9月2日の『アナザースカイ』で、脚本家の中園ミホさんが、息子さんの周作さんと一緒に、フランスのドーヴィルに行きました。
ドーヴィルは中園ミホさんの脚本家の原点の映画『男と女』の舞台です。中園ミホさんのプロフィールと、脚本の書き方、執筆方法などをまとめました。
中園ミホさんのプロフィール
中園ミホさんは、
- 1959年7月16日生まれの57歳
- 東京都中野区出身
- 日本大学芸術学部卒業
- 2010年から日本大学芸術学部各員教授
中園ミホさんは、日大を卒業されてから、広告代理店に事務員として就職されました。が、1年間で事務員が向いていない事に気が付いて、退職されて、占い師になりました。四柱推命と数奇学をされていたようですが、5年間くらいやっていたので、スキルもすごいものを今でもお持ちです。
以前、「さんまのまんま」に出られていたところを見ていたんですが、さんまさんの性格とか、大竹しのぶさんと別れてしまった理由をズバズバと当てられていました。
占い師をされていた後に、脚本家になられたんですが。その理由が中園ミホさんらしいんです。それは、20代半ばに「二度と付きまとうな!」って言われるほどの、大失恋をされたらしいんですが、その彼氏の職業が脚本家だったんです。
多分、諦めきれないと思ったんでしょう。「同じ職業になればもう一度会えると思って、脚本家になりました」と、あるインタビューで話されていました。
それで、簡単に脚本家になってしまえるほどのスキルがあったって言うのも驚きです。
ただ、脚本家になった後には、中園ミホさんを振ってしまった脚本家とめでたく出会えたそうですが、やはり、大ドン引きされたようです。
表向きの脚本家になった理由は、脚本家の田中陽造氏の清書係に就いたり、脚本家の桃井章氏と知り合ったのが「きっかけ」になってるということのようです。
脚本家になった後に、道ならぬ恋をして(想像ですが・・・)一人っ子の周作さんを生みました。現在大学4年生くらいで、かなりのイケメンですが、芸能界には入らない様ですね。お母さんの脚本で主役を・・・って言うパターンもあったかもしれませんが、残念です。
今回の『アナザースカイ』では、その息子の周作さんと一緒に、フランスのドーヴィルに行かれました。
ドーヴィルは、中園ミホさんにとって、脚本、制作、執筆の原点だと話されています。13年前にも一度行かれているようですが、フランス映画『男と女』の舞台になった町なんです。
多分見られたことがないと思いますが、素晴らしい映画です。監督クロード・ルルーシュ、音楽フランシス・レイ、1966年の作品です。映画は見てなくとも、この音楽は知ってるはずです。
14歳から、この映画を100回もごらんになったそうです。この映画を14歳の時に見なかったら、脚本家にはなっていなかったと話されています。まさに執筆活動の原点です。中園ミホさんの人生にも、かなり影響していそうです。
中園ミホさんの脚本家人生は?
中園ミホさんは、1988年の『ニュータウン仮分署』でデビューされました。岩城滉一さん主演の連続ドラマで、東京都東多摩市夢ヶ丘に新設された「東多摩警察署」の捜査課に所属する刑事を描いた人情派刑事ドラマです。
今から想像すると、中園ミホさんらしくない、かなり毛色の違ったドラマですね。それもそのはずで、あまり連ドラはやる気もなく、『世にも奇妙な物語』などの単発ドラマを主に書かれていたようです。
いつ辞めても良いと思ってたのではないでしょうか。それが、本気で脚本に向き合うきっかけになったのが、上に書いた一人っ子の周作さんの出産だったんです。
出産後、1995年のフジテレビの月9『For You』を書いて復帰します。このドラマは、中山美穂さん主演のドラマで、シングルマザーをテーマにしたドラマです。
中園ミホさんご自身の体験を生かして書かれましたので、かなりのリアル感があって、大ヒットします。平均視聴率が21.5%。今を考えるととんでもないお化けドラマですね。
その後の代表作は、
- Age,35 恋しくて
- やまとなでしこ
- スタアの恋
- anego(アネゴ)
- ハケンの品格
- はつ恋
- Doctor-X 外科医大門未知子
- 花子とアン
- Dr.倫太郎
- 映画『東京タワー』
- 映画『ゴースト もう一度抱きしめたい』
などがあります。
不器用でどこが欠落したような女性が主人公のドラマが多いです。
実は、『Doctor-X 外科医・大門未知子』の第四弾では、中園ミホさんも脚本を書かれます。
第1期は、中園ミホさんだけでしたが、第二期から林誠人氏、寺田敏雄氏、武井彩氏も加わっています。ちなみに、第二期の中園ミホさんの脚本は、1話と2話。第3期は、9話と最終回でした。
この間、7月3日放送のスペシャルは、全て中園ミホさんの脚本でした。スペシャルの視聴率は22%でした。第4期では、中園ミホさんの充電期間も終わったんで、全話が中園ミホさんの脚本になるかもしれません。期待してもらってもイイかもしれません。
中園ミホさんの脚本の書き方
今回の『アナザースカイ』でも、中園ミホさんの脚本の書き方、執筆方法を話されるかもしれませんが、今までに出演された番組で話されたことや、雑誌などのインタービューから、中園ミホさんのやり方をまとめました。
