土曜日の夜9時の日テレの新ドラマ、『お迎えデス。』が始まりました。
『お迎えデス。』は田中メカさんの14年前に『LaLa』に連載された漫画を原作にしたドラマです。今、ノリに乗ってる福士蒼汰さんと土屋太凰さんが主演のコメディドラマです。時期的にちょっと問題があるような気もしますが、コメディだと思って見てみてはどうでしょうか。
『お迎えデス。』のドラマのキャストと感想、1話のあらすじ(ネタバレ)を紹介します。
1話以外のあらすじは、こちらから読んでみてください。
「お迎えデス。」は、有料ですが、こちらで見ることができます。⇒Hulu
『お迎えデス。』の今までのストーリー
『お迎えデス。』の今までのストーリーを紹介します。
同じ大学に通う。ロケット大好き理系オタクの堤円(つつみまどか)と、感情むき出しの猪突猛進女子の阿熊幸(あぐまさち)は、ある時、妙なバイトをすることになりました。
亡くなった人の思いをかなえてあげて、成仏してもらうことなんです。
実は、二人とも幽霊を見ることができるんです。
ただ、二人の性格は正反対。
円は、感情の起伏があまりなく、理論からすべてを計算しようとする男の子。
幸は、感情むき出しの熱血感あふれる女子なんです。
身長も、性格もデコボコの二人が、命の尊さに目覚めて、「生きて行くとは何か?」を学ぶことができるドラマです。
『お迎えデス。』のキャスト
『お迎えデス。』のキャストは、
- 堤 円 (大学生) 福士蒼汰
- 阿熊 幸 (大学生) 土屋太凰
- ナベシマ (死神、ピンクのウサギ) 鈴木亮平
- ゆずこ (死神、ナベシマの相棒) 濱田ここね
- シノザキ (死神) 野間口徹
- 加藤 孝志 (円の友達) 森永悠希
- 堤 さやか (円の妹) 大友花恋
- 堤 郁夫 (円の父) 大杉漣
- 堤 由美子 (円の母) 石野眞子
- 緒川 千里 (円の同級生、幽霊) 門脇麦
脚本は、「梅ちゃん先生」や「結婚できない男」「白い春」の尾崎雅也さん。
『お迎えデス。』の1話のあらすじ(ネタバレ)
堤円(つつみまどか、福士蒼汰)は明櫻大学(めいおうだいがく)の大学生。
大学の新歓で、所属するロケット同好会の募集を、友人の加藤孝志(森永悠希)と受付しています。
が、円の話が複雑で理論っぽいので、誰も入ろうとはしませんでした。
そこにやってきたのが、阿熊幸(あぐまさち、土屋太凰)。
いきなり、円に向かって
「あなた、堤円でしょ。一つ言っていい?社会の窓、空いてるよ」
と言い残して、立ち去ってしまいます。
言われた円は、あまり動揺もせずにチャックを上げるだけでした。
すると、家からスマホで、高校の時の同級生緒川千里(門脇麦)が事故で亡くなってしまったことを告げられます。
一方、幸は、大学の建物の陰で、
「言ってきたよ。うちらの年で社会の窓なんて言わないけど。ほら、いくよ。」
と、何もないところに向かって話をしてから、歩いていきました。
その日の夜、円は、緒川千里のお通夜に向かいます。
高校の天文部の同級生なのですが、友人たちから聞かれても、
「どんな子だったと言われても、さあ?」
と、リアクションがうすい返事しかしません。
ただ、こころの底では、好きだったようです。
その帰り道、変な光景を目にします。
ピンクのウサギの着ぐるみと大工の棟梁らしき人が争っています。
大工の棟梁がピンクのウサギを振り切って歩いて行ってしまいます。
ところが、その大工の棟梁は、建物をすり抜けて行ってしまうんです。
目がテンになってる円に、ピンクのウサギが話しかけます。
「あんた、もしかして俺見えるの?」
うなずく円に向かって、大喜びのピンクのウサギが着ぐるみの頭を脱いで話をしていると、通りがかったカップルもすり抜けていしまいます。
そこへ、黄色いつなぎを着た女の子が、やはりすり抜けてやってきます。
実は、二人は、未練を持った幽霊を、その未練を解決させて成仏させる死神のナベシマ(鈴木亮平)と相棒のゆずこ(濱田ここね)だったんです。
