椿本チェインの長勇会長がカンブリア宮殿に!自分の道は自分で拓く

チェーン40代からの仕事

椿本チェインの長勇(おさおさむ)会長が「カンブリア宮殿」に出演されます。

椿本チェインは世界トップメーカーなんですが、一番初めは自転車のチェーンのメーカーだったんです。創業者の椿本説三(つばきもとせつぞう)氏の挑戦力と突破力で、世界を驚かせるような企業になっていったんですが、その秘訣を「カンブリア宮殿」では聞けそうです。椿本説三氏のフロンティアスピリットは「他に追従しない、自分の道は自分で拓く」と言う教えに刻み込まれているようです。

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椿本チェインの会社概要

株式会社椿本チェインの概要は、

  • 本社    大阪府大阪市北区中之島
  • 東証一部  6371
  • 設立    1941年(昭和16年)
  • 事業内容  チェーン事業、自動車部品事業、マテハン事業、精機事業
  • 代表者   代表取締役社長 大原靖
  • 資本金   170億7,600万円
  • 売上高   連結 1,967億3,800万円、単体 846億3,700万円(2014年3月期)
  • 従業員数  連結 7,398名、単体 2,200名(2015年3月31日現在)
  • 創業者   椿本説三

椿本チェインは、上の事業内容に書かれていますように、大きく分けて4本の柱があります。

  • 産業用チェーン
  • 自動車部品
  • マテハン
  • 精機

一つずつ見ていきましょう。

産業用チェーン

産業用チェーンでは、世界シェア1位を誇っています。

産業用チェーンと言うのは、

  • 生産ライン用のコンベア
  • 船舶エンジン用
  • 産業機械用
  • エスカレーター用

などですね。

チェーンって、いたるところに使われていて、一般の人の目には触れない所で使われている所が多いです。

例えば、回転すしとか、工場や運送業の倉庫の中とか。

一般の人では、チェーンと言えば自転車って思うんですが、意外に、というか、だいぶ深く私たちの生活の中に入っているものなんです。

特に、産業用のチェーンはないと産業自体が回らなくなってしまうほど大事なものです。

自動車部品

自動車部門というのは、メインは、自動車エンジン要タイミングチェーンドライブシステムです。

あなたも車に乗っているのでしたらわかると思うんですが、ちょっと前まで、タイミングベルトと言うものあったと思います。ゴムでできたもので、トヨタなどは10万キロで交換と言われたものです。

それが、今ではチェーンに変わっているんですよね。そこには、椿本チェインの歴史がかぶっているんです。

タイミングベルトの前は、やはり鉄製のチェーンだったんです。

それが、高機能のゴムが開発されたことで、1980年代以降、ゴムのタイミングベルトに変わっていったんです。安価なのと、静音性、自動車の小型化の為です。

もちろん、椿本チェインも自動車用のチェーンではトップシェアだったんですが、将来を見越してゴムのタイミングベルトも作って、市場を確保することができたんです。

しかし、椿本チェインはそのことに甘んじる事をせず、新たに開発を進めたんです。

そして、耐久性のある、静音性の高い、小型のチェーンを開発することができて、1987年には日産やGMの車に採用され始めたんです。

その後も開発を進めて、1996年ころには、ピッチ6.35mmのせかいさいしょうのタイミングチェーン(サイレントチェーン)を商品化させてシェアを拡大させていったんです。さらには、タイミングチェーンドライブシステムのシステムサプライヤーとして業績を伸ばしています。

今では、世界シェア1位で、国産車の78%に椿本チェイン製のタイムミングチェーンが搭載されています。

今までのタイミングベルトは10年くらいで交換でしたが、タイミングチェーンは30年持つように設計されていますので、交換はないはずです。万が一交換の時は、今まで以上の金額がかかるはずです。

サイレントチェーンにするメリットは他にもあって、余分なシステムがいらないとか、場所的にコンパクトにできるとか、いろいろなメリットがあるので、今ではサイレントチェーンが世界基準になっています。

マテハン

マテハンとは、マテリアルハンドリングの略です。

と言われても分からないと思いますが、要は工場内とか、物流部門の機械化ですね。

物流業務を効率化するために用いる作業機械を総称して「マテハン機器」と呼んでいます。

「台車」「パレット」「フォークリフト」「コンベヤ」など、商品を取り扱うためにつかう機械の事です。

これをよく見てもらえればわかるんですが、直接、売上とは関係ないですよね。

台車で沢山運ぼうと、パレットにうまく積もうと、フォークリフトの運転がうまくても、調節売上には関係がないんです。逆に、その作業を丁寧にやったり、多くの人が関わることによって経費は大きくなっていきます。考えれば簡単ですよね。10人のリフトマンで、パレットを片付けるよりも、1人で片づけられれば9人の経費は要らなくなるわけです。(まあ、片づけることは時間的にムリですが)

