声優で認知症の大山のぶ代さんが、老人ホームに入所されました。
夫の砂川啓介さんの尿管がん、老老介護、認知症と、いろいろ重なってしまったのが理由です。
認知症の人の老人ホームへの入所拒否という話や、認知症の人のための老人ホームの費用、探し方を調べてみました。
お好きな所からお読み下さい。
認知症と老人ホーム
老人ホームと言っても、いろいろ種類があります。
初めから認知症がダメな施設とか、認知症専門の施設もあります。
まず、老人ホームを分類してみます。
民間運営
◎ 有料老人ホーム
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- 健康型有料老人ホーム
一番上から重度、中度、軽度の順番で、認知症OKの所は、一番上の介護付き有料老人ホームに多いです。
費用は、3件とも高いです。
健康型有料老人ホームは、文字通り、健康な方のための老人ホームと言ってもイイかもしれません。
◎ 高齢者住宅
- サービス付き高齢者住宅
- 高齢者専用賃貸住宅
- シニア向け分譲マンション
上の3つは、自立している方向けです。認知症の人はムリです。
自由度が高いのがメリットで、行ってみれば、介護付きのホテルと言ったものです。
グループホーム
グループホームは、認知症の方のためのものです。
認知症の高齢者が、数人で共同生活を送るもので、介護、訓練、レクレーションなどが受けれます。
ただ、状態が悪化すると、退去しなくてはいけません。
医療処置ができる所と、無理なところがあります。
費用は、やはり高いです。
公的施設
◎ 介護保険施設
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 介護療養型医療施設
上から、重度、中度、軽度の順番になってる感じです。
認知症はOKという所が多いです。
公的施設の為、費用は安いですが、その分待機されている方が多いです。
◎ 福祉施設
- ケアハウス
- 養護老人ホーム
食事や洗濯などの介護サービスが受けられる施設。
低所得者の費用負担が比較的軽い施設。
認知症がOKというところもあります。
やはり、待機している人が多いので入りにくいです。
以上が、大まかに分けた老人ホームです。
認知症の受け入れが基本的にOKなのが、
- 介護付き有料老人ホーム(民間)
- グループホーム(民間)
- 特別養護老人ホーム(公的)
になってくると思います。
認知症と入所拒否
認知症の入所拒否には、入所する側と入所される側があります。
まずは、入所される側の入所拒否から。
入所される側の入所拒否
一定の基準があって、医療行為ができないとか、食事の世話ができないとか、いろいろな基準があって、それを満たしていないと入所できません。
医療施設や医療行為をしていない老人ホームでは、点滴や、注射などもできませんから、たとえば、毎日糖尿病の注射をしなければいけない人は、入ることはできません。
そういう方は、医療施設のある老人ホームを探していく必要があります。
ただ、多くの方が、そういう老人ホームんの方が安心なので、そちらに殺到するので、中々空きが見つかりません。
入所する側の入所拒否
本人が行きたがらないということです。
ただ、それも困ってしまう場合が多いので、いろいろ考えることになります。
その時に、一番大事に考えることは、あなたの人生です。
なんといっても、あなたが幸せで、健康でなければ、周りの人も幸せでなくなってしまいます。
ウソをついてでも、あなたにとって、入れられる人にとってもしあわせな選択をしてあげてください。
老人ホームの費用、探し方
老人ホームの費用は、
- 公的機関 大体20万円弱(月)
- 民間 大体15万円~40万円(月)
この費用は、月額で、食費、水光熱費などの1ヵ月に実際にかかる費用です。
さらに、敷金、礼金などが施設によってかかってくるところがありますから、よく調べてみることが大事です。
では、どうやって調べるのかというと、やはり、ネットで
「老人ホーム お住まいの地域 認知症」
などで調べてみてください。
まとめます。
認知症のかたの老老介護は、きびしいです。
老老介護でなくとも、家庭の中に一人の認知症の人がいるだけで、生活がくるってきます。
その人の行動にあわさなくてはならない、というか、その人が中心になってしまいます。
そうなると、家族の事は後回しになってしまったり、自分の生活、人生は振り回されてしまいます。
ニュースでは、老老介護の末に、無理心中ということも報道されています。
ですから、今回の砂川啓介さんの判断はとてもよかったと思います。
二人とも倒れてしまったら、なんのためにここまで頑張ってきたのかわからなくなりますから。
その為にも、こういった老人ホームの情報は、あらかじめ理解しておいて、いざという時に焦ったり、間違った判断をしないように心がけたいです。
最近、お金で解決できることなら、解決してしまった方が良いと思うようになりました。
そのお金で、本人、周りの人、施設の人、関連する業者など、多くの人が幸せになれると思ったからです。
あとは、自分の気持ちだけです。
行く前はあれほど嫌がっていたのに、1ヵ月たったら、れしそうな顔をして暮らしていることもありましたから。
まずは、情報を集めることが大事です。
費用とか、手続きとか、空いていることとか。やれる事からやり始めていきましょう。
以上、認知症と老人ホーム、入所拒否についての記事でした。
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