こんにちは。50歳過ぎてから脱サラしたとしです。
「なんか疲れたなー」
と無意識につぶやいていたら、黄信号です。もしかしたらあなたは「うつ」の一歩手前まで行ってるのかもしれません。
とくに、あなたがまじめな方だったら、これからもっと悪くなる可能性もあります。
実は、わたしもそうでした。マジメというわけではないんですが、何度も同じことを感じた経験があります。そんなときに多くのサイトでは、
- 趣味を見つける
- 音楽や映画を見る
- 旅行に行く
などの解消法が紹介されていますが間違っています。そもそもの原因を知ってそれをピンポイントで解消しない限り、逆に悪くなってしまいます。
「なんか疲れたなー」と感じたら、病気、体、心の順番で疲れを取っていきましょう。
「なんか疲れたなー」と感じる原因は3つ
「なんか疲れたなー」とか「なんか疲れた時の解消法」で検索してみると、ほとんどのサイトで心の疲れが原因だからストレス発散しましょうと書かれていました。
まちがいです。
「なんか疲れたなー」と感じる原因には3つあります。
- 体の病気
- 体の疲れ
- 心の疲れ
ひとつずつ説明します。
1. あなたは体の病気になってるのかもしれません
一番初めに疑わないといけないのが、体の病気です。
冗談などではなく、なんの原因もなく体のだるさや微熱、充分な休息をとっても回復しない場合、その裏に病気が潜んでる可能性も2割ほどあります。
とくに、肝臓、腎臓などに病気や不調があると、体のだるさを感じることが多いです。
実際に「体のだるさ+初期症状」で検索してもらうと、医師や病院のサイトで20種類以上の病気の可能性があると書かれています。
わたしの友達にもだるさを感じていて病院に行ったら、即入院だった人がいます。
脅すわけではないですが、手遅れにならないうちに病院で見てもらって安心してもらうのが一番良いと感じています。
病気の初めはほんの小さなところから始まります。ガンだって毎日何千個もできては消えています。それがだんだん大きくなっていって、不調を憶えるわけです。
なので、「なんか疲れたなー」と体のだるさを感じた時には、まずは病気を疑ってみることです。
「そんなことぐらいで・・」と周りの人に言われるかもしれませんが、あなたの体の持ち主はあなただけです。あとで重大な病気だとわかったら、「あのときはやくいっておけば・・」と周りの人は亡くなってから絶対に言うんです。そんなものです。
大きな病院でなくてもいいです。近所のかかりつけのお医者さん(内科)に行きましょう。
体に何も異変が起きてなければ、次に考えるのが体の疲れです。
2. 本当に体が疲れているのかもしれません
「なんか疲れたなー」と感じてる・・・そういうときに本当に疲れてる可能性が多いです。
「昨日マラソンを走った」「引っ越しをした」「徹夜で仕事した」的なはげしい行動をしていなくても、体は疲れます。
原因は、
- 気温(熱中症的な)
- 水分の取りすぎ
- 食事の質
- 睡眠不足
などいろいろと考えられます。
体の中には意識して動かす筋肉みたいな部分と、無意識で働いてくれてる内蔵や脳などの部分があります。
意識して動かす部分がつかれてると、原因がわかりやすいのですが、無意識な部分だとわからないことが多いです。
たとえば、昨日の行動の中で、
- 消化に頑張ったから疲れた
- 体温を36.5分にするために疲れた
- 良い質の睡眠が取れなくて疲れも全部取れなかった
なんてことは、考えてもわからないことです。
無意識な部分の疲れを感じて、「なんか疲れたな~」と思ってる可能性も高いです。
そんなときは、体のケアや休息をとることをはじめにしましょう。
具体的には、
- エアコンの温度を下げる、上げる
- 冷たいものばかりとらない
- バランスの良い食事
- しっかり良い睡眠をとる
などです。それぞれ簡単に説明します。
エアコンの温度を下げる、上げる
エアコンの温度は大体28度がいいと国からも会社からも言われてるはずです。多くの人がそれを信じて28度くらいに設定しています。
