2016年ころの話ですが、オリンピックの金メダル候補のひとりが違法ギャンブルをしていて、候補をはく奪されてしまいました。
その選手は、同僚の選手に紹介されて、東京都内の闇カジノに通っていました。掛けた金額は、二人で1000万円とも言われています。プロ野球でも、賭博問題が最近起きたばかりですが、アスリートが賭博にはまってしまう理由と、ギャンブルから抜け出す方法を調べてみました。
今では、その選手も復帰して、いろいろな苦難にも負けずにオリンピックの金メダル候補として頑張っていらっしゃいます。力いっぱい応援していきます。
違法なギャンブルに関わった経緯は?
その選手が違法なギャンブルに通うようになったくわしいきっかけは、すでに過去のことですのであえて説明しません。
ただ、多くのギャンブルにはまる人たちと同じように、「他人に誘われた」という軽い気持ちからです。はじめは誰でも同じです。悪いもの、ハマると怖いもの、とは思っていますが、「まあ、1回なら」「おれならすぐにやめられる」という安易な気持ちから始めてしまいます。
その結果、ハマってしまう人が多いのですが、実は、ハマってし待った人たちには共通の経験があります。
それは、「快感」です。
今までに感じたことのないような快感を味わってしまった人たちが、ギャンブルにはまってしまいます。
逆に、何も感じなかったり、苦痛を感じてしまったひとはギャンブルにはハマりません。
それは勝ち負けだけではなくて、その場の雰囲気、ドキドキ感、勝負に対するたかまりなどがあります。いろいろなことが関連して快感を感じると、脳の中の神経伝達物質であるドーパミンが分泌されて気持ちよくなるわけです。
これはギャンブルだけではなくて、運動での達成感とか勉強の達成感、恋愛のときのドキドキ感などに出てくるものと同じです。いちどその快感を感じてしまうと、誰もがもう一度感じたくなってしまいます。
ギャンブルに依存した人は、それ以外で感じる快感よりもギャンブルで得た快感の方が大きかったということです。
そのギャンブルをやってみても、恋愛やゲーム、お酒よりも快感が少なければハマることはないです。
ドーパミンとは?
恋愛に陥ったり、依存症になってしまう脳のなかの仕組みは、完全には解明されていませんが、ドーパミンとかセロトニンといった神経伝達物質が関係していると言われています。
ドーパミンは、脳内麻薬ともいわれていて、分泌されると「快楽」「快感」を感じます。
努力して、報酬を得たときにドーパミンが出されるので、気持ちよくなるわけです。
あなたも一度くらいは経験されてるはずです。
恋愛、音楽、スポーツ、勉強・・・すべての出来事の裏側にはそういったホルモン、神経伝達物質がかかわっています。
ただ、ふしぎなことに、努力しないで報酬を得てもドーパミンは分泌されません。
結果が良くなるか、悪くなるか分からないときに、一生懸命努力して報酬を得られた時に、分泌されます。しかも、結果が良くなくて、「不快」の気持ちを長い間経験しているほど、ドーパミンの量が多くなるんです。
そして、その時の気分の高揚感を何度でも味わいたくなるので、依存していってしまうと言われています。
アスリートたちはこの感情を得ようとして頑張っているともいわれています。
水泳の北島康介選手が金メダルを取った時に言ったセリフ「チョー気持ちいい」とか、岩崎恭子選手の「今まで生きてきた中で、一番幸せです」とか話題になったことは覚えてらっしゃると思います。
文字通り、彼ら、彼女らの頭の中では、あの瞬間にドーパミンがドバドバでていて、至上最高の瞬間だったはずです。
ですから、ある意味、非常にギャンブルと似ています。
恋愛でもそうです。
思い出してみてください。あきらかに上手くいくという場合、
- 絶対に勝てる
- 絶対に付き合える
- 絶対に満点取れる
