薄毛の原因が、実は小麦なのでは?と、話題になっています。
小麦の中に含まれているグルテンが、直接の薄毛の原因ではないか?と言われています。
小麦を食べないで生活するグルテンフリー生活が、薄毛やダイエットに効くかもしれません。
その仕組みや、グルテンフリーをするための方法をまとめました。
小麦が薄毛の原因とは?
小麦が、薄毛の原因と言われてる理由は、グルテンにあるようです。
あなたも効いたことがあると思いますが、グルテンとは、
グルテン (gluten) は、小麦、大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。 胚乳内の貯蔵タンパク質であるグリアジンとグルテニンを、水分の介在下で反応させると結びついてグルテンとなる。 弾性を示すため、グルテン前駆体の2種のタンパク質を含む小麦粉を水でこねるとグルテンが生成され生地に粘りがでる。
(出展:グルテンのとりすぎは危険?グルテンフリーダイエットとは?)
簡単に言うと、小麦粉を水を加えてこねるとできる物質で、そのおかげで粘りができます。
つまり、パンやピザ、スパゲッティなどの麺を創る時に必要なもので、これがないと、固まらない粘土や砂で作った土団子みたいになってしまいます。
このグルテンを食べるとアレルギーになる人たちがいます。
グルテン不耐性、グルテン過敏症、セリアック病などの人たちです。
この人たちは、グルテンを食べると、体中のあちこちに炎症が起きます。
当然、髪の毛の元になる毛根の部分も炎症が起きて、円形脱毛症とか、薄毛になっていくと考えられています。
ただ、アレルギーの出方が遅くて、本人たちもアレルギーなのかどうか分からない人が多いんです。
グルテンアレルギーの人は、日本でも、20%くらいはいると考えられています。
では、このグルテンアレルギーとはどんなものでしょうか?
グルテンアレルギーとは
有名なところでは、プロテニスのジョコビッチ選手。
自身でも本を出しています。アマゾンで買えます。
ジョコビッチ選手は、2008年、全豪オープンで初のグランドスラム優勝を果たしますが、2009年、2010年は不調が続きました。
その不調は、腹痛、吐き気、試合中に息ができなくなる、めまいがするなどでした。初めは、ぜんそくだと思われていました。
その試合を見ていた栄養学者のセトジェヴィッチ博士が、ジョコビッチ選手の原因を、グルテン不耐性だと指摘しました。
ジョコビッチ選手は、グルテンを消化できない、つまりグルテンアレルギーを持っていたんです。
ただ、その症状は、すぐに出るのではなくて、数時間たってからでるので、試合中にぜんそくの様な症状が出たんです。
しかも、ジョコビッチ選手は、乳製品とトマトにもアレルギーを持っていました。
セトジェヴィッチ博士の指示により、アレルギーをとらない食生活に変えたそうです。
すると、体のキレはよくなって、疲れも感じず、息切れもせず、耐重も5kg落ちたそうです。
その結果、それ以降の試合は、51戦中、50勝で、ウィンブルドン優勝、世界ランク1位、グランドスラムを3勝して、無敵の強さを誇るようになりました。
ただ、笑い話みたいですが、ジョコビッチ選手の実家は、ピザ屋さんだったようです。^^
グルテンアレルギーの症状は?
では、あなたがグルテンアレルギーかどうか、見ていきましょう。
グルテンアレルギーの自覚症状は、
- 便秘しがち
- お肌が乾燥しがち
- ニキビができやすい
- パンが大好き
- ラーメン、パスタ、ピザ、うどんなどをいつも食べたい
- 集中力がない
- ボーっとしている時が多い
- アトピーやぜんそく持ち
- 口内炎ができやすい
- 薄毛
などです。
特に、お昼にうどんやラーメンを食べて、3時くらいに集中力がなくなる人は、可能性があります。
もしも、こんな症状をずっと感じていましたら、一度、グルテンフリーの食事を試してみる価値があるかも知れません。
では、グルテンフリーの生活というのはどうすればいいのでしょうか?
と、その前に、「じゃあ、グルテンアレルギーがない人は大丈夫なの?」って思いませんか?
実は…大丈夫ではありません。小麦のグルテンは、ほとんどの人に影響を与えます。
グルテンが吸収されると?
グルテンが吸収されると、
- 血糖値を砂糖よりも上げる
- その代謝物が、脳の中に入る
- 小腸の粘膜細胞を壊す
これだけの事をやってくれます。
一つずつ見ていきます。
血糖値を砂糖よりも上げる
グルテンが吸収されると、血糖値を急激にあげます。
すると、大量のインシュリンの分泌されます。
その結果、糖尿病、動脈硬化、血管年齢の低下、脂肪の蓄積などが起きやすくなります。
血糖値がジェットコースターのように上下するので、満腹感と、はらへった感の差が激しくなって、ついつい食べ過ぎになってしまうようです。
吸収された代謝物が脳に!
