チームラボの猪子寿之氏が、7月11日のNHK『プロフェッショナル』に出演します。
テーマは、「発想や力を引き出すコツは?」「革新は、チームで起こす。」です。猪子寿之氏はチームラボとして、デジタルとアートの世界を作り出しています。キーワードは、『共創』です。猪子寿之氏について、まとめてみます。
NHKの「プロフェッショナル」の一部は有料ですがこちらで見ることができます。⇒U-NEXT
猪子寿之氏の経歴
猪子寿之社長は、
- 1977年4月15日生まれの39歳。
- 徳島県徳島市出身
- 東京大学工学部計数工学科卒業
東京大学理1に入学後、教養学部の時に、アメリカに1年間留学。
帰国後、計数工学科に進学されて、1998年に計数工学科の同級生と5人でチームラボを立ち上げました。
大学院の時でしたが、奨学金をもらいながら、月8万円の家賃の所に会社を構えてたそうです。
初めは、稼げる当てもなかったので、とりあえず、ホームページの制作請負をされていたそうです。
そこから徐々に、拡がっていきました。
2000年12月に有限会社チームラボに。
WEB開発をメインに、2006年には、産経新聞のニュース・ブログポータルサイトの「 iza! 」を開発。
2012年には、欧州最大のバーチャルリアリティ博覧会「Laval Virtual2012」に出展。
4年前の情熱大陸で放映された台湾のミュージアムの展示、2016年のシンガポールでの展示と、世界的に活動を広めています。
2016年の5月6日放送の「アナザースカイ」では、シンガポールの展示が映し出されました。
その時の番組の記事はコチラにあります。 →「猪子寿之がアナザースカイでシンガポールに」
猪子寿之氏、チームラボの作品も、そちらにアップしていますので見てみてください。
チームラボとは、
東京大学発のベンチャー企業として知られている。ウルトラテクノロジスト集団を自称し、プログラマ(アプリケーションプログラマ、ユーザーインター フェイスエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア)、ロボットエンジニア、数学者、建築家、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、CGアニメーター、編集者など、情報化社会のさまざまなものづくりのスペシャリストから構成されている。芸術を主体とした先鋭的なモノ作りを得意としている。
(出展:ウィキぺディア)
猪子寿之社長が、友人たちと5人で始めたチームラボですが、現在は、上のように様々なエンジニアが集まってきて、400人という大集団になっています。
チームラボのHPはコチラです。
かなりきれいな作品は、イベント情報が載っていますので、ご覧ください。
「team Lab」
猪子寿之氏の発想は?
今回の『プロフェッショナル』のテーマは、「発想や力を引き出すコツは?」「革新は、チームで起こす。」です。
どうやったら、猪子寿之氏の様な発想が身につくのでしょうか。
前回の「アナザースカイ」の時も、いろいろ調べてみましたが、答えは、
無理
です。
調べれば調べるほど、猪子寿之氏の発想には、ついていけないことがはっきりします。
多くの人が言われているように、日本のジョブズです。
インタビューも読んでみましたが、話されていることが難しすぎます。^^
なんとなくわかる範囲で、猪子寿之氏の言葉を集めてみます。
ネットとTVの関係では、
もはや、全国民を同時に満足させたり賛同させたりするコンテンツや情報なんて存在しません。だから、発信する側は、受信者側に取捨選択できる機会をセットしてあげることが大切。そのためには、世の中の多様な声を上手に取り込んでいく仕組みをコンテンツに組み込むことが重要だと思います。
(出展:IPG)
これは、具体的には、TV中継と、ニコ動、ヤフーリアルのようなコミュニティサイトの事を言ってます。
おもしろいですよね。
チームラボを創ったきっかけは、
インターネットが生まれ、新しい社会が始まるだろうと考え、新しい社会で
“何かを作り始める”ような仕事をしたいと思ってチームラボを作ったんだよね。世界の人々に影響を与えられるような、もしくは何らかの形で
ちょっとでも人類が前に進められるようなものが作れたらいいと思った。(出展:girlsArrtalk)
デザインとアートの未来性について、
今、六本木で言うデザインとかアートって、ニューヨークで言うデザインとかアートと一緒ですよね。ニューヨークと同じだったら、勝てないよね。ニューヨークは大昔からそういう街だったわけだし、六本木にある代表的な作品って、ニューヨークでも十分評価されるようなもののわけでしょう? 20世紀にできあがった価値観の中で評価され、完成された物をチョイスして、コレクトしているような感じでしょ? その延長線上では、おそらく世界から見て永遠に、デザインとアートの街にはならない気がする。
新しいカルチャーの受け皿になること。
だからもし、世界の中で、六本木をデザインとアートの街にしたいのであれば、今はまだ価値が定まっていないけれど、未来において必ず価値を持つであろうもの、ジャンルすら不明確で、どこにもまだ行き場所がないような新しいカルチャーの受け皿になることを考えたほうがいい。
(出展:六本木未来会議)
確かに、新しいカルチャーの受け皿になることが大事です。
が、一方で、価値がまだ定まっていないもの、未来において価値があるかどうかわからないということは、答えがないということです。
答えがないものを探すことは、猪子寿之氏のような強いメンタルと、感性が必要なんじゃないでしょうか。
やりたいことがない人へ、
やりたいことなんか見つからないですよ。見つからない、見つからない!
