2018年7月31日、やぎ座流星群が見れるかもしれません。やぎ座流星群は、他の流星群と違って、対地速度が遅い、つまりゆっくり流れる流星です。しかも途中で爆発することもあるかもしれません。2018年のやぎ座流星群を見れる時間と方角、天候などをまとめました。
8月に来る流星群
7月末から、8月20日くらいまでは、多くの流星群がやってきます。
なので、一年のうちで一番多くの流星が見れる季節だと言われています。
- みずがめ座δ(デルタ)流星群南群、北群(7月26~28日)
- みずがめ座ι(イオタ)流星群南群、北群(8月5日~20日)
- やぎ座流星群(7月31日)
- ペルセウス座流星群(8月13日)
- はくちょう座κ(カッパ)流星群(8月18日)
です。
この記事では、やぎ座流星群について見ていきます。
やぎ座流星群の時間や方角
やぎ座流星群の極大日、つまり、流れ星が一番多く流れる日は、
7月31日
と、予想されています。2018年の7月31日は、月が夜の9時前くらいに出てきます。さらに月齢が18ですので、かなり見にくくなっています。月が出ているあいだは、月がない方角の方を見てみましょう。
もう一度書いておきますが、やぎ座流星群を見やすい時間と方角は、
7月31日の9時前、全方向
です。もちろん、9時過ぎくらいからも見れる事がありますし、前日の30日や、翌日の8月1日にも見れます。集中して絶対に見たいのでしたら、7月31日の9時前をお勧めします。
やぎ座流星群の出現数
ただ、極大日といっても、出現数は低いです。
年間三大流星群の出現数は、1時間当たり、
- ペルセウス座流星群(8月) 60個
- しぶんぎ座流星群(1月) 40個
- ふたご座流星群(12月) 30個
これらに対して、やぎ座流星群は、
1時間当たり3個
です。
えっーー?たったそれだけ?
って思っちゃいますよね。かなり少ないですが、なぜ、話題になるのかと言うと、対地速度が遅いんです。
上の流星群の対地速度は、
- ペルセウス座流星群 59km/s
- しぶんぎ座流星群 41km/s
- ふたご座流星群 35km/s
これにたいして、やぎ座流星群の対地速度は、
23km/s
かなり遅いですよね。遅いということは、ゆっくり流れる、長時間見ることができるということです。さらには、途中で何回か爆発して火球になることも多いのが、やぎ座流星群です。
7月31日の天候は?
一番気になるのは、天候です。いくら月がないといっても曇や雨でしたら見ることができません。
7月31日の天気予報は、
- 札幌 曇 40%
- 仙台 曇 40%
- 東京 曇 40%
- 新潟 曇 40%
- 金沢 曇 40%
- 名古屋 曇 40%
- 大阪 曇時々晴れ 30%
- 広島 曇時々晴れ 30%
- 高知 曇時々晴れ 30%
- 福岡 曇時々晴れ 20%
- 那覇 曇時々晴れ 30%
(出典:ヤフー天気)
となっていますので、かなり厳しい予想です。
まとめます。
2018年のやぎ座流星群の見るのでしたら、
7月31日の9時前
をお勧めします。
確実とは言えませんが、かなり可能性が高い時間です。暗くなってきたら、外で夕涼みをしながら、夜空を眺めるのも、たまにはいいかもしれません。
やぎ座流星群の特徴は、その対地速度です。
他の流星群に比べると、格段におそいので、ゆっくりと、長い時間をかけて流れていく星を見ることができます。火の玉のような、火球と呼ばれる状態で流れるかもしれません。流れる数は少ないのですが、一つ一つをじっくり見ることができる流星群です。
よかったら、7月31日の月曜日の夜、空を見てみましょう。
以上、「やぎ座流星群」についての記事でした。
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