グルテンが吸収されて、代謝された物質「エクソルフィン」が、脳にそのまま行ってしまいます。
脳の中では、モルヒネ受容体にくっついて、麻薬と同じ作用を起こすと言われています。
つまり、食べれば食べるほど、気持ちよくなるということです。
例えば、ラーメンを食べた後に、満腹なんだけど、餃子をたべるとか。
「ケーキは別腹」っていうのも、関係しているのかもしれません。
ビールを飲んだ後に、〆のらーめんとかも・・・・?^^
小腸の粘膜細胞を壊す
グルテンが吸収される時に、グリアジンと言う物質ができます。
グリアジンが小腸で吸収される時に、粘膜細胞の結合をほどいてしまうことが確認されています。
すると、そこから、さまざまな異物が侵入してきて、免疫細胞のスイッチがオンになります。
つまり、炎症が起きるということです。
一旦、免疫システムが乱れ始めたら、からだ全体に拡がって行って、アトピー、喘息、薄毛などの原因になるとかんがえられています。
これが、薄毛になる一番の原因ではないでしょうか?
また、グルテン以外にも、免疫システムを壊すタンパク質が、小麦の中に含まれていると、言われています。
なので、グルテンアレルギーがない、全ての人に、小麦は悪さをしているようです。
グルテンフリーの生活とは
グルテンフリーの生活とは、グルテンを食べないことです。
つまり、小麦粉を含む、
- パン
- ラーメンやパスタなどの麺類
- お好み焼きなどの粉もの
- 天ぷら
- クッキーなどのお菓子
など、ほとんど、毎日食べているものですね。
なるべく、こういったものを食べないようにした方が良いと思います。
ジョコビッチ選手、アメリカのセレブ女優に限らず、日本でも多くの人が取り組んでいて、ブログにその結果をアップしてくれています。
それを読んでいると、かなり効果が上がっているようです。
薄毛だった人が、フサフサになったり、ダイエットできたり、ボーっとする時間が減ったり。
逆に、抜け毛が増えた、太った、さらにボーットした・・・って言う人はいなかったですね。
小麦粉を食べないことで、糖質制限ダイエットにもなりますし、健康になれると思います。
ただ、上の食べ物を見てもらえればわかりますが、続けるのが、難しそうです。
というのは、安いものが多いからです。
例えば、節約しようとして食費を下げますが、小麦粉を使った料理が多くなると思います。
それが、ネックですよね。
そもそも、今の小麦は、食料が足りないという発想から生まれたもので、1960年代に造られた、矮性小麦というものです。
ノーベル賞受賞者のノーマン・ローボーグが、ロックフェラー財団の協力で、穀物の大量増産ができるようにと、品種改良したものです。
そのおかげで、安くて、大量に手に入れられることができるようになったんです。
消費者にも、そのまま安く提供することができるわけでですね。
なので、ある程度は、食費が増えてしまうと覚悟しておく必要があります。
ただ、そのおかげで、もしも髪の毛がフサフサになったら、養毛剤とかいらないわけですから、安いでしょう!
健康にもなって、病院代もいらなくなりますしね。
まとめます。
小麦を水でこねると、グルテンと言う物質ができます。
そのグルテンのおかげで、オイシイうどんや、パン、ラーメン、パスタなどができます。
できますが・・・逆に、あなたの体をむしばんでいるようです。
グルテンに不耐性や、全く吸収できない人は、グルテンアレルギーを持っていて、これは医学的に証明されています。
テニスのジョコビッチ選手がいい例ですね。
蜂のアレルギーなどと違って、徐々に体をおかしていくものですから、発見されにくいアレルギーです。
毎日が何となく調子悪いと言う人は、一度疑ってみる必要があります。
そのアレルギーがない人にとっても、グルテンは、体の中で問題を起こしてくれるようです。
アトピー、ぜんそく、肌荒れ、そして、薄毛。
パン屋さんに、太った薄毛のおじさんが多いのは、そのせいだとも?^^
ほかには、世界の薄毛率ですね。
- チェコ 42.79%
- スペイン 42.60%
- ドイツ 41.24%
- フランス 39.24%
- イギリス 39.23%
パン文化の国は危ないかもしれません。^^
ただ、この小麦は、1960年代に造られた矮性小麦という、背の低い小麦が原因と言われています。
ライ麦や、それ以前の小麦は関係ないとされています。
もしも、どうしても食べたければ、そういったものを探すしかないです。
とりあえず、薄毛の方は、パン、ラーメンなどの麺類、ピザやパスタなどを辞めてみてはいかがでしょうか。
少なくとも、1ヵ月くらいで効果は出てくるらしいです。
育毛剤、養毛剤と併用すれば、もっと効果が速く出てくるかもしれないですね。
もしも、効果が現れたら、ぜひ教えてください。多くの人が、待っています。^^
以上、薄毛の原因は小麦だったという記事でした。
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