なので、マテハンの主な目的は、そういった機械の取り扱いを減らすことです。一言でいえば自動化です。

少ない人数と、ハイテク化された機械によって、経済的な効果を上げるものが目的です。

「カンブリア宮殿」の予告でもチラッと出てきましたが、自動荷物選別機みたいなものですね。

昔、運送会社でアルバイトしたことがあるのですが、レールにのって流れてくる荷物を仕分けする仕事があるんです。荷札を見て、自分の担当の所のものだけを引っ張って下すっていう作業です。

これが、機械化されているんですよね。人は要りません。

おそらく、荷札に磁気テープみたいなものをあらかじめ仕込んでおいて、自動で仕分けをしてくれるシステムだと思います。

この事業所では、アルバイトは要らなくなりますよね。経費がだいぶ削減されます。アルバイトする方は、仕事がなくなって大変ですが、値上げが抑えられることで消費者にとっては、ありがたいことだと思います。

そのようなことを、提案して、一緒に作り上げていってるのが、マテハン事業部ですね。

おそらく、この部門も日本ではトップシェアになっていると思います。

かんじんな部分はチェーンですから。仕分けする時の。その技術力があれば、提案力も桁違いに高いです。

これから運送業だけでなくて、多くのロジスティック、その先のスーパーやHC、工場などで導入されていくと思います。

精機事業

精機事業とは、カンタンにいうと、電動ジャッキです。

モーターと歯車とねじを組み合わせたパワーシリンダです。

油圧シリンダ、空圧シリンダというのをしていますか?

油とか空気の力でシリンダを動かして、機械や部品を動かすものです。

あなたの身近にあるもので言えば、車の油圧ジャッキとか、フォークリフトとか・・・

あまりないですね。

まあ、これも「カンブリア宮殿」に出てきたと思うんですが、ステージを上げたりしていたやつです。

何がいいのかって言うと、電気で制御している点です。

油圧、空圧っていうと、油や空気が漏れたらダメですから、配管の管理が大変なんですよね。メンテナンスも。

昔、リフトに乗っていた時に、壊れた原因は油圧の低下が多かったです。

それと比べると、電気だと配線だけでOKなんです。

電気さえ通っていれば、モーターが動いて、ねじと歯車が動いてしっかり働いてくれます。

これは、見えない部分でたくさん使われていると思います。TDLなどの人形を動かしているのも、これかもしれません。

精機事業でも、椿本チェイン(ツバキエマソン)がトップシェアでしょうね。

では、こんな会社を作った椿本説三という人はどんな人でしょうか。

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椿本説三氏とは?

椿本説三氏は、

  • 1890年(明治23年)4月22日生まれ
  • 1917年(大正6年)、椿本商店創業
  • 1928年(昭和3年)、椿本商店(現椿本興業。兄、三七郎)と椿本チェイン工場(説三)に分離
  • 1929年(昭和4年)、椿本チェイン製作所に改称
  • 1941年(昭和16年)、株式会社椿本チェイン製作所に。同時に社長就任。
  • 1966年(昭和41年)、逝去

社長就任後、戦争の荒波にもまれながら、海外に目を向けつつ日本のシェアを確保していきました。

戦後の高度成長期に、工場のベルトコンベヤなどで、躍進していったんです。

一番初めの椿本商店というのは、自転車のチェーンを作っていた会社だったんです。

順調に実績を伸ばしていったんですが、第一次世界大戦後の反動不況の波が押し寄せてきたようです。

その時に、椿本説三氏が考えたのが、自転車用チェーンだけではいけない。もっと他のものを・・・と言うことでした。

そこで、考えたのが、工場の機械に使われていた外国製のチェーン。

すぐに外国からカタログを取り寄せて調べてみると、様々なチェーンが載っていたそうです。

そこで、説三氏は、これから日本にもチェーンの需要が必ずやってくるとひらめいて、開発に乗り出したんです。

1924年に、台湾の精糖会社から精糖機用のチェーンの受注を受けたのをきっかけにして、政府からのコンベヤ用のチェーンを受注などを受けていったんです。

その後も、東京大空襲などで工場がなくなってしまったり、社員も1300人から50人に減ってしまったり、多くの困難があったんですが、様々な努力で這い上がっていきました。

そんな椿本説三氏の考え方は、

「他に追従しない、自分の道は自分で拓く」

というものです。

時代の先頭を切って走ってきたような人ですね。

文字通り、自分の道を自分で拓いて来たんじゃないかと思います。

今でも、椿本チェインの社員には、この考え方が体に入っているようで、技術者だけでなくて、多くの方が新しい道を探しているんだと思います。

「カンブリア宮殿」では、そんな志を受け継いだ長勇会長が出演されて、最先端のものから、普段ではお目にかかれないようなものまで見せてくれると思います。

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