2018年7月31日は火星大接近の日です。いわゆる「スーパーマーズ」です。火星大接近とは、文字通り、火星と地球の間が一番近くなる日です。前回の2016年5月31日から2年2ヵ月ぶりのスーパーマーズは、スーパーマーズの中でも最も近づくものです。次回は17年後の2035年ですので、ゆっくり楽しみましょう。
スーパーマーズを見るために、時間と方角、位置、天気を調べてみました。
スーパーマーズの見るために!
スーパーマーズを見るための時間、方角、位置です。7月31日は、
- 真夜中
- 南
- 真ん中よりちょっと下
天球儀で見るとこんな感じです。
(出典:Stella Theater)
これは、夜の12時くらいの空の状態です。夜の8時くらいは、もう少し南東の邦楽で、もう少し下にいます。簡単に言えば、南東の空から暗くなった時に登って行って、12時前に南の中くらいの空へ行き、だんだん南西の方角に下りていくというイメージです。
空の中で、一番大きく輝く赤い星が火星だと思ってください。
国立天文台から、ユーチューブでスーパーマーズの解説動画が出ていました。
肉眼でははっきりわかりませんが、望遠鏡や双眼鏡を使うことで、下の写真の様な感じで見ることができます。
そして、肝腎の天気ですが、7月31日前後は晴れているという地域が多いようです。雲も少しはあるかもしれませんが、楽しみに待っていましょう。
気温もちょうど良い加減なので、双眼鏡片手にお月見デートならぬ、スーパーマーズデートはいかがでしょうか。
もしも見えない!って時でも安心してください。ウェザーニュースさんがライブで放送していてくれます。
もしかしたら、こちらで見た方がよく見えて、神秘な雰囲気になれるかもしれませんね。
次回のスーパーマーズは?
今回のスーパーマーズは大接近ですが、次回の大接近は2035年9月11日です。今よりも約100km位近くなります。それまでの間のスーパーマーズは、
- 2020年10月6日
- 2022年12月1日
- 2025年1月12日
- 2027年2月20日
- 2029年3月29日
- 2031年5月12日
- 2033年7月5日
となっています。地球と火星の間の距離は、今年の大接近から徐々に離れていきます。2027年のスーパーマーズは、今年の倍の1億142万kmなんです。なので、ことしは天気も良いしスゴイ見ごたえがあるスーパーマーズになっています。
実は、7月31日だけではなくて、この前後1週間くらいは、充分おおきな火星を見ることができます。なので、7月31日に火星を見ることに失敗しても、8月1日や2日に南の空を見て再チャレンジしてみましょう。
2年前の2016年のスーパーマーズのときに予想された見える大きさの簡単な図がありました。おおざっぱに言って、こんな感じだと予想されていました。確かめてみましょう!
もしかしたら、条件が整えば、火星の模様も肉眼でも見れる人がいるかもしれません。スーパーマーズまでには、望遠鏡とか、双眼鏡を用意しておくことをおすすめします。
まとめます。
7月31日の夜を中心に、火星大接近というものすごいイベントが起きます。これは、地球と火星の公転周期と公転軌道が楕円形のために起きる現象で、大接近は15~17年ごとに起きています。国立天文台から、分かりやすい模型図の動画がユーチューブにアップされていました。
こんな感じで模型にしてもらうとわかりやすいですよね。
このところ、火星の話題が数多く取り上げられています。運河があったとか、洪水のあとがあったとか、人が歩いているのが見えたなんていうすごいもののもあります。さらには、映画やドラマも多いですよね。『オデッセイ』『テラフォーマーズ』とか。
さらには、火星移住なんてのも、アメリカやオランダでは本気で考えている人たちがいます。実際には、200年後くらいには、火星に人が住んでいて、連絡も取りあえるような環境にはなっていると思いますが、その時の映像を見てみたいですね。
とりあえず、今夜は火星の姿を、じっくりと見ながら未来に思いをはせてみませんか?きっと普段の疲れや暑さも吹っ飛ぶと思います。
以上、火星大接近に関する記事でした。
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