みをつくし料理帖

NHKドラマ「みをつくし料理帖」6話「う尽(づ)くし」のあらすじと感想!富三にかんざしを!

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NHKドラマ「みをつくし料理帖」6話「う尽(づ)くし」のあらすじや感想です。天満一兆庵江戸店に佐兵衛と一緒に出てきた富三が現れました。坂村堂の料理番をしている富三から、佐兵衛のことを聞くと、ショックを受けて芳は寝込んでしまいます。


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6話の再放送は、6/27(火)01:45です。月曜の深夜に放送されます。

6話以外のあらすじ

ドラマ「みをつくし料理帖」のキャスト

  • 澪(みお) 黒木華
  • 小松原 森山未來、つる家の常連客のお侍
  • 永田源斉 永山絢斗、近所の医者
  • 芳(よし) 安田成美、「天満一兆庵」の元女将さん
  • 嘉兵衛 国広富之、「天満一兆庵」の主人
  • 佐兵衛 柳下大、嘉兵衛の息子、「天満一兆庵」江戸店の主人
  • 種市 小日向文世、「つる家」の主人
  • おりょう 麻生祐未、澪の隣人
  • 伊佐三 小林正寛、おりょうの亭主
  • ふき 蒔田彩珠、「つる家」の奉公人
  • あさひ太夫 成海璃子、吉原・翁屋の花魁
  • 又次 萩原聖人、吉原・翁屋の料理番
  • 伝右衛門 伊武雅刀、吉原・翁屋の主人
  • 菊乃 柳生みゆ、吉原・翁屋の新造
  • 清右衛門 木村祐一、人気の戯作者
  • 坂村堂嘉久 村杉蝉之介、版元、今でいう編集者
  • 富三  大倉孝二、坂村堂の料理番
  • 早帆 佐藤めぐみ、小松原の妹
  • 駒澤弥三郎 波岡一喜、早帆の旦那で小松原の竹馬の友
  • 采女宗馬 松尾スズキ、江戸の名門料理屋登龍楼の楼主

ドラマ「みをつくし料理帖」のストーリー

澪(黒木華)は、丸顔で、眉は下がり気味、鈴のような眼、小さな丸い鼻は上向き。緊迫感のない顔をしてるのですが、料理のこととなると感情を抑えられずひたむきに突き進んでしまう女性です。

澪は、大阪の超一流と言われている名料理屋「天満一兆庵」に料理人として勤めていましたが、ある日、隣家からの出火でお店は全焼してしまいます。そこで、主人の嘉兵衛(国広富之)と女将さんの芳(よし、安田成美)の3人で、「天満一兆庵」の江戸店を任せていた佐兵衛(柳下大)の元を訪ねて江戸までやってきました。

佐兵衛の住んでる長屋につきますが、本人はおらず、佐兵衛の得意な飾り細工だけおいてありました。しかたなく、江戸で暮らし始めますが、長旅と度重なる心労によって、嘉兵衛は「天満一兆庵」の再興を澪と芳に託して亡くなってしまいました。

働き始めた澪は、いつも通る化け物稲荷と呼ばれている荒れ果てたお稲荷様を気に病んでいました。近所の番屋に声をかけますが、誰が管理してるのかもわからない始末だったので、自ら草を引っこ抜いたり、お社を直したりして参道を整備していました。

その様子を見ていたのが、蕎麦屋「つる家」の亭主、種市(小日向文世)でした。種市はおにぎりと水を持ってきてくれるようになって、本当の理由は話さずに、腰が悪くなったという理由で澪を自分の家で働かないかと誘ってくれました。

晴れて、「つる家」の料理人となった澪は、大阪でならった料理を出し始めましたが、お客には不人気でした。ある日、江戸っ子が食べない戻りガツオの時雨煮が入ったおにぎりを、医者の源斉(永山絢斗)に食べてもらったことがきっかけで、「はてなの飯」を思いつきます。「はてなの飯」は大評判で毎日売り切れてしまうほど、売れまくりました。

