『マツコの知らない世界』で食虫植物を特集しました。
食虫植物とは、植物が虫などを食べてしまうという食物連鎖の逆をいってるもので大変面白いです。40代からの趣味として、食虫植物を育ててみるのも面白いです。食虫植物の種類や育て方、購入方法、値段などをまとめました。
食虫植物の種類
食虫植物は自ら作ったわなで虫を呼び寄せて、捕まえて、食べてしまう植物です。
こう書くとSFホラー映画のようなおどろおどろしいものを想像しますが、実際の食虫植物はとても静かでこの世界の片隅でひっそりと生きている植物です。
食虫植物は上記の画像のような「ハエトリグサ」とか、長い筒の形をしたウツボカズラが有名です。
現生種は12科19属600種強に達すると考えられていますが、わなの形状などで大きく分けて4種類に分類されます。
- はさみわな式
- 落とし穴式
- 粘着式
- 袋わな式
はさみわな式
ハエトリグサのように、葉ではさんで捕らえるタイプのものです。
はさみわな式の食虫植物は、2種類しかいません。
- モウセンゴケ科ハエトリグサ属
- モウセンゴケ科ムジナモ属
ハエトリグサは葉の表面にある感覚毛で虫を察知すると、約0.1秒で左右の葉を閉じて虫を閉じ込めます。
閉じ込めた後は消化液を出して虫の栄養分を吸収します。
ムジナモは水中で生活する食虫植物です。仕組みはハエトリグサと同じで感覚毛に触れると葉を閉じます。閉じるスピードはハエトリグサよりはやい約0.02秒です。
水中で育てるのはかなり難しいので、食虫植物をご自宅で育てるときにはハエトリグサの方が向いています。
落とし穴式
葉が変形して丸く袋のような形になり、その上部にある蓋などに蜜を出して良い匂いを撒き散らして虫をおびき寄せます。
やってきた虫は、歯の内部がとても滑りやすくなっていますので、底まで落ちてしまいます。一度落ちたら、袋の内側がすべすべなので蟻地獄のように二度と登ってこれない仕組みになっています。
底には消化液が溜まっていて、落ちた虫を1週間位かけてゆっくりと溶かして栄養分を吸収していきます。
ハエトリグサとは違って、このタイプのものは種類が多いです。
- ウツボカズラ科
- サラセニア科など
粘着式
粘着式の食虫植物は、歯の表面に生えたたくさん毛からネバネバの粘着液を出して、やってきた虫を捕まえます。
昭和の頃にあったハエ取り紙のようなものです。
一部の粘着式の食虫植物は、ハエトリグサのように葉で虫を包み込んで、最後は消化液を出して虫の栄養分を吸収します。
ハエトリグサと違うのは、包み込むスピードです。数時間から半日くらいかけて虫を包み込んでいきます。
- モウセンゴケ科モウセンゴケ属
- タヌキモ科ムシトリスミレ属
- ドロソフィルム科ドロソフィルム属
袋わな式
袋わな式の食虫植物は、水中や土中で捕虫嚢といわれる袋の中に虫を吸い込みます。
吸い込み方は、水中の場合は水圧を利用して、土中の場合は落とし穴のように蓋が内側に開いて、虫が内部に落ちる方法です。
- ミミカキグサ類
- タヌキモ類
自宅で育てるのは難しいです。
食虫植物の育て方
通販などで、生体を購入して育てて行くには、基本的には、次の3つが大事になります。
- 日光が良く当たること
- 腰水で大丈夫(鉢底から給水)
- 冬はなるべく室内の暖かいところに
食虫植物は、森の薄暗いところにいるイメージが大きいですが、実は、日光が大好きで、1日に6時間以上は風通しが良い場所に置いて、日光をあてることが必要です。
とはいえ、真夏の直射日光はNGです。冬も、室内で、窓際の日当たりが良いところに置くのがコツです。
水遣りは、腰水といって、皿に2~3cm位の水をためた所に鉢を入れて下から吸わせるようにします。
ただし、ウツボカズラの類は、腰水ではなくて、上から、表面が乾いたらあげます。しかも、夏場は夕方の涼しい時間帯にあげる方が良いです。
基本的にはこんな感じですが、食虫植物と言っても何千種類もありますので、買ったときについてくる説明書とか、お店の人に、どんな育て方をすればいいのかを聞くことをおすすめします。
注意点
注意する点は、
- あまり触らない
- 虫は与えなくても良い
- 枯れそうなときは、日光か、水が原因
動物と違って植物は、本来素早く動きません。というか、動くほうが不思議です。
ハエトリソウは大きなエネルギーを使って動いていますので、面白いからと言って触り続けると、弱くなっていって、次第に枯れていってしまいます。あまり触るのはよくありません。
さらに、虫を与えないといけないと勘違いしてる人が多いですが、植物ですので、日光と水と二酸化炭素で充分に育つことができます。
無理して虫を捕まえてあげる必要はありません。覗いたときに虫がいたらラッキーぐらいに思う方が良いと思います。
もしも気になるようでしたら、チーズとか肉片を少し乗せてみるくらいで大丈夫す。
また、葉水と言って、葉に霧吹き出かけるのもたまには良いです。
食虫植物は、沼地などに生息していることが多いですので、その環境と同じような感じにしてあげると元気になります。
また、腰水が熱くなったら取り換えましょう。
鉢の中が蒸れてしまうと、ダメージが大きくなります。なので、買ってきた鉢は黒いプラスチックのものが多いので植え替えが必要です。
植え替えの方法
植え替えの方法として用意するものは、
- 大きめの駄温鉢(高温で焼いた素焼き鉢)
- 鉢の底に敷くネット
- 底石
