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『この声をきみに』の4話「飛べ!くじらぐも」のあらすじ(ネタバレ)と感想!

ドラマ10『この声をきみに』の4話「飛べ!くじらぐも」のあらすじ(ネタバレ)と感想です。孝は、子供たちと会えることになって「くじらぐも」を練習することにしました。


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『この声をきみに』4話のあらすじ

ここから先はネタバレが含まれます。これまでのストーリーはこちら⇒ストーリー

 

4話「飛べ!くじらぐも」

孝(竹野内豊)は長男の龍太郎にあわせてもらえることになって、龍太郎が大好きな詩「くじらぐも」の朗読レッスンに打ち込見始めました。孝が途中まで読むと、京子先生(麻生久美子)は、

「次は少し空想しながら、読んでみましょうか。風景を想像してみるんです。そうすると、自然に読む声も気持ちが入ってきますよ。小学校の校庭があって、体操着姿の子供たちが集まって。4時間目だからおなかもすいてるかも。少し読んでみますね」

京子は「くじらくも」を読み始めました。孝は、京子先生の横顔を見ながら、12年前の教会のことを思い出していました。そのときの京子は、外国に行ってしまった彼氏からお詫びの腕時計をしていましたが、今の京子先生の腕には時計がありませんでした。孝は記憶違いかな~と思ってると、朗読を終えた京子先生が、孝に話しかけました。

「想像できていました?」

そして、再び朗読をし始めました。すると、孝の頭の中では本物の鯨が泳ぎ始めました。

「くじら、だめだ、僕のくじらに体操はできそうにない。体操するには大きすぎるだろ。ひれの稼動域を考えても不可能だ・・・」

すると、京子先生は、本物ではなくて、雲のくじらを創造してみたら?と言いましたが、そんな荒唐無稽な想像はできないと孝は言って、けんかが始まりかけましたが、「すてきなおしごとなんですね、数学者って」と京子先生が言うと、孝はうれしそうに笑いました。

そのやりとりを、朗読教室の面々がそーっとみていました。

もう一度孝に読ませようとすると、京子先生が、みんながいることに気がつきました。そこに、実鈴が「大変だー」と言って駆け込んできました。実鈴は声優のオーディションを受けることが決まったと大喜びでみんなに話しました。

偶然でしたが、孝が子供たちに会うのも同じ土曜日でした。孝も家族とよりを戻そうと覚悟を決めました。

 

大学にいっても、孝は頭の中の鯨を動かそうとしてましたが、なかなか難しいようでした。京子先生は佐久良先生に相談しますが、はじめてきたときもそうだったけど、孝は逆に想像の世界に張り込みやすいのでは?と言いました。

孝は家でも「くじらぐも」を練習していましたが、妻の奈緒(ミムラ)のコトバばかり浮かんできてしまいました。

土曜日、孝は家庭裁判所の調停に行きました。すでに、奈緒の面接が始まっていました。孝は控え室で弁護士から今日の注意を聞きました。いざ、孝の面接が始まると、娘の喘息のことを4ヶ月もしらなかったことや、奈緒がメンタルクリニックを受診していたことや、我慢の限界に達していたことを教えてもらいました。

調停員は、奈緒の気持ちを聞いても離婚は考えられないですか?と聞かれると、何もいえなくなってしまいました。

帰り道、エレベーターの前で待ってる尚を見かけました。そのとき、孝は初めて奈緒の気持ちを創造することができました。大学に帰ってからも、そのことはずっと孝の胸の中に重くのしかかっていました。

その日の晩、孝は朗読教室に行きました。すると、「くじらぐも」が話題になっていました。そして、「くじらぐも」を美鈴と泰代が朗読を始めました。途中で鯨の深呼吸のことが話題になりますが、孝は一言も口を開きませんでした。

休憩時間のときも、外のテーブルに座って、指輪をみてため息をしていました。そこに、孝の様子が変だと気づいた福島邦夫(杉本哲太)がやってきて、話を聞きました。

「大丈夫?みんなでやるのいやだった?くじらぐも」

「いや・・・とても面白い、みんなの想像は。ただ、みんなに意見してもらって申し訳ないんだが、やっぱり僕は、ここには、朗読には向いてない気がする」

「どうして」

「怖いんだ・・想像するのが。数学なら宇宙の果てまで空想しても誰も傷つけることはない。だけど、人の気持ちを考えるのは、くるしい。創造すればするほど、自分の無神経さに反吐が出る。たった本一冊読むくらいで、いい父親ぶろうとしていた自分が恥ずかしくてたまらない。そして、思い至るんだ。いまさらいくらあがいたって、もう、あの時間は永遠に取り戻せない。それなら、ぼくはもう、この窮屈な頭の中に鯨を閉じ込めておいた方がいい。つまり、僕は朗読には向いてない。」

