こんにちは、としです。
「人生のミッションとかビジョンを決めた方が良い」
とよく言われてますが、どういう意味かおわかりでしょうか?
ミッションとビジョンということばは、会社などでよく使われているものです。
ミッションとは、「任務」「使命」「目的」「ゴール」などです。ビジョンとは、「目標」「方向性」「道すじ」などです。
それを「人生のミッションやビジョン」に当てはめると、人生の使命や目的と、目標や方向性・道すじを決めたほうがいいということになります。
もっと簡単に言うと、人生の目的を決めて何に向かって進んでいくのかをかんがえましょうということです。
この記事では、人生のミッションとビジョンについて、その違いを明らかにしてから、とても大切な人生のミッションの見つけ方を紹介していきます。
最後まで読んでもらえれば、毎日の暮らしや将来に向けて、とても幸せな日々を暮らしていくことができます。
- ミッションとビジョンの違いと重要性
- ミッションが人生に与えるポジティブな影響
- ミッションの見つけ方とその適用方法
- ミッションを通じて達成できる幸福とバランス
人生のミッションの見つけ方。ミッションは目的でビジョンは目標

ビジョン、ミッションとは?
- ビジョンとミッションの意味や違いは?
- 人生のミッションとビジョンが大切な理由
- 人生のミッションの具体例
- 人生のミッションって変えてもいいの?
ビジョンとミッションの意味や違いは?
まず、ビジョンとミッションの意味を明確にします。
上でもちょっと説明しましたように、会社などで使われてるミッションとビジョンの意味は、
ミッションとは、目的、使命、役割、存在意義
ビジョンとは、目標、夢、志、方向性
です。
会社や人によってはごちゃごちゃになっていて、どっちがどっちだかわからなくなってるときもあります。
このサイトでは、とりあえず上記のようにミッションとビジョンの意味づけをしておきます。
とはいえ、目的も目標も同じに聞こえるのではないでしょうか。
そこでもっと簡単なことばに言い換えてみます。
それは、ミッションはゴールです。ビジョンはゴールから見える風景です。
たとえば、山登りを例に取ると、ミッションは「山の頂上に到達すること」であり、ビジョンは「頂上から見る壮大な景色や達成感」を感じることと言えます。
このように、ビジョンは目標(ミッション)を達成したときに得られる経験や感情を描くものと言えます。
関連:人生ビジョンの作り方
人生のミッションとビジョンが大切な理由
では、なぜ人生のミッションとビジョンが大切なんでしょうか?
この話を多くの人に話すと、
「そんなのめんどうくさくない?気軽にいきていけばいいじゃん」
とか
「決めたっってどうせその通りにならないんだから、臨機応変に楽しもうよ」
と言う声がとても多く聞こえてきます。
確かに、面倒くさいし、良くわからないのかもしれません。
でも仮に、あなたがミッションもビジョンも考えていなかったら、その日暮らしになってしまいます。その結果、ただ生きていただけ・・ということになります。
たとえば、先程の山登りに例えると、「山の頂上に到達したい」と思ってなければ、途中で引き返してしまいます。結局、山は登りたいけど一度も頂上につかずに終わった、ということになります。
また「頂上から見る壮大な景色や達成感」を得たいと思ってなければ、山登りを何回しても残るのは疲労感だけになります。
達成感も満足感も何もない人生って、どうですか?
ちょっとこれから先のことを考えてみてもらえますか?
このまま、何も考えずに毎日仕事をして、お休みの日にはその時に好きなことやたのしいことをして、定年になってもそれほど貯金もなく、年金生活で30年ほど暮らした後に亡くなる
残るのは後悔だけ・・・ではないでしょうか。
目標や目的をもって、苦しいこともつらいことも楽しいこともありながら、毎日を暮らしていくことで、今の何十倍もの満足感や達成感を得られるとしたら、あなたはどちらの人生をえらびますか?
ですから、これからのあなたにとって、一番大事なものは、ミッションとビジョンなんです。
この記事では、人生のミッションについて、もうちょっと深掘りして紹介していきます。
人生のミッションの具体例は?
繰り返しますが、人生のミッションを言い換えると、
人生の目的、ゴール
です。
多くの人がネットなどで、自分自身の人生のミッションを紹介しています。
要約すると、次のような感じになります。
- 多くの人に愛を届けたい
- みんなで自己実現して生き生きと生きられる社会を作ること
- 自分らしい生き方を見つけ、それを実行すること。そして、その過程で得た知識や経験を他人と共有し、社会に貢献すること
- 前例のない熱狂を、しかける
- 自分らしい人生を歩むこと
- 挑戦に満ちていなければいけない、挑戦は楽しくなければいけない
- 健康と幸福を追求し、バランスの取れた人生を送ること。
- 政治家としての使命感と責任感を持ち、国民の幸福と安全を追求すること。
- 自分自身を知り、自分らしい人生を歩むこと。
- 人々との関わりを大切にし、共感と理解を深めること。
なにか起きたり、なにか選択しないと行けないときには、この人生のミッションがルールとなって、それにそって考えていくことになります。
たとえば、ゴミが落ちていたときに、「多くの人に愛を届けたい」と思っていたら、拾って自分の家に捨てるし、「みんなで自己実現して生き生きと生きられる社会を作ること」だったら、その近くにゴミ箱を置こうとするかもしれません。
人生のミッションとは、生きる指針のようなものです。
人生のミッションって変えてもいいの?