- 用土((鹿沼土、赤玉土、パーライトなど)または、ミズゴケ
- 水受け皿
- 水、バケツなど
まず、ポットなどから抜き取って、水をためたバケツの中で優しく土を洗います。そのまま、水に浮かべたら、駄温鉢にネット、底石、用土を入れて、食虫植物を植えます。
ミズゴケの場合は、最高級品を用意して、1時間ほど水に浸してから使ってみてください。
水をたっぷりかけて水が下から出てきたら、皿に移して皿にも水を入れれば完成です。
用土の比率は、鹿沼:赤玉:バーライトが5:3:2くらいで良いです。肥料は、逆に根腐れしてしまいますので与えない方が良いです。
育てやすい種類は、
- ハエトリソウ
- モウセンゴケ
- サラセニア
などです。サラセニアはウツボカズラのように葉が筒状になった落とし穴式の食虫植物です。
どれもホームセンターなどで手軽に安価に手に入ります。
食虫植物の育て方の本も出ていますので、参考にしてみて下さい。
- ネペンテスとその仲間たち 食虫植物ハンドブック
- 食虫植物の世界―420種 魅力の全てと栽培完全ガイド
- 大好き、食虫植物。―育て方・楽しみ方
- マジカルプランツ 食虫植物・多肉植物・ティランジアをおしゃれに楽しむ
- 食虫植物栽培マニュアル
食虫植物の購入方法
食虫植物も通販で購入することができます。
- サラセニア レウコフィラ 980円
- ヘリアンフォラ ヘテロドグサ x ミノール8.5㎝茶鉢 3000円
- 2.5号鉢 /(Sサイズ)/ セファロタス フォリキュラリス ジャイアント 3900円
- 食虫植物 Heliamphora minor 【Sサイズ】(ヘリアンフォラ ミノール) 1500円
アマゾンのリンクになっていますが、一応すべて生体、つまりすでに植物のかたちになっています。
種子も多くのサイトで売ってますが、自分で育てる必要があります。わたしのおすすめは、一番上のサラセニア レウコフィラです。立ち姿がとてもきれいです。ご覧になってみてください。
楽天市場でも多くのものが売られていました。
楽天市場ではどの食虫植物もとても安価に買えますし、ここに載せた以外の食虫植物も豊富に載っていました。
食虫植物展
全国で夏休みの間に行ける食虫植物展をまとめました。
新潟県立植物園
- 新潟県新潟市秋葉区金津186
- 0250-24-6465
- 大人600円、高校生300円、小中学生100円
- 09:30~16:30
- 7/23~9/6
- 休館 月曜日
- HP 新潟県立植物園
咲くやこの花館
- 大阪市鶴見区緑地公園2-163
- 10:00~17:00
- 大人500円、中学生以下無料
- 7/4~9/9
- 休館 月曜日
- HP 咲くやこの花館
茨城県植物園
- 茨城県那珂市戸4589
- 029-295-2150
- 300円、中学生以下無料
- 09:30~16:00
- 8/5~8/27
- 休園 8/21
- HP 茨城県植物園
須磨離宮公園
- 神戸市須磨区東須磨1-1
- 078-732-6688
- 15歳以上400円、小中学生200円
- 09:00~17:00
- 7/29~8/30
- 休園 木曜日
- HP 須磨離宮公園
手柄山温室植物園
- 姫路市手柄93 手柄山中央公園内
- 079-296-4300
- 大人200円、子供100円
- 09:00~16:30
- 7/15~8/31
- 休園 金曜日
- HP 手柄山温室植物園
東山動植物園
- 愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
- 052-782-2111
- 高校生以上500円、中学生以下無料
- 09:00~16:50
- 8/31まで
- 休園 月曜日
- HP 東山動植物園
福知山市都市緑化植物園
- 京都府福知山市字猪崎377-1
- 0773-22-6617
- 310円、4歳~中学生150円
- 09:00~17:00
- 休園 水曜日
- HP 福知山市都市緑化植物園
九十九島動植物園
- 長崎県佐世保市船越町2172
- 0956-28-0011
- 高校生以上820円、小中学生210円、3歳以下無料
- 09:00~17:15
- 8/1~8/31
- 年中無休
- HP 九十九島動植物園
夏休みに合わせての特設展が多かったですが、常設している所もありましたので、HPを確認してみてください。
食虫植物の種類や育て方と購入方法
『マツコの知らない世界』では、食虫植物が紹介されました。
道や庭などであまり見かけない植物ですが、まじかに見てると、とても可愛くて、健気です。最近、とても人気が出てきて、サボテンなどの多肉植物、土がいらないエアプランツなどと、人気を分けています。
育て方も、意外にカンタンで、日光と水をとぎらせることをしなければ、育ってくれます。
注意する点は、遊びすぎないということです。オジギソウも同じですが、やりすぎると疲れてしまいますので、形などを見る方をメインに育てていかれることです。
植物園によっては、販売している所もありますので、HPなどで確認してみてください。
夏休みの自由研究にも、日ごろのストレスの発散のための癒しにもとても良いと思われますので、お近くの植物園に見に行かれたり、買ったりして、試しに育ててみてはどうでしょうか。
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