そんなときには、相手には全く興味がなくなったはずです。
逆に、
- ライバルが強い
- 相手が誰を好きなのかわからない
- こっちを振り向いてもくれない
- 難とか平均点位には
そんな時に一生けんめい努力して勝てたり、付き合うようになった時の喜びは他の何物にも代えられません。
やってる人が多いポケモンのゲームでも同じです。とれるかどうかわからないので多くの人がはまってしまいます。
ギャンブルも同じプロセスを踏んでいます。
勝つか負けるかわからない勝負に、自分の力で勝てた時の喜びや快楽を、何度でも味わいたくなるんです。
ですから、大勝したときもさらに勝てると思います。つまりもっと快楽を得たいと思って、勝っているお金をつぎ込んでしまうんです。負けた時も同じです。「今度こそ・・」と思ってつぎ込みます。
ギャンブルと恋愛の違いは、恋愛には終わりがあるってことです。
いちど振り向かせて、付き合うようになって長い年月が経ってしまったら、もうドキドキはないですよね。付き合ってた頃は毎回求められたのに、結婚して2年もたつと触ってもこない・・・なんてことになります。
ドーパミンが出るのは3年くらいだと言われています。誘っても、必ずYESと答えてくれますし、いつも一緒にいることが当たり前になると、どんどん出てこなくなり、その結果他の相手に目が行ってしまう・・・ということになっていくんです。
ギャンブルは、違います。毎回、勝負が違います。一度勝つことができても、次の勝負は分かりません。
言ってみれば、短時間で恋愛を何度も経験できるようなものです。
そこが、多くの人がハマる理由です。
ちなみに、そのギャンブルで1回も勝てずに負け続ける人はそのギャンブルには深くハマれません。パチンコの次は競馬、競輪、ボート・・と変えていきます。
が、ハマるギャンブルがないとわかった時には、すでに人生に負けています。
そう考えると、依存症を断ち切る方法がおのずとわかってくるはずです。
ギャンブルにハマる理由は脳内物質
くりかえしますが、アスリートたちが違法なギャンブルにはまった原因は、ドーパミンと言う脳内麻薬のためじゃないかとおもいます。
ドーパミンは、分泌されることによって快楽を感じることができます。
生きて行くうえでは、非常に大切なものです。が、間違った方法でドーパミンを出してしまったんだと思います。
ドーパミンは、恋愛にも関連していて、恋におちるときは、かならずこの物質が分泌されて恋愛を快楽として感じることができるといわれています。
ギャンブルにハマった人が立ち直るには?
では、ギャンブルにはまった人はどうやれば立ち直れるのでしょうか?
多くのギャンブルにはまった人達は、
- 辞めようと思えば辞められる
- あと一回
- いつでも辞められる
と、そもそも思っています。
ですが、これは私の経験上、おそらく無理なんじゃないかとおもっています。
というのも、私の友人にも同じことをいいながら、10年間もパチンコに行ってる人がいます。いくらつぎ込んだのか、聞くと恐ろしくなります。
その人は、
「いつでもやめられるから、大丈夫」
とわたしにいいます。実は、無意識の中では本気で辞めようと思っていません。
じつは、やめようと思っていても自分でやめることができないんです。そこが一番の問題です。
ギャンブルをやってる人は、その一瞬、一瞬は本気で辞めようと思ってるはずです。
ただ、次の瞬間には、
- でも・・・
- やっぱり・・・
- もう一度やったら・・・
なんて自分で言い訳を一生懸命作って、無意識にギャンブルに通う理由を考え始めます。
つまり、やめようと頭の中で冷静に考えても、心でやめることができないんです。これは病気です。
まずは、自分は病気なので辞めようと思ってもやめれないんだと意識することが大事です。
その上で、どうすればいいのでしょうか?