それが原因かもしれません。というのも、人によっては暑い、人によっては寒いと感じるはずだからです。体はそれぞれ違うのですが、一定のルールに縛ると不調をきたすのは当たり前です。
わたしも会社勤めのころは30度のエアコン設定を強いられました。社員の体のためというよりも経費を考える社長だったからです。そりゃ最高気温よりは低いですけど、30度って何?って暑がりのわたしはずっと思っていました。
今では、自分の部屋にいますので25度前後の設定をしていて、とても快適です。
気温が体のだるさの原因の場合で、あなた自身が温度設定をできる環境でしたらちょうちょせずに下げるべきです。一番大切なのはあなたの体です。
冬も同じです。ちょうどいい温度に上げましょう。
冷たいものばかりとらない
夏だと冷たいものばかり取りがちです。冬は逆です。
食欲がなかったり、その逆にあったりしますが、バランスよい食事がとても体に良いです。ふつうに考えて、暑いからと言って毎食そうめんばかり食べていたら、体が疲れてくるのは素人でも想像できるはずです。
「なんか疲れたなー」と感じてる原因が、そうめんばかり食べていたためなのに、「心のストレスが原因」と言ってるのは、完全に的外れなことがわかると思います。
そういう人は、ストレス発散のためにますます冷たくてのど越しの良いもの、たとえばお酒などを飲んでますます疲れがたまってしまいます。
まずは、日ごろの食生活を見直す努力をしましょう。
そのために必要なのが、やはり気温の管理からの食事管理です。
というのは、冬に食欲が落ちるっていうのはあまり聞いたことがないんじゃないでしょうか。単純に考えてその違いは温度です。寒いと温かいものをたくさん食べたい、暑いと冷たいもので食べやすいものを食べたい・・と思うのが普通です。
お金はかかるかもしれませんが、「なんか疲れたなー」と感じてきたらエアコンを調整して、バランスの良い食事をとることをお勧めします。
「食べる気がしないなー」「食欲なんてまったくない!」とかおもっていても、24時間の室温調整することで徐々に食欲も出てくるはずです。
あるTV番組で紹介されていましたが、寝てる間もエアコンを入れるのがいいということでした。しかもエアコンを入れて布団を着て寝ると、頭だけ冷えていい効果が出るということでした。
どの番組だったのかわすれてしまったので、エビデンスは紹介できませんが一つの方法だと思って試してみるのもありだと思います。
少しでもいいので、主食、主菜、副菜、乳製品、果物などのバランスの良い食事をまずは心がけていかれることをお勧めします。
しっかり睡眠をとる
睡眠不足も体の疲れの原因になります。
これはお医者さんや専門家に言われなくても、体験されてるはずです。徹夜明けのつらいこと、徹夜明けで寝て起きた後のつらいこと、私は何度も経験しています。
睡眠をしっかりとらないことで、体の疲れはもちろん仕事の生産性や考える能力もどんどん失われていきます。
そうならないために睡眠をしっかりとりましょう・・・と、多くお方が本やTV番組などで話されています。
そのなかで、わたしがためしてみていちばんなっとくできたのがこれです。
西野精治先生は、
- 米国スタンフォード大学医学部精神科教授
- スタンフォード睡眠・生体リズム研究所所長
- 医学博士
- 日本睡眠学会睡眠医療認定医
- Journal Sleep 編集委員
- 日本睡眠学会学会誌「Biological Rhythms and Sleep」編集委員
- 一般社団法人良質睡眠研究機構 (iSSS) 代表理事
- 株式会社ブレインスリープ設立者
というそうそうたる経歴の持ち主で、睡眠負債のことをずっと研究されてる方です。
簡単に言えば、長い時間寝てるように見えて深い眠りをとらないと、体の中にマイナス、疲れがたまっていくのと、寝だめができないということです。
西野先生が提唱されてることを本当に簡単にまとめると、
- 朝おきたときに日光を浴びる
- 適度な運動
- お風呂は寝る2時間前
- 寝る前のPCやスマホはNG
