こんにちは、ゆきです。7年前から個人事業主(アフィリエイター)になって2023年度が7回目の確定申告です。
アフィリエイターなどの個人事業主は、まだまだ収入が少なくてご自身で確定申告をしてるひとが多いです。ところが、全く経験がないことなので、時間ばかり取られて本業に手がつかないなんてことも・・・
そんなあなたに、やよいの青色申告を使った青色申告決算書や確定申告書の書き方の見本を解説していきます。
前記事の【確定申告のやり方】で、データの準備、仕訳の仕方をおはなししましたが、データを入力し終わると、決算関連の作業に入っていきます。
青色申告決算書の入力方法
やよいの青色申告を起動させます。
データの入力が終わってることを確認して、左側のメニューの「決算・申告」をクリックして、真ん中にある「青色申告決算書」をクリックします。しばらく時間がかかりますので、待っていると、決算書の画面になります。
まずやることは、1ページ目の
- 住所
- 事業所所在地
- 業種名
- 屋号
- 氏名
- 電話番号
などを入力します。
2ページ目に移って、給料を払ってる人がいれば、その明細を入力して、専従者給与を払っていれば、その明細を入力します。専従者とは、家族で一緒に働いている人のことです。
入力することはこれだけで、うまく行ってる場合は、3ページ目、4ページ目を確認して、それぞれに数字が入っていたら、終了です。
もしも、右下にピンク色のボックスが開いていて、何か書かれていたら、その部分が間違っていますので、探して訂正していきます。また、数字がマイナスになることはないので、それも確認します。すべてOKなら右上にある「申告書B」と言うボタンを押します。
確定申告書Bの入力方法
確定申告書Bの書式が出てきたら、住所から生年月日、電話番号まで入力します。次に、第二表に移って、右側の
- 医療費控除
- 社会保険料控除
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 扶養家族
- 事業専従者
などを入力していきます。それぞれの緑色の空欄をクリックすると入力画面が開きます。
医療費控除
あらかじめ、医療費の領収書を人別にまとめて計算します。その内容を入力していくだけです。
事前に税務署から「平成 分の医療費の明細」というB5の用紙をもらっておきます。
もしくは、下のサイトから、ダウンロードしてプリントアウトして使用してください。2年目以降は税務署から事前に送られてきます。
⇒ 医療費の明細
みればわかりますが、医療を受けた人の名前、続き柄、名称、金額などの欄があります。
領収書を計算して、その明細書に、記入してください。医療先別です。つまり、〇〇薬局に20回、〇〇医院に30回行ったとしても、2行書けばいいです。
家族がいる場合、人別で用紙を用意します。
ただ、確定申告は一人の名前でします。家族の中で使われた医療費をすべてまとめて、代表者の名前で確定申告します。
夫婦それぞれ個人事業主でそれぞれ確定申告する場合、
- 夫の確定申告に医療費すべてをつける
- 妻の家庭申告に医療費すべてをつける
- 夫は夫、妻は妻、子供は夫につける
といったかんじで、誰に医療費控除としてつけても大丈夫です。つまり、いちばん売上が大きい人から医療費を出したという形で計上することができます。
いちばん下にある欄の「A 支払った医療費」「B 保険金などで・・」「C 差引金額」を代表者にまとめて書いておきます。
その下の所得金額の蘭には、確定申告書Bの⑨の金額(D)を入れます。その下に、x0.05した金額(E)、その金額(E)と10万円の少ない方の金額(F)、「C 差引金額」から金額(F)を引いた金額を書いておきます。
おそらく、確定申告書Bの⑪の医療費控除の額になってるはずです。違ってる場合は、計算が違っているか、申告書Bへの記載が間違っています。
弥生会計の医療費の新規作成をクリックすると、下側に入力画面が開きます。
- 医療を受けた人
- 続き柄
- 医療費
を入力して「保存して次へ」をクリックして、個人ごとに入力します。終わったら、右上の緑色のボタン「帳票に反映」をクリックします。
社会保険料控除
社会保険とは、国民健康保険、国民年金、厚生年金などです。該当する領収書などを用意します。
社会保険の種類のドロップボタンをクリックして、該当する社会保険を選び、右側に金額を入力します。すべて入力したら、右上の緑色のボタン「帳票に反映」をクリックします。
生命保険料控除
同様に、郵送されている生命保険の確定申告に使う書類を用意して、入力していきます。
入力するものは、新型と旧型の生命保険、個人年金、介護保険料です。最高で、12万円しか控除されません。すべて入力したら、同様に右上の緑色のボタン「帳票に反映」をクリックします。
