中畑文利さんがNHKの『プロフェッショナル~仕事の流儀』に出演されます。
中畑文利さんは、漆カンナ職人として、45年以上にわたって漆掻き道具を作ってらっしゃいます。漆カンナとは漆掻き道具の一種で、漆を採る時に、漆の幹に傷をつける道具です。これがないと漆は取れないのですが、職人によって使い方が違うのでほとんどオーダーメイドの仕事の様です。
中畑文利さんとは?
NHKの「プロフェッショナル」の一部は有料ですがこちらで見ることができます。⇒U-NEXT
中畑文利さんの仕事の流儀を見ていきましょう。
中畑文利さんは、中学校卒業されてから45年間以上、青森県田子町で農鍛冶のお仕事をされています。
今回の『プロフェッショナル』では、漆カンナしょくにんとして紹介されていますが、鉄製の農具ならなんでも作っていらっしゃるんですよね。
ですから、震災の後の東北各地の農具の注文とか、ウニを採るときの道具なども注文で入るそうです。
そもそも、中畑文利さんが鍛冶屋になったのは、お父さんの長次郎さんがやっていた鍛冶職人の弟子になったのがきっかけです。
お父さんの長次郎さんも、15歳の時に農鍛冶の世界に入って、特殊な漆掻き道具を一から作っていたそうです。その手法を受け継いで発展させたのが中畑文利さんだと話されています。
漆の採り方と漆掻きの道具とは?
漆っていう名前は知ってるんだけど、本当は何?とか、漆器って何?っていう人が多いと思います。
漆を塗った食器が漆器で、日本古来の手法で作られた生活用品で、陶器、磁器と並ぶなくてはならないものなんです。
しかも、16世紀ごろの室町時代とかに、ヨーロッパに伝わっていったんですが、「japan」と言う名称で広まって、その質感とか色合いで大人気だったらしいです。
その漆器を作る時に、必要なものが漆なのですが、これは漆の木の樹液なんです。
ゴムの木を傷つけてゴムを採るように、漆の木を傷つけて出てきた樹液を漆と言って、傷つける道具とか、樹液を救う道具などを漆掻き道具と言います。
ですから、漆カンナと言う名前ですが、大工の人たちが使うような長方形のカンナではありません。
『プロフェッショナル』でも出てくると思いますが、先が二股に別れたナイフのようなもので、特殊な形をしているんです。
なので、工場で大量生産と言う訳にもいかなくて、熟練した人だけが作れるものなんです。その分、後継者がいなくなってしまう問題があります。
こんな感じです。
(「うるしとわたしたちのくらし」様より引用)
中畑文利さんがプロフェッショナルな理由は?
中畑文利さんが、多くの鍛冶屋さんたちがいる中で、今回『プロフェッショナル』に取り上げられた理由は、
オーダーメイド
だからだと思います。
オーダーメイドって言ってしまうと、ちょっと軽くなってしまうのですが、要は、使う人に合わせた道具を創れるということじゃないかと思います。
もちろん、使う人はこうしてくれ、ああしてくれと注文は出しますよね。
でも、中畑文利さんの場合は、そこをもう一歩踏み込んで考えていらっしゃるんです。
使う人の気持ちや状態を考えて、形を変えたり、長さや重さを調整するんですよね。
言われた通りにやると言うことではなくて、それプラスアルファの部分が大事じゃないかと思います。
常に、使う人の事を考えて、発想力をどんどんふくらましていくことが大切ですね。
こちらのユーチューブでも話されていますが、ある程度の技術を身につけてしまえば、あとは、発想力の問題なんです。
発想力と言うのは、使う人の立場になって考えるとか、さらに進んで、使う人が考えもしないようなことを考えてしまうということですね。
ちょっと方言が入っていますのでわかりにくいかもしれませんが、とても貴重なお話をされています。
私も、なんでも真剣に取り組めば、何とかなると思います。
あとは、どれだけ真剣なのかと、遊び心ですね。^^
中畑文利さんは、とっても遊び心がありそうで、その分、引き出しも多そうです。まじめはダメと言う訳ではないんですが、頭を柔らかくするというのも、一つの方法かもしれませんね。
『プロフェッショナル』の中でも、中畑文利さんの仕事の流儀に関するお話が聞けたら面白いと思います。
ちなみに、町の計画もあって、現在ではお弟子さんが一人いらっしゃるそうです。中畑さんは7年前に骨髄性白血病と診断されて、今も抗がん剤を服用されていますし、他の病気も併発されています。
そんな状況の中でも、毎日槌をふるってる中畑さん。尊敬以外の何物でもないです。これからもお二人で頑張ってもらいたいですね。
以上、漆カンナ職人の中畑文利さんの記事でした。
『プロフェッショナル』に登場した他の仕事人の記事もあります。
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