ファクトリエの山田敏夫社長が、4月7日の『カンブリア宮殿』に出演されます。
山田敏夫社長は、アパレルブランドのファクトリエを立ち上げて、世界にメイドインジャパンを広げようとしています。今回の『カンブリア宮殿』では、日本が誇る技術力の高いアパレル工場を、山田敏夫社長がどのようにして探し出し、説得して世界に通用するブランドにしていくか?に密着しています。はたして、どのようなビジネスモデルなのでしょうか。山田敏夫社長のプロフィールを見ていきます。
山田敏夫社長のプロフィール
山田敏夫社長は、
- 1982年10月20日生まれの33歳。
- 熊本県出身
- 中央大学商学部卒業
実家は、100年つづく老舗の婦人服のお店だったそうです。お兄さんがいるそうですが、先生をされているらしくて、山田敏夫社長が実家を継ぐという意識は小さいころから意識されていたそうです。そして、転機は大学生の時に訪れます。大学2年生の時に、フランスに交換留学をしたんです。フランスについたとたんに、すりに会って一文無しに。留学先の大学の職員の人に連絡を何とか取って、その人のおばあちゃんの家に2か月ほど居候することになったそうです。
その時に、フランス語を覚えたことが役に立って、あのグッチにアルバイトすることができるようになったんです。初めは、倉庫整理でしたが、最終的には売り場を任されたそうです。その時の店員たちのポリシーに共感を得て、日本にも海外に誇れるようなブランドを作りたいと思ったそうです。というのは、フランスなどのブランドは、お客様と対等の関係なんですよね。ブランドに対してプライドを持っているので、お客様に変にへりくだったりしないし、もちろん安売りなんかもしないんです。
かたや、日本のブランドは、技術力は世界高水準ですが、「お客様は神様です」の精神が根付いていて、お客さんの下手なんですよね。立ち位置が。だから、その時に、世界に通じるメイドインジャパンのブランドを作ると決意したそうです。ただ、帰国してから、創業するまではまだまだ紆余曲折がありました。初めに就職したのは、ソフトバンク系列のソフトバンク・ヒューマンキャピタルです。アパレルとインターネットをコラボさせようと計画して、IT業界の中身や、テクニックを勉強したそうです。
その後、東京ガールズコレクションで有名「fashionwalker.com」に転職。再び、倉庫係から初めて、社長直轄の開発事業部に移動し、当時の社長にビジネスの事を一から教わったそうです。そして、fashionwalker.comがワールドに買収されるのと同時に退社されて、自分の会社「ライフスタイルアクセント」を立ち上げました。それが、2012年の1月です。
では、そのビジネスモデルとはどういうものでしょうか?
ビジネスモデルは?
ライフスタイルアクセントのビジネスモデルは、日本の技術力の高いアパレル工場からブランド「ファクトリエ」を作って、ネットで販売するというものです。
サイトはこちらです。→ ファクトリエ
もともと、日本には技術力の高いアパレル工場が多いんです。世界各地のブランド、例えば、グッチとかヴィトンとか、その下請けの工場が日本の各地に存在しているんです。その工場を山田敏夫社長が一人で見て回って、技術力が高いところとだけ提携して独自のブランド「ファクトリエ」を作ったんです。もちろん、その工場のブランドでもあるので、その工場の名前も入れます。例えば、「ファクトリエ HITOYOSI」みたいに。それを、ファクトリエの通販サイトで、つまりネットで売っているわけです。ただ、普通のネットビジネスとは違います。違うポイントは、
- 中間商社が入らない
- 値段、初回数量を向上が決める
- 取り分は50%ずつ
- 半分をライフスタイルアクセントが購入して販売
- デザインは、ライフスタイルアクセント工場で決める
この5点に大きく分けて絞られます。
