書籍校閲専門の会社「鴎来堂」代表で、神楽坂の新しい本屋「かもめブックス」店主の柳下恭平(やなしたきょうへい)社長が、再び6月3日の『世界一受けたい授業』に出演されます。
柳下恭平社長は、ドラマ「地味にスゴイ!」の校閲監修も務めていらっしゃいます。番組では、今話題の校閲のお話をしてくれます。
かもめブックスの場所
柳下恭平社長の経営されている「かもめブックス」の場所は、
- 東京都新宿区矢来町123 第一矢来ビル1階
- 03-5228-5490
- 10:00~22:00(月~土)
- 11:00~20:00(日、祝)
- 不定休
地図は、
(出展:かもめブックス)
かもめブックスは、本屋さんとカフェとギャラリーがコラボしている空間です。もちろん普通の本屋さんと同じように本を買うことができますが、その空間を楽しむこともできます
かもめブックスのコンセプトは、
かもめブックスは新刊書店ですが、良い本をじっくりお客様にご紹介し、新しい本との出会いをもっと丁寧にご提供できるよう、書店従来の新刊を優遇した売場作りとは異なる「レコメンド/感動を伝える」「リマインド/感動を想起させる」を意識した売場を作っていきます。(出典:かもめブックス)
6月3日「世界一受けたい授業」
2017年6月3日の「世界一受けたい授業」では、柳下恭平社長が誤植の問題をだされました。
- 絶体に → 絶対に
- お取引先様各位 → お取引先各位
- ~様御中 → ~御中
- 今現在 → 現在
- 炎天下のもと → 炎天下
人名は、同じ読み方でもいろいろある場合があるので注意が必要だと言うことでした。
新聞の校閲方法は、「パタパタ」と呼ばれる残像を利用したやり方をされているそうです。また、固有名詞を校閲するための方法は、「字解き」と呼ばれるもので、二人一組で漢字を読み上げると言うことでした。
12月3日「世界一受けたい授業」
12月3日の世界一受けたい授業では、柳下恭平社長が、校閲の事をお話しいただけました。
柳下恭平社長は、今話題のドラマ「地味にスゴイ!」の校閲監修もされています。
実は、河野悦子役の石原さとみさんのモデルとも言われています。見た目はまるっきり違いますが中身の熱さは河野悦子さん以上のものがあると言われています。
柳下恭平社長は校閲で使われる言葉を紹介してもらえました。
「突き合わせ」とは、手書きの原稿とゲラ(試し刷り)を付け合わせる作業で、一文字ずつ逆から見ていくそうです。そのために、ゲラを1行ずつ折りながら見ていくようです。
「素読み」は、誤字脱字のチェック、繰り返し出てくる表記のチェック、統一されてるかを確認する事だと話されました。特に、大きな文字を注意する事が大事だということです。ドラマでもありましたが、つい見逃してしまうようです。
「事実確認」は内容に矛盾がないかどうか確認することです。ポイントは、先入観をいったん忘れて、自分の記憶、知識を疑うと話されていました。実際に、柳下恭平社長は、河野悦子さんがやってるように、昔の天気予報やその日行われていたイベントなどを図書館に調べに行かれていました。
柳下恭平社長が思う一流の校閲者とは、作家の意図をちゃんと理解できる人だということです。そして、一般的には、校閲できるのは、1日60~80ページなので、1冊あたりの本だと、1~2週間かかるようです。
柳下恭平社長の経歴
柳下恭平社長は、
- 1976年生まれの40歳
- 愛知県出身
かなり、葉加瀬太郎に似た風貌ですが、柳下恭平社長の経歴も、すごいものがあります。
18歳の時に愛知県から出てきて、東京で動静をしていたらしいですが、破局してその家を出られたそうです。
当時持っていたギターと下着などを持って出て行ったのですが、新宿の中央公園のベンチに座ってると、新宿の王様という有名なホームレスに声を掛けられたそうです。その方はギターの名手で感激してすぐに弟子入りして柳下恭平社長もホームレスになったそうです。
それから何か月かして、ケンタッキーの前で「食べたいな~」と思ってたら1000円恵んでくれる人がいたそうです。そのお金でお腹いっぱい食べてさらに食べていたら、その人がまたやってきて雇ってくれたそうです。その人はホストクラブのオーナーだったようです。
その後、ホストとして人気も出ますが、ある日このままではいけないと気が付いて、心療内科のカウンセラーに就職されます。
そこで、人とのコミュニケーションを勉強されて、世界中に放浪の旅に出かけたそうです。8か月くらいたった後、オーストラリアで日本語が恋しくなって、日本語雑誌のペンパル募集に手紙を書きまくったあと、日本に帰国して、その時に返事があった女性と結婚されたそうです。
そして、一緒に住み始めた家の前の住人から、猫を探してくれという手紙をもらったことがきっかけで、その人が勤めている出版社の編集者になります。そこで出会ったのが校閲、校正でした。
ドラマ「地味にスゴイ!」でも取り上げられていましたが、若い人が入ってこない世界なので、業界全体の危機感、将来性などを考えて、自ら校閲専門の会社「鴎来堂」を立ち上げられたんです。
その後、「鴎来堂」の3件先に会った本屋さんがつぶれたことがきっかけで、本屋さんを始めることになります。それが「かもめブックス」でした。
スゴイ簡単に書いてきましたが、これだけで何冊もの本ができるほどのスゴイ濃い人生経験を積んでこられている方です。
まとめます。
2016年の12月3日の「世界一受けたい授業SP」に引き続き、2017年6月3日に、書籍校閲専門の会社「鴎来堂」代表で、神楽坂の新しい本屋「かもめブックス」店主の柳下恭平社長が出演されます。
ドラマ「地味にスゴイ!」の校閲監修で、河野悦子さんのような熱血な校閲マンなのではないかと思います。
あのドラマのおかげで、柳下恭平社長も脚光を浴びられたと思いますし、校閲という仕事に焦点を当てて興味を持つ人がたくさん増えたと思います。そして、柳下恭平社長のユニークなキャラクターが、ドラマ以上にこれから有名になっていくと思います。
ドラマの中でも河野悦子さんが言ってましたが、誰にも見られず、誰にも知られていないけれども、多くの人の安全や生活を守るためにいなくてはいけない仕事がたくさんあります。
その一つが校閲です。
このサイトでもそうですが、誤字脱字、事実誤認など、多くの問題を正してくれる人がいないと、情報の世界の信用度がドンドン低くなってしまいます。
名前とか会社などはほとんど出てこないですが、現実に校閲の仕事をされている方に、すごい感謝をしたいと思います。さらには、この番組やドラマの影響で校閲をしてみたいという人が増えていくことを願っています。
また、2017年の秋には、「地味にスゴイ!」のスペシャルドラマが放映されるそうです。連続ドラマの1年後を描かれるようで、木村佳乃さんが新編集長、佐野ひなこさんが幸人の新担当者で出られるようです。スゴイ楽しみですね。
以上、校閲専門会社「鴎来堂」代表で、新しい本屋「かもめブックス」店主の柳下恭平社長についての情報でした。
他にも、本に関する情報はこちらです。
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