7月21日の『カンブリア宮殿』で、「シェア金沢」が紹介されます。
「シェア金沢」は、雄谷良成(おたにりょうへい)氏の社会福祉法人佛子園が経営する日本版CCRCです。「シェア金沢」の場所や費用、雄谷良成氏の経歴などをまとめました。
シェア金沢の場所や費用
シェア金沢は、
- 金沢市若松町セ104番1
- 076-256-1010
- 障害児入所支援(30名)
- 就労継続支援A型(10名)、B型(10名)
- 就労移行支援(10名)
- サービス付き高齢者向け住宅(32戸)
- 在宅支援・相談支援
- 高齢者デイサービス(10名)
- 生活介護(10名)
- HP 「シェア金沢」
具体的な場所は、
近くには、金沢大学、金沢美術工芸大学、イオンもりの里などがあります。
兼六園までは、車で約10分、香林坊までは、車で約12分です。
なので、JR金沢駅までは、20分くらいだと思います。
最寄りの医療機関は、やく3.2km離れたところにある、金澤大学附属病院です。
自然が近くにある、とってもいい場所だと思います。
費用は、
- 2階建て1階部分 8万5千円/月
- 2階建て2階部分 9万円/月
- 平屋 9万5千円/月
- 状況把握生活相談 1万5千円/月、一人
- 駐車料 3千円/月
- 共益費 2万円/月、一人、水光熱費含む
2万5千円/月、二人分、水光熱費含む - 敷金 家賃の2か月分
- 入居一時金、礼金等 なし
お二人(車1台)で、2階建1階部分に引っ越したとした時にかかる費用は、
- 敷金 17万円
- 月額 14万3千円
同じ条件で、お一人だと、敷金は同じで、月額は12万円になります。
お二人(車1台)で、平屋に引っ越したとすると、
- 敷金 19万円
- 月額 15万3千円
同じ条件で、おひとりさまだと、敷金は同じで、月額が、15万3千円になります。
ただし、ケーブルテレビ、インターネット使用料は含まれていません。
間取りは、1LDK。
有料の支援サービスもあります。
食事、入浴介護、食事介護、家事の介護、健康管理サービスなどです。
入居者の条件は、単身高齢者世帯か、高齢者とその同居人です。
もちろん、要介護、要支援認定を受けている障がい者も入居可能です。
ですから、『カンブリア宮殿』でも紹介されますが、シェア金沢は、日本版CCRCです。
CCRCとは?
CCRCとは、
「Continuing Care Retirement Community」
の略で、高齢者が、健康なうちに入居して、終身で過ごすことが可能な生活共同体です。
「アクティブシニアタウン」とも言われています。
1970年代のアメリカで始まったシステムです。
簡単に言うと、老人ホームを進化させたものです。
通常の老人ホームは、動けなくなったり、介護が必要になってから入所するのですが、そうなる前に、生活の拠点を移そうということです。
体を動かすことができるうちに、そこへ引っ越して、仕事、趣味、アクティビティを通じて仲間を作ったり、街を作っていこうということです。
高校や大学の寮生活に似ていますね。
そして、雄谷良成氏の社会福祉法人佛子園が経営するCCRCは、高齢者だけではなくて、障がい者、大学生などを集めて、一緒に暮らすことで、さらなる街づくりを目指しています。
行ってみれば、ごちゃまぜCCRCなのですが、それが日本版CCRCと呼ばれている理由です。
雄谷良成氏の経歴
雄谷良成氏は、
- 1961年生まれの55歳
- 金沢市出身
- 金沢大学教育学部卒業
子どもの頃、祖父の日蓮宗行善寺の障害者施設「佛子園」で、障害を持つ子供たちと一緒に生活していました。
大学卒業後は、白山市で、特別支援学級を立ち上げて、教師をします。
その後、青年海外協力隊員として、ドミニカ共和国へ派遣。
帰国後、北國新聞社に6年勤務した後に、実家の佛子園に戻って、さまざまなコミュニティ施設を作られました。
その中の一つが、シェア金沢です。
現在取り組まれているのは、石川県輪島市に、「輪島KABULET」とうい街づくりをされています。
こちらは、高齢者というよりも、本当の町おこしですね。
雄谷良成氏が、このような地域創生、地域活性化をされているのは、ご自身の体験から来ていると思います。
それは、障がい者教育や、高齢者の介護、そして、青年海外協力隊です。
青年海外協力隊に行かれた方が、そのまま普通の仕事をされるのが、もったいないと思われたのではないでしょうか。
帰国された海外青年協力隊の方を積極的に活用して、街づくりをされているんです。
普通の人よりは、モチベーションは高いですし、スキルも高いものを持っているので、こういった活動ができると思います。
青年海外協力隊は、毎年、1000人もの人が帰国されます。
今までの隊員を合わせると、4万人にも上るようです。
なので、雄谷良成氏のこの取り組みは、今後、全国規模で広がっていくように思えます。
まとめます。
7月21日の『カンブリア宮殿』に、雄谷良成氏の佛子園が経営する「シェア金沢」が紹介されます。
日本版CCRCとも言えるもので、高齢者と障害者、ボランティア、大学生などで、
「人が直につながり、支え合い、共に暮らす街」
を、作っていこうという取り組みです。
少し前の日本では、当たり前のことなんです。
地域の高齢者たちをいたわり、様々な楽しいイベントをもよおして、地域のつながりを大事にする、と言うことです。
それが、現在では、都会に限らず、地方までも、関係性が希薄になってきています。
雄谷良成氏は、こういった町づくりをとおして、それをもう一度取り戻していこうとしているのではないでしょうか。
これからの日本、ますます高齢者社会になります。
こういった取り組みをドンドンして行ってもらいたいと思います。
若い時は、うっとおしいな~とか思っていても、いざ、自分が60歳を超えたら、かならずそういう気持ちになりますし、かならず、年齢は重ねていくものですから、一度、考えてみてはいかがでしょうか。
以上、『カンブリア宮殿』に出演する雄谷良成氏の「シェア金沢」についての記事でした。
[h-hito]
コメント
雄谷良成さんですが、
おおたにりょうへいさんではありません。
申し訳ありませんでした。
すぐ、修正します。
自分の住んでいる地域で、雄谷さんが起こされたようなCCRCを創っていきたい思いで一杯になりました。
現在、就労継続支援B型事業所に勤務中であり、週末はスペシャルオリンピックス活動で皆で楽しんでおります。
高齢になってくる親御さんを始め、皆で助け合って生きていくことに大きな魅了を感じるところです。
自分にとっては、大きすぎる夢かと思いますが、小さな出来る事から始める事は可能でしょうか。土地もなく資金も今の
ところ纏まった額はありません。まず、必要なことは?
コメントありがとうございます。
まずは、雄谷良成さん達に連絡を取られてみてはどうでしょうか?
シェア金沢(076-256-1010)です。きっと道は開けると思います。応援しています。
シェア金沢のような街作りを、真剣に考えています。まず、施設見学に行き、どのような準備をすればよいかを学びたいと思っています。
具体化するためのアドバイスはどのやうにすれば受けることができるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
見学に行かれる前に、小島さんなりの街づくりの計画(金額、場所、日程)を立てて、それを持っていかれてはどうでしょうか。そして、見学をされた後に、向こうの方に見せてアドバイスをもらえば、向こうの方も具体的にお話をしてくれると思います。がんばってください。応援しています。