そこに、奥で聞いていた美鈴が飛び込んできました。

「えー?向いてないなんていわないでください。だって、私たちせっかくの同期じゃないですか!」

「同期?」

福島は、美鈴を帰させました。

そこに、同じく聞いていた京子先生がやってきて

「余談ですが、私は空想ばっかりしてる子供でした。いつもひとりで、自分がお姫様になったらどうだろう、魔法がつかえたら?すみません、変な話。そのけっか、あまりいい人生じゃなかったですけど。でも、それでも朗読では、想像力があって良かったなと思ってます。ほら、今はもう情報社会で、どんどん流れてくるでしょ。だから、なれてないんです。少ない情報で想像するの。でも、朗読は声だけです。声で世界を創造する。だから、読み手は想像します。どうしたらこの思いは通じるか。すると、聞き手も想像します。あなたが伝えようとしてるのはなんなのか、どんな世界に連れて行ってくれるのか。そうやって、想像力さえあれば、私たちは、声でつながることができる」

「声でつながる?」

「はい、わたし、人と人のつながりは信じていません。でも、この声のつながりだけは信じられる。だから、怖がらないで呼んでみて下さい。くじらぐも」

「でも、ぼくは・・」

「大丈夫です、相手を思う心があるんですから。自分の想像力と、あとは、お子さんの想像力を信じてください。伝わりますよ、きっと」

 

翌日、孝は、公園で龍太郎と舞花が弁護士に連れられてやってきました。弁護士は2時間後に迎えに来ると言ってかえっていきました。

孝が龍太郎にジュースを上げると、こぼしてしまいました。舞花が手洗いに連れて行くと、水が吹き出てきてくじらが潮を吹いてるようでした。孝は京子先生や福島のコトバを思い出していました。そのとき、孝はくじらを想像することができました。

孝は龍太郎と舞花を呼んで朗読を始めました。孝の頭の中の鯨が動いて空の上に上りました。龍太郎と舞花にもしっかり伝わりました。その姿を遠くから京子先生が見ていました。

朗読が終わると、3人は並んで横になって空を見上げました。さらに絵本を読み始めました。奈緒も遠くからその姿を見ていましたが、すぐに歩いて行ってしまいました。

京子先生は、その場を離れて歩き出すと、メールが一通やってきました。それを見た京子先生は口を押さえてうずくまりました。

 

孝が子供たちと別れる間際に、舞花から

「わたし、ずっとおかあさんってかわいそうだなって思ってた」

「どうして?」

「うまくいえないけど、どんなにうまくやってもお金とかもらえないし」

「お金?お金ならちゃんと家に入れてたよ」

「そういうことじゃなくて、この世界って、お金も受けてる人のほうが偉いでしょ。だけど、私は、文句言いながら、忘れ物届けてくれたり、刺繍してくれたり、クッキーをいっしょに焼いてくれたり、そういう人のほうが好き、そういう人のほうが大事。でも、誰もお母さんのこと、えらいって言わないでしょ。もしかして、母の日だけ?お母さんのこと何も考えなくていいの?お母さんて空気?だから、わたしはお母さんの味方でいたい」

「そっか、舞花はずっとお母さんの味方でいてくれよ。舞花が味方なら心強い」

「うん」

舞花はにっこり笑いました。

その日の夜、孝は指輪と奈緒の写真を見ながら、

<奈緒のこころにもぽっかりがあると、なぜ僕は想像できなかったんだろう>

と思って、指輪をはずして写真の前におきました。

 

次の日、孝が朗読教室に向かって歩いてると、美鈴といっしょになりました。美鈴がオーディションに落ちたというと、孝は噴き出しました。「ひどい」というと、

「いや、興味深い。キミの人生と僕の人生は、なぜかリンクしている」

と言って、歩いていきました。

朗読教室につくと、美鈴は佐久良先生に落ちたことを報告して、もう無理かもしれないと言いました。佐久良先生は、わざと「じゃあ、もう無理」と言いますが、逆に美鈴は情熱を持ってがんばりますと答えました。そこに、泰代と河合雄一(戸塚祥太)がやってきました。佐久良先生は、今日は京子先生が所要でいないので、代講だというと、電話が鳴りました。手が離せない佐久良先生に代わって孝が出ると、京子先生でした。

「佐久良先生に伝えてもらえませんか?今日の資料は下から2番目の引き出しだと」

「はい、あ、くじらが・・動いた。だからってどうってことないですが」

「あ、良かったですね」

「・・・」

「あの、穂波さん、何か・・・何かありました?」

「あ、いや、べつに、ただ、電波を通して聞くと、先生の声はいつもと違って聞こえる」

「あ、そうですね。顔が見えないから・・・じゃあ、また、さよなら」

京子先生は、電話を切ると何かに追いかけられてるかのように走り出しました。

(⇒5話のあらすじ

『この声をきみに』の感想

面白かったですね。今回のお話は、京子先生のセリフに全部あらわれてるとかんじました。

「次は少し空想しながら、読んでみましょうか。風景を想像してみるんです。そうすると、自然に読む声も気持ちが入ってきますよ。小学校の校庭があって、体操着姿の子供たちが集まって。4時間目だからおなかもすいてるかも。」

