イギリスがEUを離脱するか、残留するか、問題になってますが、日本ではそれほど大きな話題にはなっていません。
イギリスがEUを離脱する理由や残留する可能性、日本への影響は、株価以外に何があるのか、調べてみました。
イギリスがEU離脱に!
イギリスが国民投票の結果、EU離脱と言う結論を出してしまいました。
この結果考えられることは、
- スコットランドが独立してEU加盟
- フランスがEU脱退
- ドイツの台頭
- EU加盟国で、同じような国民投票の声が。
- 円高、ポンド、ユーロ安
- 日本からの輸出が難しくなってくる
- 金融市場の変化
- イギリスの日本からの進出企業がEU圏に移動
などが考えられれます。
間違いないのは、イギリス、ヨーロッパ各国への輸出産業がダメージを受けるということです。
さらには、先日の中国の国家元首のイギリス訪問に見られたように、さらなる英中関係の蜜月化がすすんで、日本への対応も少し変わってくる可能性があります。
投票結果では、イングランドが離脱、スコットランドが残留と明確に別れていましたので、イギリスとしての国のなり方も変わってくる可能性あります。
今後の動向、EU各国の動静などもしっかり見ておきたいです。
ただ、まだ残留の可能性が残っていると、ある番組が言っていたので、ちょっと調べてみます。
この結果は、アメリカの大統領選にも影響してくると思います。
凄いことになってしまいました・
イギリスがEUを離脱する理由
まずは、イギリスがEUを離脱する理由を見ていきましょう。
離脱したい理由は二つ。
- 移民、難民受け入れ
- プライド
理由を一つずつ見ていきましょう。
移民、難民受け入れとは?
シリア難民などを、イギリスとして受け入れたくないということです。
EUの加盟国には、「難民受け入れを拒否できない」という法律があります。
移民についても、特別な理由がない限り、拒否できないのです。
ですから、難民問題がEUの各国で起きているのですが、イギリスは社会保障が手厚く、生活していくには一番便利な国なので、多くの難民が押し寄せているのです。
つまり、多くの難民は、イギリスまでたどり着ければ、何とか生きて行けると思ってるんです。
多くの難民が入ってくると、すぐに想像できますが、お金がなくなる、イギリス人の仕事が無くなる、治安が悪くなる・・・など、多くのマイナス面が起きています。
日本に例えてみると、隣の中国から1億人がお金を一銭も持たずに入ってきたら、とんでもないことですよね。
しかも、それを拒否することができないわけです。
なので、EU離脱を叫ぶ人がいるんです。
プライド
イギリス人はプライドが高いです。
ま、あたりまえですが、EUの他の国々とはちがうということを保持したいのです。
ですから、ユーロはつかわず、ポンドのままです。
ヨーロッパへの関税はかかりませんが、入出庫国は、審査が必要です。
しかも、ギリシャ危機など、他の国が財政的に落ち込んでくると、それに対して、補助してあげないといけないわけです。
言ってしまえば、「あんたんちの家計が苦しいのを、私の家にまで押し付けないでよ!」って言うことです。
そもそも、EUができたのは、戦争の為です。
第二次世界大戦は、ドイツとイタリアが他のヨーロッパの国に攻め込んだのが発端です。
二度と戦争なんて御免だ!って思ったヨーロッパの人たちは、「じゃあ、ヨーロッパを一つの国にしてしまえば、戦争は起きないじゃん」って思って、欧州経済協力機構とかを創っていって、その結果、EUにまで発展していったんです。
ですから、ヨーロッパに戦争は嫌だけど、ヨーロッパの他の国と同じ国になるのは嫌だ!と言うのが、イギリスの立ち位置です。
超簡単にいうと、そんな感じですね。
だから、ちょっとは関わっていきたいし、ヨーロッパの盟主的な地位も欲しいんだけど、独立性も保ちたいってところです。
では、現在の所、離脱と残留の可能性はどのくらいなのでしょうか。
残留の可能性は?
6月13日に行われた世論調査では、
- 離脱 53%
- 残留 47%
6月17,18日の世論調査では、
- 離脱 42%
- 残留 45%
この間に、残留派の議員の事件がありました。
影響があるかも知れません。
また、ブックメーカーのオッズは、
- 離脱 43.31%
- 残留 56.69%
になっています。(6月20日午後6時)
こちらにブックメーカーにリンクを張っておきますので、毎日見てみてください。
まとめます。
今の所、残留のほうがわずかに上回っていますが、もしも、離脱が選ばれた場合、。日本への影響は計り知れないものになります。
まずは、株価が大変動します。
円高がますます進みます。
イギリスへの輸出入に大打撃が出ます。
ロンドンの金融市場に大打撃がでます。
これは、日本に限らず、イギリスと関係している国、全てに関わってきます。
ということは、リーマンショック並みの影響が出るはずです。
ギリシャのデフォルトに近い位の大きなニュースです。
それなのに、日本ではそれほど大きなニュースとして扱われていません。
イギリスよりも舛添元都知事の何千万円かの使い込みの方に目が行っちゃってます。
これは、怖いことです。
どのような対策を立てればいいのか、チョット考えておく必要があります。
株やFXをやってる人も、この1週間は何もしない方が良いかもしれませんね。
最後に、イギリスの国民投票の開票スケジュールを載せておきます。
日本時間で書いておきますね。
6月23日(木) 15時 投票開始
6月24日(金)
- 6時 投票終了
- 9時 4地域発表
- 10時 48地域
- 11時 61地域
- 12時 135地域
- 13時 109地域
- 14時 66地域
- 15時 最終結果発表
おそらく、13時の109地域発表の時に、大勢が判明すると思われます。
この時、世界ちゅが固唾をのんで見守っているはずです。
何が起こるかわかりません。
気を付けて見守っていてください。
以上、イギリスのEU離脱か残留か、その影響についての記事でした。
コメント
[…] ※参照※http://40exchange.com/eu-2823 […]