その夜、「つる家」の常連客で、澪のことをいろいろ心配してくれてる小松原というお侍に、枝豆とお吸い物をだすと、「料理の基本が、なっていない。根本からまちがえてることに、気が付いていないのだ」と言われてしまいます。悩んでる澪に、嘉兵衛の話をすると、嘉兵衛に言われた「料理の基本は出汁」という言葉を思い出します。早速、鰹節の出汁をつくって伊佐三に飲んでもらうと、合わせ出汁のヒントをもらいました。何度も繰り返し試して、だれにもまねできない出汁を引くことができるようになります。そのだしを使った「とろとろ茶碗蒸し」は、大評判になりました。

つる家に、ふきという女の子が奉公人として口入屋から紹介されて入ってきました。料理に興味があって、働き者の女の子で、みんな大喜びでした。

ある日、大人気のとろとろ茶碗蒸しが登龍楼にマネされて、客足が減ってしまいました。さらに、三つ葉尽くしを出そうとすると、前日から登龍楼が出していると聞いて、澪はびっくりしてしまいました。つる家の料理をスパイしていたのは、ふきでした。父親の借金や弟を人質にとられて、登龍楼の料理人の末松に言われてやっていたんです。澪が乗り込んで采女宗馬に文句を言うと、表面上は末松を殴って解雇しました。

数日後、つる家は付け火にあって全焼してしまいます。種市は伊佐三の家に行き、澪は料理をやめようと思います。そこに、又次がやってきて弁当をつくってくれと言います、澪が作り始めると、弁当箱の中から十両と「雲外蒼天」と書かれた文が出てきました。澪は、又次が尽くしている花魁が野江だと気が付きました。

野江から借りた十両で、新しい場所でつる家をできることになりました。そこに、天満一兆庵江戸店に佐兵衛と一緒にやってきた富三という料理人がやってきます。芳と目が合って、いったんは逃げますが、坂村堂に連れられてやってきます。佐兵衛のことを聞くと、吉原に入れ込んで、店の金を使うようになり、最後には太夫を手にかけて行方不目になってしまったと言います。富三は、調子を崩した芳に代わって、つる家を手伝うことになりました。

ドラマ「みをつくし料理帖」6話のあらすじ

ここから先はネタバレが含まれます。読みたくない人は、次をクリックしてください。⇒ 感想までジャンプ!

 

6話「う尽(づ)くし」

吉原の扇屋では、あるサムライが一人の花魁に懸想して、刃傷沙汰を起こしてしまいます。そのときに、花魁をかばったあさひ太夫(成海璃子)が、腕に傷を負ってしまいました。

つる家では、澪(黒木華)が作った新作の料理を種市(小日向文世)が味見をしていました。お酢でしめたアジを下ごしらえをした卯の花と和えたものです。

「こいつはいけねえ、いけねえよ~」

種市がほめると、これを土用の日に出そうと思ってると、言いました。そこにふきがやってきて、

「近頃、気になることを言って帰るお客さんがいるんです。味がいつもとちがう。どうにも気持ちが悪いって」

と、二人に話しました。夕方、残されたおかずを確かめようと手に取ると、手伝ってくれてる坂村堂の料理番の富三(大倉孝二)が帰ってきました。芳の所によってきたと言って、そのまま帰っていきました。

種市が送っていくと、又次がやってきます。いつもの弁当箱を持ってきて、中に入ってる青梅で蜜煮をつくってくれと言われました。明日取りに来ると言う又次に、お客が残ししたおかずの味を見てもらいました。「お客さんから『気持ちの悪い味』と言われて」と言って差し出すと、ひとくち食べて

「あ~、こいつは手入れの悪い包丁で作った味だ」

と、すぐに教えてくれました。澪のようにいつも手入れしている料理人には分からない気持ちの悪さでした。切れ味が悪かったり、匂い残りがあって、こういう味になるということでした。そして、富三の包丁を見て、よごれやくもりを指摘しました。

