村岡寛エースコック代表取締役社長が、『カンブリア宮殿』に出演されます。
村岡寛社長は、43歳の時にお父さんの村岡慶二社長から引き継年いで、エースコックの二代目の社長となります。業界3位のエースコックは「とにかくやってみよう精神」でチャレンジし続けている会社です。その元を創った村岡寛社長の考え方を見ていきましょう。
村岡寛社長の経歴とエースコックの変革
まずは、エースコックの変革を見ていきます。
エースコックは、
- 1948年(昭和23年)、創業者村岡慶二氏が大阪市住吉区で龍門製パン所を設立。
- 1954年(昭和29年)、ビスケットの製造販売をする梅新製菓を設立。同時にインスタントラーメンの製造を開始。
- 1959年(昭和34年)、第一号の「北京ラーメン」を発売。
- 1963年(昭和38年)、「ワンタンメン」を発売。
- 1964年(昭和39年)、社名を「エースコック」に改名。
- 1988年(昭和63年)、「スーパーカップシリーズ(1.5)」発売。
- 1993年(平成5年)、ベトナムに現地法人を立ち上げて、「HAOHAO(ハオハオ)を発売。
- 2002年(平成14年)、「スープはるさめシリーズ」を発売。
北京ラーメンを創ったきっかけは、前年に発表された日清の「チキンラーメン」に、お父さんの村岡慶二社長が衝撃を受けて、作ったようですね。それが、エースコックのはじまりだったんです。
その後、数多くの商品がヒットを続けています。
現在、ベトナムでのシェアは、65%以上になっていて、ベトナム国内で最大手になっています。
また、スープはるさめシリーズはエースコックの売れ筋商品となっています。この商品は、従来の「インスタントラーメン = 体に悪い」というイメージを覆した商品で、若い女性から圧倒的な支持を得ています。
最近では、減塩ラーメンも開発、販売されていて、病院の認定も受けている商品なので大ヒット商品になっていくと思います。
商品名は、「かるしお認定 だしの旨みで減塩シリーズ」で、中華そば、小海老天そば、鶏炊きうどん、香味野菜タンメンなどがあります。
次に、村岡寛社長の経歴を見ていきましょう。
村岡寛社長は、
- 1952年生まれの64歳。
- 兵庫県出身
- 関西学院大学経済学部卒業
- 1975年エースコック入社
- 1994年3月、社長就任
ベトナム進出は、村岡寛社長の考えだったそうです。
社長としての強みは、「とりあえずやってみよう精神」で、社員を自由にさせていて、つくりたいものを創らせるところにあるようです。
なので、新商品も年間100食は出てくるんです。
村岡寛社長の座右の銘は?
村岡寛社長の座右の銘というか、いつも心がけていることは、3つあるそうです。
- そうぞうする
- 過空不念心
- 経済学とは
では、一つずつ見ていきましょう。
そうぞうする
「そうぞうする」という言葉には、2しゅるいあります。
「創造する」と、「想像する」です。
村岡寛社長の「そうぞうする」は想像のほうです。
先代の村岡慶二社長から、「想像しろ」と、よく言われたようです。
どういうことかというと、お客様が食べている所を想像して商品開発だったり、製造、販売をしろということなんです。
たとえば、お母さんがインスタントラーメンを作ってくれて、小さい子供と一緒に食べているとこを想像してみてください。きっと優しい笑顔に満ち溢れていますよね。
そのやさしい心が、製造、販売につながっていくんですよね。
これは、本当に大事なことだと思います。
食品に限らず、あらゆる商品を創るときにだいじなことなんじゃないでしょうか?サービスも同じですよね。
この言葉を、お父さんからしっかりと教わったそうです。
過空不念心
過空不念心とは、観音教の一節です。
村岡寛社長は自己流で、
「心に念ずれば、むなしく過ぎず」
と、読んでらっしゃるようです。
意味は、「心に念じていると充実した時間が過ごせる、いつも自分のやるべきことを心に持っていると必ず達成する」と話されていました。
松下幸之助氏の「道は開ける」、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という言葉と同じじゃないでしょうか?
成功する人は、やっぱりこころの持ち方から違うと思います。
経済学とは
大学の在学中に一冊の経済の本を読まれたそうです。
その本の1ページ目に、
「経済学とは、世界の平和と、人類の福祉に貢献できる学問である」
と書かれていたそうです。
確かに、経済が発展すればほとんどの苦しみや悲しみが解決されますよね。
貧困、戦争、犯罪・・・これらは必ず、なくなっていきます。
個人の問題でも同じです。経済的な自由を手に入れることによって、殆どの問題は解決できます。
村岡寛社長は、この言葉を胸にいつもがんばっていらっしゃるそうです。
特に、食品関連は、世界中の人をしあわせにできますからね。
エースコックが成功した理由は?
エースコックが成功した理由は、村岡寛社長の座右の銘の3つがあったからですが、さらに付け加えると、一度失敗しているんです。
外食産業に手を出してしまったんですね。
5年ほど、外食産業を展開していたんですが、そのときに、外食産業はサービス業であって製造業ではないということをしっかり認識されたそうです。
その経験をもとに、製造業の基本に立ち戻っていろいろな事業を展開していったんです。
1993年にベトナムに進出して、成功を収めていった理由もそこから出ているんです。
具体的には、
- 配達をした。
- ルートを確保した。
- 原材料メーカーを育てた。
この3つが大きな理由の様です。
配達をした。
その頃のベトナムでは、配達してくれる製造業はなかったそうなんです。
お客様が、倉庫に商品を取りに来ていたと話されています。
村岡寛社長は、それを見て、お客様にの所まで届けるようにしたんです。
そのことだけでも、他との差別が付きますよね。ちょっと高くても配達される方が良いですよね。ピザのデリバリーの方法です。
ルートを確保した。
ルートというのは、販売代理店です。
販売代理店というシステムがなかったので、それを持ち込んで、製造したものを拡販していけるようなシステムを創ったんです。
これはすごいすよね。
ある意味、社員を増やすのと同じ意味がありますから。このシステムのおかげで増えていったようです。
原材料のメーカーを育てた
ベトナムでは、戦争の影響もあっていい原材料のメーカーがなかったんです。
そこで、ベトナムに行った時から、いい原材料を作るメーカーをいっしょになって育てていったそうです。
そして、他の強豪相手よりもいい原材料で、しかも安く仕入れることができたのが、一番の理由だったそうです。
つまりは、近江商人の「三方よし」を地で行ったような、さらにはその上を行く四方よしの商売をしていたんですね。
原材料メーカー、エースコック、販売店、食べる人の四方がwin-winの関係を築くことができたので、お互いに成長していったんだと思います。
まとめ。
今回の『カンブリア宮殿』では、どんなお話をしてくれるのかわかりませんが、とても楽しみです。
村岡寛社長は、真のリーダーなのではないでしょうか?
村岡寛社長は、
「リーダーとは、夢を創って、与え続けてくれる人」
と、話されています。
そんなリーダーに早くなりたいですよね。
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