みをつくし料理帖

NHKドラマ「みをつくし料理帖」4話「ほろにが蕗(ふき)ご飯」のあらすじと感想!

NHKドラマ「みをつくし料理帖」4話「ほろにが蕗(ふき)ご飯」のあらすじや感想です。澪が出そうとしていた「三つ葉尽くし」をライバルの登龍楼が前日から出していたと聞いてびっくりしてしまいました。どこから情報が漏れたのでしょうか?

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2017年12月31日(日)の朝8時から総集編が放送されます!

4話以外のあらすじ

ドラマ「みをつくし料理帖」のキャスト

  • 澪(みお) 黒木華
  • 小松原 森山未來、つる家の常連客のお侍
  • 永田源斉 永山絢斗、近所の医者
  • 芳(よし) 安田成美、「天満一兆庵」の元女将さん
  • 嘉兵衛 国広富之、「天満一兆庵」の主人
  • 佐兵衛 柳下大、嘉兵衛の息子、「天満一兆庵」江戸店の主人
  • 種市 小日向文世、「つる家」の主人
  • おりょう 麻生祐未、澪の隣人
  • 伊佐三 小林正寛、おりょうの亭主
  • ふき 蒔田彩珠、「つる家」の奉公人
  • あさひ太夫 成海璃子、吉原・翁屋の花魁
  • 又次 萩原聖人、吉原・翁屋の料理番
  • 伝右衛門 伊武雅刀、吉原・翁屋の主人
  • 菊乃 柳生みゆ、吉原・翁屋の新造
  • 清右衛門 木村祐一、人気の戯作者
  • 坂村堂嘉久 村杉蝉之介、版元、今でいう編集者
  • 富三  大倉孝二、坂村堂の料理番
  • 早帆 佐藤めぐみ、小松原の妹
  • 駒澤弥三郎 波岡一喜、早帆の旦那で小松原の竹馬の友
  • 采女宗馬 松尾スズキ、江戸の名門料理屋登龍楼の楼主

ドラマ「みをつくし料理帖」のストーリー

澪(黒木華)は、丸顔で、眉は下がり気味、鈴のような眼、小さな丸い鼻は上向き。緊迫感のない顔をしてるのですが、料理のこととなると感情を抑えられずひたむきに突き進んでしまう女性です。

澪は、大阪の超一流と言われている名料理屋「天満一兆庵」に料理人として勤めていましたが、ある日、隣家からの出火でお店は全焼してしまいます。そこで、主人の嘉兵衛(国広富之)と女将さんの芳(よし、安田成美)の3人で、「天満一兆庵」の江戸店を任せていた佐兵衛(柳下大)の元を訪ねて江戸までやってきました。

佐兵衛の住んでる長屋につきますが、本人はおらず、佐兵衛の得意な飾り細工だけおいてありました。しかたなく、江戸で暮らし始めますが、長旅と度重なる心労によって、嘉兵衛は「天満一兆庵」の再興を澪と芳に託して亡くなってしまいました。

働き始めた澪は、いつも通る化け物稲荷と呼ばれている荒れ果てたお稲荷様を気に病んでいました。近所の番屋に声をかけますが、誰が管理してるのかもわからない始末だったので、自ら草を引っこ抜いたり、お社を直したりして参道を整備していました。

その様子を見ていたのが、蕎麦屋「つる家」の亭主、種市(小日向文世)でした。種市はおにぎりと水を持ってきてくれるようになって、本当の理由は話さずに、腰が悪くなったという理由で澪を自分の家で働かないかと誘ってくれました。

晴れて、「つる家」の料理人となった澪は、大阪でならった料理を出し始めましたが、お客には不人気でした。ある日、江戸っ子が食べない戻りガツオの時雨煮が入ったおにぎりを、医者の源斉(永山絢斗)に食べてもらったことがきっかけで、「はてなの飯」を思いつきます。「はてなの飯」は大評判で毎日売り切れてしまうほど、売れまくりました。

その夜、「つる家」の常連客で、澪のことをいろいろ心配してくれてる小松原というお侍に、枝豆とお吸い物をだすと、「料理の基本が、なっていない。根本からまちがえてることに、気が付いていないのだ」と言われてしまいます。悩んでる澪に、嘉兵衛の話をすると、嘉兵衛に言われた「料理の基本は出汁」という言葉を思い出します。早速、鰹節の出汁をつくって伊佐三に飲んでもらうと、合わせ出汁のヒントをもらいました。何度も繰り返し試して、だれにもまねできない出汁を引くことができるようになります。そのだしを使った「とろとろ茶碗蒸し」は、大評判になりました。

つる家に、ふきという女の子が奉公人として口入屋から紹介されて入ってきました。料理に興味があって、働き者の女の子で、みんな大喜びでした。

ある日、大人気のとろとろ茶碗蒸しが登龍楼にマネされて、客足が減ってしまいました。さらに、三つ葉尽くしを出そうとすると、前日から登龍楼が出していると聞いて、澪はびっくりしてしまいました。

ドラマ「みをつくし料理帖」4話のあらすじ

ここから先はネタバレが含まれます。読みたくない人は、次をクリックしてください。⇒ 感想までジャンプ!