ギャンブルにはまった人達の頭の中は、
ギャンブル = 快楽
となっています。
つまり、ギャンブルの事を考えただけで、ドーパミンが出てきて気持ちよくなります。そうなったら、もう行かないっていう選択肢はどこかに消えてしまいます。
これが、「いつでもやめられる」と言っていてもやめられない理由なんです。
ドーパミンが出ると、どこからか悪魔のささやきが聞こえてくるんです。気持ちいい方へ、気持ちいい方へ、どんどん誘導されていってしまいます。
ですから、
ギャンブル ≠ 快楽
にしないと、やめることはできません。
そのためにすることは、ギャンブルをすることによってどれだけ周りの人が迷惑だと思っているか、どれだけ悲惨な人生が待っているのかなどを、しっかり考える事です。
よくありますが、ギャンブル依存症の会みたいなところに行って、告白したり、告白を聞いたりすることもいいかもしれません。
さらには、周りの人も、やさしい声をかけない方がいいです。せっかく、快楽ではないと思い始めても、元に戻ってしまいますから。
そのうえで、ギャンブルで感じる快感以上のものを得られる何かを見つけることです。
例えば、
- 恋愛
- ゲーム
- 運動
- 趣味
などです。どれも簡単には快感に結びつくのは難しいですが、何か見つけることが抜け出す手がかりになります。
また、ギャンブルに行きたい!と思ったら、「悪魔の声だ」と考える癖をつけることです。
すこしでも「ま、いいか」「やっぱり」「どうせ」と考え始めたら、
- 頭の中に悪魔が住んでる
- その悪魔は自分を不幸にする
- 周りも不幸にする
と思うことです。
そのうえで、10年後、20年後にどうなっているのか、どうなっていたいのかを考えます。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公になったつもりで、未来のあなたから見た現在のあなたを想像してみてください。
きっと、悪魔の声を聴くことが少なくなっていくはずです。
やり方は人それぞれです。根本的なことは、ギャンブルは快楽ではなく苦痛なんだと体の中にしみこませてあげることが、第一歩です。
そのポイントで考えてみてください。アスリートたちが週刊誌などでスクープされると、ギャンブルが苦痛に切り替わったと思います。
それまではギャンブルが快楽だと思っていたのですが、ギャンブルをしていたことで
- オリンピックはダメ
- 日本全国の人からバッシング
- 連日TVで放送
- 親戚や親、兄弟も
かなりの苦痛を感じたはずです。
さらに練習も自粛したことで、再開したときの練習は快楽に結び付くんじゃないかと思います。それまでの快楽と苦痛のスイッチの配線がきりかわったはずです。
普通の人はなかなかそんな体験はできませんが、心の底から辞めたい、やめさせたいと思われましたら、何とかそのスイッチの配線を切り替える必要があります。
まとめ
ギャンブル依存症から立ち直る方法を紹介してきました。
- そのシステムをしっかり理解
- 辞める決断をする
- 他の快楽を見つける
- 悪魔の声に耳をふさぐ
立ち直るために一番必要なことは、依存症の仕組みです。そのことをしっかり理解して、なぜはまるのか?を確かめてから対処していくのがとても大切です。
簡単に言えば、人間は快楽と嫌悪によって動かされてるということです。
快楽を感じるものは追い求め、嫌悪を感じるものは遠ざけようとするのが人間です。言葉は難しいですが、ちょっと考えてみるととても簡単なことに気づいてもらえると思います。
これは理屈ではないです。脳の中に自然に分泌される物質によって感じ方が変わるだけです。快楽を感じるものはドーパミンが出て、嫌悪を感じるものはアドレナリンなどが出てしまうだけです。
ギャンブル依存症を断ち切るには、そのドーパミンをいかに出さないか、出ても行動を起こすのをやめれるのか、それだけです。
そのためにやることが、他の快楽を見つけることと悪魔の声に耳をふさぐことです。いうのは簡単ですが、やるのは気合と決断が必要です。もしも依存症を何とかしたいと思われていましたら、ぜひ参考にしていただいて、幸せな未来を創っていってもらえたらとてもうれしいです。
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ちなみに、おもしろくないとか、難しいと思われたらすぐに辞めてもらって結構です。
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