ドラマ「刑事ゆがみ」の最終話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。
「刑事ゆがみ」最終話のあらすじ
うきよ署では、ロイコ事件を説明していました。今から7年前、河合武と河合伊代の夫妻の命が奪われて、娘の和美は記憶障害と失声症になってしまいました。容疑者は小説「ロイコ」の作者横島不二実(オダギリジョー)とされて、焼身自殺を図って事件は終了したとされていました。ところが、先日起こった薮田という元医師の事件で、横島が関与していたことがわかり、焼身自殺を図ったのは横島ではなくて薮田の息子だとわかり、捜査は振り出しに戻りました。7年前の報告書に弓神が手を加えていたと報告されました。
それを聞いた署長は、「それって不祥事って言うことじゃないの?共犯だからね」と激怒しました。
弓神が海沿いを歩いていると、横島から電話がかかってきました。ヒズミに何をしたのか聞くと、ロイコ事件の犯人は弓神で全部の罪を横島になすりつけたこと、現場の写真を見せただけだといいました。弓神は、
「おまえ、何がしたいんだよ」
「おまえに時効はないからな」
「そんなことして何が楽しいんだ」
「いま、小説の最終章を書いてるとこなんだ」
「ゴーストライターもいなくて書けんのか?」
「結末、どうしようかと思ってさ。なんか、アイデアあるか?」
「ヒズミには手を出すな。お前なんか簡単に捕まえられるんだから」
「ああ、そうか、簡単か?」
そういうと、後ろの壁からリフトに乗った横島が現れて、弓神をひきそうになりました。海のぎりぎりまでくると、爪を下げて乗っていたものを海に落としました。弓神は、そこに人らしきものが乗ってるのが見えると、「ヒズミー」と叫んで駆け出して海にとびこみました。横島は大笑いしていました。マネキンが浮かんでいました。
翌日、虎夫がヒズミの病室に行くと、「元気になりました」と書かれたボードだけがベッドの上に乗っていました。理香(稲盛いずみ)は、弓神がちょくちょく出してくる満喫の領収書をだして、ここにいるかもしれないといいました。
虎夫が行くと、案の定弓神がいて、暴れましたが逮捕することができました。すると、横島は弓神か虎夫を狙ってるといいます。小説の最後にはそれが書かれていたといいます。そして、携帯を調べてくれといいました。はやく横島を逮捕しないといけないから、手錠をはずしてくれといいました。
虎夫は、署にかえって、理香と二人でロイコの出版社にいきました。そこで、なくなった河合は横島のゴーストライターをしていたことがわかりました。そして、生前、河合が「生活も仕事も横島のゴーストだ。家族も横島にのっとられた、あいつをころしたい」と言っていたと聞きました。
その頃、ヒズミは横島といっしょにいました。横島はヒズミに乱暴していました。
虎夫が署にいてしらべると、横島は河合の妻を暴行していたことがわかりました。そこに、携帯の情報が届けられました。そこに、多々木挙男(仁科貴)がきて、花道署から証拠をもらってきたといいました。それは横島の焼けた免許証でした。弓神が後から焼いたものだといいました。その犯罪の時効が成立するのは明日でした。
虎夫が道を歩いていると、サンタの格好をした男達に連れ去られました。ロイコの部屋のサイトには、「サブキャラひとり確保」と出ました。弓神は急いで、理香に電話をして虎夫がやばいと告げました。そして、サイト「ロイコの部屋」の利用者を特定してくれと頼みました。理香は、すぐに投稿者の位置情報を調べてくれとお願いしました。
そのころ、電話を終えた弓神も連れ去られました。
理香は投稿者の居場所を突き止めて、多々木たちと踏み込みました。その部屋にいた3人を逮捕することが出来ました。
虎夫が気がつくと、そばには気を失ったヒズミがいておなじように縛られていました。そばには、横島もいて、
「すべて弓神が書いた筋書き通りにカルト小説家を演じただけだよ。小説をベストセラーにするためにな。ロイコ事件なんてのはな、全部弓神が考えたことなんだよ。あいつ、いっちゃてるだろ、刑事のくせに」
