こんにちは。今まで3回転職を経験してる角田勲です。
サービス残業とは?あなたもサービス残業を強要されたことありますか?サービス残業は当たり前ではありません。厚生労働省の調査では、約46%の企業でサービス残業などの違法残業が行われていたそうです。わたしも平均して1日4時間くらいはサービスで仕事をしていました。どれだけ社長がもうかったのかって思うと腹が立ちますが、あなたも同じ気持ちですよね。中にはブラック企業と言われていない企業もあると思うんですが、サービス残業を強要された場合、どうすればいいのでしょうか?その原因と実態をしっかり見て、対策をたてましょう!
サービス残業とは?
サービス残業とは、賃金がでない残業です。残業とは、就業時間以外の仕事。つまり、仕事をしていても、賃金が発生しない事をサービス残業と言います。
まあ、これはあなたもよく知っていますよね。そもそも働いている人は労働基準法という法律で守られています。労働基準法では、労働時間について、次の様に書かれています。
第32条(労働時間)
- 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間(※)を超えて、労働させてはならない。
- 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。
※特例措置対象事業においては40時間ではなく、44時間。特例措置対象事業とは、次の事業を営み、且つ、常時使用する労働者(パート・アルバイトを含む)が10名未満のものを指します。
商業(卸・小売業)、理・美容業、倉庫業、映画・演劇業、病院、診療所等の保健衛生業、社会福祉施設、接客・娯楽業、飲食店など。(労働基準法より抜粋)
なので、大ざっぱに言ってしまうと、法律で決められている仕事の時間は、
- 1日 8時間以内
- 1週間 40時間以内
ということになっています。この時間を超えた分に関しては、賃金を払わなければ法律違反です。しかも、法廷8時間を超えた仕事に対して、時間給はアップします。原則として、
- 時間外労働(法定8時間労働を超える分) 25%アップ
- 深夜労働(午後10時~午前5時) 25%アップ
- 休日労働(法定4周4日の休日の労働) 35%アップ
そして、全てダブってもOKです。例えば、9時~18時の勤務として、
- 18時~22時は、通常の時間給X1.25
- 22時~05時は、通常の時間給X1.5
- 休日は、通所の時間給X1.35
- 休日の22時から05時は、通常の時間給X1.6
となります。これは、えらいことですよね。雇われる側も雇う側も。さらに、多くの人が誤解していることもあります。
サービス残業のウソ
私が以前に勤めていた会社の例を書いてみます。
30人前後の卸問屋でしたが、その社長が口がうまいというか、頭がイイというか、とにかくずるい人で何かにつけて給料をへらすようなひとだったんです。まあ、そんなところにいた私も私ですが・・・^^;
その社長が言っていたことをまとめてみます。
- 朝の掃除は、社員の義務だから朝礼前にきてしっかりやる事。
- 朝の掃除に遅れてきた社員には、朝礼の時にかならず一言チクリと言っていました。
- 就業時間が終わった30分後からじゃないと、残業はつけれないと法律で決まっている。
- 30分以下は切捨て。
- 営業は、ほかの会社でも残業はつけない。その分、ボーナスをプラスしている
- 係長以上は役職者だから、残業はつけないと決まってる
こんな感じで、ほとんど残業がつかなかったんですよね。わたしは一応役職者でしたが、就業時間は朝の8時半から夕方の5時25分。そして、朝7時30分くらいの出勤で、夜の8時半くらいまで働いていましたが、1ヵ月の残業手当は、6時間分くらいでした。1万円にも満たない金額でした。しかも、法律で決まっているようなことを言ってたんで、みんな信じていたんです。
あとからわかりましたが、実は、これはすべて法律違反のようです。
就業時間を1分でも過ぎたら残業代を出さないといけないし、営業、役職者にも残業代を出さないといけないんです。ただ、1ヶ月トータルで、30分未満は切捨てというのはOKのようです。法律で決められている役職者とは、社長と同レベルの決裁権を持った人なんです。言ってみれば、取締役クラスの人ですね。
また、掃除も、制服に着替えるのも、すべては仕事に関連しているので、タイムカードを押してからするべきです。まあ、社長もある程度は知っていても、人件費の削減のために、法律だとわざとうそを言ってごまかしていたんですね。では、そういう社長に対して、どうすればいいのか考えてみました。
サービス残業の強要に対するには?