- お酒はNG
などです。これらをすることで、深い眠りを得ることができて、徐々にですが体の疲れも少なくなっていくということです。こちらに詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
⇒ 睡眠負債について
病気でもなく、体の疲れでもない・・・って思われた方は心が疲れています。
3. それ、心の疲れです。
体の病気でもなく、体の疲れをとっても「なんか疲れたなー」と感じるとき・・・・それ、心の疲れです。
ここではじめて心の疲れについて考えていきましょう。
そもそも心の疲れって何でしょう?心っていうこと自体が抽象的なのに、なぜつかれるの?って私は思っていました。
それを解決してくれたのが、久賀谷亮先生です。
久賀谷亮先生は、
- 医学博士
- イェール大学医学部精神神経科卒業
- アメリカ神経精神医学会認定医
- アメリカ精神医学会会員
- ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医
- ハーバーUCLA非常勤医
という方で、脳の疲労回復などについて多くの著書も発表されてる方です。わたしが知ったのは『世界一受けたい授業』に出ていらっしゃったからです。
久賀谷亮先生は、
「過去や未来に意識が奪われていると、脳が疲労する」
「脳の疲れは、過去や未来から生まれます。終わったことを気に病んでいたり、まだ起きてもいないことを不安に思っていたり、とにかく心が“いまここ”にない。この状態が慢性化すると心が疲弊していきます」
と『最高の休息法』や講演などでお話しています。
人間の脳は放っておくと、とにかく過去や未来のことを考えがちなので、それが疲れの原因だということです。
それを癒やすための最高の休息法はマインドフルネス(瞑想)だと話されています。
NHKの『ガッテン』『あさイチ』やほかの情報番組でもときどき特集していますが、瞑想するのが脳の疲れをとるのに最適な方法だということです。
実は、ヨガも本来の意味は瞑想です。最近ではダイエットとかストレッチに焦点があたりますが、インドで行われてる本来のヨガは心のデトックスが目的です。
瞑想のやり方
マインドフルネス、ヨガ、瞑想、座禅・・・いろいろなやり方がありますが、どの方法も共通してるのは呼吸です。呼吸に意識を当てるのがとても大切になります。
久賀谷亮先生がオススメしてるマインドフルネスは、
「マインドフルネスでやるのは『意識を空っぽにする』のとは真逆のことです。何も考えないようにするのではなく、自分自身の感覚や呼吸に並大抵ではない注意を向けるのです。(引用:DIAMOND ONLINE)」
座禅とか瞑想は「心を無にする」ことだと昔から言われていましたが、ちょっと違うようです。
座り方や体や手の形はどうでもいいです。お経のようにとなえる言葉もあってもなくてもどちらでもいいです。
呼吸に焦点を当てて感じることがとても大切ということです。
焦点を当てるために、体や手の形を考えればいいんです。
やり方を簡単に言うと、
- 暗めの部屋にいく
- 目をつぶる
- 深呼吸する
- 鼻の左の穴から息を吸う
- 肺の中に入っていくのを感じる
- 鼻の右の穴から息を吐く
普段は呼吸することに対して、0%の意識を向けてる、つまり何も意識していなはずです。
それを100%の意識を向けて呼吸するということです。そのためには、今どこに空気があって、どのように肺の中に流れてから外に出るか?を意識すれば良いんです。
呼吸に集中した後には、体の各部署に意識を集中します。
- 右手の親指はどうなっているのか
- お尻が床にあたってる感触
- 足が床にあたってる感触
- 呼吸に連動してお腹が膨らんでる感覚
などです。すぐに雑念が湧いてきますが、呼吸に集中すれば大丈夫です。
行う時間は20~30分くらいで大丈夫です。
本当はもっとやり方がいろいろとありますが、一番の根本的なコツはこれだけです。これだけをやっておけば大丈夫です。
瞑想はなぜ効くの?