地震保険料控除
同じく、郵送されてきているものを用意して、入力します。すべて入力したら、右上の緑色のボタン「帳票に反映」をクリックします。
扶養家族
扶養親族、配偶者の蘭をクリックすると、全体の入力画面が出てきます。扶養の配偶者、子供、親などの名前と生年月日、マイナンバー、続柄を入力して、老親、障害者などのチェック欄を確認します。この部分が一番大事かもしれません。
事業専従者
家族で一緒に働いていて、給料をだしている時は、こちらに入力します。
どこかに、金額が合わない所があると、右下にピンク色のボックスが現れます。
税務署に提出
青色申告決算書と確定申告書Bが完成したら、左上の提出日、自分のマイナンバーや、扶養家族のものを入力してプリンターで印刷します。
マイナンバーは、PCには保存されませんので安心です。両方の書類に印鑑を押しておきます。
さらに、確定申告するための添付書類台紙を下のサイトからダウンロードして印刷しておきます。
プリントアウトした添付書類に、次のものを糊で貼り付けていきます。
- 源泉徴収票
- 社会保険関連、小規模共済等掛金関連
- 生命保険かんれん
- 地震保険関連
- 寄付金関連
重なってもいいので、台紙(A4)からはみ出さないように貼ってください。用意はこれですべて終了です。すべてそろったら、税務署に行きます。持っていくものは、
- 青色申告決算書
- 確定申告書B
- 医療費の明細書
- 添付書類台紙
- 印鑑
- マイナンバーカード、または、個人番号確認書類(通知カード)と確認書類(免許証、被保険者証など)
税務署には、確定申告を受け付けるポストがありますので、面接をしなくても、書類を添付しておけば、そこに投函することで受付されます。
⇒ 添付台紙
持っいていけない場合は、郵送でも大丈夫ですが、郵便または、信書郵便になります。ゆうパックなどでは送れません。
税務署に持参して、担当官に書類と個人確認の書類を提示してチェックを受けてOKなら、確定申告は終了です。
もう一度見直しましょう。
平成28年度の確定申告から、マイナンバーの記載と本人確認できる書類の提示、または添付が必要になりました。税務署に持っていく場合は、忘れないように、持っていくことをお勧めします。
青色申告決算書と確定申告書はどちらも、大事なもので、これによって国民保健、市県民税が決定します。経費、保険料などすべてをしっかり記入することで、税額をおさえることができますので、漏れがないように入力をしたいものです。
それぞれの基本的な計算方法を説明します。国民保健は、確定申告書Bの所得金額の合計の数字から計算されます。つまり、売上から経費を抜いたものから、計算されますので、保険とか、医療費は関係ありません。低くしたいのでしたら、経費を抑えることです。
ちなみに、私の住んでいる所は、
- 所得割 医療保険(9.1%)+後期高齢者(3.2%)+介護保険(2.6%)
- 均等割り 18,800+6,500+6,700
- 平等割 22,700+7,400+6,700
です。なので、単純に所得金額の14.9%と68,500円が1年間にかかってきます。もちろん、お住まいの場所で色々ですので、役場のHPで確認してみることをお勧めします。
市県民税は、所得金額から、基礎控除(33万円)、医療控除、社会保険控除、扶養控除などを抜いた金額から計算されます。ちなみに私の住んでいる所は、
- 市民税 6%+3,500
- 県民税 4%+2,000
です。つまり、所得から控除金額を差し引いたものの10%と5,500円がかかってきます。こちらも、市や県によって変わってきますので、確認が必要です。
起業して1年目は、前年の給料が高い場合がほとんどですので、税金や保険料がかなり高くなってしまいます。そのためには、なるべく経費として計上できるように考えておくことが大切なのではないでしょうか。
また、途中で退職した場合も、給料、源泉徴収額を乗せることでお金が戻ってくることがありますので、必ず、載せるようにしてください。
まだ退社していなくて、副業でやっている場合、会社に知られたくない場合は、確定申告書Bの右下にある、「自分で納付」にチェックをして、持参することと、あらかじめ、市役所に相談しておくことをお勧めします。
以上、青色申告決算書と確定申告書の書き方でした。
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ここまで読んでいただいてありがとうございます。
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