ではそれだけ大切なものは、変えてもいいのでしょうか?
コレもよく質問されることですが、人生のミッションを一度決めたら変えてはいけないと思ってる人も結構います。
結論は、そんな事ありません。
変えたいと思ったら、どんどん変えていくべきです。というか、変えていかないといけないものです。
たとえば、ソフトバンク、セブンイレブン、ケンタッキーなど、今では一流の大企業ですが、一番初めは一人の人間の思いから始まっているはずです。
なので、ミッションはどんどん変わっていきます。
何も知らない一人の人間と、何百億を稼ぐことができるようになった人のゴールは当然、変わるはずですからね。
人生のミッションは成長とともに、変えていくべきものだと思ってください。
人生のミッションの見つけ方は?
- 人生のミッションの見つけ方を簡単に紹介
- 人生のミッションを見つける質問
- マインドマップを使うと楽!
- 最後にすべてを見直して考えましょう
- ビジョンにならないことが大切
- 企業のミッションとビジョンの具体例
- 使命や天命を見つけて豊かに生きる
人生のミッションの見つけ方を簡単に紹介
では、実際にあなたの人生のミッションを見つけていきましょう。
まずは、
あなたの人生の中で、何をするのが目的か?
と言うことを考えて文章にしてみてください。言ってみれば、あなたの中の憲法みたいなものですね。
書き方は、
「私の人生の目的は〇〇である」
です。
どうですか?できましたか?
人生のミッションを見つける質問
まあ、いきなりはムリだと思うので、まずは自分自身を見つめ直すために、次の質問をしてみてください。
答えは必ず紙に書くか、x-mindのようなツールをつかってみてください。
- 一番大切な人はだれ?
- 一番大切なことは何?
- 一番大切なものは何?
- 今まででいちばんおもしろかったことは?
- 今まででいちばん悲しかったことは?
- 小さいころにやりたかったり、なりたかった職業は?
- 学生時代にやりたかったり、なりたかった職業は?
- 今、一番やりたいことは?
- 何をほめられると、うれしいか?
最後に、もう3問
- あなたの余命があと1年として、やっておかねばならない10個の事は?
- あなたの余命があと1年として、何の制約もなかったらやってみたいことは何?
- 時間、お金、全ての事の制約がなく、すべて成功するとしたら、やってみたいことは何?
この質問を、一生けんめい考えてみてください。
マインドマップを使うと楽!
マインドマップツール「x-mind」を使って考えると楽ですよ。
XMindは無料で使えて、とても素晴らしいソフトです。
マインドマップを使ったことが無ければ、ヒントをさしあげます。
まず、A4位の白い紙の真ん中にマルを書きます。そして、例えば、一番大切な人は?の質問なら、その質問をその丸の中に書き入れます。
そして、その丸から線をいがぐりの様に出していきます。その先に今まで知っている人、あった人、家族などを一つの線に一人ずつ、すべて書いていきます。
x-mind奈良こんな感じですう。
中心トピックに「一番大切な人は?」と入力して、メイントピックに、あなたが大切だと思う人の名前をひとりずつ入力していくだけです。
全ての人を書き終わったら、大切だな~と思われる人に丸を付けて行くんです。
丸をつけ終わったら、丸を付けた人の中で順位を付けて、一番になった人があなたの一番大切な人です。パッと見ではなくて、1対1で比べてみてくださいね。
そして、出来上がった答えを、別なA4の紙や新しいマップに書いていくわけです。
最後にすべてを見直して考えましょう
全部の答えがでたら、それを見ながらもう一度、
「私の人生の目的は〇〇である」
を考えてみてださい。
大切な誰かに、どうなってもらいたいのか、どうしたいのか、どうするとあなたが一番うれしく思うのかを考えます。
この時のコツは、1回で書こうとは思わない事。何べんも書き換えても、誰も文句は言わないです。
一番初めは、さらっと書いてみましょう。で、読んでみてください。きっと、「なんか違うな~」と思うはずです。
そしたら、納得のいくまで書き変えればイイだけです。1日でできなくても良いんです。1週間かかっても良いと思います。
だって、あなたのこれからの人生の基本となるミッションですから、そのくらいの時間はかけても問題ないと思います。
関連:判断力を鍛える方法
ビジョンにならないことが大切
ただ、勘違いしてほしくないことは、ビジョンにならない事です。つまり、目標を目的にしない事です。
どういうことかと言うと、目的はあなたの内側(心)に向かっているもので、目標はあなたの外側に向かっているものです。簡単に言うと、手段を目的にしてはダメと言うことです。
例えば、
- 100億円の企業をつくる
- 信頼される企業になる
- お客様第一主義を実践していく
- 心に残るおもてなしをする
- 必ず目標を達成する
などです。良いように見えますが、全て手段です。ビジョンですね。
