こんにちは、今までに3回転職してる米山です。
会社を辞めるときに、なんて言おうかな~?って考えていませんか?できれは、文句を言われずスムースにやめることができる理由ってないのかな?・・・
って、わたしもおもっていました。
多くのサイトを検索してみると、
- 嘘も方便
- ばれないウソをかんがえましょう
- ほとんどみんな嘘をついてるから大丈夫
と書かれてるのがほとんどした。
でも、ほんとうに嘘をついてもいいのでしょうか?小さいころから嘘はいけないと言われていますし、わたしも初めの退職のときには嘘を少し混ぜてしまいました。その経験から言うと、嘘は絶対にダメです。その理由をお話ししていきます。
辞める理由は建前?本音?
転職エージェントの「エン転職」さんの関連サイトに、転職するときの建前と本音というアンケートが乗っていました。
(出典:エン・ジャパン)
本音の辞めた理由と建前の辞めた理由のグラフです。青色の棒グラフが会社に伝えた理由で、黄色の棒グラフが本音です。すべての項目で本音と建前が入れ替わっています。
判りやすくベスト3を抜き出してみると、建前の辞めた理由は、
- 結婚、家庭の事情
- 体調を壊した
- 仕事内容
でした。
それに対して本音は、
- 人間関係
- 評価、人事制度
- 社風や風土
- 給与
- 残業、休日出勤など
つまり、4人にひとりは人間関係が嫌で会社を辞めているんですが、結婚や家庭の事情だとうそをついて会社を辞めているということが分かります。
これは、どこでアンケートをとっても同じような気がしますね。
なぜ本音を言えなかったのかという質問もされています。
1位は断トツで「円満退社したかったから」で、34%でした。
逆を返せば、結婚や家庭の事情を言えば円満退社になるだろうと、多くのひとは思ってると言うことです。
実際に、わたしが転職した会社でも、かならず「結婚するからやめる」「親の面倒を見ないと」「子供が病気」などと言ってやめていった人たちがいます。その人たちからは、「嘘だけど、波風が立たないから、だまっててね」とよく言われました(笑)
まあ、その人たちを見ていても、やめる理由は人間関係だな~とはたから見てておもいましたし、部下から言われたときにも、あえて「建前だろ」とは突っ込まずに、社長たちに話を通してあげました。
この結果から見ても、ほとんどのひとは本心を隠して嘘の辞める理由をつくって会社に話をしてることが分かります。
でも、これって本当にいいのでしょうか?
建前と本音の理由はどちらが良いのか?
わたしは、3回転職していますので、3回、「辞めたいです」と言ったことがあります。その中で、1回目だけは噓を言ってしまいました。その嘘は、建前1位の家族の事情でした。親を見ないといけないと言ってしまったんです。
その結果、ある程度カンタンに辞めさせてくれたのですが、その時の上司の顔が今でも忘れられません。
支店長だったのですが、とても優しい支店長でよく飲みにつれていってもらったり、言葉をかけてくれたりもしていました。
コチラはウソをついてるのですが、相手方は、一生けんめい心配してくれたり、いろんな方法を考えてくれたりしてくれます。そうなると、やはり、相手に対して罪悪感が生まれます。
嘘をついて辞めた事は一生記憶として残ってしまいます。つまり、相手に対して引け目とか、マイナスの感情を持ったまま生活していかなくてはなりません。
その感情は、これからのあなたの人生の中で不必要な感情ですよね。できればそんなものを持ったまま生活していきたくないはずです。
さらに言えば、ウソをついたことがばれそうになったら、本当に苦しみます。例えば、結婚をするといいながら、ウソだとわかったときとか、親の所に行くと言いながらずっと同じ場所にいるとかです。もしも相手にそれが分かってしまったら、相手の心の中のあなたの評価は最低になります。そんなの嫌ですよね。
ですから、わたしはそのときのいやな感情を味わっていたので、2つめの会社で「辞めたいです」といおうとしたときには、もう二度と嘘をつくことはしないと決めました。そのかわり、本音だけを話したことで、相手も良くわかってくれて認めてくれました。そのあとも、応援してくれています。
ですから、わたしとしては、会社を辞めるときには嘘の理由を言わないようにした方が良いと感じています。
会社を辞める理由の作り方
とは言え、会社を辞める理由をどうすれば良いと思いますか?
おそらく、あなたも人間関係が嫌になってやめようと思われてるとおもいますが、どういえばいいのでしょうか?
答えは、やはりそのまま言ってしまった方が良いです。
- どうしてもあの人には付いていけない
- あの人から嫌がらせを受けてる
- このままだと病気になる
- もう無理です
などです。
きっと、あなたの上司は、初めは引きとめるはずです。上司自身の評価もありますし、仕事に支障がきたす場合があるからです。相手の態度をどうにか変えるように話すとか、部署を変えるとか、いろいろな手段で引きとめるはずです。理由は関係ないです。
なぜなら、あなたの本当の気持ちが分からないからです。
あたりまえですが、あなたの気持ちが何をしても変わらないと言うことに気づいていないので、いろいろな提案をしてくるはずです。もっと言えば、あなたのためではなくて自分のためです。あなたが辞めた後にいろいろなことをしないといけません。それが面倒くさいので、今の状況を維持しようとしているだけです。
ですから、あなたが言うことは、
「何やっても、気持ちは変わりません」
というだけです。
もしも、その相手がいなくなればあなたの問題が解決するっていう場合は、そのことを言うだけです。本当にそうなったら、うれしいですよね。ただ、働きたい人を理由なく首にはできないので、なかなか難しいです。
本来、会社を辞めるときには、その理由を話す必要は法律的にありません。単純に契約です。会社はあなたの仕事に対してお金を払うだけですし、あなたは労働力、時間を会社に提供してるだけです。その労働力に見合うだけのお金をもらえなくなったら、契約を打ち切るだけです。
一般的に、雇用者の社長の方が偉くて、被雇用者の社員の方が奴隷のように感じる人が多いですが、立場は対等です。働いてやってるんだ!くらいの気持ちでいた方が精神的にも健康的だと思います。
まとめると、辞める理由は本音でいいです。本音で全力で相手にぶつかっていきましょう。それが自分のためになります。嘘をついて相手から逃げるようなことをしてしまうと、それが癖になってしまいます。困ったことがあったら嘘をついて逃げよう!ってなってしまったら、いやですよね。そうならないためにも、本心で相手にぶつかっていくことです。
辞めるときにはこう言おう!
