2016年7月31日に、東京都の都知事選が行われます。東京都民にとっては、参院選に続いて、重要な選挙になります。今回の参院選の投票率は、54%前後ですので、都知事選の仕組みや投票方法を知って、投票に行ってみてください。また、簡単に、今回の都知事選の争点と比較をまとめました。
都知事選の流れ
都知事選の流れを見ていきます。
まず、7月14日(木)が告示日です。
立候補する人は、この日の朝8時30分から夕方の5時までの間に、都庁に提出します。
なので、まだ、立候補取りやめって言うこともできるので、最後まで、粘ることができます。
ただ、立候補する際には、供託金が必要です。
東京都の都知事の場合、300万円をあらかじめ法務局に預けておく必要があります。
立候補取りやめても、戻っては来ません。
また、総投票数の10分の1以下の得票しかできなかった人の、供託金も没収になります。
選挙費用にあてられます。
なので、7月14日の夕方5時には、誰が出るのかはっきりわかります。
現在多くの人が立候補を表明していますが、立候補する人は少なくなるかもしれません。
選挙運動は、届け出のあった日から、投票日の前日まで行います。
つまり、7月14日~30日まで行えます。
選挙当日は、選挙運動はできません。
地方の選挙では、当日でも電話がかかってくることがありますが、選挙違反です。
今回の都知事選は、参院選と同じく、18歳以上の人が投票できます。
7月1日の時点で、東京都に3か月以上住んでいる、18歳以上の人に投票権が与えられます。
立候補する人は、東京都に住んでいなくてもいいのですが、投票する方は、3か月以上住んでいないとダメなんです。
ですから、今年大学に合格した人の中で、住民票をまだ移していない人は、投票できません。
今回は、同時に東京都議会議員補欠選挙が行われます。
こちらの告示日は、7月22日です。
選挙区は、
- 大田区
- 渋谷区
- 新宿区
- 台東区
都知事選と同時に、投票をして、都議を選びます。
都知事選の投票方法
都知事選の選挙する方法をまとめます。
まず、家に郵送で投票所入場券が送られてきます。
そこには、
- 住所、名前
- 投票日時
- 投票場所
などが書かれていますので、それを持って、7月31日の指定された投票場所に行って、投票してください。
時間は、午前8時30分から午後8時です。
投票所に行けば、後は言われるままで大丈夫です。もちろん、身分証などは必要ありません。
投票所入場券を確認したら、投票用紙が渡されますので、鉛筆などが用意された書くことのできる場所に移動します。
書く場所の前に、立候補した人の名前が書かれていますので、それを見ながら、投票する人の名前を書いてください。
もちろん、自分の名前とか、よぶんなことを書いてはだめです。
投票用紙に、名前を書いて、投票箱に入れればおしまいです。
万が一、投票所入場券をどこかに紛失しても、大丈夫です。
7月31日に、指定の投票所に行って、身分を証明できるもの、運転免許証とか、保険証を持っていけば、同じように投票できます。
では、7月31日に、用事とかいろいろな理由で投票ができない場合はどうすればいいのでしょうか。
期日前投票
その時は、期日前投票があります。
7月15日から30日の間に、前もって投票しておくことができます。
芸能人とか、日曜日が休みじゃない人がやっているのは、よく聞きますよね。
時間は、大体、朝8時30分から午後8時です。
期日前投票のやり方は、
投票所入場券の裏面にある「宣誓書(兼請求書)」に、必要事項を書いておきます。
その投票所入場券を持って、区役所、市役所、町村役場などに出向いて、期日前投票をしたい旨を伝えます。
後のやり方は、同じです。
好きな立候補した人の名前を書いて、投票箱ばありますので、その中に入れるだけです。
ただ、区によって、期日前投票所の設置場所や、設置日、時間が違っていますので、区役所HPで確認してから行ってください。
「期日前投票 + 〇〇区」で検索すると、出てきます。
不在者投票
もう一つ、不在者投票と言うものがあります。
期日前投票が普及してから、あまり使われなくなった制度です。
やりかたは、
「不在者投票先生よ腱請求書 + 住民票のある自治体名」
で検索して、必要な書類をまず手に入れます。
必要なことを記載して、送付先に、郵送します。
自治体より、投票用紙、不在者投票用封筒(内封筒・外封筒)、不在者投票証明書が送られてきます。
それを、封を切らずに、投票する自治体の選挙管理委員会に持って行って投票します。
あらかじめ、名前を書いたりしてはダメです。開封しないで持っていく必要があります。
なので、だいぶ時間がかかりますので、早めに手続きをしてみてください。
簡単にまとめると、投票方法には、3種類あります、
- 当日投票
- 期日前投票
- 不在者投票
ほかには、病院の中で投票したり、外国で投票したりできますが、自治体の選挙管理委員会に問い合わせをして聞いてみてください。
今回は、東京都の都知事選ですので、
です。
都知事選の争点と比較
今回の都知事選の争点と比較を簡単に考えてみます。
立候補を表明している人の中で、有力な人は、3人。
- 小池百合子(こいけゆりこ)氏
- 増田寛也(ますだひろや)氏
- 鳥越俊太郎(とりごえしゅんたろう)氏
です。
争点
まずは、争点ですが、みなさんが話されているのは、
クリーン
です。
お金の問題で、お金にきれいな人かどうか?
