(引用:番組HP)
7月15日(日)の夜9時から始まる新ドラマ「この世界の片隅に」のキャストと1話のあらすじ(ネタバレ)を紹介します。松坂桃李さんと松本穂香さんが主演の昭和初期を舞台にした感動のドラマです。
お好きな所からお読み下さい。
キャスト
- 北條(浦野)すず 松本穂香
- 浦野すず(幼少期) 新井美羽
- 北條周作 松坂桃李
- 水原哲 村上虹郎
- 刈谷幸子 伊藤沙莉
- 堂本志野 土村芳
- 浦野十郎 ドロンズ石本
- 浦野すみ 久保田紗友
- 黒村晴美 稲垣来泉
- 白木リン 二階堂ふみ
- 近江佳代 <現代篇> 榮倉奈々
- 江口浩輔 <現代篇> 古舘佑太郎
- 黒村径子 尾野真千子
- 刈谷タキ 木野花
- 堂本安次郎 塩見三省
- 北條円太郎 田口トモロヲ
- 浦野キセノ 仙道敦子
- 北條サン 伊藤 蘭
- 森田イト 宮本信子
1話のあらすじ
近江佳代(榮倉奈々)は、江口浩輔(古舘佑太郎)といっしょに呉にドライブに来ていました。細かい坂道にさしかかると、佳代は車を降りて坂道を歩きだしました。
突いた先は、北條という表札がかかった家でした。中に入ると、だれも住んでおらずに荒れ果てたままで、ほこりだらけでした。佳代が家に上がって懐かしそうに箪笥などを見てると、江口がやってきました。佳代はバッグから白い布に包まれたものをとりだしました。中を開けると、「スズ」と書かれた櫛が出てきました。
北條すず、旧姓浦野すずは、大正時代のおわり、広島市の江波という町に長女として生まれました。江波は海苔の生産が盛んな町で、浦野家も海苔で生計を立てていました。
昭和9年のその日も、すず(新井美羽)は隣町まで兄の代わりに海苔を届けに行きました。
海苔を届けてキャラメルを買って帰る途中、階段に座って絵を描いていると、人さらいに捕まってしまいました。
浦野家では、夜になっても帰ってこないすずを心配して父親の浦野十郎(ドロンズ石本)が探しに行こうとすると、家の前にすずがたっていました。何があったのか聞きましたが、よくわからないとつぶやきました。
実は、人さらいにつかまったあと、先に捕まっていた少年・周作(浅川大治)と荷車にのってました。周作は人さらいのすきをついてすずの手を引いて逃げ出したんです。周作はすずのなまえを知りましたが、すずは周作の名前を知らずに別れてしまいました。
お盆の日、すずは兄弟たちといっしょに祖母の森田イト(宮本信子)のところにいきました。そのあと両親たちもやってきていっしょにお墓参りに行きました。家に帰ってきてお昼寝をしてると、天井から女の子が下りてきて食べ残しのすいかをたべていました。すずがすいかをもらって帰ってくると、すでにその女の子はいませんでした。
帰り道、その事をみんなに言うと、座敷童じゃないかと言われました。
皆が帰った後、すずが置いておいたすいかを座敷童の女の子が食べていました。イトがそっと近づいて、すずは着物も置いていったから着ていいよと言ってると、男たちがやってきました。女の子のことをリンとよんで捕まえると、連れて行きました。
昭和15年1月。
すずは14才になっていました。
学校の友人、水原哲(村上虹郎)の兄が訓練中の事故で亡くなりました。軍に行くと言っていたすずの兄は、悔しそうに海を見ていました。
翌日、すずが家に帰ってくると小枝を拾ってきてくれと頼まれました。山に入って拾ってると、課題の絵を書かずに、哲が座って海を見ていました。話しかけると、家にも帰りたくないし海も嫌いだといいました。
哲が波が白いうさぎみたいに見えると言うと、隣に座ったすずは、哲の代わりに絵を書きだしました。
数日後、すずが書いた哲の絵が市の大会にだされることになりました。
昭和18年4月。すずの兄の要一が出征しました。
その年の12月。呉の呉鎮守府軍法会議所に勤めてる北條周作(松坂桃李)は、同僚の成瀬に親から嫁を貰えと言われてるとグチっていました。そして、ふと机を見るとキャラメルが置いてあって、小さいころに一緒に人さらいから逃げ出したすずのことを思い出しました。