でもちょっと待ってください。単純に「あの人が嫌だからやめさせてください」と繰り返しても、なかなか解決しません。逆に、「そんな子供みたいなこと」と言われて終わりになるかもしれません。
それでは困ってしまいます。上司にしたら「そんなこと」でも、あなたにとってはと手大切なことだからです。
そこで、実際には、どうやって話せばスムーズにいくのか?ということをお話しします。
わたしのおすすめは、紙に書いて持っていくことです。
想像してみてください。あなたが辞めるなんて全く思ってない上司にとって、あなたが辞めるといいうのは、ものすごい衝撃があります。
ショックを受けてるときに、言葉で延々と話されたら、なにも頭には残らないはずです。なんとなく、あの人が嫌だとか、あの人といっしょにやってられない・・ということだけはわかったって感じになるはずです。それでは、あなたの言いたいことが通じません。
なので、
- どのひとか?
- どんなことをいわれたのか?
- どんなことをされたのか?
- 何をされてるのか?
- 毎日、どんな思いをしてるのか
- 体が不調、メンタルがボロボロ
- 自分が辞めない限り無理
など、細かいことを箇条書きなどにしておきましょう。複数人いれば、すべてかくことです。
人間関係でない場合は、それぞれの問題点を書くことです。
例えば、まっとうな評価をされないときには、あなたがやったことにたいしてどれだけ評価が低いのかを客観的に書き連ねるとかです。
給与にしても残業、休日にしても同じことです。働く時間やお金が少なすぎるので、家庭崩壊をしたり生活が続かなくなることを客観的に数字をつかって書いておきましょう。
それをまとめることで、あなたの頭の中も整理されるはずです。あなたの上司もそれを見ることで、あなたがどれだけ大変な環境にいるのかを視覚的に感じることができます。さらに、その資料をつかってその上の上司にも相談することができるはずです。
もう一ついい点は、上司の目を見ないで話すことができると言うことです。1対1で相対して座ったときに、目を見られながら話をすると、どうしても相手の圧力負けてしまいます。それを阻止するために、相手の目を紙に注がせれば、あなたが相手の表情を見ながらはなすことができて若干有利に立つことができます。
その書類を見ながら論理的に説明していけば、ただ「辞めたいんです」というよりも、数倍辞めやすくなるはずです。
判っていただけたでしょうか?
「辞めたい!」と思ってしまったら、どうしてもその気持ちが先走ってしまって論理的に相手に伝えることが難しくなってしまいます。
辞めることを決意したら、まずは、辞める本当の理由を紙に書いて上司に見せながら話をすることです。そのときに嘘を書いてしまったら、あなたの人間性が低く見られてしまいます。ぜひ、本音を紙に書きまくって上司に見せましょう。
上司へは相談の気持ちと感謝を忘れずに!
最後に、「辞めます」というときのあなたの心の持ち方をお話しします。それは、「相談」です。
「辞めます」と言いに行くときは、あたかも決戦に臨む武士のような感じになるひとが多いです。相手を打ち負かしてやろうとか、こっちの言い分を飲んでもらおう!とケンカ腰になってしまいがちです。
そうではなくて、「相談しに行く」という態度で臨まれたらどうでしょうか。もっといえば、良い解決方法がないか聞きに行くと言う態度で行くと、相手も納得してくれやすくなります。
例えば、あなたが上司だったとして、部下から、
「あの人とはもうやっていけません。絶対にやめさせてください」
と言われたらどう思いますか?「まじかよ」「面倒くさいな」「お互いで解決してくれ」とか、マイナスの感情が起きるはずです。だって、上司ですから他の仕事で忙しいはずで、そこに新たな問題は起きてほしくないからです。
ところが、あなたが部下から、
「あの人から嫌がらせを受けて胃潰瘍になりました。わたしとしては、このままだと精神的にも肉体的にもヤバイと思うのでやめさせてもらいたいのですが、課長はどう思われますか?」
「うちには妻と二人の子供がいて、毎月○○万円かかりますが、お給料はこれしかないので、わたしとしては転職するしか生きてけないと思いますが、課長はどう思いますか?」
などと、相談されたらどうでしょうか。「しらねーよ」とは思わないんじゃないでしょうか。ひとは、頼られれば何とかしてあげたくなるいきものです。そして、色々なアドバイスに感謝の気持ちを表せば、あなたの望む方向に話を持っていってくれるはずです。
ぜひ、相談の気持ちと感謝の気持ち、両方持ちながら上司に「辞めます」と伝えみてください。すべては、あなたの幸せな未来のためです。がんばってください。応援しています。
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