アートディレクターの佐藤可士和(さとうかしわ)氏が、7月7日の『カンブリア宮殿』に出演されます。
日本を代表するデザイナーの一人の佐藤可士和氏ですが、「カンブリア宮殿」では、ジャパネットたかたの高田明氏と、日本の可能性を探すようです。佐藤可士和氏の経歴や広告への考え方などをまとめてみました。
佐藤可士和氏の経歴
佐藤可士和氏は、
- 1965年2月11日生まれの51歳
- 東京都出身
- 成城高校卒業
- お茶の水美術学院、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン科卒業
大学卒業後、博報堂に入社されます。
初めは、大阪で仕事をしていて、4年後に東京の本社に転勤になります。
1998年、同じ博報堂の佐藤悦子さんと結婚されます。現在、お子さんは、ひとり。
2000年に独立して、「株式会社サムライ」を立ち上げました。
2001年、奥さんの佐藤悦子さんも、(株)サムライに参加されて、クリエイティブディレクター兼マネージャになります。
佐藤可士和氏の仕事
佐藤可士和氏の主な仕事は、
広告
- ホンダ インテグラ、ステップワゴン
- 大塚製薬 カロリーメイト
- バルコ
ブランディング
- キリンビール 極生
- キリンビバレッジ チビレモン
- NTTドコモ FOMA N702iD
- ユニクロ 新規店、ロゴデザイン
- カップヌードルミュージアム
- セブンイレブン セブンカフェ
CDジャケット
- SMAP
- Mr.Children 「シフクノオト」
ロゴ
- 楽天
- 今治タオル
- GU
- ホンダ N BOX
などです。
主だった所だけ、まとめてみました。
佐藤可士和氏のデザインの考え方
佐藤可士和氏のデザインの考え方の基本の一つに、
対象物の中に答えがある
と、NHKの『プロフェッショナル』で話されていました。
どいうことかと言うと、広告とは、何かを演出するものではなくて、本質に向いていくことです。
洋服やアクセサリーで聞かざるのではなくて、その逆に、服を脱いで行って、最後に残ったものが、ユニークコンセプトなんです。
それを気付かせてくれたのが、コピーライターの鈴木聡氏だそうです。
博報堂の大阪にいた時に作っていたデザインは、多くの人から、
「かっこつけていて、カッコ悪い」
と言う評価が出たそうです。
その時に、全てを否定されたようで、進むべき道が見えなかったと話されています。
そして、東京に戻って、任された仕事が、「ステップワゴン」の広告。
この仕事を一緒にしたのが、鈴木聡氏でした。
この時に考えたのが、
「ださくても、売れる広告をつくろう」
「自分がやりたいことを捨てた」
ということでした。
つまり、いままでは、自分がかっこいいと思うものを作っていて、社会や顧客に向かっていなかったので、カッコ悪く写ってしまったということです。
邪念をすてて、ステップワゴンと言う車に向き合って、そのユニークコンセプトは何かを考え始めたことで、佐藤可士和氏の才能が目覚めたんだと思います。
そして出来上がったのが、このCMです。
この一世を風靡したCMを佐藤可士和氏たちのグループで創り上げたんです。
このCMがなかったら、今のステップワゴンはないです。
と言うのは、こういう形のミニバンとしては、最後発のくるまでした。
機能面も普通、形も普通、他にとりえもない、ありきたりの車だったんです。
それが、この車のユニークコンセプトを突き詰めて言った結果、佐藤可士和氏が考え出したキャッチコピーが、
「こどもといっしょにどこいこう。」
この子供が書いたような絵も、佐藤可士和氏の手によるものです。
これは、ものすごいことだと思います。
デザインとは、コンセプトを表現するものなんですね。
単純に形とか、ことばではなくて、見えないものを形にするのがデザイナーの力なんだと、この時感じました。
これがきっかけで、会社も興して、他の有名な仕事、ユニクロ、セブンイレブン、楽天などにつながっていきました。
「本質を見極める」
「対象物の中に答えがある」
これが、佐藤可士和氏の一番秀でている才能だと思います。
なので、新しい仕事をされる時は、必ず、責任者と1対1の打ち合わせをされるようです。