すずとすみが祖母のイトのところで海苔作りを手伝ってると、すずを嫁にもらいたいと言うひとが家に来てると連絡がきました。イトはすずを別な部屋の読んで友禅の着物をすずにプレゼントしました。そして、結婚式の晩に傘の話が出たら「どうぞ」といえと言いました。
いそいで家に帰ると、家の中に見たことのない人、北條周作が父親といっしょにいて、すずの両親たちと話していました。すずには周作が誰なのかわかりませんでした。
すずは家に入らずに海岸に引き返して、いつあったのか思い出していました。そこに周作親子がやってきて「電停はどこですか?」ときかれました。すずは思わず糸にもらった友禅で顔を隠して道を教えました。
すずが家に帰ると、キャラメルが置いてありました。すずの縁談は進めることになりました。
昭和19年3月。
結婚式の前日、すずは家の柘の木からつくった櫛を母親からもらいました。そして、どうしても我慢できなかったら我慢するのをやめろと言われました。
翌日、着物を着て着飾った浦野家全員で荷物を持って呉にある北條周作の家に行きました。
周作の家につくと、着物を着た周作が出てきました。あいさつをしたあと、すずは、
「寿美ちゃんと間違いだったということはないですか?」
と再び聴きましたが、周作は間違いないといいました。
北條家では、父親、母親、病気で夫を亡くした姉の径子(尾野真千子)が集まっていました。
そして、仏壇の前でみんながすわって仏前結婚式が行われました。そのあと、祝いの会食が行われて、両親と妹はがんばって働かんといかんねと言って帰っていきました。
周作の姉の径子も帰っていきますが、そのまえにすずに嫌味を言って行きました。
その日の晩、すずは周作の両親にあいさつした後、食器のあとかたづけをしようとしました。そこに周作がやってきて電気を消しました。呉では灯火管制が敷かれていたんです。周作はすずを外に連れていって星空を見せました。
部屋に戻ったすずは兄の要一への手紙を書きました。そのあと、風呂に入りながら祖母のイトが話してくれた傘の話を思い出していました。部屋に戻ると、周作は、傘を持ってるかと聞きました。糸に言われた通りに返事をすると、周作は貸してくれといいました。そして、周作はその傘をつかって干し柿をとってもってきてくれました。
二人で一緒に干し柿をたべながら昼間の結婚式の話をしたあとに、すずはいつ周作と会ったのかと聞きました。周作は、覚えていないと思うけど小さいころにあったと言いました。そして、
「すずさんは、わしにちからをくれるけえ。あんたといっしょに生きていきたいんじゃ。よう来てくれたの。」
と、すずのほほを触りながら、キスをしました。
そのころ、小さいころに座敷童だったリン(二階堂ふみ)は、呉にある遊郭で働いていました。
現代。
あれはてたすずの家にいる佳代は、「わたし、決めた。この家で暮らそうと思う」と江口に言いました。
(⇒2話のあらすじ)
スタッフ
ドラマ「この世界の片隅に」のスタッフは、
- 脚本 岡田惠和
- 演出 土井裕泰
- 音楽 久石譲
- 原作 こうの史代「この世界の片隅に」
脚本の岡田惠和さんは、1959年生まれの脚本家、漫画原作者です。フリーライター、音楽評論家、DJを経て1990年に脚本家としてデビューされました。主な作品は、
- ビーチボーイズ
- ちゅらさん
- おひさま
- ひよっこ
- ユニバーサル広告社
- 68歳の新入社員
など多数あります。
演出の土井裕泰さんは、1964年生まれのTBSの演出家です。主な作品は、
- 愛してると言ってくれ
- ビューティフルライフ
- GOOD LUCK!
- 逃げるは恥だが役に立つ
- カルテット
- 映画「いま、会いにゆきます」
- 映画「涙そうそう」
など、大ヒット作ばかりです。
原作のこうの史代さんは、1968年生まれの漫画家です。広島大学を中退されて漫画家を目指されて上京されました。1995年に「街角花だより」でデビューされました。主な作品は、
こうの史代さんの漫画は話題の電子書籍「Renta!」でも、有料ですが読むことができます。⇒ Renta!
各話のあらすじ
以上、ドラマ「この世界の片隅に」のキャストと1話のあらすじ(ネタバレ)でした。
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