と閉じ込められてしまいます。落雷が原因の停電で復旧には2時間ほどかかるとれんらくがはいりました。さらに、藤川とはるかが向かおうとすると、落雷のためにへりの出発がおくれていました。
冷凍室の外で藍沢が診ていた作業員の容体が急変して、急遽緊急オペが始まりました。
灰谷と明かりが冷凍庫内で作業していると、どこからか携帯の着信音が聞こえました。灰谷が行ってみると、もうひとり、重傷者が冷凍庫内にいました。すぐさま外にいる藍沢に連絡すると、藤川が病院にいる白石に連絡を取って、灰谷の胸についてるカメラで被害者の様子を見ることができました。被害者のすねの上には重いラックが落ちていて出血しているのが見えました。白石は灰谷たちに、その場で切開して動脈を結索して止血しろと指示しました。
灰谷はビビりますが、あかりはやろうと決意しました。白石は氷を探して、幹部に当てて感覚を麻痺させて切開しろと指示しました。あかりがメスを入れて患部を広げようとすると、被害者が叫び始めます。しかし、あかりは動脈を見つけられませんでした。白石はもう一度切開しろといいましたが、明かりは涙を流して、「むりです。麻酔なしで、こんな、できません」と言って、氷を患部に当てました。
白石は、現場の藍沢に連絡して、ドアが何分であくか確認しました。あと10分というと白石が「もたないわね」といいました。すると、藍沢が無線を入れて、
「横峯と灰谷、どっちが切ってる。もう一度切れ」
と言いました。あかりは無理だと言います。藍沢は、灰谷に向かって、
「灰谷はどうだ。灰谷聞こえるか。シアン騒ぎのとき、お前は臆病な自分を嘆いていた。また、後になって病院に戻って嘆くのか、それともここでその患者を救うのか、決めるのはお前だ」
それを聞いた灰谷は、自らの胸をたたいて、「わかりました」と答えました。
灰谷が切ろうとすると、被害者が、辞めてくれと言って
「事故は俺のせいなんだ。つみ方が悪くて。やり直したら怒られると思って、言い出せなかったんだ。俺がビビりだから」
と言います。灰谷は、
「僕もそうです。いつも出遅れる。やらなくて言いのならやらないほうを選ぶ。今日もそうでした。でも、今やらないで、あなたが亡くなったら僕はもう自分を許すことができません。だから、お願いします。やらしてください」
被害者は、うなずきました。
灰谷は、白石の指示の元、なんとかやりぬくことができました。
しばらくしてドアが開いて、搬送が始まりました。
病院では、脳死患者からの臓器の摘出が始まりました。6個の臓器が撮りだされて日本全国に、送られていきました。ひとりの命で6人の命が助かりました。
緋山が戻ってきた臓器提供者の髪の毛を洗ってると、名取が、患者の両親からいろいろ聞いたけど、緋山のように寄り添うことができなかったと言います。それを聞いて緋山は、昔、寄り添いすぎてキャリアを失いそうになったことがあると話しました。そして、「名取、人それぞれでいいんだと思う。どんな景色が見えるか」と名取に言いました。名取は、緋山のかわりに髪の毛を洗いながら、「ありがとう、君のおかげで、6人が生きる。君はこんな言葉、要らないかもしれないけど」とつぶやきました。
橘の息子の移植手術は行われませんでした。順番は2番目でした。橘も、摘出手術をみてショックを受けたと循環器内科医の井上宣顕(滝藤賢一)にはなしました。井上は、
「彼は臓器提供のために生きてきたわけじゃない。だけど、彼のおかげで6人の命が救われる。6人だ。俺はすごいと思う」
と橘に話しました。
藍沢は、奏の病室に行って、
「リハビリをしても、手の古江がゼロになる可能性はとても低い。約束を守れなかった。申し訳ない」
「また弾けるようになるって言ったじゃない」
「言った」
「うそつき、先生は私の命より大事なものを奪った」
藍沢は、こぶしをにぎりしめました。
廊下で外を見ていると、白石がやってきました。今日のことを感謝すると、
「いや、人にはえらそうなこと言っといて、おれは肝心な俺の患者を救えてない」
「奏さんのこと?そんなことない。藍沢先生は彼女の命を救った」
「命を救ったのは俺じゃない。おれはただ、約束を破っただけだ」
そういうと、歩いていってしまいました。
(⇒7話のあらすじ)
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ドラマ「コード・ブルー3」6話の感想
面白かったですね。今回は、灰谷と名取のフェローに焦点が当たっていたお話でした。灰谷はビビりながらも藍沢の言葉で、患者さんを助けるのは自分しかないと決意して、メスを握ったんだと思います。これで、やっと一人前のドクターの第一歩が踏み出せたように感じました。
名取も、今までは、患者に向き合うというよりもゲーム感覚で治療を行ってきていたのが、緋山の言葉とか感情を肌で感じて、患者を治療するという医者の第一歩を踏み出したのではないかと感じました。
どちらも人の命の尊さを考えさせてくれるお話で、胸に訴えかけてくるものがありました。とは言え、シーズン1,2とは違っていてかなり薄い内容になっているな気がしました。それは、主役の人の心の葛藤ではなくて、新しいフェローの心の葛藤を描いてるせいなのかもしれません。なので、シーズン3から見た人はとても面白いのではないでしょうか。
今回のお話の中で感じたのは、決意があるかどうかだと思いました。シーズン1の4人のフェローは、人を救いたい、ナンバー1の医者になりたいという決意があって、柳葉敏郎さんが演じるドクターにくらいついていったのですが、今回のフェローは、そんな決意はまったくなくて、もはや医者なのかどうかわからないレベルに描かれてます。そんな3人のフェローを藍沢や白石たちが無理やり医者に育てていこうという物語になっているので、昔からのファンは反発してるのだと感じました。
これは、医者にかぎらず、何の仕事でも、勉強でも同じだと思います。お金を稼ぐとか、安定したいといったような理由でその仕事をしている人と、その仕事でナンバー1になりたいと思ってやってるひとでは、見てる方もそのさを感じますし、もちろん結果も変わってきます。特にプロスポーツの世界では、その思いが強い人ほど、トップに上り詰めていくのではないでしょうか。
理由は関係なく、何が何でもやり遂げる、成功するという決意を持つことが、一番の近道だと思いました。
ドラマ「コード・ブルー3」のキャスト
- 藍沢耕作 山下智久、フライトドクター
- 白石恵 新垣結衣、スタッフリーダー
- 緋山美帆子 戸田恵梨香、フライトドクター
- 冴島はるか 比嘉愛未、フライトナース
- 藤川一男 浅利陽介、フライトドクター
- 名取颯馬 有岡大貴、フェロー
- 灰谷俊平 成田凌、フェロー
- 横峯あかり 新木優子、フェロー
- 雪村双葉 馬場ふみか、新人ナース
- 新海広紀 安藤政信、脳外科医
- 橘啓輔 椎名桔平、救命部長
- 三井環奈 りょう
6話以外のあらすじ
以上、ドラマ「コード・ブルー3」6話のあらすじと感想(ネタバレ)でした。
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