他の人がいると、本質を聞きだすことができないんじゃないでしょうか。
『プロフェッショナル』の中でも、佐藤可士和氏は、医者だと話されています。
相手の事をしっかりとらえて、何がたりないのか、何が必要なのか、それを見極めてから、デザインをしていくそうです。
きっと、レントゲンの写真のように、対象物の中を見極める力がずば抜けていると思います。
なので、「カンブリア宮殿」でも、日本のモノの良い部分を再発見して、海外に売っていくと思います。
まとめます。
佐藤可士和氏が、「カンブリア宮殿」に出演されて、日本の良いものを掘り起こすことをされます。
ジャパネットたかたの高田明氏と一緒に出られますが、方向性やデザイン、ブランディングは佐藤可士和氏が担当されると思います。
どういうものを、再び光を当てて、意味や新しいアピールポイントを見つけて行ってくれるか、非常に楽しみです。
佐藤可士和氏は、アートディレクターですが、広告のお医者さんでもあります。
「売れないのも」は、どこか悪いので、その部分を発見して、良いお薬、つまり良い広告や良いブランディングを処方して、治して売れるようにする。
佐藤可士和氏は、そんなお医者さんだと思います。
最後に、佐藤可士和氏の著書を載せておきます。
デザインに限らず、ビジネスに何かの参考や気づきのきっかけになれば、うれしいです。
以上、「カンブリア宮殿」に出演される佐藤可士和氏についての記事でした。
他にも、クリエイターの方たちの記事がありますので、ぜひご覧ください。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
すこしでも参考になったと思われましたら、ポチッといいねマークを押してもらえると嬉しいです。
ブログの始め方を基礎から知りたい方へ
ブログの始め方を基礎から知りたい方へ、無料メルマガ講座のご案内です。
40歳から60歳までの20年間が、人生の中で一番楽しくておもしろい時間です。それを知らずに過ごしてる人がたくさんいます。
当サイトはそんな損をしてる中高年の方に向けて、今日からの人生をおもしろ楽しく過ごすためのノウハウをまとめています。
でも、面白おかしく生きていくためには、なにはともあれお金が必要になってきます。
そのために、殆どの方が副業をしたいと考えています。でも、どうやっていいのかわからない・・・。
副業の第一歩は、ブログです。リスクゼロで始められて、うまく行けば6桁のお金が毎月手に入ります。
こう言うと「嘘くさいな~」と言われそうですが、多くの人が失敗してるのは基礎を知らないからです。何をすれば良いのか誰も教えてくれないからです。
基礎さえしっかりしていれば、あとは応用していくだけです。
そこで、誰にでもできて、何も知らない人にもわかりやすい無料のメルマガ講座~基礎編~を作りました。
7回の無料基礎講座の後には、不定期でブログに関する知識や毎日の暮らしを楽しむ豆知識などを紹介しています。
今すぐ無料で読めますので、こちらをクリックして登録してください。
企業・社長・人物に関する記事
成功するための秘訣の一つにモデリングがあります。物まね、パクリ、守破離の守ともいわれますが、スポーツ、勉強、仕事、すべての場面で一番初めにすることが、成功した人と同じことをすることです。
野球ならキャッチボール、サッカーならパス、勉強なら九九、仕事なら研修、マニュアルは誰もが普通のことだと思うはずです。
ただ、お金儲け、起業、生き方などは、それぞれの人が自分で思った通りに勝手にやってます。それが、挫折したり、失敗する原因の一つです。
成功するための近道はモデリングです。そのために参考になるのは、「カンブリア宮殿」「プロフェッショナル」「ガイアの夜明け」「アナザースカイ」「世界一受けたい授業」などです。
そこで取り上げられるのは、成功した人たちばかりです。生の声がタダで聞けたり、挫折したこと、成功のコツなどがありのまま聞けますのでとても参考になります。
当サイトでは放送されたそれらの番組の気になったところを抜粋して記事にしています。気になったタイトルをクリックしてお読みください。
コメント