北海道礼文島の俵静夫さんが、7月17日の『情熱大陸』に、2月7日に続いて、登場します。
7月17日の放送では、夏の昆布、うに、ナマコ漁に密着します。俵静夫さんは、1935年生まれの80歳で現役のトド猟師。2月7日の放送では、1日に3発だけ、船の上から、などの素晴らしい技を見せてもらえました。俵静夫さんの経歴や、トド漁についてまとめました。
俵静夫さんとは?
俵静夫さんは、
- 1935年、北海道生まれの80歳。
- 9人兄弟の長男。
- 18歳の時に自分の船を買って独立。
- 29歳の時に、トド猟を始める。
- 東京農大や北海道水産試験場などの研究も手伝ってます。
トド猟は、11月から3月のため、4月から10月の春、夏、秋には昆布、うに、ナマコを獲って暮らしています。
しかも、船には一人で乗って、すべて一人でこなしているそうです。船を操ってトドを探し、追い詰めて、仕留める。
そして、俵さんは、水中にいるトドをねらう「水撃ち」が得意です。しかも、80歳で。スゴイですよね。
船を操りながら、トド猟をするシーンは、2月7日の『情熱大陸』に出てきました。
今回の7月17日の『情熱大陸』では、夏の、昆布、うに、ナマコ漁に密着します。
トドって?
トド猟ってあんまり聞いたことないですよね。
特に、長野県とかに住んでいると、「トド = 水族館」というイメージか、TVの画像でしか見たことがないから、まったく聞いたことなんてなかったです。
だから、スゴイ新鮮だったんだけど、トドっていう動物をまず説明します。
トドは、
- 哺乳綱ネコ目アシカ科トド属
- 北太平洋、オホーツク海、日本海、ベーリング海に分布
- 繁殖地は、千島列島、アリューシャン列島、カムチャッカ半島、カリフォルニア州
- 日本には、10月~5月に、北の方から回遊してくる
- 最大全長3.3m。体重は、オスが1トン、メスが300kg
- 食べ物は、魚類(シシャモ、タラ、ヒラメ、ホッケ、メバルなど)
- 特に、タラの白子が大好き
見たことあると思いますが、コレ。
これは、カリフォルニア州サンフランシスコの港の風景。
見ての通り、1夫多妻制。
大きいのが、メスです。
トド猟をする理由は?
では、なぜトド猟をするのか?っていうことですが、トド猟自体は3000年前から行われていました。
トドの肉、皮、脂など、生活には欠かせない動物。特に、北の方では貴重な動物だったと思います。
ただ、最近では肉も皮も脂も、需要は無くなりました。トドよりも安く、カンタンに、おいしくて便利なものが手に入るようになったから。
でも、トド猟がなくならないのは、駆除としての一面が出てきました。
トドによって網を破られたり、ニシンやタラを食べられてしまったりするのを防ぐために行われているんです。
1959年に、日本では駆除の対象とされて、1994年以降は、年間116頭の駆除頭数制限が設けらています。
1960年代には、自衛隊のF-86戦闘機の機銃掃射や陸上自衛隊の機関銃などでも駆除が行われていて、冬の風物詩として、全国ニュースでよく流れていました。
トドの駆除はその頃からずっと行われてきたんですが、2014年には、
北海道の日本海側を中心にトドによる漁業被害が深刻化している。追い払いや強化漁網の導入といった対策も奏功せず、2012年度の被害額は過去最高の約16億1200万円に。絶滅への懸念から保護策をとってきた国が、一転して駆除枠を約2倍に拡大する事態となったが、被害を抑えられるかは不透明だ。(2014.8日経新聞より引用)
ですから、現在の駆除枠は、年間501頭に増やされています。
実際に、トドは何頭くらい、いるかというと、
- 1956年~1980年ころ 25万頭前後
- 1989年 11万頭
- 2011年 14万頭
徐々には増えてきています。
これは、一時期、絶滅危惧種に指定されたことで、アメリカ、ロシア、日本で保護政策をしているためです。
なので、保護している国や団体などからは、トド猟に対して、非難する声が上がってます。当たり前ですが。
ただ、問題は、日本に来るトドが6000頭ほどいるんですが、味をしめちゃっているってことです。
魚網の中には、多くのニシンやタラがいて、苦労しなくてもエサにあり付ける事を知ってるんです。
つまり、日本に行けば、エサが置いてあるというイメージです。
もちろん、哺乳類ですから、ある程度頭が良いので、その情報が広がっていって、日本に来る頭数が増えています。
ちなみに、トドによる被害額って、どの程度が知っていますか?
頭数が増えてきているということは、どんどん被害額がふえてきているということです。
実は、1992年以降は、年間十数億円の被害が毎年出ているんです。
はっきり言って、とんでもないです金額です。
ここに、問題があるんです。
保護と駆除。
問題の解決策はあるのか?
保護したい側は、環境省とか、世界の動物保護団体。
駆除したい側は、漁民、農林省。
これは、どこまで行っても平行線です。トドが魚を食べなくなれば別ですが。
他の県にも、同じような例があります。
熊、鹿駆除したい側がいるんですが、どちらも陸上なので対応策は、とりやすいです。
熊は、一度捕まえて、鼻に辛子などの激辛スプレーをかけて、人里に来てはダメだと教えて、山奥に返しています。
が、最近、それにも慣れてしまって、人里にやってくる熊が増えています。
鹿は、残念ながら、食べてしまうしかありません。
この違いは、食べられるかどうかにあると思います。
熊を食べる人は、あまりいないですし、それほど頭数がいないです。
トドも、もしもメッチャおいしければ、それほど問題にはならないのではないでしょうか。
この場合、クジラと違うということがあります。
クジラは、被害を及ば差ないですが、
トドは、十数億円の被害をもたらしているんです。
鹿も同じです。被害は大きくなっていってます。
以前、トドカレーを食べたことがありますが、やっぱりあまりおいしくはなかったです。
ある新聞でも、年間50頭前後は処理できるけれども、それ以上は・・・って書いてありました。
ですから、一つの解決策としては、トドの利用法を考えるってことがあると思います。
それと、魚網の改良でしょうか?トドがかじったら電流が走るとか?
それくらいしか、あまり思い浮かばないけれども、あなたはどう思いますか?
保護と駆除。
ムズカシイ問題ですね。
以上、『情熱大陸』に出られる、俵静夫さんについての記事でした。
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