まずは、中間商社、卸売会社が入らないので、価格を抑えることができます。その浮いた分を、工場とライフスタイルアクセントで半分ずつ分けることによって、今までよりも利益が出るわけです。そして、値段、数量を工場側が決めて、半分は工場の買い取りになりますので、自立意識が出てきます。つまり、性能、機能、細かい部分まで手の込んだ仕事をするわけですね。要は、売れないと困りますから。お客さんにとっては、今までよりもいい商品が、今までよりも安く手に入れば、飛びつきますよね。その時点で広告の必要がなくなる訳です。
よく見てもらえればわかりますが、山田敏夫社長、工場。お客さんのすべての人が喜ぶ仕組みなんです。山田社長は、品質が良くなって世界的ブランドになっていけばうれしいですし、もちろん利益も出ますよね。お客様も、世界的なブランドよりも良い商品をお得に手に入れられれば幸せです。工場も、今までよりも利益が出ています。提携している工場では、久しぶりに新卒の採用もあるまでに立ち直ったそうです。いろいろいいところはありますが、一番のポイントは、工場で作っている人たちの気持ちの持ち方がかなり変わってきて、プライドを持った仕事をしているのではないかと思います。今までは、いくら世界的なブランドの下請けと言っても、名前が出てきませんから。それが、日本中に名前が広がっていくことによって、実は、素晴らしい仕事をしていたんだと、認識することができれば凄い変化が出てきます。それを、山田敏夫社長が狙っていたのではないでしょうか。そういう工場がいくつも出てくれば、モノづくりに対して、若者たちの考え方も変わってきますし、社会的なムーブメントも起きてくると思います。
工場側も同じことが言えます。山田敏夫社長が回った工場は、350軒あるそうです。その中で、提携している工場は20軒だけのうようです。つまり、技術力がない工場は、提携できないんです。やはり、日本のトップブランドの予備軍の工場ですから、それなりに高い技術力が必要になってきます。そのあたりに、工場側に新たなモチベーションを持ってもらえることができると思います。技術力を高めれば、ブランドに成れるという意識ですね。これは、今までにない考え方だと思います。ぜひ、他の分野でも、同じようなムーブメントが起きることを期待しています。
ちなみに、アパレル業界に新風を巻き起こしている企業は他にも、シタテル、フクル、ヌッテなどがあります。
どのブランドも、普通のアパレル企業とは違うモノづくりをされてますので、ご覧ください。
まとめます。
4月7日の『カンブリア宮殿』では、ファクトリエの山田敏夫社長が出演されます。
ファクトリエのサイトはこちらから。「ファクトリエ」
山田敏夫社長のビジネスモデルは、
- 技術力の高い工場と提携して、新たなブランド「ファクトリエ」を立ち上げる
- デザインは、ファクトリエと工場で。
- 数量、個数は工場側で決定
- 売上は50%で。
- 生産した商品は、半分ずつ所有
- 工場から直接お客様に販売する
というモデルです。このモデルを使うことによって、ファクトリエ、工場、お客様の三方よしの考え方で、誰もが利益を得て幸せになることができます。そして、一番は、工場自体が自立することです。いままでは、大手ブランドの下請けの会社としてでしか存在しなかったのが、自社ブランドを立ち上げることによって、プライドも出てきますし、経営戦略も独自で考えることができるようになります。そのおかげで、今までよりももっと品質的にいいものができて、日本のトップブランドにもなることができるようになるんです。フランスのヴィトンとか、グッチなどと肩を並べて販売できるようなそんな未来が待っていると思います。
『カンブリア宮殿』では、山田敏夫社長がこれからの展望なんかを語ってくれるとおもいます。おそらく、海外を視野に入れているのではないでしょうか。ネットの世界ですし、これからの時代では海外輸入とか仕入れの部分がだいぶ垣根が下がってくると思います。実際に、バイマとか、個人輸入などをしている人が増えてきていますので、将来的には、個人で海外からのトップブランドの商品を買う時代が来るのではないでしょうか。そういうことを想像するだけで、楽しいですね。
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