時代とともに必要なスキルってすごい勢いで変わっていくわけです。新しい時代で必要なスキルを学校が若い子に教育してくれたら、古い人たちはその新しいスキルを持ってないから(若い子が)必要がられるんですよ。
そうすると適当な感じでも「やってやって」みたいな感じで仕事がいっぱい貰えるし、就職も受かるし。そのうちに社会に必要とされているから何か嬉しくなってきて、もう少しやろうかっていう感じで「この仕事もいいかな」と思ってくるっていう。
(出展:ログミー)
これは、猪子寿之氏が、就職せずに起業したことの本質です。
古い会社に就職しても、それまでのスキル、通念などを教え込まれるだけだから、と言う理由で、猪子寿之氏は就職しなかったそうです。
新しい世界を作り出せる人には、そういう考え方が大事ですね。
猪子寿之氏は、漫画「ワンピース」が好きで、「ワンピース」のような組織を創りたいと話されています。
普通の人は、白ひげ海賊団にはいったり、海軍に入ったり、まずはそれまでの方法を習いますが、ルフィは、いきなりゾロと海賊団を創ってしまいました。
似てますね。
猪子寿之氏の目指すものは、
猪子:僕の場合、やはりデジタルの存在が大前提なんですよ。デジタルは従来のアートのような物質では表現できないからこそ、新しい価値を提供できるのではないでしょうか。アートの側面が注目されていても、裏側はテクノロジーの塊です。アートとテクノロジーが融合し、単純な物質だけではない新しい価値を与えることが、今の時代では“かっけぇー”と捉えられるのではないかなと。
西澤:かっけぇーですか(笑)。
猪子:テクノロジーによるイノベーションと言うと、いろいろなものが大量に安く作れるようになったことでしょう。確かにスーツでもカバンでも、大量生産できる。でも、大人の男性が一人前になったら何を買うかというと、町の仕立屋さんでオーダーメードでスーツやカバンを作る。それが、かっけぇーなんです。
西澤:猪子さんはテクノロジーで、便利とか安いとかじゃなく、むしろかっけぇーを狙っているのですね。
猪子:そうです。デジタルそのものが、かっけぇーと呼ばれるようにしたい。物質的な魅力はないかも知れないけど、人々が物質から解放されるようになれば、世界も大きく変わる。そうなれば本当に、かっけぇーなんです。
(出展:NIKKEI DESIGN)
猪子寿之氏の目指すものは、テクノロジーで、「かっけぇ―」世界を創りたいってことです。
では、その根本にあるものは、
高校の文化祭で企画したお化け屋敷は印象に残っています。クラスみんなで考えて作ったのですが、「こうしたらお客さんは驚いてくれるだろう」という仮説を立てて、作って体験して、どう思うのか考えて、それを繰り返しながら作り込んでいきました。そういう体験がとても面白くて、大人になったら毎日お化け屋敷を作っているみたいな日々が続けばいいなと思っていましたね。自分はみんなで一緒にひとつのものを作り上げていくことがとても好きなんだと気づかされました。
(出展:ダイアモンド書籍オンライン)
この「お化け屋敷」が、猪子寿之氏の根っこにあるように感じました。
皆を楽しませてあげたい、みんなでそれをつくっていきたい、作っていく過程がすきだ、その感情が、ゴールなんじゃないでしょうか。
その感情にプラスして、天才的な頭脳が働いているので、数多くのステキな、まるで夢の中の様な作品が生まれてくると思います。
猪子寿之氏は、この家庭の事を、「共創」と言う言葉で話されています。
「僕らがチームラボを始めたのが2001年なんですけども、新しい時代というのは、個人というよりは、いろんな専門性の人が集まって、一緒に考えて一緒に作っていく時代になっていくんじゃないかなと思って、僕らはそれを『共創』とか『集団的創造』と呼んでいるんですけど、『集団的創造』の場としてチームラボを作ったんです。
名前のとおりですよね。
チームでラボラトリー、チームで作る研究所という意味なので。」(出展:経済フロントライン)
共同作業ではなくて、共創です。
車の組み立てのように、板金、エンジン、塗装と、専門の人がそれぞれの分野で考えるのではなくて、一緒に考えていくのが、「共創」の意味です。
違った専門性を持った人間が、一緒に考える。
これからは、こういった人たちの方が、生き残るような気がします。
現在でも、素晴らしい技術を持った職人さんたちが、どんどん居なくなってます。
同じ人同士が集まっても、1+1=2にしかなりません。
専門家が別々に仕事をしても、1+1=2にしかなりません。
逆に、足しても1にしかならなくなってきているような気がします。
猪子寿之氏は、共創することで、1+1=3、4にして行くことができると考えられています。
まとめます。
7月11日のNHK『プロフェッショナル』に、チームラボの猪子寿之氏が出演されます。
テーマは、
「発想や力を引き出すコツは?」
「革新は、チームで起こす。」
です。
猪子寿之氏の答えは、
共創
ではないかと思います。
今回の「プロフェッショナル」でも、この考え方を話していただけると思います。
楽しみに待っていたいです。
猪子寿之氏のプロフェッショナルの仕事の流儀は、
わからない
でした。
猪子寿之氏らしいです。
以上、「プロフェッショナル」に出演する猪子寿之氏についての記事でした。
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