飽和脂肪酸は体に悪くて、不飽和脂肪酸が体に良いと、発表されました。
バターやラードなどの飽和脂肪酸や、マーガリンなどの不飽和脂肪酸が健康に害を及ぼしているようです。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸を含む食品と、その違いや種類をまとめてみました。
飽和脂肪酸を含む食品
飽和脂肪酸を含む食品は、
- ココナッツオイル
- パーム核油
- ココナッツパウダー
- バター
- 牛脂
- ラード
- ショートニング
- 牛肉
- 豚肉
- クリーム
- チーズ
- チョコレート
- インスタントコーヒー
など、お肉、乳製品、ココナッツ系に多く含まれているようです。意外なところでは、チョコレートや、インスタントコーヒーにも。
何事もそうですが、まったくゼロ、ということはダメです。飽和脂肪酸も、ある程度は摂る必要がありますので、過剰に食べることを避けた方が良いということです。それを考えると、ケーキ、菓子パン、焼肉などを控えていった方が良いような気がします。
不飽和脂肪酸を多く含む食品
不飽和脂肪酸を多く含む食品は、
- サンフラワー油
- オリーブ油
- 菜種油
- 大豆油
- 綿実油
- トウモロコシ油
- ラー油
- ごま油
- えごま
- くるみ
など。
トランス脂肪酸を多く含む食品
トランス脂肪酸を多く含む食品は、
- ポップコーン
- クロワッサン
- コーヒークリーム
- コンパウンドクリーム
- マーガリン
- ファットスプレッド
- サラダ油
- ショートニング
- 菓子パイ
- クッキー
- ハヤシライスのルー
などです。見て、大体想像つきますよね。日本にも沢山ある、アメリカの大手ファーストフードチェーンの商品ばっかりです。これが、肥満の原因の一つでもあります。今回の発表では、トランス脂肪酸が一番悪いものだと言うことでした。ちょっとショックですね。子供たちの笑顔を思い返すと、ゾッとします。
まとめます。
以前から言われていたことが、科学的に証明されました。
ニュースは、アメリカのAFP BBNEWSです。
バター、ラード、赤身肉などに含まれる飽和脂肪酸が、早死リスクを上昇させることを確認したとする、30年間に及ぶ研究結果が5日、発表された。その一方で、飽和脂肪酸をオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸に切り替えることで、健康上の大きな恩恵が得られる可能性があるという。
~中略~
今回の研究では、トランス脂肪酸の摂取量が2%増加することに、早死リスクが16%高まることと関連していることが明らかになった。飽和脂肪酸については、摂取量が5%増加することに、死亡リスクが8%高まるという関連性がみられた。
一方で、不飽和脂肪酸の大量摂取については「同量のカロリーを炭水化物から摂取するのに比べて、全体の死亡率を11~19%の範囲で低下させることに関連していた」としている。
(出展:AFP BBNEWS)
飽和脂肪酸も、不飽和脂肪酸も、人間にとっては必要なものです。
飽和脂肪酸の摂り過ぎが良くないというこです。
飽和脂肪酸は、お肉や乳製品にも含まれていますので、普段食事をしているだけで、充分に摂取することができます。
そこに、揚げ油、炒め油などをプラスすることで、過剰摂取になってしまいます。
その分だけでも、不飽和脂肪酸の油に変更するだけでも、健康になると、発表されているということです。
なので、牛肉、乳製品、バター、チョコなどを控えて、不飽和脂肪酸が多い油に切り替えていくことをお勧めします。
不飽和脂肪酸の油としては、オリーブ油、エゴマ油、菜種油、サンフラワー油(オレイン酸が多いもの)などを使って行けばいいのではないかと思っています。
この油については、もっと調べて、報告させてもらいます。
今回、一番ダメなものは、トランス脂肪酸だと発表されました。
人造的なトランス脂肪酸は、食べるプラスチックとも言われています。
アメリカ人の肥満の大部分が、トランス脂肪酸のおかげだと言ってる人もいますし、今回、病気の原因であるとまで宣言されてしまいました。
絶対に使ってはいけないものは、マーガリン、ショートニング、サラダ油、マヨネーズ、ドレッシングなど。
食べてはいけないものは、お菓子、菓子パン、ジャンクフード。
メーカーは、少なくしていると発表していますが、避けた方が良いような気がします。
飽和脂肪酸にしても、トランス脂肪酸にしても、今までも言われてきましたが、改めて、お子さんには、控えるようにしてはいかがでしょうか。
以上、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸を多く含む食品についてでした。