サービス残業を強要してくる会社や、上司、社長に対しては、
- 転職する
- 言われるままに仕事をする
- 定時で帰る努力をする
この3つしかないと思います。あなたの状況とか、ほかの社員との関係とかもありますが、基本的に、やめるか続けるかのどちらかしかないと思います。というのは、せっかく定時に帰れる努力をしても、他人から変な目で見られますす。わたしの場合、上司や社長からとてもいやなことをいわれました。他のひとよりも多くの仕事を抱えていて、おしゃべりもせずに黙々と仕事をして、定時に上がることができたのですが、さらに多くのことを押し付けられました。なので、辞めるか続けるか、のどちらかにした方が精神衛生上、良いように思います。
ただ、やめる際にもやっておいたほうがいいことがあります。やめる場合、自分から退職を申し出ると、自己都合の退職となって、失業保険がすぐには出ません。1週間の待機期間と3ヶ月の支給制限期間があるので、やめた日から3ヶ月以上たたないとお金はもらえないんです。
そこで、やめる前に、弁護士やハローワークに相談したほうがいいです。やめた後だと、会社の言い分が通ってしまうことが多いですから。なので、やめる3ヶ月前くらいからタイムカードをコピーしておいたり、サービス残業をしたという証拠を作っておいて、相談してください。
そのためには、転職エージェントを利用するのも手です。弁護士にしてもハローワークにしても大事になってしまいますし、見た目があります。その点、転職エージェントは、スマホからでも登録できますし、登録から入社まで一切無料で転職の支援をしてくれますのでとてもお得です。相談にも無料で載ってくれます。わたしのおすすめは、マイナビエージェントです。大体年収600万円以下で、ベテランと言うよりは第二新卒の人に向いてると言われています。こちらから登録できます。
マイナビエージェントは、相談も受け付けてくれます。転職のときの困ったことや、なやんでることもすべて無料で相談できます。無料なのは、あなたが転職した会社からバックがあるからです。なので、それだけ一所懸命にあなたにあった会社を勧めてくれますので、安心です。いくらもらいたいと言ったことも相談できますので、転職を決めた時点で登録しておきましょう。
ちなみに、なぜ無料なのかというと、あなたが就職した会社からバックがあるからです。その分、あなたにピッタリ合った会社を探してくれます。というのも、紹介したけれどもすぐやめてしまったりしたらマイナスポイントになるから、一生けんめいしてくれるからです。
今の会社で「ここしかない!」と思って、言われるままにやってしまうのは、メンタル的にも肉体的にもきついので、なるべく早く帰る努力をするべきです。それで亡くなっている人がいますから、よく考えてみてはどうでしょうか。
やめるのもできない、言われるままもいやだ、定時にもちょっと帰れない・・・という人は、出世するしかありません。そうです。サービス残業をさせる側になってしまうんです。そして、サービス残業をなくしていけばいいんですよね。社長のニーズは、売上、利益を安定的に伸ばしていくことのできる企業をつくることです。その中で、サービス残業をさせている会社は、人件費でしかその答えを出すことができていないんです。
ということは、あなたが出世して、サービス残業をなくしながら、売上、利益を伸ばしていけるシステムをつくれば、社内の多くの人に感謝されるのではないでしょうか。そのためには、自分の意見を通すことのできるポジションにつくことが必要です。つまり出世していくと言うことですね。出世する方法は、こちらの記事です。
ただ、時間がかかります。3年、5年と長期計画で改革していく必要があります。役職がついていれば、かなり早く達成できると思いますが、それまであなたのからだが持つかどうかが、とても不安です。
サービス残業の対処法をまとめると?
サービス残業に対処する方法ですが、
- 転職する
- 従う
- 定時で帰る
- 出世する
この4つです。「こんなことはおかしい!訴えてやる」と思って、労働基準局に話を持っていっても、サービス残業のしっかりした証拠がないと、あまり動いてくれないと聞きますし、万が一会社側にばれたら、まちがいなく白い目で見られます。同僚にも。その結果、首になったりにーとになってしまいます。しかも、いろいろな面で大変だと聞いていますので、そういう無駄なことはせずに、現実的にメリットがある方法で対処していかれることをお勧めします。
サービス残業は違法ですし、実際問題として、年間100万円くらいのただ働きですから、もったいないです。自分の将来と、現在の会社をみくらべて考えたほうがいいと思います。ちなみに私は、課長だったんですが、上でも書きましたが、とっとと定時で帰っていました。自分で仕事を回せたので、部下にも帰るように指示していましたが、やっぱり、社長や社長の息子からは、いろいろ文句を言われましたね。^^
そして、結局やめてしまったんですが・・・もう少し早く気付けばよかったと、今では思っています。その時のことは、こちらの記事に書いています。
もう一度言います。サービス残業は違法です。あなたの大切な時間が、会社のためになくなってしまっています。さらには、社長の懐にお金として全部入ってしまいます。社長本人は、会社の為、社員の為と思ったり言ったりしていますが、間違っています。1日30分の時間を会社にあげてるとすると、単純計算で、1週間で150分、1ヵ月で600分(10時間)、1年で120時間、起きてる時間を16時間とすると、1週間以上を会社に貢いでいるんです。もったいないと思いませんか?
1週間あれば海外旅行には行けるし、アルバイトすれば10万円位にはなります。ぜひ、もう一度、考え直してましょう。
以上、サービス残業を強要された時の対処についてでした。他にもあなたに読んでもらいたい記事があります。
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