親が亡くなる前にしておくべき終活準備。40代から始めないと苦労します。

親の終活のやり方40代からの生き方

こんにちは、としです。

40代ともなってくると、そろそろ親も70代を過ぎて、親自身の終活が気になってくるところです。40代の方に「どうなの?」と聞くと、

  • まだ早いんじゃない?
  • 親が話したがらないんだよね
  • 相続を狙ってると思われそうで、ちょっと嫌だな

なんて返事が返ってくることが多いです。

わたしもかつてはそうおもっていましたが、あることがきっかけで早くやっておいたほうがよかったとしみじみ思いました。

終活っていうと相続とかの話がメインになると思われがちですが、じつは、これから亡くなるまでの間の生活設計をしておいたほうが良いという話なんです。

生活設計なので、親が元気なうちに話をしておいたほうがいいですし、お互い安心して毎日を暮らしていけるはずです。

そこで、わたしの体験や専門家の意見をもとに、親に終活を始めさせるための具体的なステップとサポート方法をお伝えします。

最後まで読んでもらえれば、親との終活を円滑に進めるための貴重な情報とアイデアが得られて、お互いに幸せな毎日を暮らすことができます。

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親の終活をなるべく早く始めたほうが良い理由

親の終活のやり方-2

わたしにも両親がいて、終活を早く始めたほうが良いと知人たちから言われていました。

でも、あなたとおなじように、「まだいいんじゃない?」「なんかめんどうくさいよ」「まだ亡くならないでしょ」と言って、あとまわしにしていました。

「相続を狙ってるんじゃない?」思われそうだったこともあります。

ところが、母親が突然亡くなってしまい、現実を知りました。

幸いなことに母親名義のものはほとんどなかったので、手続きなどは少なかったのですが、それでも葬儀の1週間後までいろいろとしなければいけないことがありました。

終活は相続の相談だけじゃない?

そこで父親とも相談して終活を始めたのですが、終活と言っても相続だけじゃないんだと気づきました。

それは、相談してる時の父親のちょっと悲しそうな顔を見たからです。

多くのサイトでは、「終活 やること」と検索してみると、

  • 葬儀
  • 墓の段取り
  • 遺言の準備
  • 身の回りの整理
  • 相続

といったようなことしか出てきません。

よく考えてみると、それって就活する人に対してとっても失礼なんじゃないでしょうか。

自分が亡くなった後のことまでいろいろと心配して、周りの人に迷惑をかけないようにするなんて・・いかにも日本的すぎます。

周りの人の気持ちはわかりますが、本人にしたらやってられないですよね。勝手にやってくれ!って感じだと思います。

そのことに気づいて、

「終活は亡くなった後のことだけでなく、それまでにできるだけ楽しく、幸せに暮らすための計画なんだよ」

と父親に言ってみると、それまでの表情が途端に変わって積極的になってもらえました。

ちなみに、法律的に親を捨てることはできません。相続放棄するにもいろいろな手続きが必要ですし、つながりは残ります。

それでも何とかしたいと思ったら、連絡を取らないようにして音信不通にするしかありません。

親を捨てる方法

終活とは人生の最後の生活を計画すること

終活を英語に直すと「end-of-life planning」です。

つまり、本来の終活は人生の最後の生活を計画することなんじゃないでしょうか。アメリカでも終活があるとしたら、そういう意識の方が強いと思います。

この記事では、そういったことを念頭に置いて、終活の意味や始め方を説明していきます。

終活は決して通帳の管理とか財産の相続方法など、亡くなった後のことだけを決めるだけではないです。

終活は親が元気でいるうちに、残りの人生をどのような暮らしをしていくのか、どのような楽しみを見つけていくのかなどを決めていくことです。

ですから、なるべくはやく終活を始めたほうが良いんです。

元気で動けるうちに旅行に行ったり、趣味を始めたり、友人との交流も計画をもってできますよね。そういったことも一緒の計画することが、終活だということです。

残りの人生にどれだけたくさん楽しいことができるのかを早めに計画していきましょう。

そのことがまた、あなた自身の終活にも参考になるはずです。

昔から言われてるとおり、まさに「親孝行したいときには親はなし」です。わたしのようにならないように、なるべくはやく終活を始めることをお勧めします。

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親の終活でするべきことをステップ別に紹介

ステップ

親の終活を早くすることが大切だというのは、わかってもらえたと思います。

でも、だれでも初めはやったことがないですし、教わったこともないはずなので、どうしていけばいいのかわからないはずです。

ここまで読んでもらえれば、今までの終活に対するイメージも変わったはずです。

やみくもにエンディングノートとかを買ってきて、親に差し出して「書いてくれ」といっても相手にされなかったり、場合によっては怒ってしまうかもしれません。

親とは言え自分ではない他人ですので、思ってくることがテレパシーのように伝わるわけはないです。コミュニケーションがとても大切になります。

40代から人生を変えるには人間関係がとても大切

じゃあ、どうすればいいの?と思われてるはずです。

大丈夫です。家族の話し合いとか親の説得とか考えずに、会社のプレゼンテーションだと思えばいいんです。

プレゼンテーションの意味は、新しい商品を顧客に売り込むためのものですよね。説明して説得して具体的な行動を決断してもらうことです。

それと同じで、親に終活を売り込みましょう。

プレゼンのステップは、PREP法を使います。

PREP法とは、

  1. 結論(Point)
  2. 理由(Reason)
  3. 具体例(Example)
  4. 結論(Point)