「その行っちゃってる刑事が、天才小説家より面白いことを考えたってことだな」
「サブキャラが、作者を愚弄するなよ」
そのころ、弓神は覆面をかぶせられて車に乗せられていました。弓神は理香にひそかに電話をつなぎながら、関係ないことを話す感じで居場所を伝えていました。
署では、大体のところはわかりましたが、最後は、捕まえたやつから無理やり居所をはかせました。
横島の前に弓神が連れてこられました。虎夫とヒズミのどっちを最初に落とすか選べといいました。弓神が、ヒズミは本当はお前の娘だというと、ヒズミを落とそうとしました。そのとき、虎夫が手錠をはずして横島につかみかかりました。ヒズミを助けようとして弓神が落ちそうになりましたが、虎夫がうけとめました。そこに、横島がバットを持ってやってこようとすると、パトカーのサインが鳴り響きました。横島は逃げていきました。
弓神と虎夫は横島のアジトの横にあるホテルで見張っていました。虎夫は、本当のことを教えてくれといいました。そして、虎夫は、弓神は、河合夫婦から相談を受けていた携帯の履歴もあるといいました。弓神が何も言わないと、虎夫が話し始めました。
河合の奥さんが横島に暴行された後、河合は、ヒズミが横島の子供じゃないかと疑って警察にも届けを出していました。そして、ヒズミが小学生の頃から奥さんに暴行を始めました。そして、だんだんエスカレートしていき、事件の日、河合が奥さんを包丁でさして、河合が次にヒズミを刺そうとしたときに、ヒズミがバットで河合を殴りました。弓神は、ヒズミからもらったメールを見てすぐに駆けつけて、ヒズミの手からバットを取り外しました。そして、バットからヒズミの指紋をけして、すべてを横島のせいにしようとしたと虎夫は推測しました。
聞いていた弓神は、訂正しました。ヒズミがバットでなぐったのではなくて、夫婦の無理心中だったといいはりました。
そこに、理香から電話がありました。ヒズミから自供があったということでした。でも、12歳だったので、罪にはとわれないと弓神に言うと、弓神は泣き出しました。そして、12時10分前の腕時計を見せて
「羽生君、時間がない。相方につかまるんならしょうがない。はやくしろ。法にのっとって逮捕するのがお前の仕事だろ」
と腕を差し出しました。そして、虎夫が手錠をかけようとすると、「時間も言え」といいました。虎夫が時計を見ると、12時3分になっていました。弓神は笑顔で、「おれ、横島探してくるからな」と出て行きました。
数日後、ヒズミが満喫を出ると、店員が追いかけてきて、弓神からだと帽子を渡されました。そこには万馬券が入っていました。ヒズミは、「ありがとう」と声を出しました。
うきよ署では、現金強奪事件が起きました。現場に虎夫が行くと、交番勤務になった弓神がいました。依願退職せずに、まだ横島を追ってるようでした。
(おわり)
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「刑事ゆがみ」最終話の感想
おもしろかったですね。オダギリジョーさんは、こういう役をするといきいきしていてとても見ごたえがあります。バディの二人も良かったですし、山本美月さんの演技もすごかったです。最後の「ありがとう」には、涙が出てしまいました。
途中で、犯人たちに取調室で焼を入れる刑事、多々木挙男を演じていた仁科貴さんは、川谷拓三さんの息子さんだったんですね。最後に来てとても雰囲気が似てる場面が出てきて面白かったです。
ただ、冷静に考えてみると、横島は、河合の奥さんを暴行したこととゴーストライターをつかっていたことしかやっていなくて、弓神があの時点で全てを発表していたら、今回のようなことは起らなかったんじゃないかなと思います。ウソがテーマの回がありましたが、弓神がついた嘘のせいで、みんながしあわせになったのかどうか、弓神本人も迷ってるのではないかと感じました。そのあらわれが不当操作とか、適当な事ばかり話してるところに出てるのではないかと思いました。
とは言え、横島は逃げてますので、このメンバーでシーズン2をぜひやってもらいたいです。
「刑事ゆがみ」のストーリー