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4話「ほろにが蕗(ふき)ご飯」

その日の夜、「つる家」へやってきた小松原(森山未來)に、種市(小日向文世)は登龍楼に「三つ葉尽くし」をまねされたとこぼしていました。小松原は、澪(黒木華)が作った三つ葉のおひたしを食べながら

「どうやら、采女宗馬(松尾スズキ)を本気にさせちまったようだな。下がり眉」

とつぶやきました。

澪は、芳(安田成美)に相談します。店に出す前にマネされたとなると、研究をしていたときにそばで見ていたふき(蒔田彩珠)ではないかと澪は言います。芳は、それでは可愛がってる種市が可愛そうだからその場で言わないで良かったと話しました。

翌日も、つる家の中では、犯人が誰かと詮索しているおりょう(麻生祐未)に、そんなに珍しいことではないと芳がふきをかばいました。料理はそんなに簡単にまねできないとも言って、澪を化け物稲荷まで連れ出しました。

そこで、芳は拭きを紹介した口入屋から聞いた話を澪に言います。澪は登龍楼で働いていて、そこの料理人に頼まれてつる家に方向に越させたと言います。さらに、塗料楼から来たことは黙っていてくれと念を押されたようです。実は、ふきの亡くなった父親の借金を肩代わりしたのが、登龍楼の主人の采女宗馬でした。ふきの小さい弟も登龍楼ではたらいているので、人質にとられているようなもんだと言います。そして、問い詰めるよりも何をしてあげられるかが大切だと澪に言いました。

つる家に戻ると、医者の永田源斉(永山絢斗)がやってきました。源斉が登龍楼にマネされた話を持ち出すと、澪は、

「わたし、雲外蒼天なんです」

と笑顔で言いました。

昔、澪が子供のころに、友達の野江と遊んでる時に、足洗いの井戸に下駄をいれてしまい置屋に連れて行かれた時に、通りすがりの有名な易者の水原東西からそう言われたんです。澪は雲外蒼天の相で、野江は旭日昇天の相でした。雲外蒼天は、困難を乗り越え、努力して克服すれば 快い青空が望めるという意味です。旭日昇天は、朝日が天に昇るような激しい勢いがあるという意味で、天下取りの強運の相だと言われています。

数日後、淀川が氾濫して大阪のまちが水の下に沈みました。澪の塗り師の両親は亡くなって、淡路屋という大店だった野江の一家は、家もろとも何処かに流されてしまったんです。澪はその時の大水で、天満一兆庵の芳に助けられたんです。江戸に出てからも、種市や皆に助けられてると言って、

「野江ちゃんが見守ってくれてるんやと思えば、どんな苦労でも乗り越えられます」

「きっと、何処かで生きてますよ。旭日昇天なのでしょ」

と源斉も元気づけました。その話を聞いていたふきは、店の外に駆け出します。行先は登龍楼でした。種市に言われて澪は追いかけました。

ふきが登龍楼につくと、料理人の末松に

「もう、堪忍してください。もうこんな役は嫌です。他のことは何でもしますから、ここに戻してください」

というと、末松は、ふきを平手打ちをして胸倉をつかみます。そこに、澪が割って入って、

「その子を離しなはれ。采女宗馬、采女宗馬を呼びなはれ」

と叫びます。そして、座敷に走り込んで行って采女宗馬を探します。采女宗馬が出てくると、末松がふきを使ってスパイさせてることに文句を言いました。采女宗馬は末松に歩み寄って、「これは、どういうことなんだ」と問いかけます。何も言わない末次と澪とふきが抱き合ってるところを見て、末松を殴りつけて「出て行け」といいました。采女宗馬は、澪に向かって座り、手をついて謝罪しました。

ただ、スパイをしたふきは、末松に言われたとは言え主人の顔に泥を塗ったので、登龍楼には置いておけないと言います。さらに、

「茶碗蒸しも三つ葉尽くしもおまえが考えた料理ではない。いずれは登龍楼の料理人もいきついた。思い上がりも甚だしい」

と言って、去って行きました。しばらくして采女宗馬が出かけるときに、路でかしずいている末松に無言で1両渡しました。

 

つる家に帰ってくると、澪はまかないでふきご飯をつくりました。種市は、

「ふきはちからのあるやさいだな。ふき坊みたいに強い野菜だ」

と、なぐさめると、涙流しながらふきはたべはじめました。

その夜、吉原の料理人の又次(萩原聖人)がやってきて、花魁のお弁当をつくってもらって帰っていきました。又次が帰って行くのとすれ違いに黒い人影がやってきました。澪は、調理場で小松原のことを想いながら表に行こうとすると、店の中が火事でした。あわてて種市とふきを呼びに行って水をかけようとしましたが、火の勢いが強くて店は燃えてしまいました。誰かのつけ火でした。