これが、都民が一番心配していることなんです。
インタビューでも、
- ウソをつかない人
- お金に汚くない人
- 一生懸命やってくれる人
などと言う意見が多いです。
2014年の時の望む声は、
- 強いリーダーシップ
- 調整力
- 政府とのパイプ
でした。
かなり、レベルが低くなっているような気がします。
比較
立候補を予定している人たちの比較ですが、当選するかどうかに的を絞って考えてみます。
当選するためには、票を他の人よりも集めなくてはいけません。
その票には、2種類あります。
固定票と浮動票
です。
固定票とは、支持母体や政党で、確実に投票されると思われる票の事です。
簡単に言えば、創価学会の人は、公明党から立候補した人に入れます。
支持母体とは、民進党で言えば、日教組、労働組合など、自民党は、農協や医師会とか。
つまり、お医者さんは、自民党の立候補者に入れるということです。
特に、今回は、自民党からとんでもない文書、独裁政権みたいな文書が出ましたよね。^^
自民党東京都連から、石原伸晃氏の名前で、自民党の党員にあてた文書です。
「各級議員(親族等含む)が、非推薦の候補を応援した場合は、党則並びに都連規約、賞罰規定に基づき、除名等の処分の対象となります」
(出展:ヤフーニュース)
これは極端ですが、こんな感じで、自民党は自民党のひとに、民進党は民進党に人に投票するわけです。
これが、固定票です。大体500万人。
今回の立候補した人の固定票は、
- 増田寛也氏 公明党+自民党?
- 小池百合子氏 自民党?
- 鳥越俊太郎氏 野党4党
上の自民党が出した文書が元で、小池百合子氏に同情票が集まると思いますので、鳥越俊太郎氏の固定票が一番多くなります。
おそらく、200万票は超えそうです。
で、もう一つの浮動票とは、そういった制約がない人達のことです。
この人たちが、大体600万人いると言われています。
前々回の猪瀬知事の時は、この浮動票の取り込みがうまく行って、430万票というぶっちぎりのトップで当選しました。
ちなみに、石原慎太郎氏は、260万票、舛添氏は、210万票でした。
浮動票の取り込みは、投票3日前が一番大事だと言われています。
政策はもちろんですが、どこに焦点をしぼって話をしてくるか、気を付けて聞いていきたい所です。
街頭演説だけでなくて、政見放送とかも行われますので、気を付けてみていってください。
まとめます。
東京都の都知事選は、
7月14日 告示
7月31日 投票
です。
それまで、多くの人の演説を聞いたり、TVでの話を聞いたりして、一生けんめい、都政を運営していってくれる人を決める必要があります。
政界が長い人ほど、耳触りのいい言葉を使っていいことばかりを話してきます。
そのあたりを、しっかり聞いて、本当はどういう人か、しっかり見ていってください。
7月31日に選ばれる人によって、オリンピックも、東京の未来も変わってきます。
なるべく、投票に入ってもらいたいと思います。
以上、都知事選の仕組みと投票方法、争点、比較についての記事でした。
コメント
自民党の枠に収まらない超有能「小池百合子」
VS
日本人の為に戦う信念の人「桜井誠」
VS
自民党に寄生しているだけの無能「増田寛也」
VS
反日左翼の代表「鳥越俊太郎」
VS
その他ゴミ
コメントありがとうございます。
七海ひろこ 幸福実現党所属だけど、個人としてはとても良いかんじ。他の立候補者より政策も具体的で前向き
コメントありがとうございます。