朗読というと、「きれいに」「声をはっきり」「滑舌よく」なんて言う言葉が浮かんできますが、自分の感じてる世界、想像してるものを表現できるものだと改めて感じました。それは、お話の後半の孝が子供たちに読んであげた「くじらぐも」を聞いていてはっきり感じました。目をつぶって聞いてたのですが、目の前に大きな白いクジラが浮かんできて3人を空の上に運んでくれたのが想像できました。

その事を体感できたときに、普段のコトバがいかに薄っぺらいものなのかを感じました。もしかしたら、そういうところを女性は感じ取ることが敏感で、ケンカになるのかもしれません。頭のなかでは別なことを考えていたり、なんとかごまかそうとしていることがそのままわかってしまうっていうことありませんか?まるでテレパシーのようになっていて、言葉には出さなくともだんだん不機嫌になってしまうことがたまにあったように思います。

逆に考えれば、頭の中で一生けんめい想像しながら離すことで、女性に伝わるのかもしれないと思うと、これから相手の気持ちも思いながら話していきたいと感じました。


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『この声をきみに』のストーリー

偏屈で口も悪い大学の数学の准教授の孝(竹野内豊)は、大学の授業もつまらなく人気がありませんでした。妻の奈緒(ミムラ)も愛想をつかして子供二人を連れて家を出て行ってしまいました。ある日、学部長から離し方教室に行けと勧められて行っては見るものの、馬鹿にしてまじめに取り組んでいませんでした。その様子を見てた代わりの講師の京子(麻生久美子)は、「つまらない男」とボソリ言ってしまい、孝とけんかになります。たまたま通りかかった京子の師匠の佐久良(柴田恭兵)に止められて、謝りました。

孝は、妻の奈緒の弁護士と会いますが、出て行った理由がわからないから直接会って話をしたいと怒りだします。弁護士は伝えるといいますが、その理由がわからないところが理由だといわれました。

孝は、たまたまあった佐久良に連れられて家でやってる朗読教室に行きます。そこで聞いた京子立ちの群読に感銘を受けた孝は、京子にありがとうと言って帰りました。孝は京子の声が忘れられずに、朗読教室に体験入学します。童話を読むことに反対しますが、朗読を聴き始めると、物語の中に入ってしまいますが、朗読の途中、実鈴がやってきて中断してしまいました。

ずっと気になってしまった孝は、翌週も朗読教室に行ってしまいます。福島と二人で朗読をすると、みんなからほめられて、京子からも童話の面白さを教えてもらいました。

数日後、弁護士立会いの下、奈緒との話し合いがはじまりました。奈緒は、孝がまったく家庭のことをかえりみてくれなかったことを涙ながらに訴えました。が、孝は、奈緒を信用して任していただけだと弁明しました。孝は、男は外でお金を稼いで、女は家のことをやっていればいいと思っていて、すべてを奈緒に押し付けていました。それを京子に言うと、そういう人は結婚してはいけないといわれてしまいました。孝は、たまたま朗読ライブにでるようになって、朗読にだんだんはまりだしました。

『この声をきみに』のキャスト

  • 穂波孝 竹野内豊、大学の准教授
  • 江崎京子 麻生久美子、朗読の講師
  • 穂波奈緒 ミムラ、出ていった孝の妻
  • 穂波定男 平泉成、孝の父親
  • 八坂淳子 仁科亜季子、奈緒の母親
  • 東原正規 松岡充、孝の友人
  • 五島由紀夫 永瀬匡、孝の離婚調停の弁護士
  • 佐久良宗親 柴田恭兵、朗読教室の主宰者、元人気アナウンサー
  • 福島邦夫 杉本哲太、朗読教室の生徒、商船の船長
  • 磯崎泰代 片桐はいり、朗読教室の生徒、メーカーの経理
  • 柏原喜己子 堀内敬子、朗読教室の生徒、主婦
  • 稲葉実鈴 大原櫻子、朗読教室の生徒、声優志望の学生
  • 河合雄一 戸塚祥太、朗読教室の生徒、実家のコンビニでバイト
  • 熊川絵里 趣里、朗読教室の生徒、メーカーのショールーム勤務

4話以外のあらすじ

以上ドラマ10『この声をきみに』の4話のあらすじ(ネタバレ)と感想でした。

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福田 美喜夫

福田 美喜夫

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いつもお越しいただいて、ありがとうございます。
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【神奈川県在住の45歳、システム工学、情報経営学を専攻後、現在はアクティブシンキングライターとして生活。休日は、サーフィンにキャンプ、遅くやってきた青春を謳歌中。】

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