中園ミホさんの脚本の書き方で、一番大事にしているのは、徹底的に取材をする事だと話されています。
『Doctor-X』や『はつ恋』を書かれた時も、本物の外科医のドクターに取材をされています。
ドクターが飲みながらポロッと話したことを膨らませて、ストーリーにしているそうです。なので、中園ミホさんは、話を聞きだすことがとてもうまいです。多くの番組を見てると判りますが、中園ミホさんがまず本音をぶっちゃけると、MCとかもドンドン話しだしてしまいます。
見てもらえると判りますが、かなり、かわいいし、話の引き出し方がうまいんですよね。
中園ミホさんを真ん中にして、美味しいビールをのみながら、なんか、良い大人が手玉に取られているような感じです。こんな感じで、取材をしているので、裏の話も聞けるから、脚本が面白くなるのではないかと思います。
もう一つの、中園ミホさんの脚本の書き方は、当て書きです。
当て書きとは、あらかじめ演じる俳優さんや女優さんを決めておいて、脚本を書くことです。
『さんまのまんま』で話されていましたが、さんまさんを主人公にドラマを書く場合、さんまさんの事を朝から晩まで想像するようです。そして、頭の中に、スクリーンとさんまさんを想像すると、いつものさんまさんのように、うるさいくらいに話し出すそうです。
中園ミホさんは、それを書き取っていくだけだと話されていました。
多くの脚本家が、そういう手法をとっているのかどうかは、ちょっとわかりませんが、ある種の才能のような気がします。妄想力と言えるかもしれません。自分の好きなように、セリフをしゃべらせるわけですし、そのドラマを一視聴者として、楽しんでいるんですね。
心理学用語で言う、「非当事者意識」でドラマの脚本を書いているんです。
その為に必要なことが、取材なんじゃないかと思います。自分が経験する代わりに、多くの人を取材をすることで、俳優や女優に好きなようにしゃべらせて、自分の大好きなドラマを想像できるんじゃないでしょうか。やはり、天才の一人じゃないかと、感じます。
『アナザースカイ』では、もっと他の話をしてくれると思いますので、番組終了後、追記します。
また、中園ミホさんは、エッセイや脚本をだされています。
- ぐーたら女の成功術
- 恋愛大好きですが、何か? (光文社文庫)
- やまとなでしこ
- ラスト・ラブ
- ラブとエロス
- Dearウーマン―女のうっぷんハラスメント
- 作家は本当に儲かるのか? 売れる小説の書き方。 エンジン01選書
最後の本の題名は、売れる小説の書き方になっていますが、書き方は書かれていません。4人の作家の対談集です。脚本家の裏側とか、作家は本当に儲かるのかどうかが書かれています。内容はおもしろいのですが、書き方は、全く書いていないので、うっかり買わないでくださいね。
中園ミホさんの脚本のベスト10
マイナビウーマンに載っていました。中園ミホさんの脚本で好きなモノのベスト10です。あなたの好きなものは入ってきますか?
- やまとなでしこ
- 白鳥麗子でございます!
- ハケンの品格
- ドクターX
- 花子とアン
- 南くんの恋人
- anego
- Dr.倫太郎
- スタアの恋
- Age,35 恋しくて
ルルーシュ監督の言葉
番組の中で、『男と女』のルルーシュ監督が所有されていたホテルに行かれました。そのホテルの中に、ルルーシュ監督専用の映画館があるんです。
13年前に、そこで『男と女』を見逃してしまったんですが、今回、見る事が出来ました。そこで、サプライズがあったんです。ルルーシュ監督が、中園ミホさんあてに、メッセージをくれたんです。それが、とても素晴らしいものだったので、ちょっと長いですが、引用させて頂きます。
私が今でも興味を持っているのは、恋愛に関するものすべてです。このテーマに対する情熱は高まるばかりです。愛は意味を与えるもの。私の人生そのものです。私が思うに人生で美しい時代はまだ経験していないのです。私は歳を重ねるごとに今まで以上に楽しんでいますし、20歳の時よりも今の方が楽しんでいます。年齢は障害ではありません。この瞬間、瞬間が過去よりも大切なのです。私があなたに贈るアドバイスはただ一つ。前よりも人生を楽しみ、人生を前よりも愛することです。例え、それが未知の場所であろうとも。(出典:『アナザースカイ』)
ルルーシュ監督の言葉に、中園ミホさんは感激されていました。
「大人って、成熟って言葉があって、もう何も動じなくなったりする。そういう域に行く形だと思っていたんです。でも、完成しないことが大人。もっともっとって、ずっと情熱を追い求めることが大人なんじゃないかってしえてもらいました。情熱を持ち続けることが大人」(出典:『アナザースカイ』)
「大人になったから」「40歳だから」「50歳だから」なんて、よく言われてますが、ルルーシュ監督や中園ミホさんのようにカッコ良く生きて行きたいですね。
ちなみに、MCの今田さんは、2017年の2月までだったら、良い結婚ができると、占われていました。
以上、『アナザースカイ』に出演する中園ミホさんについての記事でした。
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