細菌による食中毒は、夏の8月から10月が一番多いです。
夏のその時期は、高温多湿が原因で、細菌が増えやすく、食中毒になりやすいからです。
夏の食中毒の対策や予防、避けたい食材や、カレー・お弁当などの保存方法をまとめてみました。
夏の食中毒の原因は?
食中毒の原因は、2種類です。
- ウイルス
- 細菌
ウイルスと言うのは、ノロウイルスとか、A型肝炎ウイルスとかで、主に、冬に食中毒を引き起こします。
細菌は、
- サルモネラ菌
- カンピロバクター
- 腸炎ビブリオ
- O-157など
- 黄色ブドウ球菌
などです。
こちらが、おもに夏に食中毒を引き起こすものです。
統計によると、
(出展:KAO)
黄色の棒グラフが細菌によるもので、ブルーがウイルスのものです。
緑の折れ線グラフが細菌で、赤がウイルスです。
8月が、件数も人数も多いですし、ほとんど細菌による食中毒になっています。
細菌の種類別では、
カンピロバクター、サルモネラ菌、ウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌の順番になっています。
主な細菌の特徴
それぞれの最近の特徴を見ていきます。
カンピロバクター
カンピロバクターは、肉類、主に、鶏肉と豚肉にいます。
食中毒の原因は、中まで火が通っていないことが、主な原因です。
焼き鳥屋さんとかで、よく話題になりますね。
この時期は、特に細菌が増殖するので、よく加熱することが大事です。
潜伏期間は、2~7日もあります。
サルモネラ菌
サルモネラ菌は、牛や豚などの腸の中、河川や下水にいます。
原因となる主な食品は、食肉や卵などです。
熱に弱いので、よく加熱することが大事です。
潜伏期間は、12~24時間。
ウェルシュ菌
ウェルシュ菌は、食肉や、魚、土、水中など、幅広くいます。
ウェルシュ菌の特徴は、熱に強いことです。
1時間、煮沸しても、しにません。
また、酸素を嫌うので、長く煮込んだりする料理に繁殖しやすいです。
カレーで食中毒になるのは、この細菌です。
潜伏期間は、6~18時間。
軽い腹痛と下痢が続いて、1日くらいで治ります。
黄色ブドウ球菌
自然界、生活環境に幅広く存在しています。
手をしっかり洗わなかったり、傷口がある人が作った料理から移ります。
おにぎり、お菓子などが主な食材です。
熱には弱いです。
潜伏期間は、1~6時間。
食中毒の予防、対策
食中毒の予防や対策で言われていることは、
- 細菌をつけない、持ち込まない
- 細菌を増やさない
- 細菌をなくす
です。
細菌をつけない、持ち込まない
上の特徴を見てもらえればわかりますが、自然にある物ばかりです。
食材の中にあるものは仕方がないので、それ以外の点で、気をつけるしかないです。
そのためには、
- 手を洗う
- 道具を洗う
- 傷口がある人は手袋をする
ですね。
お肉を切った後に、野菜を切ったことが原因で食中毒になったり、BBQで、生肉をとったトングで、焼けたお肉を取り分けて、食中毒になることがあります。
なので、お肉と野菜は、別々に調理して、道具も使いまわしは辞めてください。
細菌を増やさない
常温で、すっと置きっぱなしにしないということです。
これは、カレー、スープ、煮物などお鍋に入れっぱなしにして、置いておかないということです。
1日置くと、味がしみ込んで美味しくなりますが、同時に、細菌も増えています。
ウェルシュ菌は、再加熱しても死なないですので、生きたまま、体の中に入ってきます。
ですから、必ず、冷蔵庫に入れるか、食べてしまうか、どちらかにすることをおすすめします。
また、解凍、冷凍を繰り返すこともやらないほうがいいです。
解凍したら、使い切ってしまうか、もったいなくても捨てることが大事です。
この解凍と冷凍を繰り返すことは、食中毒になる確率が、かなり高いです。
35度くらいが、いちばん細菌が増え安い環境ですから、その温度に、食材を置いておかないことが、カギになるということです。
細菌を無くす。
細菌をなくすためには、加熱と、良く洗うことしかないです。
ちょっと前に問題になりましたが、レバ刺しとか、ユッケは、あまり食べない事ですね。
鶏肉と豚肉は、なるべく加熱時間を掛けることが大事です。
また、夏の間は、長時間の煮込みはしない方が良いかもしれません。
細菌を、つけない、ふやさない、なくす、というのが、食中毒の一番の対策です。
まとめます。
8月から10月の間は、細菌による食中毒が最も多い時期です。
冬でしたら、調理した食べ物を、常温に置いといても、10度以下なので増えることはありません。
が、夏場は、30度前後ですから、細菌の繁殖にはちょうどいい気温ですから、注意が必要です。
対策としては、細菌を
- つけない
- ふやさない
- なくす
この3つを考えながら、やってください。
多くの人が間違ってるのは、「火を入れれば大丈夫」と思ってることです。
なので、カレーで食中毒になってしまう人が多いんです。
火を入れても全く大丈夫な細菌がいますので、なるべく早く食べるか、冷蔵庫に入れておくことが大事です。
ただ、ちょっと考えてしまうのが、お弁当です。
朝作って、お昼に食べればほとんど大事です。
が、チョットやめておいた方が良い食材があります。
お弁当に向いていない食材は、
- 炊き込みご飯
- 野菜などの炒めもの
- 煮物
- 生野菜
- ポテトサラダ
- 練り物
- 卵焼き、スクランブルエッグ
水分を多く含むものは、避けた方が無難です。
水分を多く含むものとは、汁が出るものです。
よく、出た汁がご飯まで行ってる時がありますが、あの状態が危険です。
さらには、卵関係は辞めた方が良いと言われています。
卵は、3000分の一の確率で、サルモネラ菌に感染していると言われています。
なので、卵を使ってるマヨネーズも避けた方が良いです。
お弁当を作る時の注意点は、
- 汁が出るものは入れない
- 卵系は使わない
- 昨日の余り物を入れる時は、もう一度加熱
- なるべく、箸で入れて、素手で触らない
などです。
逆に、お弁当に入れた方が良い食材は、
- 梅干
- お酢
- 生姜
- 大葉
- わさび
です。
少しでも、殺菌効果があるものを入れといた方が、安心できます。
チョットしたひと手間ですので、食中毒にならないように、考えてあげてください。
以上、夏の食中毒の対策や予防、危ない食材についての記事でした。
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