カルシウムたっぷりだけど骨折しやすい、新らしい骨粗鬆症って知っていますか?
2010年ころに学会で発表されたのですが、この新型骨折を引き起こす骨粗鬆症の予備軍が2200万人もいるらしいです。新型骨粗鬆症の原因であるホモシステインを減らして、骨折を予防するための食事を紹介します。
骨粗鬆症に効く食事
骨粗鬆症に効く食事としては、
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- 葉酸
これらを多く摂っていくことだと言われています。
ビタミンB6を多く含む食事は、
- レバー(牛、鶏)
- マグロ(赤身)
- にんにく
- ごま
- 抹茶
ビタミンB12を多く含む食事は、
- さんま
- レバー(鶏、豚)
- しじみなどの貝類
- いくら
葉酸を多く含む食事は、
- 海苔
- 煎茶
- レバー(鶏、牛、豚)
- ウナギ
- うに
- 枝豆
- もろへいや
- 芽キャベツ
- パセリ
- アスパラガス
では、なぜこれらの食事が骨粗鬆症に効くのでしょうか?
また、最近増えている、カルシウムたっぷりだけど、骨折してしまう骨粗鬆症ってどういうことでしょうか?
新型の骨粗鬆症とは?
ちょっと前までは、骨がもろくなったり、折れやすくなるのは、カルシウムのせいだと思われてきました。
つまり、骨折の原因は、カルシウム不足だということです。式で表すと、
骨強度 = 骨密度
だったんです。
骨の密度がすくなくてスカスカだから折れてしまうってことですね。
ところが、骨密度が高くても骨折してしまう人が多くいるのです。カルシウムを沢山とっていた人たちですね。
その人たちを調査、研究していくと、あることが分かりました。
骨の強さは、骨密度だけでなくて、骨の質が関係してたんです。
骨の質が低下することで骨折がおきるのです。
つまり、
骨強度 = 骨密度 + 骨質
ということが分かってきました。
骨の強さは、骨密度が7で、骨質が3の割合です。
骨密度を増やそうと、一生けんめいカルシウムを摂ってたんですが、骨質に注意をしていなかったんで、背骨とかを骨折してしまってたんです。
では、その骨質とはどういうものかというと、ビルで例えると、
カルシウム(骨密度)はコンクリートで、骨質が鉄筋なんです。
骨質は、コラーゲンです。
イメージはこんな感じです。
赤い色のコラーゲン(骨質)が少なくなったり、悪い状態になってしまったら、いくらカルシウムが多くあって骨密度が高くても骨折しやすくなってしまいます。
骨質が少なくなってしまったり悪くなるのが、新型の骨粗しょう症です。
では、新型の骨粗鬆症を予防する対策はないのでしょうか?
新型の骨粗鬆症の予防と対策
簡単に言えば、コラーゲンを減らさないということです。
そのためには、コラーゲンを摂ればいいと考えがちですが、そう簡単ではありません。
コラーゲンが減ってしまったり、劣化するには原因があるのです。
その原因が、ホモシステイン。
ホモシステインという物質が、コラーゲンの劣化を招いていると判ってきました。
実際に、重大な骨折をした患者さんの血液中には、ホモシステインの量が多かったのです。
このホモシステインを増やさないことが大事ですが、2種類考えられます。
一つは、ホモシステインを無くすこと。
もう一つは、ホモステインを作らない事です。
ホモシステインをなくすには
ホモシステインは、体の中で、メチオニンからシステインを作る時の途中の物質です。
通常ならば、すぐに分解してくれるのですが、ビタミンB6、B12、葉酸が少ないと、たまってしまいます。
どういうことかというと、
ビタミンB12と葉酸か、ビタミンB6のどちらかが不足すると、真ん中のホモシステインが多くなっていくということです。
逆に言うと、ビタミンB6、B12、葉酸を沢山摂ることで、減らすことができます。
ホモシステインを作らないために
ホモシステインは、糖分、アルコール分の分解や、日焼けの処理のためにも作られます。
ということは、
- 過剰な日焼け
- アルコールの飲みすぎ
- 脂肪分、糖分の摂りすぎ
これらを少なくすることによって、ホモシステインの生成を防ぐことができるのです。
高血糖や、尿酸値が高いのが問題ですね。
ホモシステインは、骨のコラーゲンの劣化に関係していますが、実は、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞のリスクを高めるものとして知られています。
というのは、ホモシステインを血管中で酸化する時に、活性酸素ができます。
活性酸素は、上に書いた動脈硬化などの病気の原因として考えられていますので、言い換えると、ホモシステインが血管中に多くあると、動脈硬化などの病気にもなりやすくなります。
実際に、コレステロール値がそれほど高くないのに、動脈硬化や心筋梗塞などで倒れている人がいますが、血液中のホモシステイン量は高かったのです。
つまり、ホモシステインは、骨にも、血管にも悪影響をもたらす物質だということです。
このホモシステインをどれだけ少なくするかが、健康になる秘訣とも言えるかもしれません。
まとめます。
骨粗鬆症は、今まではカルシウム不足だけが原因だと言われてきましたが、ホモシステインが原因で骨粗鬆症になることが分かってきました。
ホモシステインが存在することで、カルシウムが充分にあっても骨粗鬆症になってしまいます。
さらに、ホモシステインは、血管にも悪さをしていて、動脈硬化などを引き起こす原因だと分かってきました。
つまり、ホモシステインが、骨粗鬆症、動脈硬化、高血圧、脳卒中、心筋梗塞の原因と考えられています。
ホモシステインを減らすためには、
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- 葉酸
これらを多く摂って分解していくことです。
ビタミンB6を多く含む食べ物は、
- レバー(牛、鶏)
- マグロ(赤身)
- にんにく
- ごま
- 抹茶
ビタミンB12を多く含む食べ物は、
- さんま
- レバー(鶏、豚)
- しじみなどの貝類
- いくら
葉酸を多く含む食べ物は、
- 海苔
- 煎茶
- レバー(鶏、牛、豚)
- ウナギ
- うに
- 枝豆
- もろへいや
- 芽キャベツ
- パセリ
- アスパラガス
中々、レバーを毎日食べるのは辛いですが、他のものは何とか食べれそうですね。
魚貝類をメインにとっていくような、昔ながらの日本食をイメージして食べていけばいいです。
ホモシステインは、とくに40歳をこえてから血液中に多くなっていく傾向が高いそうです。
中高年になったら、お酒や甘いものは控えて、海苔とか日本茶みたいな純和風の食事にシフトしてみてはどうでしょうか。
以上、骨粗鬆症をひきおこすホモシステインの記事でした。
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