こんにちは、としです。
- 一人暮らしをしたい
- プレゼンを通したい
- つきあいたい
など、人を説得して相手を納得させたいとき、あなたはどうしていますか?
わたしのばあい、奥さんに普通にお願いしても
- なかなかOKがでない
- ケンカになっちゃう
- ほとんど却下される
となってしまうことが多いです。
そこで、いろいろしらべてみると、相手を説得させる話し方には、たった一つの心理を覚えておけば大丈夫だとわかりました。
その心理を使って言葉をえらんでお願いすれば、説得できる可能性が格段に上がります。
今回は、その心理を紹介します。
説得させる話し方。相手の本音を見抜き思いのままに操る
相手を説得させるにはフロイトの快楽原則を知ること
相手を納得させる心理テクニックとは、
すべての人は快楽を得ようとして、苦痛を避けようとする
です。
19世紀の心理学者フロイトが提唱している快楽原則という心理学です。
快楽というと別な意味に聞こえそうですが、そっち系のことばではなくて、ここでいう快楽とは、
- 楽しい
- 幸せ
- 嬉しい
といったポジティブな感情のことです。
逆に苦痛とは、「嫌だな」と思うことです。
つまり、人はだれでも楽しさを求めて、嫌だと思うことは避けたがるということです。
このように言ってしまえば、とても当たり前に聞こえますが、実は奥底にはとても深い意味が眠っています。
どんな人でも快楽原則にしたがってる
繰り返しますが、人はいろいろな行動をしていますが、快楽原則にしたがって行動を起こしているんです。
いろいろな行動とは
- 買い物をする
- 仕事をする
- 食事をする
などです。
例えば、買い物という行動の裏には、買い物を楽しいと思う気持ちがあります。
仕事する気持ちの裏には、「お金が欲しい」「お金をいっぱい稼いで楽しいことに使いたい」という気持ちがあります。
このように、だれしも楽しさを求めていろいろなことをしているんです。
一見するとちがうようなものでも、深く掘り下げてみると、誰もがこの法則にそって行動しています。
それは、
- ヒットラー
- ナイチンゲール
- 菅元首相
- 大谷選手
など、誰にも通じるものです。
ヒットラーは、ドイツ人だけの国を作るのが快楽で、他の人種が苦痛だったんです。
ナイチンゲールは、人を元気にするのが快楽で、病気になるのが苦痛。
菅元首相はお金儲けが快楽で、ドンに逆らうのが苦痛。
大谷選手は野球が快楽で、野球ができないのが苦痛。
といった感じです。原理原則は皆同じです。
何を快楽と感じているのか、何を苦痛と感じてるのかが、人によって違うのです。
その結果、表に現れる行動が違ってくるわけです。これを利用すれば、人の心を動かすことができます。
説得させる話し方。相手を思いのままに操るたった1つの方法
快楽原則を利用するとは?
すべての人は快楽を得ようとして、苦痛を避けようとする
これを利用するとはどういうことでしょうか?
簡単にいうと、相手が何を望んでいて、何を望んでいないのかを想像して、それに合わせた説得をするということです。
そのためにいちばん大切なのが、相手が何を望んでいるのかをしっかりと見極めることです。
表に出てる場合もありますし、裏に隠れてる場合もあります。
相手が何を望んでいるのかを見極めるには、やはり傾聴、相手の話をよく聞くことがとても大切になります。
快楽原則を利用する流れは、
- 相手を説得したいことがある
- 相手の話をよく聞く
- 何を望んでいるのかを見極める
- それにそって説得する
ということになります。
一人暮らしをしたいと親を説得するときの具体的な話し方
たとえば、「一人暮らしをしたい」と親を説得したいとします。
普通の親はいやがりますよね。とくに女の子はずっとそばに居てもらいたいと、父親も母親も願ってることが多いです。
そんなときにまず考えるのは、両親が快楽と考えることは何かということです。父親は何を望んでいるのか、母親は何を望んでいるのかを想像します。
父親が望んでいることを想像すると
- 一緒に食事をしたい
- 家から嫁に出したい
- 守ってあげたい
などですね。
苦痛はその逆です。食事が一緒にできなかったり、いざというときに守れないことが嫌なんです。だから、一人暮らしに反対するわけです。
母親が娘に望んでいることを想像すると、
- 世話をしたい
- 料理を教えたい
- 一緒に話をしたり買い物したい
こんな感じです。
こちらの苦痛も、世話ができず、料理も教えられず、一緒に行動できないのが嫌なんです。
そう思ってる両親に対して、
- わたしはもう大人
- 責任持って生活できる
- 防犯システムもしっかりしてる
など、多くのサイトに書かれてることを言ったとしても、話が噛み合ってないことがわかりますよね。
父親も母親も、娘を子供だと思ってるので、まだ一緒にいて楽しく生活をしたいと思ってるわけです。
それなのに、娘は「もう子供じゃない!」と真っ向から反対なことを言ってるんです。
100%、絶対に反対されるのは、よくわかりますよね。子供じゃないことを証明すればするほど、反対されます。
では、娘としてはどう説得すれば良いのでしょうか。
基本的には、両親の快楽と思われることに寄り添って話を進めることです。
- わたしも一緒に暮らしたい
- でも、一人暮らしをして社会勉強するのは大切
- 1週間に1回は帰ってくる
- 食事も一緒に食べる
- たまには旅行も行きましょう
- 卒業したら帰ってくるから
といった感じです。
一緒に暮らしたいのもやまやまなんだけれども、一生に一度は一人で暮らしたいし、社会勉強にもなる。そして、卒業したら帰ってくるから・・・
という感じで、相手の要望に沿って話をすることです。
大切なのは、一緒に暮らしたいという両親の希望を、自分でもそう願ってるんだよと一番初めに伝えることです。
これが快楽原則を使った説得です。
プレゼンを通したいときの具体的な話し方
プレゼンを通したいときにも、相手が快楽と感じる要望は何なのかをまずはっきり調べることです。
相手が何を望んでいるのか、それをリサーチしたり、直接聞いたりして、それをゴールにしたプレゼンをすれば大丈夫です。
例えば、
- どのくらいの金額を想定していますか?