「息を感じるだけでいいの?」「目をつぶってるだけじゃん」「寝るってこと?」と思われるかもしれません。
実はその通りです。瞑想とかヨガ、マインドフルネスっていうともっと大げさな方法や特別なやり方を想像すると思いますが、これだけなんです。
「そんな事毎日やってるよ」と思われるかもしれません。やってない人はいません。息を吸わないとすぐに空の上に行ってしまうからです。誰もが、今これを読んでる時でも、息を吸ったり吐いたりしてるはずです。
でも、よく考えてみてください。無意識にやってるはずです。
意識的に吸ったり吐いたりしてる人はいません。無意識です。逆に意識的にしないとやらない・・・となると、大ごとです。「あ、息をするのを忘れちゃった・・・」なんてことになったらたまったもんじゃありません。
人間の体は無意識にできることがいろいろと備わっています。心臓が動くこと、汗が出ること、体温を36度前後にたもつこと・・・などいろいろあります。
瞑想やマインドフルネスは、その無意識にやってる行動に意識を当てることで、過去や現在にとらわれずに今この瞬間に集中する作業です。
例えれば、フリーズしてしまったPCを初期化するようなことです。試しに今この画面を見てる姿勢のままで目をつぶって、息をすることだけに集中してみてください。
5分後にはきっと頭の中が少しすっきりしてるはずです。というか、何を悩んでいたのか、何を検索していたのか、忘れてしまうかもしれません。
たった5分だけでそんな効果がありますので、多くの著名人や偉大な人はこの瞑想を普段の生活の取り込んでいます。
瞑想やマインドフルネスは心の疲れをとるためのいちばん効果的で楽な方法です。そのうえでストレス発散や旅行、映画みたり好きなことをしていくべきです。
一度試してみてください。⇒ 瞑想の詳しいやり方
「なんか疲れたなー」と感じた時の対処方法
「なんか疲れたなー」と感じた時の解消法を紹介してきました。
大切なのは、
- 体の病気
- 体の疲れ
- 心の疲れ
の順番で考えていくことです。
多くのサイトで書かれてるように、いきなり「趣味を見つける」「音楽や映画を見る」「旅行に行く」などのことをしても無駄です。
というか、逆効果になるかもしれません。心の疲れを取らずに新しいことをすれば、余計に疲れがたまります。それこそ迷走です。
まずは、体に病気があるかを探し、なかったら疲れをとって、さらに心の疲れをとった後に、そういったことが必要ならやればいいんです。
心の疲れをとるには、瞑想が一番です。
このサイトの記事だけでなく、他のサイトで紹介している瞑想のやり方を検索して、半日くらい使って瞑想してみることをお勧めします。
心と体は非常に密接につながっています。
心で悲しいと感じたら眼から涙が出ますし、うれしいと感じたら笑顔になります。好きな人のそばにいるだけで、心臓がドキドキし始めます。
「そんなこと当たり前じゃん」と言われます。だれでも経験してることですが、逆も同じなんです。
実は、何も考えずに体を動かしても、心の中に感情がうまれてくるんです。不思議ですよね。
はじめは嫌でも踊っているうちにたのしくなることありませんか?
いやなことがあってもランニングやスポーツをした後って、スカッとした気分になりませんか?
それと同じです。体の状態で心に感情が浮かんできます。プラスもマイナスも同じです。
「なんか疲れたなー」と感じてるときには、意外に体が不調を起こしてることがおおいです。そのあたりをしっかり区別して対処していかないと、簡単に解消することはできません。
体が疲れてるのに、ストレス発散だ!と言いながらさらに体が疲れるようなことをすれば・・わかりますよね。
なので、まずは体の疲れをとることを優先させてみることをお勧めします。
そのうえで、心の疲れをとることを考えていきましょう。この記事が少しでもあなたの人生に参考になればうれしいです。

参考文献
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