という流れで話を進めていく方法です。

これを親の終活問題に応用すると、

  1. 終活の大切さをアピール
  2. 終活をする理由の提示
  3. 具体的な終活方法
  4. 終活することを再度強調

親の終活に関してステップごとに解説していきます。

ステップ1:終活の大切さをアピール

まずは、終活が大切だということを理解してもらいましょう。

終活が大切な理由は、

  • 意思の明確化
  • 家族の円満な関係
  • 財産の適切な処理
  • 医療処置の意思表示
  • 経済的な準備

の5つがあげられます。

この中で一番大切なのは、意思の明確化です。

父親や母親が将来のことについてどう思ってるのかを聞いておくことです。その考えをもとに将来の設計をしていけばいいんです。

将来の設計をあらかじめ立てておくことで、家族の仲が円満になり、経済的な準備をすることができます。

この話をするときには、軽い調子で切り出してみることです。

「終活ってたいせつだよね。テレビでもやってるし、70歳を過ぎたらやっておいたほうが良いって言ってるけど」

「70歳を過ぎたら終活したほうが良いって。安心するし、もしも突然倒れられたりしても、こっちもこまっちゃうんだよね。だから、いまのうちにいろいろと話を聞かしてもらいたいんだよね」

といった感じで切り出してみましょう。

お酒を飲みながらでもいいですし、できるだけ機嫌がいいときを見はからってきりだしましょう。

切り出したときに話をするのもいいですが、日時をきめて、みんなあつまって食事をしてる時などに、ワイワイと話してみることをお勧めします。

ステップ2:終活をする理由・メリットの提示

とはいえ、そういったことを切り出しても、「わかったわかった」とか「そのうちにね」と言われて、そのままになることも多いです。

理由はわかっていても面倒くさいのと、現実を突きつけられてるようでつらいからです。

そんなときに、「そうはいってもね」「ぜひたのむよ」と無理強いすることは避けたほうがいいです。

そのあとの関係性が悪くなったり、本音を語ってくれないからです。

そういったときには、終活といっても亡くなった後のことだけじゃないことを説明しましょう。

上でも書きましたが、終活はこれからの人生をどうやって暮らしていくのかをお互いに考えることだと説明するんです。

何も考えずに暮らしていけば、介護したり、いきなり入院する日は突然にやってくるはずです。

あらかじめそういった日がくることを想定しておけば、それまでにできることを考えておくことができます。

それは、

  • 旅行
  • 会食
  • 家族が集まる日を決める
  • 家の改装
  • 引っ越し

などです。

寝たきりになってしまったら旅行なんていけないし、寝たきりじゃなくても認知症とか膝が痛くなってきたら、旅行には行けなくなります。

そうなるまでに、みんなで楽しむことを計画しておくわけです。

「終活っていうけど、葬儀や口座の話だけをするんじゃなくて、旅行とかこの家のことを話したいんだ。両親が元気なうちに、あちこちに家族そろって旅行に行きたいし、1年のうちに何回か、家族全員がそろって会食とかホテルに泊まって楽しみたいよね。そんな計画も立てたいんだ」

といえば、きっと納得して話し合いに応じてくれるはずです。

嫌な話もしなければいけないけど、それ以上に楽しい話をしてメリットをわからせることがとても大切になります。

ステップ3:具体的な終活方法

具体的に話し合うことは、上でも書きましたが、

  • 意思の明確化
  • 家族の円満な関係
  • 財産の適切な処理
  • 医療処置の意思表示
  • 経済的な準備

になります。

「意思の明確化」は、家や財産、葬儀などをどうしたいのか?を聞くことです。

家だったら、誰に次いでもらいたいのか、それとも継がずに売り払って老人ホームに行くのか、財産はどのように分けるのか、それとも全部売り払って生活の足しにするのか、などです。

