岩田雅裕先生が、『情熱大陸』に出演されます。
岩田雅裕先生は、歯科医のドクターで、現在55歳のフリーランスのドクターです。フリーと言うのは、どこにも所属していないお医者さんで、現在では、日本の8院の病院で手術などをされています。
そして、1ヵ月のなかの1週間を、カンボジアに赴いて、無償で手術をされているそうです。どんな先生なのか、見ていきましょう。
岩田雅裕先生とは?
岩田雅裕先生は、1986年、岡山大学を卒業されてから、数多くの病院で勤務されています。
- 岡山大学附属病院 口腔外科
- 広島市民病院 口腔外科 (口腔外科部長)
- 岡山赤十字病院 口腔外科
- 琵琶湖大橋病院 口腔顎顔面外科
- 岸和田徳洲会病院 顎顔面口腔外科(顎顔面外科部長)
- 宇治徳洲会病院 口腔外科
などです。
岩田先生のHPを見てもらえればわかるんですが、とてつもない数の手術をされています。
- 顔面骨骨折手術 2540件
- 顔面、頸部消炎手術 810件
- 良性腫瘍手術 2510件
- 頭頸部がん手術 1710件
など、上げていけばきりがありません。トータルでは1万件以上の手術をされています。
33歳で部長に抜擢されるくらいですから、そうとうの腕前だったんではないでしょうか?
現在では様々な大学で教授や講師をされています。
- 中華人民共和国湖南師範大学湖南省人民医院客員教授
- カンボジアプノンペン国際大学教授
- カンボジア国立プノンペン大学客員教授
- ラオス国立ラオス大学招聘教授
- スリランカゴール総合病院非常勤医師
- スリランカペラデニヤ大学客員講師
- 中京大学情報理工学部非常勤講師
- 岩手医科大学歯学部非常勤講師
一部では、違法行為とか言われていますが、間違っています。
岩田雅裕先生は歯科医師でもあり、口腔外科専門医でもあります。それにも数多くの学会、認定医などの肩書を持たれています。
ですから、カンボジアでも日本でも数多くの手術をされているわけです。
2013年に退職されて、フリーランスの歯科医に。
そこには、深い理由があるんです。
フリーランスになった理由?
フリーランスになった理由は、
カンボジアの人を助けたい
理由はこれだけだと思います。
2001年、友人に誘われてカンボジア旅行に行かれます。
その時、NPОが運営する小児病院を訪れます。
その後、何か月か過ぎた後、再び訪れた時に、手術の依頼が来てその場で執刀することになったそうです。
その時の手術の状態、病院自体の状態、カンボジアの国の医療に関する状態を見て、やらなければいけないという気持ちが湧いたそうです。
ふつう、日本では器具、検査機器、スタッフなどがすべてそろっていないと手術は難しいのですが、カンボジアではそんなことは言っていられないそうです。
何と言っても、お医者さんの数が圧倒的に足りないんですよね。
過去の独裁政権の時に、医療制度がメチャクチャに壊されてしまったんです。
ですから、お医者さんはいないし、お医者さんを育てていくような機関、先生などが全くないんですよね。
ある意味では、離島のお医者さんに共通するメンタルだと思います。
規模はメチャクチャ違いますが。
片方は、島ですが、もう一方は国ですからね。
お金も大切だと思いますが、教育ももっと大切だと思います。
日本も、そちらの方の支援もしっかりしていってもらいたいですね。
ただ、岩田先生は一人で戦っているわけではないんです。
となりには、奥さんがいるんです。
岩田雅裕先生の奥さんとは?
岩田雅裕先生の奥さんは、1981年生まれの34歳。
だいぶ年齢が離れているんですが、奥さんも葉に関わる仕事をされています。
歯科衛生士です。
2007年にカンボジアに行かれた時に、岩田先生とお知り合いになられたそうです。
そして、岩田先生の仕事をサポートするために、非営利団体の一般社団法人ウィズアウトボーダーを設立して、岩田先生の活動を世間に知ってもらうような活動をされています。
2016年には、お二人で大山激賞を受賞されています。その後、公益財団法人釈迦貢献支援財団受賞もされています。
大山激励賞は、発展途上国で長年、医療協力に尽くしている方に贈られる賞なんです。
さらには、今回の『情熱大陸』みたいに、メディアに紹介されることによって、多くの支援が集まったり、同じような志の先生が現れてくると思います。
私も、なんでもいいので応援していきたいと思います。