二人から、その仕事のアルバイトを依頼されますが、二人を振り切って、理論的に分析しながら家まで帰ってきます。
と思ったら、家まで押しかけてくる二人。
何とかアルバイトをさせようとする二人は、一晩中かけて、円にその存在を納得させようとします。
翌日、3人で歩いていると幸がやってきます。
ナベシマは、二人でコンビを組んで仕事をするように幸に頼みます。
すると、そこに、昨日の大工の棟梁が通りかかります。
会議だと言い捨てて、ナベシマとゆずこは行ってしまいます。
円と幸は、大工の棟梁を追っかけていくと、ビルの上に座っていました。
その大工の棟梁は、陽造(伊藤四郎)で、娘の玲子(菅野美穂)のことを見守っていたんです。
玲子は、昨年に陽造とケンカをして家を出て行ったんです。
ケンカをした理由は、結婚の事。
実は、すでに妊娠していて、しかも、恋人佐野正道(矢柴俊博)がフリーターなんです。
そんな男と結婚させるわけにはいかないと言って、口論になって出ていってしまったんです。
それが、最後の会話だったんです。
陽造の叶えたい思いは、玲子と正道が別れることでした。
一方、ナベシマとゆずこは、会議で、49日を過ぎると怨霊になってしまうと脅しをかけられています。
何とかしようと、円と幸、陽造の3人で玲子の所に行きます。
部屋には、競馬雑誌が。暮らしも楽ではなさそうです。
幸と円は、玲子に正道と別れるように説得をしますが、あえなく失敗。
怒った陽造がごみ箱を蹴飛ばそうとして、バランスを崩して円の所に倒れこみます。
すると、陽造は円の体の中に入ってしまいます。憑依してしまったんです。
憑依した陽造は、円の体を使って玲子を抱きしめて「俺の玲子!」と叫びます。
そこへ、旦那の正道が帰ってきます。
陽造は、正道を殴ろうとしますが、円の精神力と幸の力で何とか家の外に連れ出します。
家の外で、円のお尻に幸がキックをして、なんとか憑依状態を解除させました。
その夜、熱が出た円に、ナベシマ、ゆずこが状況を説明します。
憑依は危険で、出て行かないこともあるし、熱が出ることもあるそうです。
幸は家に帰りますが、実は、幸の家には、緒川千里の霊がいます。誰にも内緒で。
翌日、玲子は大学までやってきます。
円が置いていった忘れ物を届けにきたんですが、学食で、正道が出て行ってしまった事を幸に話します。
円が玲子に「俺の玲子」と言って抱きついたことを勘違いして出て行ってしまったんです。
そして、陽造の四十九日をするために故郷の島へ帰る事と、戻ってこないかもしれないと告げます。
子供のことや、玲子の応援自体が重荷だったのかもと落ち込んで話します。
陽造とけんか別れしてしまった事も、後悔しているようです。
幸は、正道がフリーターをしながら、漫画家を目指していることを知ります。
競馬の雑誌も、取材のための資料だったんです。
その夜、玲子と正道が分かれるという陽造の願いが一応叶ったということで、あの世に行く手続きを始めます。
ただ、一人だけ納得していないのが、幸でした。
幸は、二人が別れたままだ、と玲子も正道も幸せになれないと思っているようでした。
お腹の子供も。
陽造の心も、本心から納得していないことを、気づいていたからです。
「あんたが責任とってよね」と円に言い捨てて、家を出ていきます。
翌日、幸は大学から授業中の円を連れ出します。
なんとか二人を幸せにしようと、幸と円は、正道を連れに馬場に行きます。
正道は、原稿を没にされたことで、落ち込んでいました。
「おれはダメ男だ。おれはあいつの重荷にしかなっていない。あんたはあいつを幸せにしてやってくれ」
と、言って行ってしまいます。
すると、成仏したはずの陽造が現れます。
「バカな奴だ。愛する人を幸せにしたい、ちゃんとそういう気持ちは持っているじゃないか!それさえあれば、何とでもなる。おれと同じだ。何であの時、ちゃんと聞いてあげなかったんだ。何で何とかなるって背中を押してあげれなかったんだ。たった一人の娘の結婚を。遅い!おれは・・・」
