佐藤久男(蜘蛛の糸)がプロフェッショナルに!1200人の命を救った仕事の流儀とは?

腰みがき40代からの仕事

NPО法人「蜘蛛の糸」の理事長、佐藤久男さんが5月9日の『プロフェッショナル~仕事の流儀』に出演されます。

NPО法人「蜘蛛の糸」とは、全国初の自殺対策連携組織です。簡単に言えば、佐藤久男さんは、自殺する人を思いとどまらせる活動をされています。2002年に立ち上げてから、1200人もの命を、佐藤久男さんは救ってきたと言います。

そこには、並々ならぬ決意と努力があったと思います。佐藤久男さんの仕事の流儀、どういうものでしょうか?

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佐藤久男さんの経歴

NHKの「プロフェッショナル」の一部は有料ですがこちらで見ることができます。⇒U-NEXT

佐藤さんは、すでに72歳のご高齢なのですが、いまでも「蜘蛛の糸」の中心人物として頑張っていらっしゃいます。

なぜ、佐藤久男さんが自殺対策を始めたのか?

その理由は、佐藤久男さん自身の経歴にあります。

まずは、佐藤久男さんの経歴を見ていきましょう。

佐藤久男さんは、

  • 1943年10月20日生まれの72歳
  • 秋田県北秋田市(旧森吉町)出身
  • 秋田県立大館鳳鳴高校卒業

佐藤久男さんの実家は、映画館の経営や木材販売、製氷業などに関わっていて、町では裕福な家庭だったそうです。

が、佐藤久男さんが7歳の頃、お父さんが阿仁川の浅瀬で遺体で見つかったそうです。

事故か自殺か、当時は不明だったそうですが、成長するにしたがって自殺だったという思いが強まったと話されています。

そして、高校卒業後の1963年に県庁に就職して、1969年、26歳の時に不動産鑑定事務所に転職します。

1977年、34歳で独立して、(株)不動産情報センターを設立します。

1979年、福祉と介護用品の専門店、(株)かんきょうを設立。

その後、(株)不動産鑑定センター、(株)設計企画1級建築事務所を設立します。

一時は順調に売り上げを上げていて、それぞれ年商10億円、3億円の優良中小企業でした。

が、2000年10月、(株)不動産情報センター倒産。自己破産を申請して、全ての経営権、資産を失ってしまいました。

その時、同時期に倒産した仲間が、8人自殺をしてしまったそうです。

そして、佐藤さん自身も、心身追い込まれて、首をつってる幻覚を見たそうです。うつ病にもなってしまいました。

その時に思ったのが、

「何でまじめにやってきたのに、 ただ一度のつまずきで死ななきゃならないんだ!」

「地域経済を支えてきた中小企業経営者を、倒産ごときで自殺させてたまるか」

そして、2002年6月14日、NPО法人「蜘蛛の糸」を立ち上げました。

この時は、自分が落ち込んでいる場合じゃないと思ったのではないでしょうか。

それどころか、腹が立ったんだと思います。「たかが倒産で」って。

それから、佐藤久男さんはいろいろと活動されて、1200人もの命をすくったと言うことです。

では、どのように活動されてきたのでしょうか?

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佐藤久男さんの活動

佐藤久男さんの活動は、『プロフェッショナル~仕事の流儀』でも放送されると思いますが、基本は対話だと思います。

相談という対話をすることで、かなりの確率で思いとどまらせることができるのではないでしょうか。

日本人は、基本的に粘り強いですし、責任感をしっかり感じることができる人が多いんです。

ですから、相談をする人は、倒産2週間前とかの寸前に来ることが多いそうです。

最後まで、何とかなると思って一人で悩んだり、駆けずり回る人が多いんですね。

そして、責任感が強いので、自分が亡くなれば生命保険でなんとか会社を・・・しんでお詫びを・・・なんて考える人が多いと話されています。

外国では、そういう人は少ないのではないでしょうか。想像ですが、どっかに逃げてしまう人が多いような気がします。

そうなってくると、精神状態がおかしくなって、自殺という一つの結論しか考えられなくなるんです。

その時に、人に相談することができれば、思いとどまらせることも可能だと思います。

しかも、佐藤久男さんのやり方は、他の専門家の方も一緒に相談に乗るということです。

弁護士、司法書士、臨床心理士、産業カウンセラー等の専門家と自殺予防民間団体のメンバーが同席で相談を行う「いのちの総合相談会」をするそうです。

ただ慰めたり、同調するだけでなくて、具体的にどういう処理をすればいいのか、財務諸表などをみながら、債務整理の方向性、融資制度などを相談しているのです。

そして、相談者に言うそうです。

「『全部失った』なんて錯覚。 まだあなたの命があるじゃないか」
「何をやってでも生きのびてください。 お金がなくて空腹なら、スーパーの試食品を食べてでも」

(出展:CANPANブログ

この佐藤久男さんが作った産、官、学の連携をとって自殺対策をするモデルを、秋田モデルと呼ぶそうです。

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まとめます。

佐藤久男さんが、ここまでがんばってこれたのも、多くの人をたすけることができたのも、ご自身の経験があったせいだと思います。

そういう時の気持ちを経験しているので、同じように考えている人の気持ちもわかるし、どうすればいいのかもわかるのだと思います。

そういう人は、ほんとうに大事だと思います。

きっとそういう人に助けられた人も、同じような境遇の人を助けていくのではないでしょうか。そこに、助け合うという連鎖が起きて、自殺という不幸な連鎖を、少しでも断ち切ることができてくると思います。

佐藤久男さんのような人を、応援していきたいと思います。

もしも、あなたの周りでもヤバそうな人がいたら、ぜひ、話を聞いてあげてください。

話すだけで、どれだけ助かるかわかりませんし、一番ヤバイ1週間を思いとどまらせることができたら、もう大丈夫だとも言われています。

あなた自身でもそうですよ。もしも、まずいなと思ったら、恥ずかしいことも情けないことでもなんででもない事ですから、すぐ隣にいる人に、助けを求めてください。10分でも20分でもいいですから、話を聞いてもらってくださいね。

一人で、悶々と考えることが一番してはいけない事ですから。

頑張らなくても良いですから、気楽に話してみてください。

放送を見て一番心に残った言葉は、

「鏡に徹する」

でした。

鏡のように、相手の話をそのまま聞くということです。

漫画や小説、プリクラ、など画像処理、デフォルメなど、何もしないで相手の話だけを聞くということです。

そうすると、相手もわかってくると思うのですが、答えは、相手の心の中にすでに持っているんです。

それを引き出してあげてるのが、佐藤久男さんなんだな~と感じました。

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