- 何を一番の目的にしていますか?
- 何を達成することを望んでいるのですか?
などを担当者に聞きましょう。
快楽原則に当てはめると、相手が望む結果が快楽で、そこから離れるに従って苦痛が増えていくんです。
直接はそういったことを聞けないときもあると思います。そういうときでも、相手の気持になって考えることで、なんとかそれに沿ったものをプレゼンしましょう。
多くの場合、「我社の強みは、」「我社の得意分野の・・」といった感じで、自分の会社のプラスポイントを押し付けてしまいますが、それではギャンブルのようなものです。
当たればいいですが、はずれれば元も子もないです。
たとえば、相手の望む最高の仕事内容で、望んでる金額、望んでる納期で、相手に提案したらどうでしょうか?即座にOKしてくれますよね。
プレゼンは、まず相手の要望をしっかりとリサーチしましょう。
つきあいたいときの説得方法
付き合いたいと思ったとき、多くの人はなんとか仲良くなってデートに誘おうとか、まずは友達から・・と考えます。
そういうときは、だいたい相手の性格や趣味、望んでるものを自分勝手に想像しがちです。
アイドルを考えればよくわかります。
あの子はきっと〇〇をしない、とか、あの子の性格はきっと優しくて穏やかだ・・・なんて、あったこともないのに、ほとんどの人は勝手に想像しています。
それはドラマの役とか、バラエティでの立ち居振る舞いでそう想像してるわけですが、実際に付き合うわけじゃないので問題はないです。
でも、じっさいに付き合う人の性格や行動はしっかりとリサーチしておくことです。
特に大切なのが、何を快楽と感じてるのか?です。
- 性格
- 趣味
- 好きなタイプ
- 嫌いなこと
などをしっかりとリサーチしましょう。
とはいえ、
親しい友達もいないし、話したこともないんだけど・・・
という場合が多いと思います。
そんなときには、占いサイトです。
おすすめは、星ひとみ先生とゲッターズ飯田先生、しいたけ先生です。
おふたりとも、生年月日で占ってくれますので、それさえわかればなんとかなります。占いサイトはこちらです。
無料のもので十分です。そもそもあたってるのかどうかわからないものですから。
でも、その占い結果にそった行動をして行けば、チャンスは絶対にやってきます。
それに会話の端々にでてくる言葉も気をつけてください。
「韓国ドラマが好き」「ファッションが好き」「ビールが好き」「漫画の〇〇が好き」
などを聞いたら、あなたも同じものを好きになりましょう。けっして相手が好きなものを否定しないことです。
快楽原則で当てはめると
- 快楽 好きなもの
- 苦痛 嫌いなもの
です。好きなものをなるべく多く共有することで、付き合えるチャンスは多くなります。まずは相手のリサーチから始めることです。
まとめ:説得させる話し方。相手の本音を見抜き思いのままに操るたった1つの方法
快楽原則を使って相手を説得させる方法をお話してきました。
人を動かす心理とは、
すべての人は快楽を得ようとして、苦痛を避けようとする
というものです。
だれでも、この原則に従って行動しています。
ただ、人によって好きなもの、嫌いなものが違いますので、行動も違ってくるということです。
太めの人が好きな人もいれば、嫌いな人もいる。納豆が好きな人がいれば、嫌いな人もいる。
ジェットコースターが好きな人がいれば水族館が好きな人もいる。
ということです。
何かをお願いしたときに、拒否されるのは、それが嫌いだからです。
一人暮らしを断られたときには、それが嫌だからです。
プレゼンが失敗したときには、プレゼンの方向性がマイナスだったからです。
付き合えないのは、好きになる要素よりも嫌いな要素が多いからです。
すべて、好き嫌いによって人の行動を言葉で表すことができます。
人を動かすとき、何もしないで動くときには、そのことが好きだからです。拒否られるのは、それが嫌いだからです。
どちらでもないときには、絶対に人を動かすことはできません。
人が動かないときの苦痛の要素を取り除いて、快楽の要素を増やすことで人を動かす、説得することができます。
そのために一番必要なことは、相手の気持をリサーチすることです。
お願いするのは自分勝手なことです。それを話したときに相手がどう思うのかを想像することです。相手がそれをプラスに思うか、マイナスに思うか、をリサーチしましょう。
そのためには、占いをしたり、心理学の本を読んだり、ドラマや映画を見て人の心理を勉強することがとても参考になります。
ぜひ、人の気持ちをあやつれる人になってください。
参考の本はこちらです。
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