と言って泣き出す陽造。
それを見ていた幸は、むりやり正道を連れていきます。玲子が帰ろうとして乗ってる船に。
なんとか出航前に乗り込むことができた4人。
玲子と正道に、陽造がこの場所にいることを話をするのですが、とりあう様子もない玲子でした。
すると、玲子は離婚届を正道に渡そうとします。
お互いに、お互いの重荷になってると勘違いしてる二人でした。
その瞬間、離婚届が宙に浮いて、勝手にびりびり破れ始めます。
実は、陽造が手に取って破っていたんです。
それを知らない二人は驚いて、正道は気を失ってしまい、玲子は産気づいてしまいます。
医務室に運びこまれた玲子は、たまたまいた獣医師のおかげで出産することができるようです。
痛がる玲子は、握りこぶしを作って手を上へ突き上げます。
その手を握り締めてあげたくても、陽造は、手を握れません。
その時、円が、
「僕の体を使ってください」
と言って、陽造を憑依させます。
しっかりと玲子の手を握った陽造(円)は、
「がんばれ、玲子。痛くない。痛くない。」
そして、玲子が小さいころ、病気で入院していた時に歌ってあげた「めだかの兄妹」を歌い始めます。
その歌を聞いて、玲子は陽造が本当にそばにいたことに気づきます。
玲子 「おとうさん。出てったりしてごめんね。私、ずっとお父さんに謝りたかった。」
陽造 「おれもすまなかった。つまらぬ意地を張って」
仲直りするふたり。
満足したような笑顔を浮かべて、医務室の外に出ていきます。
外で寝ている正道を、医務室の中に入れるためでした。
「手をにぎってやれ、お前の子供だろ。この。いいか。子供と3人で幸せになるんだぞ。わかったのか」
陽造は正道に自分の思いを告げて医務室の外に出ます。
そこで、憑依が解けます。
しばらくして、元気な女の子が生まれました。
そのことを喜んで、心の底から笑う陽造でした。
港へ帰ってくると、ナベシマとゆずこが待ってて、陽造はスクーターに。
「悔いのない人生はない。でも満足だ。ありがとな。」
と言って、空へ飛んでいきました。
陽造を見送った二人は、
「このバイトどうするの?続けるの?」
と言う幸に対して、円は、
「とりあえず、一つ答えが出た。阿熊さん、僕とお付き合いしてください。」
目がテンになる幸。
遠くから見ている緒川千里の髪の毛が・・・
(2話に続く)
『お迎えデス。』1話の感想
おもしろかったですね。
ちょっと時期的にまずいかなとも思ったのですが、いろんな意味を込めて書いてみました。
やはり、最後の陽造のセリフがすべてを物語っています。
「悔いのない人生はない。でも、満足だ」
失敗もあれば、成功もあります。
あの時こうしておけば、とか、いろんな思いはあります。誰にでも。
でも、最後は満足して行きたいですよね。
ある人が言っていました。
「最後に後悔するのは、やらなかったこと。」
最後の最後は、やったことはあまり後悔しないような気がします。
それよりも、あれやっておけばよかったなと後悔するっていう気持ちはわかります。
今回のドラマで言えば、陽造の仲直りとか、結婚の応援とかです。
その場の感情では、もう一緒に居たくないとか、出ていけ!となるんですが、いったん感情がなくなってしまうと、後悔しか残らないです。
そして、それが挽回できればいいのですが、二度と挽回できなければ、悲しいです。
ドラマだったら出来る事なんですよね。実際にはムリです。
ですから、今の世の中、いろいろありますが、後悔せずにやりたいことはしっかりやって生きてみてはどうでしょうか。
大変なことは必ずありますが、それも、後から考えればきっと楽しい思い出になるかもしれません。
このドラマを見ていて、本当にそう思いました。
特に、親子の間の事は直しにくいことかもしれませんが、ぜひ、一度考えてみてはどうでしょうか。
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