種市と澪と芳が真っ黒になったつる家の前で呆然としていると、伊佐三がやってきて、種市を伊佐三たちの家に連れて行ってくれました。翌日、源斉が来てくれましたが、種市は魂が抜けたようでした。澪も、天満一兆庵の再建も料理人もやめると源斉に愚痴を言います。「これからですよ」と元気づけますが、澪の顔は曇ったままでした。

その日の夜、又次がやってきました。「こんなときに・・」と言いながら、花魁のお弁当を頼みました。澪は、これで最後だと思って、ふきご飯のおにぎりを作りはいじめました。そして、お弁当箱を開けると、袱紗に包まれた10両と文が入っていました。その文には、一言、

「雲外蒼天」

と書かれていました。澪は、その一瞬で全てが分かり、「野江・・・ちゃん」とつぶやきました。又次は、その花魁の名前を「あさひ太夫」というと告げました。そして、あさひ太夫から言われたことを話しました。

「もし、料理を作る気力が失せてるなら、そのままだまって帰って来いと、けれど、もしもその弁当箱に詰める料理を作ったなら、澪ちゃんはきっと立ち直る。そのときには、この10両を用立て欲しい・・そない伝えて。澪ちゃんに」

澪は、その文字を見ながら涙ぐみました。

 

一方、源斉が化け物稲荷の前を歩いていると、一人の男が数人の男をこらしめているのをみました。

「これ以上、つる家にかまうな。土圭の間(とけいのま)の小野寺がそう言っていたと、采女に伝えよ」

その男は、小松原でした。

(⇒ 5話のあらすじ

「はてなの飯」のレシピはこちらです。⇒ はてなの飯

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ドラマ「みをつくし料理帖」4話の感想

おもしろかったですね。つる家の料理をスパイしてたのはふきで、小さな弟を盾にとられて仕方なくやっていたことが分かりました。普通なら、ふきを怒って家から叩き出して終りなのですが、澪は、全てを理解して許してくれました。ふきの性格のせいないのかもしれませんが、澪が小さいころに人から助けてもらった思いがあるからだと思います。

洪水の前は野江に、洪水の後は芳たちに助けてもらったので、その時の境遇や思いがふきに重なったと思います。そんなことを考えると、「禍福はあざなえるわなのごとし」という言葉がいつも頭に浮かびます。何もしなくても成功してる人は沢山います。そういう人たちに足りないのは、失敗した経験です。その失敗した経験で、こころがおれてしまったり、モチベーションが続かなくなってしまう人が多いのですが、逆に、そういう経験をさせてもらったというように考えることで、きっと、何もせずに成功した人よりも、もっと大きな成功を勝ち取ることができると思います。

そんな落ち込んでしまった時に、励みになる言葉はいろいろありますが、このドラマを見て、「雲外蒼天」という言葉は、いい言葉だな~としみじみ思いました。この言葉は澪だけのものではなくて、誰もがそう思っていれば良いのではないでしょうか。わたしも、経からは、この「雲外蒼天」という言葉を胸に秘めながらマイ地にを暮していこうと思いました。

次回からは、場所を移してつる家の再構が始まります。どんな料理が出てくるのか、楽しみです。

原作は髙田郁先生!

原作の髙田郁先生は、1959年生まれの小説家で、元漫画原作者です。漫画原作者時代のペンネームは、川富士立夏です。

読書好きだった父親の影響で、山本周五郎さんの作品を多く読んで、時代小説ファンになられました。1993年、34歳のとき漫画原作者としてデビューされます。40代後半で再び山本周五郎さんの作品を読んで時代小説家に転身されました。数々の賞をとられて、2008年に「出世花」で小説家デビューされました。

「みをつくし料理帖」は、2009年に第1作を発表して、2014年に刊行された第10作で完結しています。髙田郁先生の本は、

みをつくし料理帖は、1冊に4話ずつ収められています。全10冊でシリーズものなので、1冊目の「八朔の雪」から読んでいかれた方が理解されやすいと思います。そして、とんでもなく面白いです。時代劇につきものの切った張ったはほとんどないですが、その分、人情話という感じで、毎回ほろりとさせてくれて涙も出てしまいます。シリーズ累計330万部出ているだけのことはあります。時代劇好き以外の方でも、ぜんぜん大丈夫ですので、騙されていないと思って、一度手に取られることをお勧めします。一番下の「銀二貫」は、2014年に林遣都さん主演で、NHKでドラマ化されています。

以上、NHKドラマ「みをつくし料理帖」4話のあらすじ、感想でした。


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福田 美喜夫

福田 美喜夫

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いつもお越しいただいて、ありがとうございます。
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【神奈川県在住の45歳、システム工学、情報経営学を専攻後、現在はアクティブシンキングライターとして生活。休日は、サーフィンにキャンプ、遅くやってきた青春を謳歌中。】

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