葬儀や入院なども、親独自の考えがあるはずです。

それを聞いて、親が望むような生活にしてあげることがとても大切になります。

「家族の円満な関係」は、親だけでなく子供全員集まって話し合っておくことで、はっきり言うとだれが親の面倒を見るのか?ということです。

親の面倒を見る代わりにすべてを相続したり、経済的な援助をもらったり、いろいろ決めておくことがあります。そのあたりを子供同士で話しておきましょう。

そして、毎年1回は旅行に行くとか、家族や子供たち全員が集まる日を決めるとか、これからの暮らし方を話し合っておきましょう。

これは親孝行をするためのものです。

わたしのように、生きてるうちにもっと旅行に連れて行ってあげれば・・なんて思いをしないように、あらかじめ何ができるのかを元気なうちに考えておくためのものです。

親のためというよりは、あなたのためのもので、何ができるのかを兄弟たちと一緒に考えておきましょう。

「財産の適切な処理」「医療処置の意思表示」「経済的な準備」は、一般的に言われてるエンディングノート(終活ノート)に書かれてることを確認することです。

終活ノートの書き方
終活ノートのDL先

終活ノートは、

  • 基本情報
  • 預貯金
  • 資産、カード
  • ウェブ関連
  • 親族、友人
  • 告知・延命処置
  • 葬儀
  • お墓

などが書きやすいように、テンプレート形式でノートになってるものです。

終活ノート-1

終活ノート-2

(引用:コクヨ

このコクヨのエンディングノートは、楽天市場で買えます。

 

失敗せずに不動産(土地や家)を相続する方法

終活ノートを書くのは、後日でも大丈夫です。ゆっくりと正確に書いてもらうことです。

一緒に書いてもいいですし、購入してそのまま親に渡してもいいんじゃないでしょうか。

何も考えずに、1ページ目から読みながら書いていけばそれで完了してしまうので、とても楽です。

ただ、どうしても書く内容が人それぞれにだいぶ違ってきます。

項目によって書ききれない場合もありますので、別に真っ白なノートを買って、終活ノートを見ながら、そちらに書いていくほうがきれいに見えて楽かもしれません。

この経験はあなた自身の終活にも参考になります。まだ40代ですが、50代、60代になったらやらなくてはいけないので、予行演習としてみておきましょう。

50代からの終活は断捨離から

ステップ4:終活することを再度強調して行動を促す

話し合いの席で大切なのは、両親や兄弟たちとの意思の疎通、一本化です。

これからの親との生活をどのようにしていくのかを、明らかにすることが大切です。

あやふやなままで終わらせたりしないように、はっきりとどうしたいのかを聞きましょう。

もしかしたらその場では結論が出ないかもしれません。終活ノートも含め、後日に持ち越しても良いのでしっかりしたしたことを決めることです。

そして、それを書類などにして親と兄弟たちに渡しておきましょう。

もちろん書かれてる内容に変更があったら、お正月など全員が集まるときに、話し合いをして随時変えていくことです。

逆に、お正月のようなときに、全員で見直しをしても良いかもしれません。

忘れてるのを思い出させるという意味でもいいことですし、預金などは1か所にまとめたほうが良いとか、良い意見が出てくることも多いです。

膝や腰が悪くなってきたから、もう旅行は無理とか言われるかもしれません。

そのための終活なので、臨機応変に順次変えていくことが大切になってきます。

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親の終活準備を40代から始めましょう

親の終活のやり方

親に終活するようにうながしていくことを、40代から始めたほうが良い理由とその方法を紹介してきました。

40代の方自身の終活というと、まだちょっと早いのですが、40代の方の親の終活はそろそろ必要になってくるはずです。

人生100年の時代になろうとしていますが、60代、70代でもとつぜんになくなってしまうというニュースも良く報道されています。

厚労省からは平均寿命と健康寿命について発表されています。

平均寿命と健康寿命

(引用:厚労省

青い折れ線グラフが平均寿命で、赤い折れ線グラフが健康寿命です。

平均寿命と健康寿命の間で、男性、女性ともに、約10年の差があります。

健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。つまり介護を受けずに、自分だけで生活できる年齢ということです。

まだまだ60代、70代と思っていても、実は、一人で健康に生活できるのは、それほど長くはないことが多いんです。

ですから、元気で動きながら生活できるときに、やりたいことをやっておくのがとても大切になります。

それを考えるきっかけが終活になります。

終活というと、相続とかお墓、葬儀などの亡くなった後のことを考えがちですが、健康に動ける間の生活も一緒に考えておくことがとても大切になります。

それは親自身にもあてはまりますが、子供もしっかりと受け止めることが大切です。

親孝行とは単純に介護するだけじゃないです。一緒に楽しみながら何かをすることで、思い出をつくるのもお互いの心に良い影響があります。

「親孝行したいときには親はなし」なんていう状態になれば、お互いに不幸になってしまいます。

そうならないためには、元気で動けるうちに、家族全員そろってこれからのことを考えていきましょう。

なくなってから気づくものはたくさんあります。そうならないためには、今なにができるのかをしっかりとかんがえて実行していくことが大切です。

参考文献

アマゾンで買えます。

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人生に迷っていたら

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そんなときに、少しでもあなたのお役に立てればと思って、人生の生き方について、わたしの経験を元に色々と記事を書いています。

その中で、40代の方によく読まれている記事をまとめました。

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