「なんだって、こんな奴に手伝わさせてるんだ?」

と、澪に聞きました。澪は、店を出て、又次に今までのことを話しました。吉原狂いってうのもあるからとつぶやきましたが、佐兵衛(柳下大)がひいきしていた女の松葉という名前を調べてみると言ってくれました。

翌日、澪が朝の支度を井戸端でしていると、おりょう(麻生祐未)が出てきて自分の家に連れて行きました。芳からは内緒にと言われていといって、芳が富三に大事なかんざしを預けたと澪に教えてくれました。富三から、吉原を調べるためのお金が欲しいと言われて、おりょうが止めるのも聞かずに芳は渡してしまったと言いました。澪は、つる家も無料で手伝ってくれてるし、本当に芳のことを想ってやってくれてるとおりょうに話しました。

 

扇屋では、腕にけがを負ったあさひ太夫のところに、源斉(永山絢斗)が往診にやってきていました。

その夜、富三が酔っ払ってつる家にやってきました。芳に頼まれて飲めない酒を飲んであちこち探してきたと言います。天満一兆庵の旦那や芳のために絶対にあきらめないと言って帰っていきました。澪は、富三の包丁を見て、店の外に駆け出していって、富三にかんざしを返してくれと言います。すると、

「わいがとったもんやないし。人探しにも金がいるんや」

と、悪態をついて澪を突き飛ばしました。そこに、芳と又次がやってきます。又次は、富三の胸倉をつかんで、世間知らずの女をだましてるんじゃないかと問い詰めます。そして、どの店のなんていう名前の女か聞くと、黙ってしまいます。

「ほらみろ。若旦那の遊女ごろしなんて嘘なんだろ」

「うそとちゃうわい。巽屋(たつみや)の松葉ゆう女郎や」

それを聞いて又次は笑い出します。巽屋は扇屋の隣の店で、松葉なら店を変えて居間でもぴんぴんしていると又次が言いました。そして、巽屋は、いろんな手を使って見受け代を巻き上げるひどい店だと言うと、富三は、逃げ出しました。又次は、富三を追いかけて何度も殴りました。芳が、又次を止めると、

「恨むんやったら、せがれを恨むんやな。あの世間知らず、うかうか騙されて、やってもいてへん女郎ごろしにおののいて逃げしもうた。2年前、白魚橋の傍らで、釣り忍売りをみかけたが、あれはまちがいない、若旦那だった。かつての江戸店を無念そうにじーっと眺めてはった。とうてい生きてるとは思えへん」

富三は、そう捨て台詞をはいて逃げて行ってしまいました。

芳は、佐兵衛が人をあやめていない事だけはわかってホッとしました。

又次は、つる家に来ると、罪をなすりつけられてみせをとられてしまったのではないか、そして、富三だけの知恵ではないと話しました。澪はできた青梅の蜜煮を弁当箱に詰めて渡しました。そして、あさひ太夫は大丈夫かと聞きました。青梅の蜜煮は、むかし野江は好きではなかったのですが、体の具合が悪いときに食べて良くなったことから食べるようになったんです。その話を又次にすると、菊乃という遊女をかばって切りつけられたことを話します。しばらく眠っていましたが、目が覚めたときにうわごとのように

「澪ちゃん、涙はこんこん」

と、左手でキツネのかたちをつくりながら話したと澪に言います。子供の頃、澪が泣いてた時に、野江がやってくれたおまじないでした。それを聞いた澪は、

「野江ちゃんに、会わせてください。わたしにかんびょうさせてください」

「そいつはならねえ。里の中であんたに会いてえと、今の自分の姿をあんたに見られてえと太夫が願ってると思うのか。あんた、本気でそう思ってんのか?ここはおれにまかせてくれ。きっと、この蜜煮が、太夫の体を芯から癒してくれるぜ」