犯罪者の心が読める天才偏屈刑事の弓神適当(ゆがみゆきまさ、浅野忠信)と正義感と上昇志向が強い腹黒刑事の羽生虎夫(神木隆之介)の凸凹コンビが、難事件を解決する刑事ドラマです。
弓神は、空気も読まずにただひたすら真実を追い求めていきます。そのためには、国家意義医でもコソ泥だろうがかんけいなく、人々の話を引き出していきます。そして、ルールはやぶるし違法捜査も日常茶飯事で、独特な推理力を持つ刑事です。
その弓神の相棒をつとめるのは、まじめで正義感があふれていますが、上昇志向が強い腹黒維新枚刑事の埴生です。犯人をドンドン捕まえて点数をあげて出世したいと思ってるのですが、それとは正反対の弓神の行動につき合わせれて、ぼやきまくっています。
そんな二人が、毎回難事件を解決していきます。
1話では、虎夫の中学のときの同級生の女の子、坂木望(杉咲花)が駅員になっていて、痴漢に対する正義感から犯罪を犯してしまいました。虎夫は心を鬼にして望を逮捕しました。
2話では、アラフォーの中学教師の強姦未遂事件がおきますが、実は教え子と付き合ってることを隠そうとしたウソだったことが分かりました。事件ではなく、ただの事故で教え子も無事意識を取り戻しました。
3話では、虎夫が昔お世話になった交番の警察官が、何者かに襲われた事件が起きました。捜査を進めていくと、実はその警察官の娘が事故でなくなってしまったことを、その警察官がもう一人の娘のために隠そうとしてしていたことが分かりました。
4話では、暴力的な婚約者から身を守ろうと、計画的な犯行を犯しますが、二人がつけていた指輪から事件を解決することができました。
5話では、代々政治家の家柄の娘が自分の夢を託そうとして、操りやすい男を夫にして政治家にさせましたが、夫が反乱を起こして浮気をして離婚すると言いだしました。それを阻止するために、自作自演の子供の誘拐激を妻が演じてました。
6話では、強引な若手IT企業の社長によって会社をつぶされて自ら命を絶ってしまった社長の娘が復讐しようとして、逆に利用されるところでしたたが、弓神と虎夫は無事に子供を保護して若手IT企業の社長につけを払わせました。
7話では、弓神の上司の菅能理香の友人が自ら命を絶ったとされてた事件で、その爪を見た弓神が見事に解決することができました。
8話では、弓神がかつて逮捕した女性が、マンションから落ちてなくなってしまう事件が起きました。以前窃盗で逮捕されていたので、盗みに入ったときに落ちたということになりましたが、彼女を信じる弓神が、グループで詐欺を働いてる定年退職した男をわなにはめて逮捕することができました。
9話では、ロイコ事件の元となった小説の作者横島不二実が、まだ生きていて、かわりに薮田という元医者の息子が亡くなったということが分かりました。横島不二実はヒズミに近づき、首を絞めて気絶させました。目を覚ましたヒズミは、弓神をみて、「ひとごろし」と指差しました。弓神はつかまえようとした虎夫を振り切って逃げていきました。
「刑事ゆがみ」の原作
原作の井浦秀夫さんは、1955年生まれの62歳の漫画家です。早稲田大学の漫研に所属していて、東海林貞夫さんアシスタントを経て、1979年にデビューされました。長野県出身で、弁護士の北村晴男氏とは高校の同級生です。其れには関係がないと思いますが、「弁護士のくず」という漫画を描いていて、ドラマ化されています。
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「刑事ゆがみ」のキャスト
- 弓神適当(ゆがみゆきまさ) 浅野忠信、うきよ署刑事課強行犯係の刑事
- 羽生虎夫 神木隆之介、うきよ署刑事課強行犯係の刑事
- 菅能理香 稲森いずみ、うきよ署刑事課強行犯係係長
- 多々木挙男 仁科貴、うきよ署刑事課強行犯係の刑事
- 町尾守 橋本淳、うきよ署刑事課強行犯係の刑事
- ヒズミ(氷川和美) 山本美月、ハッカー
最終話以外のあらすじ
以上、ドラマ「刑事ゆがみ」の最終話のあらすじ(ネタバレ)、感想でした。
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