- 100億円の企業を作って、どうしたいのか
- お客様第一主義を実践して、何を与えたいのか
- 心に残るおもてなしをして、どう感じてもらいたいのか
- 必ず目標を達成して、どういう未来を得たいのか
という、先の部分がミッションなんです。
企業のミッションとビジョンの具体例
企業の例で見てみましょう。
イオンさんのミッションとビジョンは、
お客様を原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する。 (ミッション)
絶えず革新しつづける企業集団として、「お客さま第一」を実践してまいります。 (ビジョン)
です。(イオン様のHPより引用させてもらいました)
簡単にすると、「お客さまを第一にすることで、地域社会に貢献する。」ということですね。
マツモトキヨシさんでは、
あなたにとっての、いちばんへ。1st for You (ミッション)
私たちは、すべてのお客様のためにまごころをつくします。
私たちは、すべてのお客様の美と健康のために奉仕して参ります。
私たちは、すべてのお客様にとって、いちばん親切なお店を目指します。 (ビジョン)
(マツモトキヨシ様のHPより引用させてもらいました。)
簡単にすると、「お客様の事を考えて、お客様にとっての一番のお店になります」ということです。HPへの載せ方、名前はそれぞれですが、こちらの心にドーンと伝わってきますよね。
あなたも、これを参考にして、まずはミッションを考えてみてはいかがでしょうか。
使命や天命を見つけて豊かに生きる
多くの人は、自分の人生の目的なんて考えたことはないと思います。
ましてや使命とか天命とか言われると映画の中のことや、小説、漫画の中のことだと思ってしまいがちです。
でも、せっかく生まれてきたからにはなんらかの目的をもって生きていったほうが良いのではないでしょうか。
どうせ、いつかは亡くなってしまうのですから、何かを残したいと思うのはとても自然です。
ただそれが悪い方向に行くと、戦争を起こしたり、領土を拡張したり、多くの人を犠牲にしてしまうことになりかねません。
ですから、どうせならなにか残すために頑張って生きたいものです。まあ、そこまで考えなくても、どうせならこの1回限りの人生を思いっきり楽しみたいところです。
そのために必要なのが、ミッションとか人生の目的です。
言い換えれば、ゴールです。ゴールをはじめに決めておかないと、どこに向かって進んで行っていいのかわかりませんし、時間ばっかりかかってしまうことになりかねません。
なので、一番初めに考えるのが人生のゴール、ミッションです。考えなくてもいいです。どんな人生にするのか、選べばいいんです。
ただ、ミッションを初めから持っている人はごくわずかです。
わたしも、40歳を過ぎてから何のために生きているんだろう?なんて考え始めました。かなり遅いですよね。
まあ、気付いてよかったっていうのもありますが、何歳になってもそういう気付きというのは、全然遅くはないと思います。
だって、1回限りの人生ですし、気づいた日が、残りの人生の中で一番初めの日ですからね。気付いただけでも、ラッキーかもしれません。
ミッションを考える時の質問は、上にもあげましたが、一番しっくりくるのは、残りの人生で何をやりたいのか?ということです。
あなたもミッションを考えながら、せっかくの人生ですから、思いっきり楽しんで生きてみませんか?
参考書籍
この記事は次の書籍を参考にさせていただきました。どの本もとてもおもしろくてためになります。ぜひ、ご覧になってこれからのことを考えてみてください。
まとめ:人生のミッションの見つけ方。
記事のポイントをまとめます。
- ミッションは人生の目的やゴールを示す
- ビジョンは人生の目標や方向性を描く
- ミッションとビジョンを持つことで幸せな日々を過ごせる
- ミッションは変更可能であり、変えていくべきもの
- ミッションを持つことで生きる指針となり、選択や行動のルールとなる
- ミッションを持つことで多くの人に愛を届けたいという目標が明確になる
- 自分らしい生き方を見つけ、それを実行し社会に貢献する
- 前例のない熱狂を創り出す
- 挑戦が楽しく、満ちている人生を歩む
- 健康と幸福を追求し、バランスの取れた人生を送る
- 政治家として国民の幸福と安全を追求する使命感と責任感を持つ
- 人々との関わりを大切にし、共感と理解を深める
コメント
ビジョンとミッションが反対になっていませんか。
コメントありがとうございます。
分かりにくい書き方ですみません。
日本語で、ミッション⇒使命、天命、ビジョン⇒手段と言い換えて読んでもらえれば良いと思います。
何のために生まれてきたのかが、ミッションです。
確かに逆ですよね。
コメントありがとうございます。
もう一度考えてみます。
ただ、お伝えしたかったことは、何のために生きてるかを考えてくださいということです。そのあたりだけわかってもらえればうれしいです。