そう言われると、帰っていきました。そこに、ふきが全部聞いてしまったとやってきました。そして、青梅の蜜煮を土用に出せるのでは?と澪にいいました。うのつくものだから、「梅の蜜煮」という名前で出せるし、お客が食べるたびにお祈りになるんじゃないかと提案しました。それを聞いて澪は、ふきを抱きしめました。

土用の日、つる家では「う尽(づ)くし」の料理がふるまわれ大好評でした。

  • うのはなあえ
  • うめ土佐どうふ
  • うりのくずひき
  • うずめめし
  • うめの蜜煮

駒澤家では、小野寺数馬(森山未來)と義理の弟の駒澤弥三郎(波岡一喜)が談笑していました。先日の嘉祥の儀(かじょうのぎ)のひとくち宝珠が源斉の父親の御殿医の陶斉などにも評判が良カッタと話していると、妹の早帆(佐藤めぐみ)が作ったうなぎのかば焼きを持ってきました。早帆には料理の素質が全くなく、小野寺が心配したように、とんでもなく真っ黒でした。弥三郎は小野寺と違って何でもおいしいと食べることができました。小野寺はそのまま帰っていきました。

その夜、小野寺は小松原となって、つる家にやってきました。さっそく、「う尽くし」をだしました。ひとくち食べると、

「うん、うまいな」

と言って、苦手な甘い梅の蜜煮もおいしいと食べてくれました。甘いものが苦手だと小松原が言うと、澪は他に苦手なものはなにか聞きました。

「しょうがときすがだめだ。俺の前では決して出さないでくれ」

その二人の姿を、店の外から源斉が見ていました。

(⇒ 7話のあらすじ

「はてなの飯」のレシピはこちらです。⇒ はてなの飯

 


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ドラマ「みをつくし料理帖」6話の感想

面白かったですね。富三の悪巧みが発覚してほっとしました。やはり、一生懸命前を向いて生きている人には、かならず必要な人は現れると思いました。澪にとって前を向いて歩くということは、料理で多くの人に幸せを感じてもらうということだと思います。それを手伝う人が、種市、芳、おりょう、そして又次と次から次へと必要な人が現れてきます。その人たちが、悪い、ためにならない人を遠ざけてくれるということです。そのためには、自分に厳しく、目標に向かって歩いていくことが大事だと改めて感じました。

原作は髙田郁先生!

原作の髙田郁先生は、1959年生まれの小説家で、元漫画原作者です。漫画原作者時代のペンネームは、川富士立夏です。

読書好きだった父親の影響で、山本周五郎さんの作品を多く読んで、時代小説ファンになられました。1993年、34歳のとき漫画原作者としてデビューされます。40代後半で再び山本周五郎さんの作品を読んで時代小説家に転身されました。数々の賞をとられて、2008年に「出世花」で小説家デビューされました。

「みをつくし料理帖」は、2009年に第1作を発表して、2014年に刊行された第10作で完結しています。髙田郁先生の本は、

みをつくし料理帖は、1冊に4話ずつ収められています。全10冊でシリーズものなので、1冊目の「八朔の雪」から読んでいかれた方が理解されやすいと思います。そして、とんでもなく面白いです。時代劇につきものの切った張ったはほとんどないですが、その分、人情話という感じで、毎回ほろりとさせてくれて涙も出てしまいます。シリーズ累計330万部出ているだけのことはあります。時代劇好き以外の方でも、ぜんぜん大丈夫ですので、騙されていないと思って、一度手に取られることをお勧めします。一番下の「銀二貫」は、2014年に林遣都さん主演で、NHKでドラマ化されています。

以上、NHKドラマ「みをつくし料理帖」6話のあらすじ、感想でした。

他にも面白いドラマがあります。

陸王
刑事ゆがみ

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最後まで読んでいただきありがとうございました。


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福田 美喜夫

福田 美喜夫

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いつもお越しいただいて、ありがとうございます。
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【神奈川県在住の45歳、システム工学、情報経営学を専攻後、現在はアクティブシンキングライターとして生活。休日は、サーフィンにキャンプ、遅くやってきた青春を謳歌中。】

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